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スシ外交!!劇的ビフォーアフター

2014-04-28 | Weblog

国賓が帰った途端…首相一派「オバマの愚痴」で大盛り上がり

2014/4/26 

1人5万円の高級ステーキ店でウサを晴らす



鬼の居ぬ間に…

国賓として最大限にもてなした相手が日本を去った途端に“悪口三昧”とは、どういう神経をしているのか。

安倍首相は25日夜、麻生財務相や菅官房長官らと東京・銀座の高級ステーキ店で会食。「(オバマとは)仕事の話ばかりだった」と愚痴をこぼした。23日夜のすし外交の席ではこう切り出されたという。

「安倍内閣の支持率は60%台、私は40%台だ。シンゾーは政治的に安定しているから、TPP交渉で譲歩してくれ」

安倍は「日本では僕よりケネディ大使の方が人気がある」とジョークでかわしたが、オバマは豚肉・牛肉などの関税率をスラスラとそらんじて、譲歩を迫り続けた。

「首相は『TPPのビジネスディナーだった。大統領って、冗談を言わないんだよ』と軽口を叩くと、出席者一同、『あの人はビジネスライク』『波長を合わせるのは難しい』などと言いたい放題だったようです。会食後に出席者のひとりがその様子を待機していた報道陣に漏らすものだから、瞬く間に首相の発言が広まった。米側の機嫌を損ねなければいいのですが……」(外務省関係者)

そもそも、ステーキ店に繰り出すこと自体がオバマへの当てつけだ。今回、日本はTPP交渉行き詰まりの原因となっているため、オバマが「神戸ビーフ」好きと知りながら、牛肉や豚肉を振る舞うのを避けた。初日は銀座の高級すし店に招き、2日目の宮中晩餐会のメーンディッシュも羊もも肉の蒸し焼きだった。

「この日、安倍首相らが訪れた銀座の『かわむら』は予約が取れないことで有名な超高級店です。1人あたりの予算は最低でも5万円前後、ワインや食材によっては支払額はウン十万円にもなります。そんな高級ステーキをほおばりながら、オバマの愚痴をこぼせば『アイツのせいでウマイ牛肉が食えなかった』という態度と誤解されかねません」(政界関係者)

安倍の愚痴を聞いていた麻生はこの日の閣議後会見でも、TPP交渉について「どのみち11月の(米国の)中間選挙までは答えは出ない。国内でオバマ大統領が全部まとめきれるほどの力はないだろう」とエラソーに語っていた。

■その頃オバマは韓国で「慰安婦は人権侵害」

で、安倍たちがオバマの悪口で盛り上がっている頃、当のオバマは韓国で朴大統領と首脳会談。その後の共同会見で、オバマは「(慰安婦問題は)甚だしい人権侵害」と踏み込み、「過去を正直かつ公正に認識しなければならない」と強調。「安倍首相や日本国民もそのことを分かっているはずだ」と、日本にクギを刺し、朴大統領を喜ばせていた。

共同声明を出すのにグダグダした日米関係とは大違い。オバマをくさす前に、安倍たちこそ、もっと「ビジネスライク」になったらどうなのか。GENDAI


2014/4/25

すし会談からピリピリ “TPP決裂”招いた安倍お子様外交:

国賓待遇や共同声明でスッタモンダし、何から何まで異例ずくめだった日米首脳会談の最後はやっぱり、“決裂”だった。

全く合意点が詰められず、首脳会談後も閣僚級の協議が続いていたTPP交渉は今日午前も引き続き協議が行われる見通しだったが、中止になった。代わりに甘利大臣が記者団に経緯と進捗状況を説明したが、その中身たるや、空っぽもいいところだ。

「私とフロマン通商代表は昨日の午後、再度協議し、昨晩は事務方で深夜の作業を続けました。首脳、閣僚協議で、重要な課題について、前進する道筋をつけることが確認されました。日米が協力し、早期妥結に導くことが重要であり、連携して加速してまいりたい」

たったこれだけなのである。記者団が「大筋合意に至らなかったということか?」と聞くと、「何が大筋合意かよくわかりませんが…」とゴマカした。オバマ大統領の離日直前に出てきた共同声明も「TPPを達成するために必要な、大胆な措置をとる」「日米安保は尖閣を含む日本の施政下全ての領域に及ぶ」という中身で、サプライズなし。改めて、前代未聞のオソマツ首脳会談になったのだが、その背景は何だったのか。

