激動の９０年代を駆け抜けた男たち

朝ニュースを見ていたチビいわく、昨日の日本代表－Ｊリーグ選抜の試合をチビはちゃんと見ていたそうな。
（昨日はパパママともに残業でした）
サッカー好きのチビのこと、さぞ楽しく見ていたのだろうな。


遠藤のＦＫが決まるシーンで大喜び。

　チビ「ほんだ、ゴールしたねぇ！」

　パパ「あれはガチャピンだよ？」

　チビ「いんげん」

　パパ「えんどう」


岡崎のゴールにも喜びます。

　チビ「ほんだ、がんばったねぇ。しゅんすけ出なかったねぇ」

お前の目は節穴か。


ハイライト。
４４歳キング・カズのゴール！

　パパ「カズはパパより年上の４４歳なんだよ」

　チビ「パパは３４歳」

念押ししなくてよいです。

そして、今朝最大の衝撃コメント。
ゴールを決めて歓喜の舞を見せるカズを見て、手を叩き奇声をあげて大喜びです！

　チビ「カズダンスしてるよぉ！」

…なぜ『カズダンス』を知っている…？


時折年齢不詳の我が息子です。

小李

チビとおうちでサッカーをしていたのです。

　「おーすとらりあ負けたね。にっぽん勝ったね」

アジア杯決勝翌朝のニュースでダイジェストを見たそうで（※週末実家に帰っていたため伝聞形）、そんなことを日曜からこっち、毎日言ってます。

しかも、ゴールシーンが目に焼き付いているのか、一生懸命ボールを放り投げてはボレー。李忠成の決勝ゴールの真似をしようとがんばる様が愛しく思えるのは、親バカ半分サッカー馬鹿半分、といったところでしょうか。

今日もまた、ボレーの練習。
でも、タイミングはバッチリで上手く足に当たるのですが、放つ軌道はぼよーーんと緩やかな弧を描きます。
何度も何度も繰り返して、ついにはボールが天井にぶつかってしまいました。

