豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

すべては うまく行っている♪
ころんでも 起き上がればいいじゃん♪
みんな うまく行ってるよ~♪
 

春待ち二人会

2014-02-25 20:03:00 | 落語

毎年恒例の「春待ち二人会」♪
昨年は文枝さんの襲名披露となりましたが
今回はいつもの通りの二人会。

ただ、今回はいつも一緒に行く友人が急に行けなくなり
初めて母を連れて行くことに・・・

初めての落語にどんな反応するかと思いましたが
心配する必要もなく
大ウケで、涙を流しながら大笑いしてました

逆に笑い過ぎる母が隣で
私が少々引いてたかも


桂三幸 「立候補」
立川志の輔 「こぶとり爺さん」
桂文枝 「妻の旅行」

立川志の輔 「抜け雀」
桂文枝 「友よ」


ソチオリンピック閉幕直後だったので
三人とも“まくら”(本題に入に話すお話)だったので
ソチの話題を入れたり
ご当地ネタとしてFC岐阜を盛り込むあたり
やはり観客の心を掴むのが上手いです

どの話もかなり受けていましたが
長年連れ添った夫婦の愚痴話や
老齢期に入っての切実でコミカルな話など
ちょうど母には入り込みやすいネタだったんでしょうね

会場全体でも大変受けてました

ただ・・・

やや綾小路きみまろ的になり過ぎじゃない?
ギャク的な笑いよりももっと落語らしい世界を聴きたかったなぁ~
と言うのが正直な感想でした。

そういう意味では志の輔さんの「抜け雀」はさすがです

一文無しの絵師が宿代の代わりに屏風に雀の絵を書いたら
その屏風の雀がエサを食べに飛び出しまた屏風に戻ってくる。
それが評判となり・・・

そんな不思議なお話です

落語も何度目かになると
少々小うるさくなるのかもしれません
とにかく、母が大満足だったので良かったです


唯一残念なのは、
友達が行けなくなってしまった理由が入院と言う事
早く良くなるように祈ってます



二人会改め「文枝襲名披露」

2013-02-25 23:32:25 | 落語


毎年恒例の二人会♪

今年は三枝改メ『桂文枝 襲名披露』と相成りました!

まさか岐阜でも襲名披露があると思わず
昨年名古屋まで行ったのですが
出演者も変わるし演目も変わるので
今回もしっかり楽しめました


桂三語 「桃太郎」
桂坊枝 「野ざらし」
立川志の輔 「買い物ブギ」

口上

月亭八方「AKO47」
桂文枝 「芸者ちどり24才」



襲名披露と言えば『口上』も楽しみ♪

2階席だったので出演者の顔がよくわからず
誰だかよくわからない人がいるなぁ~と思ったら
何とビックリ岐阜市長の細江さん

プロの噺家さんを前にしての堂々たる口上に二度ビックリ!!
まずは「荒城の月」を歌いだして
しっかり笑いも取る辺りさすが政治家
面白くて良かったです~



そして今回は二人会のお二人以外の
落語が楽しめると言うのもこんな機会ならでは!


桂三語さんも結構良かったし
掘り出し物だったのが月亭八方の「AKO47」

『ヤングoh!oh!』を知っている世代として
なじみのある八方さん!
でも落語を聴くのは初めて

忠臣蔵の赤穂浪士とAKBをうま~く引っかけて
オリジナルの落語になって面白かったです


そして志の輔さんはやっぱりすごい

『買い物ブギ』はもう何度か聴いているので内容は知っています。
ネタがばれてるにも関わらず
今回も本気で笑ってしまうのは
さすがと言うほかありません


そしてそして・・・

一番の期待は文枝さん

六代目の襲名に合わせて作ったと言う創作落語『芸者ちどり24才』
名古屋公演では聴けなくて残念な思いをしていたので
今回聴けて大満足でした~

常に新作を作り続けるって本当にすごい事で
新作も色んな人達に語り継がれるうち
文枝さんの落語もやがて古典となっていくんでしょうね~



毎回思う事ですが
「やっぱり落語はいい~」
落語の笑いは人をあったかい気持ちにさせてくれます
ほんと、おススメです



  《おまけの画像》



今日は早めに行き都ホテルでお茶をした時の風景。
目視ではちょうど岐阜城も見えてきれいな景色だったのに
へたくそな写メで肝心の岐阜城がうまく写ってません
縦の線の横、山頂が岐阜城なんですが・・・



