マンタンの便り

大自然を愛し、神奈川県より北海道鹿部町に移住、北の大地での日々

昆布漁 -2

2008年08月08日 | Weblog
 鹿部町と昆布の歴史は古く
 元和元年(1615年)南部大澗(青森県大間)から
 昆布採取のため移住したのが、開町の始まりとされています




 浜で待機していた女性陣も手伝い、船をウインチで引きあげます・・・





 陸に上がった船のむこうには駒ケ岳が・・・





 収穫した昆布は、家族総出ですぐに天日干しされます
   天日干することによって昆布の旨味や風味が増すそうです・・・

     



 諸事情により人工的な機械乾燥を強いられる昨今
   それだけに天日干しの昆布は今や貴重なものかもしれません





 浜ではハマニガナが咲いていました
   茎は砂の中を伸びて、砂の中から葉と花を出しています

     浜辺に見られるニガナ(茎や葉から苦い液が出る)ということで・・・浜苦菜
       葉の形がイチョウに似ていることから・・・別名:ハナイチョウ


昆布漁 -1

2008年08月06日 | Weblog
 北海道は良質昆布の産地です
 真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布などが知られています

 真昆布以外はそれぞれ地名がついているので産地が明確です
 真昆布は道南産なのです・・・
 鹿部や茅部周辺、渡島半島の沿岸が産地です

 その中でも南茅部の「白口浜真昆布」は、
 古来、朝廷や将軍家に献納していたことから「献上昆布」と称され
 昆布の中でも最高級品とされています

 


 天然昆布を採っています、浜から遠くありません
   




 内浦湾のかなた、室蘭方面の山並みをバックに・・・





 はるかに羊蹄山も・・・





 小船を操り、箱眼鏡で水中の昆布を探し出し
   らせん状の鉤のついた棹(さお)を昆布の根元に差し込んで捻りながら引き上げます
    




 天然昆布の漁は期間や時間が決められています
   終了時間近くになると、昆布を積んだ船が次々と浜へ帰ってきました



エゾスズラン

2008年08月03日 | Weblog
 散歩の小道で出会いました
 以前、エゾチドリが咲いていた林の中です・・・
           

         

          エゾスズラン
            ラン科カキラン属
            スズラン(ユリ科)とは違って
            しっかりランらしい花を咲かせています・・・



         

          蝦夷鈴蘭 
            別名:アオスズラン
            下向きに垂れて咲いていますとスズランにも・・・





 こちらは葉です・・・

 曇りの上に薄暗い林の中、どうにか撮ることができました


ロープワーク教室

2008年08月01日 | Weblog
 8月に入りました 
  暑中お見舞い申し上げます・・・




 「鹿部町まなび教室」の一環で
   「ロープワーク教室」が開催されました

 まずは、実際にロープを握って色々な結び方の実習です
   垣根結び、巻き結び、本結び、ひと結び、ふた結び、一重つなぎ、もやい結び、等々・・・

 続いて飾り結び・・・菊結び、トンボ結び、円形マット
   各々グループに分かれて制作スタートです
     円形マットに挑戦してみました、写真はその時の完成品です・・・
       
       
 鹿部町には「道立漁業研修所」があります
   全道から集まった漁師の卵たちが、一人前の漁師をめざし研修に励んでいます
     漁業に携わるためには、ロープワークの習得は必要不可欠なのです

 今回は研修所の講師の方々のご指導による教室でした
   一般の生活の中で、またいざという時に・・・役立ってくれるのではないかと思います・・・