　「ごめんなさい」

　「うん、気をつけてね」

と言ってから、ふと思う。
日頃はだいたい口出しせずにいるけれど、せっかくこれだけがんばってるんだから、ちょっとくらい練習のサポートをしてあげようかな。

まずは、こんなアドバイスから。

　「ぼよーーんと蹴るんじゃなくて、びゅっと蹴ったほうが上手」

ははは、役に立たないアドバイス。
ま、これで弾道の意識づけをしてから、失敗したら蹴り方を…

　「いくよ？」

びゅっ
　　ばちっ
　　　　ぐぇっ

物凄いスピードの弾丸ボレーが鳩尾直撃。。。

いや、おうち用の柔らかいボールだから痛くないんですが…なんか今、ほんとうに李忠成ばりのボレーシュートが飛んできましたよ？
なんだ今のは。

　「いくよ？」

びゅっ
　　ばちっ
　　　　うぉっ

間一髪、右手一本弾きました。
え、なに、この弾丸シュート。

このひと、もしかして…こういうボレーシュートも打てるのに今まではわざとループ気味に打ってた？

　「いくよ？」

びゅっ
　　うぉっ

顔面直撃コースをなんとか回避。。。


結局このあと、１０本以上連続して弾丸ボレーが飛んできまして。
むしろパパのＧＫ練習みたいでした…

我が子ながら、おそるべし。

帰化。

大きくなったらサッカー選手になる、とチビが言ってます。

まあ、しばしば言ってますが…
今日は将来の夢がけっこう具体的でした。

　「サッカーせんしゅになって、にっぽんだいひょーの…」

お、いいねぇ♪
やっぱりサッカー選手になるなら、代表は目指さなきゃね！

　「にっぽんだいひょーのゴールにコーナーキック蹴るよ？」

いやアンタそれは無理だよ…


まあ、どうしてもと言うなら…
日本代表に選出される前にクウェートとかカタールあたりのクラブに移籍して大活躍したら、オイルマネーで国籍変えて、叶えられる夢かなあ。

でもなー。。。
Ｗ杯予選で敵として凱旋帰国でもしようものなら、親としては、複雑です…

↑いつの間にやら妄想全開の父

グローバルな人材を育成するために

数日前、天皇杯準決勝。

ホーム側、赤のユニフォームは鹿島。
アウェー側、白のユニフォームは東京ガス。

チビがテレビの前で指差しながら尋ねます。

　「あかいの、かんこく？」

なぜ、赤＝韓国なのか。
そんなに日韓戦の印象が強かったのか、父としても不可解ではあるのですが…

まあ、そうはいっても、誤解はたださねば。

　「韓国ではないが外国です」

　「そういう嘘を教えないの」

ママに叱られました。
ぽこぺん。


そして今日、天皇杯決勝。

ホーム側、赤のユニフォームは鹿島。
アウェー側、白のユニフォームは清水。

チビがテレビの前で指差しながら尋ねます。

　「あかいの、かんこく？」

いや、だから、なぜ、赤＝韓国なのか。
そんなに日韓戦の印象が強かったのか、父としても不可解ではあるのですが…

まあ、そうはいっても、父親として、愛する息子に言わねばならぬことはある。

　「韓国ではないがアジアです」

　「…パパは赤いチームが嫌いなの」

ママに呆れられました。
ぽこぺん。

　「あかって、かんこくとか？」

　「韓国とか鹿島とか浦和とか」

アジアは広いのだ、息子よ。

アンチホンダ

最初は、夫婦でＪリーグの順位について話をしていただけだったのです。

　ママ「名古屋にはピクシーがいるからね」

　パパ「横浜Ｍには中村俊輔がいるからね」

　チビ「ほんだは？」

え、本田？
本田は遠いところにいるよ？

　ママ「本田が好きなの？」

　チビ「うん」

　ママ「ママは本田より松井が好きだなー」

　パパ「パパは本田より中村俊輔が好きだなー」

　チビ「○○くん（自分の名）はほんだがすき」

頑なだな。

　パパ「中村俊輔と本田とどっちが好き？」

チビ即答。

　チビ「ほんだ」

なんかむかつくー。
ぶーぶー。

　パパ「中村俊輔より本田が好きなひとは、うちにはいられなくなっちゃうなー」


しばし。

あれ。

チビがしきりに目を擦ってるけど。

　「泣いてる？」

首を横に振るチビ。

　「眠い？」

チビ、否定。

　「かゆいの？」

また否定。

と、キッチンからママが戻ってきました。

　「あらあら泣いちゃって…。さびしかった？」

ママのやさしいことばに、堤防決壊。

　「うわあぁぁぁーーーんっ」

えーーー（Ｔ＿Ｔ）
嘘だよ冗談だよごめんよーっ

　「うわあぁぁぁーーーんっ」

誰が好きでもうちにいられるよぉ！
ずっと一緒にいるよぉ！

謝り倒して、なんとか泣き止んでくれました。
ほっ
そこまで深刻に捉えられるとは思わなかった。油断禁物です。これからは気をつけよう…


ちなみに。
よっぽどショックだったのか、その後しばらくパパからまったく離れようとせず。