とにかく!
贅沢で幸せな一日でした~
ありがとうございます


三枝改メ六代文枝襲名披露

2012-07-30 22:03:10 | 落語
六代目桂文枝襲名披露に行ってきました♪

7月16日に桂三枝から代目桂文枝になったばかり。

落語歴がまだ浅いので「文枝」と言う名跡が
どれだけ重みのあるものかよくわかっていませんが
このような襲名披露は一生に一度のもの。

こんな機会はそうそう無いと思い御園座まで行ってきました!
(御園座デビューがまさかの落語となりました


このような襲名披露は初めてなのでどんな風に始まるのかわくわくしてたら
いきなり桂三幸さんの落語で始まったのには驚きました!

まずは口上から始まるものだとばかり思ってました







  桂三幸  「立候補」
  桂文昇  「紀州」
  立川志の輔「猿後家」
  柳亭市馬 「片棒」


  ------中入り------

       口上
  ザ・ぼんち 漫才
  桂きん枝 「禁酒関所」
  桂文枝  「仲直り」



約4時間ほどの何とも盛り沢山豪華な内容
十分なほど楽しませて頂きました


まさか、ザ・ぼんちの漫才までみられるとは
志の輔さんが上手いのは言うまでもないけれど
今回の掘り出し物?は何と言っても柳亭市馬さん

志の輔さんより若そうなのに
口上でもトリを取るほど立場は上!?と思ったら
落語協会副会長なんだそうで・・・

「片棒」の中での一人お囃子や
口上での節回しなど
伝統芸能としての技を見せて頂きました


「口上」と言えば堅苦しいものかと思っていたら
ザ・ぼんちのおさむちゃんのおかげ!?で
思いっきりくだけた雰囲気に・・・

その後しっかり市馬さんが締められましたが



そして桂きん枝さんの落語が聴けたのも意外でした
きん枝さんと言えば三枝さんと一緒に「ヤングOH!OH!」出ていたイメージが強く
落語家だと言う事を忘れてました~

こう言っては失礼ですが意外にお上手でした


当初、口上の司会のみで落語をやる予定はなかったのを
文枝さんの急な計らいで一席やることになったんだそうです。



そしていよいよ文枝さんの登場ですが
驚いたことにまるで歌舞伎のように花道からご登場でした

さすが襲名披露ですね~


三枝さんと言えば創作落語一筋で来られた方。
もちろん入門後しばらくは古典もやっていたそうです。
けれどメディアで大人気になり
その口調と古典のめらんめぇ調に違和感を感じて
独自の道を行こうと決意したんだそうです。

それが創作落語でありオリジナル作品がなんと228作

常に新作落語を考えている姿勢は素晴らしいの一言です


そして今回の襲名披露に合わせて
最新作「さよならサニー」を作ったと言うんだからすごいです

晴れの大舞台で全く初めての作品を発表する勇気ってすごいと思いませんか?
守りに入らず挑戦し続ける姿は本当に素晴らしいです。


今回その「さよならサニー」を聴けるのかとおもったのですが
残念ながら別ネタでした

またいつか、聴かせて頂けるでしょう



襲名披露は一生に一度のものだから
この機会を逃してはと思って出かけましたが
パンフレットを見て唖然


来年2月25日(月)に岐阜でも公演があるそうです!!

岐阜の皆さん、観られるチャンスですよ~





Cafe de Aromaイベント行います♪

8月26日(日)14:30~18:00 予約制 1,500円

予約はエコードリームカフェさんまでお願いします♪

  0581-34-3915


志の輔らくご『中村仲蔵』

2012-06-21 23:11:39 | 落語

志の輔さんの独演会、行って参りました!

これまで志の輔さんの落語は何度聴いたでしょうか?
多分これまで聴いた中で今日の『中村忠蔵』が一番だと思います

その感動を忘れないうちにアップしておきます!




