チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

おかげさまで

2013年03月17日 | 日々のこと

曇り、19度、89%

 おかげさまで、56歳を迎えることが出来ました。毎年書いているのですが、今日が私の元旦です。今日から私の一年が始まります。

 節目の日ですので、新しい物をおろすことにします。2年間はいたジョッギングシューズを新しい物に履き替えます。

 香港島の北側、山の中腹を東西に走るボーエンロードを走り始めて、16年が過ぎました。17年前の1月の中旬、私は39度の高熱を出しました。家庭教師を仕事にしていて、当時は日本に受験に帰る生徒たちを持っていました。受験前の時期は、朝9時前から夜の11時頃まで仕事をします。私自身も辛いのですが、受験生に風邪をうつすわけにはいきません。風邪をひきにくい体質にと思って、始めたジョッギングです。その仕事も、23年を前に昨年の末にお仕舞いにしました。それでも、ジョッギングは私の生活に欠かせない大事な時間です。

 早朝に走ります。早朝と言っても、夜と朝の間ぐらいの早朝です。まだ、陽が上る前に帰宅します。私のような方達もいて、10数年変わらぬ顔ぶれと毎日朝の挨拶を交わします。早朝ですから、こんな香港でも空気はきれいです。以前ボーエンロードのところでも書きましたが、この道は、ちょっと例えようのない不思議な道です。すっぽりと木に覆われているのですが、その木々の間から見えるのは、あの香港の高層ビル群です。下の方から、始発の2階建てトラムの走る音が聞こえてきます。珍しい、ハリネズミなどの野生の動物にも会うことが出来ます。もうすぐしたら、ミモザの香りのシャワーの時期を迎えます。

 身体的だけではありません。重いものを胸に抱えて走りに出ることがあります。家に帰り着く頃には、胸の中のおもりは消えてしまっています。汗と一緒に、ボーエンロードに落として来ているのでしょうか。走ることで、心も体もリセットされて、一日を始めます。

 そうした私を35年もの間、家人は側で見守ってくれました。人生の大半を一緒に過ごして来た家人です。いい友人にも恵まれました。みんなに感謝します。

 さあ、新しいジョッギングシューズに履き替えて、いい57歳を迎えれるように、走り続けます。

コメント (2)
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