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日本政治の行く末(3)

2014-04-17 | Weblog

**この記事は2012年に書いてイザブログに公開したものです。この3月でイザブログが終了となり、本ブログに移し変えました。管理人**

2012/07/05 02:48

本日4日、日本の行く末をケーススタディするのに都合のよい記事がでている。それも、このイザブログを運営するフジグループの右寄り新聞においてだ。生活保護受給者のバッシングにあきたらず、次に選んだ社会の弱者をスクープしている。


7月4日付記事:東電、受刑者も原発賠償/福島刑務所80人/1人8万円全員なら1億3600万円

東京電力福島第1原発事故を受け、福島刑務所(福島市)の受刑者80人余りが東電に住民賠償を請求し、一律8万円の賠償を受けていることが3日、法務関係者への取材で分かった。一部の受刑者が東電から書類を取り寄せ請求。賠償金が支払われたため、所内で口コミで広がったという。 

専門家の間では、受刑者に正式に周知されていないため公平性に問題があるとの声がある一方、賠償金の一部は税金が充てられることから「住民と受刑者を同列に扱うことはおかしい」といった異論も出ている。 

住民賠償は政府が指定した警戒区域、計画的避難区域などを除く福島県内23市町村の全住民が対象。自主避難したかどうかを問わず、8万円が支払われる。 

福島刑務所によると、昨年3月11日の震災当時、女性用の支所も含め計約1700人が収監されていた。 

東電は「受刑者も精神的苦痛、被曝(ひばく)の恐怖にさらされたという意味では住民と同じ」として、当時の受刑者全員が賠償対象になると考えていたが、受刑者への周知は見送られた。案内文を送付する場合は刑務所から受刑者の名前などの情報を得る必要があり、プライバシー保護の観点から問題があるとされたためだ。 

しかし、一部受刑者が所内で閲覧可能な新聞やテレビで賠償の情報を知り、東電から書類を郵送で取り寄せ、賠償を請求。現金8万円が支払われると、口コミで広がり、80人超の受刑者が次々と請求したという。 

福島刑務所は「今後も請求する受刑者が増える可能性は十分ある」としており、全受刑者が請求した場合、賠償額は約1億3600万円に上るとみられる。 

NPO法人監獄人権センター副代表の海渡雄一弁護士は「賠償を受ける権利は全受刑者にある。東電と刑務所は、受刑者に賠償請求の方法を伝えるべきではないか」と指摘する。 

これに対し、元最高検検事の奥村丈二中央大法科大学院教授(刑事法)は「介護や仕事、学校の都合で避難せずやむを得ずとどまった住民と、移動の自由のない受刑者を同列に扱い、同額の賠償をすることに違和感を覚える」と話した。


 

:明暦3年(1657年)、江戸市街地の大半を焼失した大火事が記録されている。死者数は10万人以上に達したとされ、戦禍や関東大震災の大火を除けば日本史上最大のものだった。

この「明暦の大火」の際、小伝馬町の牢屋敷奉行であった石出帯刀(江戸幕府牢屋奉行長官の世襲役職名)の吉深は、迫りくる火煙で焼死が免れない立場にある罪人達を哀れみ、大火から逃げおおせた暁には必ず戻ってくるように申し伝えた上で、罪人達を一時的に解き放つ「切り放ち」を独断で実行した。

罪人達は涙を流して吉深に感謝し、結果的には約束通り全員が戻ってきたという。吉深は罪人達を大変に義理深い者達であると評価し、老中に死罪も含めた罪一等を減ずるように上申して、実際に減刑が行われた。

以後、この緊急時の「切り放ち」が制度化され、明治期に制定された旧監獄法を経て、現行の刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律(刑事収容施設法)にまで引き継がれている。

また実際に、関東大震災や太平洋戦争末期の空襲の折に刑務所の受刑者を「切り放ち」した記録が残されている。

:どうだろうか、受刑者を憎まず、彼らが犯した罪を憎んでみては。昨今の日本人にはそれだけの心の余裕がないのかもしれない。ここでも政治が影響している。

結局、政治が悪いと人々の気持ちにも余裕がなくなり荒んでいく。そして荒んだ気持ちが、社会の弱者のいじめにつながっていく。大人がはじめれば子供もまねる。だから、社会の弱者は国の政治を映し出す鏡だ。

:平等の精神とは、何も重さを丁度になるように量って分け与えることではない。余裕があるものが、余裕のないものに分け与える精神だ。

米国東部マサチューセッツ州には代表的な私立の総合大学が四校ある。ボストン市には、実学を教育理念とするボストン大学(BU)と全米で最初に産学協同の教育プログラムを実践してきたノースイースタン大学(NU)。

チャールズ川を隔てたボストンの対岸ケンブリッジ市には、ニューヨーク州のラッセル工科大学に次いで最古のマサチューセッツ工科大学(MIT)と宣教師の育成校として創立され神学部(divinity school)を中心に発展してきたハーバード大学(HU)。二校はともに、実利より研究教育を重視している。