この『中村仲蔵』は1時間半の大ネタ。

そのせいか今回は前座は無く
創作落語の『買い物ブギ』の一席がありました。

この『買い物ブギ』は確か2度目?
大筋がわかっていても面白い
さすが、志の輔さんです



そしていよいよ本日のメインである『中村仲蔵』

こちらは実在したらしい歌舞伎役者の初代中村仲蔵を落語にしたもの。

血筋が物を言う歌舞伎の世界で
全く無縁の浪人の息子として生まれた仲蔵。
それが後世に名を残すきっかけとなった
『仮名手本忠臣蔵』五段目、斧定九郎役を演じるまでの感動人情話。


歌舞伎が舞台の落語と言う事で
本来噺家が一人で語る落語も
笛や太鼓などの現役歌舞伎の囃子方さんとの共演と言う貴重な一席でした。


志の輔さんお得意の笑いもしっかり取りつつ
囃子方さんとの共演で実際の歌舞伎に迫る言い回し。
本当に素晴らしかったです~


歌舞伎を知らない人間にも十分楽しめ感動した一席でした



多分この大ネタはそうそう聴く機会はないでしょうから
今回は本当にラッキーでした





実は志の輔さんの落語は随分聴くことが出来たので
そろそろ他の人を聴こうかと思っていた所でしたが
いつ聴いても
どんな話を聴いても
期待を裏切らない志の輔さんは本当にすごいなと
改めて思った次第です



三枝 志の輔 春待ち二人会

2012-02-27 23:23:53 | 落語

この季節恒例となった「春待ち二人会」行ってきました~♪

二人会を聴き始めてはや5年!!
今では友達も巻き込んでの春の恒例行事となりました



今年はすべてが“笑い”ネタで
大いに笑ってあったかくなって帰って来ました~

笑うっていいことですね~





さて、7月に『六代目桂文枝』を襲名される三枝さん。
三枝&志の輔としては最後の二人会でした。



そして昨年11月に亡くなった談志さんとも交流が深かった三枝さん
その襲名について談志さんにお見舞いがてら相談をしに行ったそうです。

談志さんは「やめとけ」と言ったそうですが
その後熟慮に熟慮を重ねて襲名を決めたと。
その報道を聴いて談志さんは・・・


「勝手にしろ!」

と、大きく一言FAXを送ったそうです


このエピソードを談志さんの一番弟子の志の輔さんがすると言う
このお二人の二人会ならではの一幕でした



今回はお二人とも笑いのネタづくし!!

まず開口一番・・・立川志の彦「狸宴」


志の輔・・・「ハナコ」

これが昨年の独演会で聴いたばかりの噺。
志の輔さんが話し始めるとその先を思い出して
思わず思い出し笑い
そして巧みな話術で2度目でもまたまた大笑い!

内容はそっかり覚えていても笑える!
さすが志の輔さんですね~
しかも内容を覚えていたにもかかわらず最期のオチ(落語用語では下げ)を忘れてまして
おかげで結末もしっかり楽しめました♪
私らしいです



三枝・・・「真心サービスおじんタクシー」

高齢のタクシードライバーが巻き起こすあれこれ
悪気が無いだけに乗客には可哀想だけど
面白い騒動です!


志の輔・・・「御神酒徳利」

こちらは古典の笑い噺。
自分が巻き起こした出来事をごまかすために思いついた嘘
それは突然占い能力が身に付いたとして一件落着。
その嘘のせいで、占い師として大阪(京?)に行く羽目に・・・


今、世間ではオセロの中島さんの事が騒がれているから
このネタを選んだのでしょうか?
こんなところにも志の輔さんのセンスを感じますね~



三枝・・・「大相撲夢甚句」

米屋の息子は浪人生なのに勉強もせずふらふら。
そして突然相撲取りになると宣言!
そこから巻き起こる騒動色々。

こちらも大笑いの一席でした♪



今回はすべて笑いネタ♪



大笑いで大祓い

笑いで浄化です~



【おまけ】

落語に興味が湧いた方
BSジャパン『今どき落語』を観てみて下さい♪

岐阜では岐阜放送の土曜日23時で放映されてますよ~


談志さんを偲んで

2011-12-27 23:50:54 | 落語

私の落語の師匠から頂きました~


談志さんの落語をほとんど聴いたことが無く
師匠がDVDを貸して下さると言うのでお願いしたところ
嬉しいおまけが付いてました♪

談志さん推薦のおせんべいだそうです!
お正月、DVDと共にじっくり味わいたいと思います



送って頂いたDVDも絞り込むのが相当大変だったようで
お手数をかけてしまいました


本当にありがとうございます














志の輔らくご

2011-10-18 22:28:39 | 落語
毎年恒例の「志の輔らくご」アップがすっかり遅れました~



いつもなら5月に聞きに行っていた志の輔さん
なぜか今年は5月高座が無く残念に思っていたところに
秋高座のお知らせが♪


春が無かった分秋に集中したのか
先行予約の抽選に外れてしまい
今年は行けないのかもと諦めかけてましたが
何とかと一般発売でゲットすることが出来ました~


志の輔さんの人気は本当にすごいのです



今回初めて名鉄ホールでの高座。
かなりの人数が入ると思うのですが満席。
老若男女、お客様の幅が広く
志の輔さんの人気度がよくわかります♪


毎回笑って笑って、満足して帰っているので
期待のハードルはどんどん高まって行くのに
期待を裏切られたことがありません!



