![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/29/5e/3c74c791d1a1b652ae227bb3d367969d_s.jpg)
いつも御じゃまさせて戴く山野草のお店の庭園でフウランの自然実生を見学させてもらった。
(①②は人工的に着けた株。③長く伸びた根。⑩⑪の枝先奥に自然実生着生あり。)
場所は、冬の最低気温がひどいときにはマイナス2度からマイナス4度とコチンコチンに凍る寒い所。
道路を挟んで大きな川が南側にありその反対側のやや高台に 店主ご夫婦拘りの商品展示を兼ねた
癒し系の苑が開けている その1本の木のみにフウランの自然実生が着いている。
もともとの親株は庭木に人工的に着けたもの、その根の勢いはたくましく 株の大きさからして想像
よりはるかに長い、株の下側へ伸びる根は幹にはうように長く、上に伸びる根は夫々の枝に沿って
いく筋も伸びている。
自然実生はその木の下側の枝先付近に広がった枝の先端付近に④⑤⑥の3個見られ枝の下側から
見ないとわからない程だ、
更に反対側の枝にも葉を割って捜すと また1個見えた③。
何故この木だけに実生ができるのかの質問にたいしては、この木にはラン菌がまわっているからとのこと。
この庭ではセッコクの自然実生が多い、ラン菌もビックリ頭をかかえる カエデの鉢からも数個の小さな
子供が顔を出しているほかは 大げさに表現すれば何処にでも発芽している。
周りを見渡すとフウランの他セッコクやクモラン等の着生ランがあちこちに所狭しと吊るしてある。
つまりこの庭は 土や苔又は水苔の 植え替えへの再利用やラン株片の風による飛散等を含めて考えると、
ラン菌で一杯の庭なのだ。
個人で種からフウランを育てるにはなにかヒントがあるような気がする。
我が家では蘭舎等の虫避けが無いので、種を取りたい受粉交配したもの以外はフウランの花は種の
出来るような長くは咲かせない、 夜盗蛾が寄ってきて卵を産みつけ幼虫になると出たばかりのフウラン
の新根を食い荒らすことで 泣きたいほどの被害をこうむるのだ。従って種子が出来るのは、摘み取
りを忘れた一部の株数個のみなので、自然実生等は期待薄である。
よろしかったら、まだ作りかけですが、私のHPへ遊びに来て下さいませ(=^_^=)
http://www.geocities.jp/ekubo516/frame.html
綺麗にレイアウトされたHP・ブログ拝見させて頂きました、特にHPは感動もので完成が楽しみです、今後とも宜しくお願いします。