泣き始めてからだっこしていたのだけれど、「おひざ。」と言うので抱え直すために一回降ろそうとしたら、断固拒否。

だっこ中に眠そうになったのでお昼寝を提案しますが、これまた断固拒否。

しかも、だっこのまま寝てしまったのでしばらく抱えたままでいたら、２回おねしょをして、パパずぶ濡れ。

起こしておふろに連れていこうとしたのですが、自分が服を脱ぐためにママに預けようとしたら、これまた断固拒否。

結局、脱衣所まで３人で行き、そこで降ろすことには成功したものの、ずっとパパの手を握っていて。

　「おしっこ。」

パパももう服脱いじゃったし、じゃあママと行っておいでー。

　「やだ！パパと！」

…一生パパと離れられなくなったらどうしよう。あはは…。


まあ、お風呂の中で遊んでいるときにちょっと離れたのを契機に、お風呂上がりはママと過ごしていて、それは杞憂に終わりましたが…

いやー、焦った。

ちっ、本田め。（八つ当たり）

夢の日韓戦

夜が明けきらぬ午前３時。

ふと目を開けると、チビもまた目を開けました。

元気になったかな。

不安げに見ると、チビ一言。

　「だっこ。おちゃ、のむ」

言われるがままチビに手を伸ばして…うーん、熱はあるけど、元気になってるといいな…
そんな気持ちが伝わったのでしょうか。

　「でもさ、保育園でさ、お茶飲んでるときさ、こぼしちゃって、ぬれちゃった、あはは」

んー、これだけ喋れるなら元気も回復したかな。昨日は首の動きだけでコミュニケーション取ってたからなー。

　「にっぽんとかんこくさー、どっちゴールした？」

……なんのことだ。

　「青がにっぽんで、赤がかんこくだよねー？どっちがゴールしたの？」

んー。。。

　「どっちもゴールしなかったよー」

一緒にＴＶで見た、ザッケローニ体制２試合目の日韓戦のことだと判断した。笑

　「そっか、ゴールしたらよかったなー」

そのあともまだしばらくずっと、昨晩の無言時間を取り戻すかのようにぺらべら喋りまくっていたチビでした。

よかった☆


…でも。

３時はねむいよ…

デンマーク戦のチビ。

遠藤のＦＫに興奮のチビ。

おかげで、顔を覚えたようです。後半開始時に、アップになった遠藤を見て…

　チビ「これ、えんどう？」

　パパ「そう！よくわかったねー」

でも、こどもの記憶はうつろいやすいもの。
後半３０分頃には、遠藤を見て言いました。

　「これ、いんげん！」

それ、別の豆ですよ。

当たるも八卦、当たらぬも八卦

オランダ撃破を夢見て、とんかつを食べに行った試合当日のランチ。
スポンサーである（笑）実家の両親とともにお店に入ると、パパにだっこされたままチビが言いました。

　「しろいほうね、かたない」

　「なにっ！？」

　「まける」

ランチの趣旨をわかってない！Σ(゜Д゜;）


で、まあ、負けるワケですが。


今日の晩ごはん、チビが言いました。

　「にっぽんサッカーはねぇ…」

いいこと言え。

　「日本がどうしたの？」

　「にっぽんサッカーはねぇ…おしまい」

がはっ


決戦まであと４日。

『サムライブルー』でもなければ『全日本』でもなく

朝日新聞夕刊・日本－カメルーンの記事を読んでいたら、チビ突撃。
そして、写真（ホンダのゴールシーン）を指差して絶叫。

　「これ、サッカーにっぽん！？」

い、いつもは『あおいひと』としか言っていなかったのに…
いつの間にそのような単語を習得したのじゃ。。。


サッカーにっぽん。

なんか、スゴイ響きです。

ぶれない

ご存知のとおり、わたしは。

　・岡田監督の采配が大嫌い。

　・ホンダは『言うだけ番長』だ。

　・俊輔、ｍｙＬＯＶＥ☆

です。

ですが、スタメンも選手交代もゲームプランも、うまくいきましたねカメルーン戦。

ホンダのゴール、もしあれを決めなきゃしばき倒したいところだったが…かといって、簡単なシュートじゃない。あの決定機をしっかり決めたのは、ほんとうにすばらしい。

両サイドに入った大久保も松井も、いい動きだった。
特に松井はキレキレ！ ドリブルで突っかけていくところと簡単に捌くところの判断がよく。ちょっとした身体の動きひとつで相手をかわしたり、相手にとって感じ悪い動きを見せたり（ｅｘ．早くリスタートしたいカメルーン選手とボールのあいだを、背中向けたままのんびり歩いてさりげなく邪魔をする）、トレビアンでした！
（もともと松井はコンディションが良ければ大好きな選手ですけれど！）


と、Ｗ杯期間中は日頃の好きも嫌いも無く日本代表を応援するワタクシでもあります。
（もちろん、終盤疲労からかアリバイ状態の守備を見せたトゥーリオには激怒し、中澤のクリアミスには寛容です。笑）
それに、ほら。
盛り上がってるみんなに、岡田キライとか言っても、なんか水を差して悪いしねぇ…


