最近、志の高い人達の番組を続けて観ました。
まずは
久留米大学がんワクチンセンターの
伊東恭悟さん
患者一人一人に合わせたがんワクチンによる治療法の開発者。
ワクチンの接種でがん細胞だけをやっつける
身体にとても優しく、手術などが難しいと言われる箇所にも有効。
実に画期的で素晴らしい治療法です。
本当に素晴らしいと思ったのは
この画期的な治療法の研究を極めるため
老後のための自らの貯金をも使いつくし
奥さん共々バイトまでこなしながら
「患者さんを救いたい」と言う想い
ただただその一心で研究を続けられてきた姿は
本当に素晴らしく、ありがたいです
そして
宇宙飛行士の若田光一さん。
NHKスペシャルで日本人船長(コマンダー)に挑戦する姿を観ました。
コマンダー(船長)と言う役割がいかに大変なものか。
元軍人だった経歴の飛行士も多く
そんな人達に対してリーダーシップを発揮しなければならない難しさ。
それに元々スペシャリストとしての資質を見込まれて
宇宙飛行士で活躍していたため
コマンダーとなるべきタイプではなかったそう。
強さでみんなをまとめるより「和」を大切にしてのまとめる
日本人ならでは?のスタイルでこの大仕事に挑戦。
しかも今回、日本人初のコマンダーに抜擢と言う更なる重責。
これまでほとんどアメリカ人かロシア人しか選ばれなかった中での
初めての日本人コマンダー。
若田さんの実績がその後の日本人コマンダーの道が開かれるかどうか
が、かかっていると言うのです
先日観た
黒人初のメジャーリーガーの事を思い出してしまいました。
若田さんの素敵な笑顔の裏に隠された様々な想い。
きっと見事にコマンダーを務めきってくれると信じます
最後はそば職人の神様と言われる
高橋邦弘さん。
本物の「そば」が作れる土地を求めて
惜しげもなく超人気の店を移動し続ける。
その姿勢にも驚きますが
一番驚いたのは70歳に近い年齢で長年そばを打ち続けて来て
腰が曲がってしまっているそんな身体にもかかわらず
高橋さんのおそばを食べたいと来てくれたお客様のためには
老体に鞭打って自らそばを打ち、食べて頂くと言う姿勢。
大勢弟子がいるけれど必ず自分が打つ。
よく職人さんのこだわりで
自分が自信を持って作れる分だけを出し
売切れたらそれで「本日の営業は終わりました」と言うお店は多いです。
無理に量を増やして質を落としたくないと言うこだわりは十分理解できます。
けれども高橋さんは、お客様がわざわざ食べに来てくださるのだから
と、蕎麦を打ち続けるのです。
若手の弟子たちの方が弱音を吐いていると言うのに
ただただ、黙々とそばを打つ姿は観ていて涙がでるほど
伊東先生、若田さん、高橋さん
みなさんそれぞれに高い志を持った
本当に素晴らしい方々でした
こんなに素晴らしい人達がいると知るだけで
「がんんばろう!」って気持ちになれます