晴れ、10度、48%
先月の末、家人が台湾出張から戻ってきました。行きからゴルフ道具などでいっぱいだった荷物、帰って来たときには、段ボールが一つ増えていました。行く前に、何にもお土産はいらないよ、と念を押していたのにどうしたことでしょう。
そうはいっても、荷物を開けるのは楽しいものです。取引先の方からのお持たせものでした。たくさんのウイスキーやワインなど。でも、あれあれ、パイナップルケーキの箱が2つ。そして、もう一つ何やら箱が出てきました。
この包みのパイナップルケーキで有名な、李家大房。ここの、パイナップルケーキは、売り切れが多くてなかなか手に入らない、というのでも有名です。このお店に、パイナップルケーキが大好きな私の為に、わざわざ買いに行ってくれたようです。そこで、パイナップルケーキ以外に買って来たものがあります。
カレーパフ。と言っても中華風。素朴なパイ生地に、中身はポテトと台湾名物の甘い豚肉の干したものがはいっていました。これが4つ。
こちらもパフですが、白あんのような、はっきり味のないあんがはいっていました。これも4つ。
なんでこんなパフなんか買ったの?と尋ねると、李家大房は、カレーパフで初め有名なったそうだから。などとおっしゃいます。
大好きな、パイナップルケーキは、36個。頂き物のパイナップルケーキは16個。
いくら好きなものとは言え、これだけの数を目の前にすると、うんざりです。しかも、家人曰く、全て長持ちしないから、早く食べなきゃだめだよ、と。ますます、プレッシャーです。
とりあえず、パイナップルケーキは、ほかにも好きな方に差し上げたり、送ったりしました。残るはパフです。この手の食べ物、香港でも、以前はよく、パン屋の店先に並んでいました。このパイ地のようなものを、香港では、蘇州式パイと呼んでいます。香港に来た当初は、珍しく、よく買って食べたものです。中のあんにもよりますが、素朴な味がします。
蘇州式月餅というのもあったほどですが、すっかり姿を見なくなりました。香港、今はマカロンにチョコラと、世界の有名店が店を出している有様です。きっと、町の人の好みも変わって来たのでしょう。
そうそう、我が家のパフ達、白いのを一つ召し上がった家人。あまりお気に召さなかった様子。結局、残りの7つを私が食べることになりました。何も、好きで食べたわけではありません。男の人の買い物は、時として、迷惑にもなります。その後の家人の言葉。僕は、カレーパフを一つも食べれなかった。そうです。