と思っていたのですが。
今朝のミーティングで、部長の第一声。

　「私は岡田監督が嫌いです」

この状況下でそのお言葉。
カッコ良すぎです部長。

Ｗ杯・イングランド－アメリカ雑感（育児ネタ的）

チビの体調を考えると、月曜に保育園に行けるかどうかビミョーな感じ。
で、相談調整の結果、今日のウチにママの実家に引き取られていきました。


帰郷後にママと電話していると、向こう側から、お義父さんがチビに話し掛ける声が聞こえます。

　「もうすぐゴールしそうだぞー」

その声にＴＶを見やると、次の瞬間にはジェラードがボールをゴールに流し込んでいました。

お義父さんスゴイ！？


たぶん、ＧＫグリーンのミスを後に見たチビはそのとき、こう言うに違いない。

　「○○くん、ボールとれるよ」

最近ＧＫがお気に入りのチビなのでした。

Ｗ杯・韓国－ギリシャ雑感（育児ネタ的）

チビ、熱は無いのですが元気があまり無くて、ＡＭ昼寝中に嘔吐するなど不安な体調。
晩ごはんも食べずに寝てしまって…


で。
チビが早く寝たので、Ｗ杯を見ます。笑

１－０韓国リードで迎えた後半。
家計簿をつけていた奥さまの依頼の品を探しに別部屋に行っていると、リビングから呼ぶ声がする。

　「ゴールだよー」

いや今更呼ばれましても。
ま、リプレイでも見てみたいものです、パク・チソンのゴール。どんなゴールか知らんが。
と、リビングに戻ったあと、生協の注文書に目を落とした瞬間に、リプレイ終わった。笑

…まあ、試合後にリプレイあるし。


と油断していた後半３０分頃。
寝室から弱々しげな声がする。

　「ぱぱーー」

夜中起きるときはまず泣き声なのに、覚醒しているかのようなこの声はなんだ。

慌てて寝室に行くと…


両手を目一杯伸ばし、膝をついて起き上がろうとしているチビの下に広がる、吐瀉物の海…。

うぇぇん、顔も頭もげーげーまみれで気持ち悪いだろうに、よくがんばって呼んでくれた！（Ｔ＿Ｔ）
ママともども慌てて拭いて脱がしてシャワー浴びさせて、布団取り替えてタオル洗って、空気清浄機はフルパワー、ともうてんやわんやの大騒ぎ。

シャワーから戻ってきたチビをパパとママとでぎゅーと抱きしめ、一緒に布団の中で添い寝したのでした…


あ。
パク・チソン見忘れた。

Ｗ杯・ウルグアイ－フランス雑感（育児ネタ的）

父子の会話。

　子「しろい１０ばん、うまい？」

　父「うまくないよ」

　子「あおい１０ばん、うまくなーい？」

　父「うまいよ」

　子「え、うまくないよぉ」

なんですと。
　父「じゃあもっとうまいの誰」

　子「○○くん（自分の名）」


リーガ・エスパニョーラを代表するストライカー、ウルグアイ代表ＦＷディエゴ・フォルランを『自分より上手くない』と評するワンダーボーイです、我が家のチビは。笑


で、ウルグアイ－フランス（再放送）を見ながら、おむつを換えようとしたら、頑なに拒むチビ。
なんでよ。

　チビ「ゴールするのまってるの」

…困ったなー、この試合スコアレスドローなんだよなー。

年齢相応

ナビスコ杯・横浜Ｍ－浦和にて、『本来、大人チケットを購入すべき浦和レッズサポーターが小中チケットを購入して不正に入場する行為』があったそうですね。

……ふーん。

まあ、常識とか人間性とかそういったものが小中学生レベルだから、そのレベルに見合ったチケットでいいと思ったんじゃないかしら。

ひどいもんだねぇ。

誰がための日韓戦？

この試合は、何の為の試合だったのだろうか…
スタメンを見ても交代選手を見ても、さっぱりわからない。

勝って弾みをつけたかった？
だとしたら、途中で俊輔と本田を外す意図がわからない。
いや、ふたりとも良いプレーを見せていたとは言い難いが、見る限りそれは二人の調子に依るものではないような。

Ｗ杯に向けたテスト？
テスト？
それにしちゃ、いつものメンバーだ。

Ｗ杯に向けてチームを熟成させる？
日本代表の熟成とは…
サイド攻撃を重視するスタイルを目指しているがＳＢにボランチの今野を起き、今期ボランチとして輝きを取り戻した阿部をＣＢに起き、という出稼ぎサッカーか。

で結局、岩政はＷ杯本大会では何番目のＣＢですか？
（Ａ：中澤トゥーリオ阿部今野に次ぐ５番手）


結果・内容・テスト、何から何を取ってもいただけない、最低の日韓戦。
あまりにもひどすぎる。。。