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橋下発言に批判続々 元兵士の証言 ’戦場を見てきたかのように軽々しく言ってほしくない’

2013-07-02 | Weblog

記事朝日:慰安所行った、でも話せない 元兵士「妻や子にも迷惑」

写真・図版

慰安所の行列に並んだ体験を語る男性。日本に残した恋人の存在が胸をよぎり、逃げ出したという=大阪府内

旧日本軍の慰安婦問題に関心が集まっているが、元兵士たちはその体験を胸に秘したままだ。敗戦から68年、葛藤に悩みながら亡くなった人も多い。語れない理由とは――。

「家族にも一切明かしたことのない話だ」。関西地方の90代の男性は6月中旬、喫茶店で記者にそう切り出した。

太平洋戦争が開戦した1941年、旧満州(中国・東北部)の国境守備隊に配属された。兵士は約1万人。ソビエト連邦(当時)と川一つ隔てた小さな町に慰安所が4軒あった。うち1軒が下級兵士が利用できる軍指定の施設だったという。「内地には公娼(こうしょう)制度があったから不思議には思わなかった」

月1回、外出が許可されると慰安所に通った。建物の特徴から「白壁の家」と呼ばれ、いつも順番を待つ若い兵士の行列ができていた。相手にする女性は朝鮮人だった。時間は10分程度。心の安らぎもないまま事務的に済ませて、外に出たという。

慰安婦と日本語で会話を交わすこともあった。でも、「なぜ、そこで働いていたかは聞かなかった」。男性自身、死を覚悟する毎日だった。彼女らがかわいそうという感覚はなかった。「ぼくらも消耗品。自由を奪われたかごの鳥同士、同類相哀れむような感覚だった」

心に閉じ込めていた記憶がよみがえったのは、5月中旬、日本維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長の発言をきっかけに、「慰安婦」問題が連日報じられるようになってからだ。慰安婦を思い、「残酷な人生や」と胸が痛んだ。

「(当時)慰安婦は必要なのは誰だってわかる」と語った橋下氏に憤りが募った。「戦場を見てきたかのように軽々しく言ってほしくない」。だが、そんな葛藤も人前では語れない。「ぼくらが何を言っても世間にたたかれるだけ。それに話せば妻や子、孫にも迷惑がかかる」

大阪府の元兵士の男性(93)も、橋下発言をきっかけに、慰安所の記憶を細部まで思い出した。日中戦争が始まって3年後の召集で砲兵になった。

初年兵のとき先輩に慰安所に連れて行かれ、行列に並んだ。自分の順番が来る直前、小屋を覆うアンペラ(むしろ)から、慰安婦の女性が力なく兵士に組み敷かれる姿が見えた。ショックで逃げ出した。

「故郷で待つ恋人を思い出して我に返り、純潔を守らんとと思った。それがなかったら、行っていた」

兵士の強姦(ごうかん)を防ぐために慰安婦や風俗の利用が必要――。そう主張する人もいるが、経験から照らして疑問だと思う。「若い兵士の中には、慰安所で女性を知るとしんぼうたまらなくなり、強姦に走る者もいた」

■聞き手に責任も

「女たちの戦争と平和資料館」(東京都新宿区)館長で、元NHKディレクターの池田恵理子さんは長年、元慰安婦や元兵士の証言を集めてきた。被害女性たちは1990年代になって支援者に支えられ名乗り出るケースが相次いだが、元兵士の圧倒的多数は「戦場の性」について正面から語らないままという。

「加害責任の希薄さに加え、性的な問題を語るのは恥という意識も妨げになった。慰安婦問題が南京大虐殺と並んで政治対立の争点になると、タブー視する空気が一層広がった」

元日本兵の体験を聞き取り、「戦争と罪責」(岩波書店)を書いた精神科医の野田正彰さんは、兵士らの沈黙には「聞き手」にも責任があると指摘する。「良心の痛みを伴う戦場体験を、戦後世代はどれだけ真剣に聞いてきただろうか。少数ながら、自分のおかした行為を証言してきた元兵士もいる。その勇気ある証言を社会がどう受け止めてきたかも問われている」


庶民の暮らしを質入し賭場で勝負する安倍景気(持ち家比率低下)

2013-07-02 | Weblog

記事時事:40歳未満、持ち家比率低下=住宅ローン重荷に―国交白書

7月2日

2012年度版国土交通白書は住宅ローンの負担が重くなっている傾向から40歳未満の持ち家比率が低下し、民間賃貸住宅に住む割合が増加していると指摘。

今回の白書は「若者の暮らしと国土交通行政」をテーマに設定した。年代別の持ち家比率や、可処分所得に占める住宅ローン返済額の割合などを分析した。

1983年と2008年で比較すると、持ち家比率は30代で53.3%から39.0%に、30歳未満で17.9%から7.5%にそれぞれ低下。

逆に、40歳未満の民間賃貸住宅に住む割合は39.7%から59.7%に上昇している。

一方、30代の可処分所得に占める住宅ローン返済額の割合は、年収の減少などにより89年の13.2%から09年は19.8%に上昇した。

この間、30代のローン返済割合は全世代平均を上回る水準で推移しており、白書は持ち家比率低下の一因になっているとみている。

 