前座 立川志のぽんさん 「寄合酒」
   泉水亭錦魚さん(岐阜県出身の方でした)「時そば」


本命 志の輔さん 

  「ハナコ」
   ある温泉旅館を舞台にした創作落語。
   女将が何でもかんでも説明するのでお客が辟易する噺。
   ちょっとミステリーの部分もありながら
   とにかく笑いました~

   「帯久」
   こちらは泣かせる古典落語。
   大繁盛していた呉服屋さん、人情味も厚く
   世間の噂が芳しくない帯屋の借金の申し出に快くお金を貸す。
   それがある時を境にすっかり立場が逆転。
   大店を構えるまでになった帯屋に借金をお願いするのだけれど
   そこで大きな騒ぎとなってしまう。
   最後は意外な大岡越前の名?裁きで決着。


大笑いさせてくれた後は、ぐっと抑えて惹きつける
全く持って志の輔ワールドにどっぷり入り込ませてしまいます



今回も期待以上に楽しませてもらいました~

やっぱり落語っていいですよ~

春待ち二人会 ~笑宇宙~

2011-02-28 23:41:01 | 落語
もう毎年恒例となりつつある
「三枝 志の輔 春待ち二人会」
今回で4回目となりました


私の落語デビューがこの二人会であり
落語の面白さにとりつかれるきっかけとなった会です♪


桂三枝さんと立川志の輔さん
共に大御所と言われる二人が落語デビューで
つくづくラッキーだったと思います!


今回の前座は桂三歩さん「さよなら動物園」
私は始めて知ったんですが
前座とは言え、もう立派に活躍されている方らしく
登場人物は全て動物と言う
ユニークな創作落語で面白かったです


今回唯一の古典が志の輔さんの「五貫裁き」
大岡越前の名裁きの行方、お見事でした~


そして創作落語は「みどりの窓口」
つい最近私自身が窓口を利用したばかりなので
妙にリアル感があって面白かったです



正直言うとこれまでは創作落語は軽いもので
人情噺の古典落語の方がすごいものだと思い込んでいました。
そのせいで創作落語が主な三枝さんの噺は
楽しいけれど軽く聞き流す事が多かったのです。

が、先日の「ソロモン流」でそれまで古典が中心だった落語の世界に
創作落語と言うものを確立したのが三枝さんだったと知って
今日の落語を聞く姿勢を思わず正してしまいました


「ピッカピカの一年生」
父親が息子と同じ高校の夜間に入学する事になると言う
ユニークな発想の噺。

「仲直り」
こちらは現代版人情噺とでも言えるような
今までとはまた違った新鮮さのある噺でした。


どちらも面白かったです~


TVで三枝さんは
「古典は江戸や明治の生活を伝えるもの。
 自分は創作落語で現代の生活を話す。
 それがいつの日か後世“古典”と言われるよう
 なったらいい」
そんなような事を言ってました。



ゼロから噺を作る事自体すごいことですよね~
今更ながらそのすごさに気付かせて頂きました


古典も好きだけど
これからは創作落語もたくさん聞いてみたいです~



やっぱり、落語っていいですよ~



※なぜか途中から文字が青になってしまいました! 
 理由がわかりません


初落語

2011-01-22 23:31:04 | 落語
今年の初笑い、初落語に行ってきました♪

実に贅沢な落語会で大満足でした


柳家喬太郎さん前回初めて聴いて
とても感動した噺家さん。
今回も期待大でいどみましたが
期待以上
笑いを誘う現代噺の「寿司屋水滸伝」
涙を誘う感動人情古典物「文七元結」
どちらも最高でした~

そしてさすがだなぁ~と思った出来事がありました。
この感動噺で一番いいところに差し掛かったその時
何と言うタイミングが客席で携帯の着信音が
あれだけ事前にアナウンスがあっても
必ず鳴るんですよね~
よりによって一番聴かせるぞと
そんなタイミングでした。

