豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

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『敗者』松山ケンイチ

2013-03-20 22:43:32 | ひとり言

大好きな俳優の一人、松山ケンイチのエッセイ
彼が本を書くなんて珍しい気がします。

去年の大河ドラマ『平清盛』の主演を務めた彼。

視聴率が良くなかったらしいですが
私は好きでずっと観てました。

大河の主演となればその重圧は相当なものだと想像つきますが
視聴率と言うシビアな評価に晒されて
重しがより一層重しが増していたんじゃないかと思ってました。

『敗者』と言うタイトルももしかして
その当たりの事情を自虐的につけたのかとも思ったほどです


でもそうではなく、
清盛と言う巨人が時代を変えようと挑み
夢を叶わぬまま生涯を終えたと言う
清盛への畏敬の念を持ってつけられたようです


まだ平太と呼ばれていた少年期から
実年齢をはるかに超す60代までを演じる難しさ。
何より清盛と言う人間を掴む苦しさ厳しさ
その辺りもリアルなつぶやき。

それにこの大河の撮影が始まる間に起きた東大震災の影響と心の葛藤。

そして大河撮影と良き同じくして
家族を持つこととなったプライベートな部分や
松ケンが役者になっていった過去にまで
彼の素の部分までもが書かれていたのにもビックリ!


迷いながらがむしゃらに清盛を演じきった松ケン
私の中でますます彼の株が上がっています

この『敗者』を読み終えた今
もう一度『平清盛』を見直したい気分です
そして、彼の更なる挑戦も楽しみです

この『敗者』もかなりおススメですよ~