チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

桜餅

2013年03月16日 | 菓子

曇り、18度、84%

 夕方、少し薄暗くなりかけた頃、すっと吹いて来た風の匂いで、急に桜餅が食べたくなりました。きまって夕方です。寝る前に小豆を水に漬けて休みます。

 朝から小豆を炊き始めます。ここ2年ほど、こしあんに凝っていました。正確にいえば、こしあんを作るときあんを晒します。晒したあんを布巾にとって絞るときの、なんとも言えない醍醐味に凝っていました。こしあんは粒あんに比べて、品がいいのが身上です。でも、粒あんの方が好きです。粒あんの桜餅にしましょう。

 香港の小豆、香りが薄いように思いますが、口に入れるとフワッと小豆の香りが拡がります。モモさんにも食べれるようにお砂糖の加減をします。味見と言いながら、つまみ食いをしていて、あんを作る写真を撮り忘れてしまいました。火山のクレーターのようになってマグマのように飛び散るあんこ。 餅に包む前のあん玉です。

  桜餅は意外に作りやすい和菓子です。ただ、道明寺粉をピンクに染めるのに、うっかりすると、品の悪いピンクになってしまいます。薄からず、濃からず。

 小さい頃は、あんこがどうも食べれませんでした。おはぎのように外にあんがついていると、からっきしだめでした。同じ小豆のあんでも、ここ中華圏ではピーナッツオイルが入ります。白あん、ウグイスあん、中国の蓮のあん、美味しいなと思えるようになったのは20歳を超してから。

 桜餅に会わせるお茶は、 私は、やっぱり桜の紅茶。LUPICIAの桜シリーズには、緑茶、紅茶、ほうじ茶があります。家人は、桜フレーバーのほうじ茶と一緒に食べました。

 あんの甘さは控えめですが、 桜餅、桜の葉っぱの匂いが、一番のごちそうです。モモさんも、クチョクチョ。

コメント (2)
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