喬太郎さんは見事にその着信音を
噺のネタに織り込んだんです。
しかもお客様の気を悪くさせないよう
実にお見事でした



昨年の12月情熱大陸で初めて知った柳家三三(さんざ)さん
若手実力派で大人気の噺家さんらしいですが
その評判通り、こちらもお見事

「鮑のし」と「権助提灯」
どちらも笑いの2席でした♪
この「権助提灯」誰かの噺で聴いた事があるのに
思い出せなくて気になってます



そしてこんな実力派二人に負けてなかった
二つ目春風亭一之輔さん
遠目でしっかりとは見えなくとも
その表情豊かな顔、笑えました
「初天神」と「あくび指南」



そして三人のプロのライバル意識のなせる技!?
お互い前の噺家さんのネタを実にうまく織り込んで来る。
普通噺家さんは高座に上がるまで
何を話すか決めていないのだそう。
喬太郎さんも最初の席では急遽古典を辞めて
「寿司屋水滸伝」にしたようでした。

そんな感じですから話す直前に
ネタを盛り込むよう考えるんですね。
さすがプロです



そして昨年始めて知った女性の噺家立川こはるさんが今回も前座♪


これだけ聴いてはずれが無かったのは
本当にすごいことです!!
今年の初落語がこんなに贅沢な会になるとは嬉しい誤算!!
幸せでした~~~

立川談春独演会

2010-11-24 23:35:43 | 落語
先日久しぶりに落語を聴きに行ってきました~

2度目の談春さんです。
昨年に続いて今回もkeiさんとご一緒しました♪


まだ2回しか聴いていませんが
談春さんの絶好調ぶりをうかがわせる大ネタ2作品でした。


落語の講演は始めは軽めに
最後に大ネタを持ってくるのが普通らしいのです。
ところが談春さんはそれじゃあ面白くない!
「今日はしゃぶしゃぶとすき焼きで行きます!」
その宣言通りとても聴き応えある2作品を披露してくれました



まずはしゃぶしゃぶ『お若伊之助』
若くてきれいで大商家の一人娘お若さん。
芸の手習いの師匠伊之助(これまた若くていい男)に惚れてしまい
やがて恋仲に。
けれども身分が違うので許されるはずも無く引き離されてしまいます。

これがただの悲恋の物語ではなく立派な?オチがありました


談春さんが「しゃぶしゃぶ」だと言った通り
息継ぐ間もないほど次から次へと続くセリフ
大迫力で十分聴き応えありでした



そしてすき焼きには『妾馬』

貧しい長屋住まいのお鶴が殿様に見初められてお城にあがり
何とお世継ぎを生んだ事から物語は始まりました。

お殿様に褒美を与えると言われて望んだのは
がさつな兄、八五郎との対面。
もちろん礼儀作法など知る由も無い八五郎ですが
とにかくお城に行きお殿様にお目通りをするのです。


この兄の無作法ぶりが笑いをとても誘うのです~
そして笑いに笑った後で
酔っ払った八五郎がたった一人の妹を想う心を語り始めると一変!
じ~んと暖かいものが広がって涙を誘いました。


笑いと人の心を掴む情への見事な転換
だから落語は面白い~
そう思わせる見事な作品でした




そして今回もう一つ嬉しい収穫がありました

前座の立川こはるさんです♪

登場した時、随分若い子だなぁ~
高校生かな?
なんて思ったら実は実は、女性のお弟子さん

プロの落語界で女性の噺家さんがいるとは
思っても見ませんでした。

でも噺の勢いといい声の通りと言い
こはるさんもしっかり聴き応えありました。
これからの活躍を注目したい噺家さんでした。
応援していきたいと思います



「こはる」と言えば
私にも可愛いこはるちゃんの友達がいます



こはるさんにしゃぶしゃぶとすき焼き
とにかくお腹いっぱい
ごちそうさまでした


「落語なんて」と思っているあなた
だまされたと思って一度聴いてみて下さい。
面白いです♪
今は結構若いお客さんも多いですよ~


志の輔らくご3回目

2010-05-13 23:53:18 | 落語
志の輔らくごに行ってまいりました~♪
それにしても今夜は寒かったですね~
GWの夏のような気候はどこへやら
いったい今は何月なのかと思うほどです
みなさんも、体調管理にはお気をつけ下さいね。