これら四校は南北に走るバス通り、マサチューセッツ・アベニューで結ばれているばかりか、それぞれが社会に対する使命を分担させながら相互に交流している。

そのうち、ボストン大学では「受刑者のための教育プログラム(Prison Education Program)」をもうけている。

1971年に7代目学長に就任したシルバーは、教職員や学生からの抗議ストライキを起こされたり、反対する理事会を押し切ってバイオテック会社を立ち上げるなど、何かと問題を起こす人物だったが、受刑者のための教育プログラムの推進には熱心だった。


これまでに342人の受刑者が、ボストン大学から名誉ある学士号や修士号を授与されている。

そればかりではない。ハーバー大学はこのプログラムの受講を正規の履修単位に認め、社会学部の学生が受刑者と一緒に刑務所内に設けられた教室で学んでいる。これこそが人間味がある平等の精神だ。

昨年の大震災と原発事故。日本中が疲れきっている状態のなかで、驚くほどの無神経さとバカさ加減で、連日、国会で余興を演じている与野党。その間壁をぬって解体業に走る小沢と島の不動産仲介業をはじめた石原。こういった連中には平等の精神など無用のようだ。


参考:
朝日新聞掲載記事「いじめられている君へ/広い海へ出てみよう  さかなクン」
http://www.asahi.com/edu/ijime/sakanakun.html

毎日新聞掲載記事「刑務所の株式会社化を提案」
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m040042000c.html

英文記事「Boston University Prison Education Program(ボストン大学/受刑者教育プログラム)」

http://prisonstudiesproject.org/2011/08/boston-university-prison-education-program/

(続く)

 

 

 

 

 

 

 


さまよえる日本人

2014-04-17 | Weblog

** この記事は2011年にイザブログに公開したものです。この3月でイザブログが終了となり、記載記事を本ブログに移し変え、順次、公開しますので読んでください。管理人**

2011/08/22 00:43

終戦から数えて66年目の夏

* 2011/8/6/21:00-21:58 NHKスペシャル総合テレビ
「原爆投下/いかされなかった極秘情報」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110806.html

(引用)
広島・長崎あわせて20万を超える人々の命を奪った原子爆弾。これまで日本は、アメリカが原爆攻撃の準備をしていることを知らないまま、“想定外”の奇襲を受けたとしてきた。

しかし実際は、原爆投下に向けた米軍の動きを事前に察知していたことが、新たな証言と資料から明らかになってきた。

日本軍の諜報部隊が追跡していたのは、テニアン島を拠点に活動するある部隊。軍は、不審なコールサインで交信するこの部隊を、「ある任務を負った特殊部隊」とみて警戒していたのだ。

8月6日、コールサインを傍受した軍は、特殊部隊が広島に迫っていることを察知。

しかし、空襲警報さえ出されないまま、原爆は人々の頭上で炸裂した。そして9日未明、軍は再び同じコールサインを傍受、「第2の原爆」と確信した。

情報は軍上層部にも伝えられたが、長崎の悲劇も防ぐことはできなかった。

番組では、広島・長崎への原爆投下を巡る日本側の動きを克明に追う。情報を掴みながら、なぜ多くの人々が無防備のまま亡くならなければならなかったのか…。原爆投下から66年、その問いに初めて迫る調査報道である。


* 2011/8/12/10:00-10:49 NHKスペシャル総合テレビ:
「玉砕 隠された真実」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100812.html

(引用)

生きて虜囚の辱めを受けず」戦陣訓に則り、全将兵が死ぬまで戦う「玉砕」。

昭和18年5月、アリューシャン列島アッツ島における日本軍守備隊の「全滅」がその始まりとされる。

部隊の全滅を「玉砕」という言葉で大々的に発表した大本営。しかしそこには隠された意図があった・・・。アッツ島を境に「玉砕」は各地の戦場で頻発、戦死者は急激に増えていく。


更に、戦局が悪化すると、「玉砕」は大本営の報道によって「一億玉砕」として、一般国民に対しても広がり、最終的に310万人の犠牲者につながっていった。


死を目的とする攻撃「玉砕」はなぜ引き起こされていったのか-。

求めていった過程を、新資料と証言をもとにつまびらかにする。番組では、アッツ島守備隊の「玉砕」をきっかけに、大本営が「全滅」を「玉砕」と美化し、国民にも「死」を求めていった過程を、新資料と証言をもとにつまびらかにする。

* 2011/8/20,21/15:00-18:00 NHK-BSプレミアム
「証言記録/日本人の戦争前編・後編」
http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/sp_110820.html

(引用)
NHKでは、太平洋戦争開戦から70年の今年を目指し、戦争体験者への取材を続けてきた。

これまで収集した証言は700人を超え、太平洋戦争における主要な戦場の実態を記録してきた。

日本人だけで310万人という膨大な死者を生み出した、昭和の戦争。

番組は、収集してきた元兵士と市民の声を、時系列に沿って立体的に再構成し、日本人が体験した昭和の戦争の全貌を記録しようとするものである。

前編は、太平洋戦争前史の日中戦争の開始から昭和19年7月頃まで。後編は、全戦没兵のほとんどが集中したとされる昭和19年7月から敗戦までの1年間を描く。

(続く) 

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