チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

イタリアのニジマス

2016年02月15日 | 料理

曇り、13度、60%

 まだ息子が小さい頃、伊豆にキャンプに行きました。宇久須です。海辺のキャンプ場から山に入ります。随分入った辺で釣り糸を垂らしている人たちがいます。ヤマメやニジマスを釣っています。もちろんこの釣りのために、家から釣りの道具持参です。息子と主人が釣りをしている間、私は山の散策。クロユリが自生しているのを見たのもこの時が初めてでした。あの時3人で何匹釣ったかはよく覚えていません。私も糸を垂らしました。その釣ったニジマスをキャンプ場に戻り、主人が塩焼きにしてくれました。小振りなニジマス、あの独特な草っぽい匂いと苦み、今までこんなに美味しいものを食べたことないと思った記憶があります。テツという犬も一緒のキャンプでした。

 先日、珍しく主人と高級な食材店へと買い物に行きました。作取りのお刺身を買おうと思っていたのに、二人して目が留ったのが、イタリアのニジマスです。ここ香港にも日本のニジマスが時折入って来ます。このイタリアのニジマス、日本の物より随分大きめです。全長30センチ、重さも300グラム強あります。さあ、どう料理ましょうか。

 ニジマスのムニエルといえば、バターソースがつきものですが、折角丸のまま求めたので、グリルにする事にしました。ヌルヌルします。匂いが心配でしたが、川魚独特の匂いもありません。お腹の中にディルを詰めて、ミックスハーブとオリーブオイル、アーモンドのダイスをふって、 オーブンに。ムニエルのバターソースに浮かぶアーモンドのスライス、あの香ばしさがアクセントになります。生憎、アーモンドのスライスを切らしていましたので、アーモンドダイスで代用。

 ニジマスの下には、赤ピーマンを敷きました。トロトロの赤ピーマンと柔らかい淡いピンクのニジマスの身、そして、プツッと歯ごたえのあるアーモンド、なんともいいバランスです。一匹300グラムもありますから、食べ応え充分です。草っぽい匂いもありませんが、今ひとつ日本のニジマスの旨味にかけるように思います。大味なニジマスです。フランス料理のムニエルのバターソース、あれはこの旨味のなさを足してくれるものだと気付きます。次回イタリアのニジマスを求めたら、バターでグリルしてみるつもりです。

 昔、火を囲んで外で食べたニジマスの塩焼き、あの味に勝るものはないと思います。あの時、テツにもニジマスを上げたか、忘れています。モモさん、大喜びでイタリアのニジマスを食べました。

コメント
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