ほしのあきは30万円 芸能人「ステマ」ギャラ一覧を入手(GENDAI)
ほしのあきが関与していた「ペニオク詐欺」。あたかも、ネットオークションで商品を落札したかのようなニセの情報をブログに書き込み、バイト代30万円を受け取っていた。
このように消費者に広告と分からないように宣伝する「ステルスマーケティング」に協力しているタレントは山ほどいる。日刊ゲンダイ本紙は50人以上の芸能人が掲載されたギャラ一覧表を入手した。実在する広告代理店が作成したもので、タレントと料金がセットになっているのが特徴。〈読者モデル〉〈テレビタレント〉〈小悪魔アゲハモデル〉などと分類されている。
「ギャラは必ずしもタレントの人気や費用対効果に比例しているわけではありません。タレントさん側との交渉でなんとなく決まります」(関係者)
例えば熊田曜子がブログに1回書き込みをすると、50万円の“ギャラ”(掲載料)が発生する。トップは吉川ひなの120万円。小森純110万円、辺見えみり100万円……。もちろん一覧表は広告代理店側が営業用につけた“ギャラ”であって、必ずしも全員がステマに協力しているわけではない。
<芸能界も不況のあおりを受け…>
ステマがはやっているのは芸能界が不況だからだ。
「去年自殺した上原美優は、『月給15万円』と報じられました。若いタレントは顔が売れていても安月給のケースが多く、若いマネジャーも手取り月給は20万円以下でコキ使われている。そこで事務所には内緒で、ステマみたいなバイトに励み、マネジャーとタレントで小遣いを山分けするのです」(芸能プロ関係者)
ステマのメーンターゲットはダイエットやファッションに興味がある20代の女性。人気モデルが「このコスメいいよ!」とか書いてあるのは、ほとんどが広告と思った方がいい。
【1回あたりの書き込み料金】
◆熊田曜子/50万円
◆吉川ひなの/120万円
◆辺見えみり/100万円
◆あびる優/58万円
◆佐田真由美/100万円
◆上原さくら/65万円
◆住谷杏奈/70万円
◆小森純/110万円
◆鈴木奈々/90万円
◆misono/80万円
◆安西ひろこ/30万円
◆仁科仁美/5万円
◆川村ひかる/10万円
関連記事:
1.各局「ペニオク芸能人使うな」通達 (NEWSポスト)
お小遣い稼ぎの代償はあまりにも大きかった――インターネット競売『ペニーオークションサイト』の詐欺事件の余波は、まだまだ続いている。
ペニオクを自身のブログで勧めた小森純が、12月27日にブログ閉鎖を報告。「落札した」とウソの記事を投稿したほかの芸能人も、これからさらなる窮地に追い込まれていくという。事件に対する、テレビ界の反応を業界関係者が明かす。
「選挙もあったし、年末に入ったことで世間では忘れ去られつつありますが、現場はそうもいきません。警察に事情聴取をされた松金よう子はもちろん、ブログで宣伝したほしのあき、ピース綾部、熊田曜子、小森純、永井大は今後、徐々にテレビの露出度が減っていくはずです。なぜなら、各局とも上層部から『ペニーオークションに関わった芸能人は使うな』と通達が出ているからです。
レギュラー番組の出演を取りやめさせるのは、局としても代償が大きいので、難しいでしょうが、準レギュラーや新しい仕事は激減するでしょう。犯罪に加担したと取られる行為をしているわけですから当然ですし、テレビ局としてはなによりスポンサーに対して、彼らを使う理由が説明できない。そこまでのリスクを負う意味がないし、正直なところ、代わりはいくらでもいるわけですから」
なかには、知人に頼まれ、人の良さから宣伝してしまった芸能人もいるかもしれない。だが、断る勇気とウソはいけないという信念、そして何より物事の善悪をきちんと見極める目を持つべきであった。
2.ペニオク詐欺事件「芸能人に宣伝依頼」会社役員を起訴 (ASAHI)
インターネット競売「ペニーオークション」をめぐる詐欺事件で、インターネット関連会社役員の鈴木隆介容疑者(30)=大阪市中央区=が「芸能人にペニオクサイトをブログで宣伝するよう、知人を介して頼んだ」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。京都地検は28日、鈴木容疑者ら4人を詐欺罪で起訴した。
起訴状によると、4人は共謀して1~7月、実際は一般入札者が落札出来ない競売サイトを運営し、4人から入札手数料計3万3750円を詐取したとされる。サイトには「最大99%オフ」「激安価格で落札出来る」と記載していた。
捜査関係者によると、鈴木容疑者はサイト運営側のトップ。2010年秋ごろ、知人を介してグラビアアイドル松金ようこさん(30)にサイトの宣伝を依頼。タレントほしのあきさん(35)ら複数の芸能人が虚偽の内容の書き込みをして宣伝していたことが発覚している。