庶民の暮らしを質入し賭場で勝負する安倍景気(小遣い減少)

2013-07-02 | Weblog

サラリーマンの小遣い バブル後最少

NHK
サラリーマンの小遣い バブル後最少
 
株価の上昇などを背景に景気回復を示す動きが出ていますが、サラリーマンの1か月の小遣いの平均額はおよそ3万8500円と、バブル崩壊後、最も少なくなったことが大手銀行の調査で分かりました。

この調査は新生銀行が毎年行っていて、全国の20代から50代までのサラリーマンおよそ1000人を対象にインターネットでアンケートを行いました。

それによりますとサラリーマンの1か月の小遣いの平均額は3万8457円で、去年よりおよそ1300円減少しました。

これはバブルが崩壊して以降、最も少なく、およそ30年前とほぼ同じ水準となっています。

年代別でみますと40代と50代は去年よりわずかに増えた一方で、20代と30代はそれぞれ3000円近く減り、主に若い世代の小遣いの減少が全体を引き下げる形となっています。

また、1回の昼食代の平均額は去年とほぼ同じ518円でしたが、弁当を持参する人の割合が去年の28%から31%に増え、小遣いが減るなか、節約志向が強くなっていることがうかがえます。

新生銀行では「株価の上昇で業績が改善した企業も多いが、サラリーマンの小遣いにはまだその恩恵が行き渡っていない」と話しています。


庶民の暮らしを質入し賭場で勝負する安倍景気(家計に打撃)

2013-07-02 | Weblog

値上げの夏、1日からマヨネーズなど-家庭に「アベノミクス」負の影響

マヨネーズや食パンなど、原料を海外に依存する食品・調味料が7月1日出荷分から値上げされる。

小麦や大豆、食用油などの価格上昇に円安が加わり、輸入コストが増しているためだ。

電気・ガス料金の引き上げも続き、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を背景とした円安によるマイナスの影響が一般家庭に広がりそうだ。

ーは、主原料である食用油の値上がりを理由に、マヨネーズの価格を2~9%引き上げる。値上げは2008年8月以来約5年ぶりで、主力の「キーマヨネーズ」(500グラム入り)は25円上がって382円となる。

ンは、食パン「芳醇(ほうじゅん)」や「高級つぶあんぱん」など主力商品を約2年ぶりに2~6%引き上げる。

ムは、ソーセージやハンバーグなどの価格を変えずに容量を5~11%減らし、実質的に値上げする。同社は「自助努力を続けたが、原料コストの上昇分を吸収できなかった」(広報担当者)と説明する。

食品各社は、今後の価格動向について「為替や穀物市況次第だ」(製粉大手)と、秋以降のさらなる値上げの可能性を示唆する。


[2013参院選] 自民党’極秘’世論調査(門外不出の皮算用)

2013-07-02 | Weblog

自民党が4月下旬に実施したといわれる、7月の参院選に関する世論調査の衝撃的な結果が、その真偽も分からぬまま与野党に波紋を広げている。

自民党の獲得議席が70に達するというのだ。自民党勝利は想定の範囲内ではあったが、その勝ち幅としてこの数字は大方の予想を大きく上回っている。

ところが、この数字は一部の関係者以外にはあまり知られていない。なぜなら、自民党はこの数字を公表したがっていないからである。なぜだろうか。

86年以来の大勝?

参院の総定数は242。その過半数は122である。3年に1度の参院選では、総定数の半分にあたる121議席を改選する。

残る非改選の121議席のうち、与党の議席数は59(自民党50、公明党9)=無所属扱いの山崎正昭参院副議長を出身政党の自民党に算入=である。

「決められない政治」の原因のひとつとも言われる参院のねじれ状態を解消するためには、与党にとっては過半数の確保が必要である。過半数の122から非改選の与党議席数59を引くと63。つまり、自民、公明両党にとっては、7月の参院選で合計63議席を獲得することが当面の目標だった。

ところが、世論調査の結果はそれどころではなかった。両党の合計数ではなく自民党単独で63を大きく超えた。この数字は驚異的ですらある。

なにしろ、前回2010年に自民党が勝利した参院選での当選者数は51。前々回2007年に民主党が勝利した際の民主党の当選者数は60。さらにさかのぼって2004年は勝った民主党が50、2001年は自民党が勝って64である。

中曽根康弘首相のもとで実施された1986年の衆参ダブル選挙で自民党が参院で72議席を獲得して以降、70人台の当選者を出した政党はない。しかも、中曽根内閣当時は今よりも参院の定数が大きいから、現行定数で一政党が70の大台にのる当選者を出すのは、さらに難しいと言わざるを得ない。