■共同声明は1日遅れ、形だけ

「共同声明でこれだけモメた首脳会談は前代未聞だと思います。ただ、TPPに関しては、米国では数日前から<合意は難しい>と報道されていた。妥結に至らないのは想定内のことです。それなのに、大統領が日本側に強硬に譲歩を求めたのは、日本に対して良い感情を持っていないからでしょう。大統領の訪日直前に、147人の国会議員が集団で靖国神社を参拝したことも、かなりマイナスの心証を与えていると思います」(元外交官の孫崎享氏)

オバマ米国は妥協しないどころか、共同声明を“人質”に譲歩を迫る場面もあったという。首脳会談前夜の「すきやばし次郎」での夕食会も、かなりピリピリした雰囲気だったようだ。

「オバマ大統領はいきなりTPP交渉の話を始め、その場で、それぞれフロマン代表と甘利大臣に電話を入れて、早期妥結を指示することになった。オバマ大統領は24日朝の皇居での歓迎式典の後も、フロマンに<もっと詰めろ>とネジを巻いたそうです」(官邸関係者)

それで、首脳会談後の甘利担当相とフロマン米通商代表部代表の再協議がセットされたのだが、牛肉、豚肉の関税や自動車の安全基準で折り合えなかった。コメ、麦、砂糖の関税は維持される方向だが、これは牛、豚の関税大幅引き下げが条件だから、何も決まっていないに等しい。

安倍や甘利は「国益を守るために安易な妥協はしない」とかキレイゴトを言っていたが、だったら交渉のテーブルを蹴飛ばして、撤退すればいい。それができなかったのはこんな事情だ。

「総理は共同会見で『自由で開かれたアジア太平洋地域を発展させ、中国を関与させる』と言っていたように、TPPを経済というより安全保障の枠組みで捉えている。TPPは中国包囲網だという認識なのです」(官邸関係者)

だから、交渉を蹴飛ばすわけにはいかないのだ。中国に対抗するために、国を売られたらたまらない。


2014/4/20

オバマ来日 「2泊3日」にこだわる首相のメンツで大騒動:

米オバマ大統領の来日日程をめぐり、政府が大混乱だ。菅官房長官はきのう(4日)、オバマの滞在は今月24、25日で、「国賓」として迎えることを正式に発表した。ところが、到着が23日夜になるのか、24日早朝になるのかがいまだに決まっていないのだ。「日程が決まらないのに国賓で受け入れるなんてあり得ない。宮内庁に怒鳴られますよ」(元外交官の天木直人氏)と、前代未聞の騒ぎになっているのである。

最高級の扱いの国賓のもてなしは、天皇・皇后主催の歓迎行事や宮中晩餐会、天皇・皇后の見送りが慣例。行事が多いため3泊4日が理想とされるが、オバマの今回の来日はアジア歴訪の一環のうえに、韓国訪問が追加されたことで、1泊2日とされていた。しかし、「国賓」待遇にこだわる安倍首相が巻き返し、今月に入って2泊3日に延長されたとメディアは書いた。

「先月オランダで行われた日米首脳会談で、通訳なしのサシの時間が10分ありました。そこで安倍首相が『TPPの関税撤廃で譲歩する』ことを示唆し、来日日程が2泊3日に延びた。こんなふうに聞きましたが、ここにきて、米議会の日程の関係で到着が24日早朝になる可能性が出てきた。1泊2日になるかもしれないのです」(外交に詳しいジャーナリスト・歳川隆雄氏)

ま、オバマにとっては到着が23日夜だろうが、24日早朝だろうが大差ないのだが、安倍にとっては大違いらしい。
「1泊2日では韓国と同等になってしまう。朴大統領を出し抜くためにも、たとえ午後11時59分着でもいいから23日中に来日して欲しいというのが安倍首相の要望なのです。そうすれば日本に2泊3日したことになりますからね」(自民党関係者)

いやはや、安倍はそこまでして韓国と張り合いたいのか。

もっとも安倍が、国賓とか2泊3日の日程とか、形式的なことに執着するのは、日米首脳会談の中身には何の期待も持てないからだ。「進展が見込めるテーマがない」ため、首脳会談後の共同宣言や共同声明は見送りが検討されているという。

だとすると、ますますオバマは早く来日する意味はない。ドタキャンされなきゃいいが……。