本題に入る前にもう一つ・・・


帰りの名古屋駅での事。
改札を通り抜けると後ろから「すいませ~ん」と
誰かが肩をたたいてきました。
誰?っと振り向くと
「これ忘れてますよ」と
改札機を通した後取り忘れた切符を
優しいお兄さんが渡してくれました



またやってしまった、このボケ~~~



たま~にやるんです、この取り忘れ。
以前などはそれで2度払いする羽目になった事も
そこそこの距離だったから、結構痛かった~

今回は優しいお兄さんのおかげで助かりました
どこの誰かは存じませんが
ありがとうございました


さてさて、本題の志の輔らくご。
今回で3回目♪
二人会を入れれば志の輔さんの落語は6回目。
大人気の志の輔さんを6回も聴けるとは
とっても贅沢な事です~
そして決して期待を裏切らない!!
何を聴いても本当に楽しいのです

今回は特別なタイミング?のネタありでした
3月のベトナムの独演会の時
利き手である左手(始めて知りました)の中指の靭帯を切ってしまい
ギブスを着けているとの事。
中指1本とは言え、利き手の負傷はかなり不便なんでしょう
相当このネタで楽しませてもらいました♪


さてさて本日のお題目


前座 立川志の春「元犬」
    どこかで聞いたことがあると思ったら
    3月の二人会で聞いた噺と同じでした!
    2度目でもまた笑えるのは
    志の春さん、結構上手いんじゃないかと思います♪

    立川三四楼「浮世床」
    羽織を着て出て来たので二つ目なんだろうなぁ~
    と思ったら、あれれっ!?
    相当緊張しているらしく・・・
    この後、志の輔さんが彼が名古屋出身だと教えてくれ
    身内や知り合いが来ていて緊張したのかな~と。
    しかしながら、この方相当な天然です。
    このままでずっと行けたなら
    相当な大物だと思います

立川志の輔 「異議なし」
    現代ネタの創作落語(多分)♪
    たっぷり笑わせてくれました~~~

立川志の輔 「紺屋高尾」
    出だしで「紺屋高尾」だと分かった私
    随分落語通になったもんだと自己満足
    志の輔さんの「紺屋高尾」は2度目だわ
    と、思いながら聞いていたんですが
    家に帰ってからチェックしたら
    以前聴いたのは立川志らくさん。
    志の輔さんのはCDで聴いたのでした~

    この「紺屋高尾」と言うのは
    職人と花魁のとってもいいお話
    色んな噺家さんを聴き比べて楽しめるのも
    落語の面白さの一つですね~
    もちろん志の輔さんですから
    たっぷり笑わせながらもホロリとさせてくれます


最後に地元出身の三四楼さんをもう一度呼んで
改めて志の輔さんが紹介をし
彼のためにと三本締めをみんなでしました。
この時に三四楼さんの天然ぶりが露呈したわけですが。
この三四楼さんは立川談四楼さんのお弟子さんなんだそう。
それなのに名古屋出身で二つ目に昇進したばかりだからと
この独演会に呼んであげたのだそうです。
彼の天然ぶりにさすがの志の輔さんも苦笑気味
志の輔さんって優しいんだなぁ~と思うと共に
三四楼さん、どうか精進してがんばって下さい
と、思ったのでした。




やっぱり落語は楽しいです~♪♪
みなさんも機会があったら
ぜひぜひ聴いてみて下さい
思いっきり笑うっていいですよ 

恒例、春待ち二人会♪

2010-03-02 23:08:52 | 落語
久しぶりの落語ネタです♪


今年で3回目になる「三枝、志の輔の春待ち二人会」
私が初めて落語を聴き
その魅力にはまるきっかけとなった会です。


まずは志の輔さんのお弟子さんの前座から。

立川志の春 「元犬」

これまで聴いた前座さんの中では一番面白かった!
犬が人間になる、おかしなお噺


そして期待に膨らむ志の輔さん

立川志の輔 「三方一両損」

いつも楽しみなのが本題に入る前の「まくら」と呼ばれる導入部分。
志の輔さんは必ずその時の旬なネタをうま~く取り入れます。
案の定、オリンピックネタ
オリンピックとこの二人会の前日に行われた
「全日本学生落語選手権」を実に上手く絡めてました。

距離や早さなど数字で勝負がつく競技はわかりやすいけれど
フィギュアなどの競技は審判の価値観による採点であり
実にあいまいで判断が難しい。
落語も同じ。
「笑い」なんて言うのは人それぞれ価値観が違うもの。
それをどうして順位を付けられるのか?

そんなような事をいくつもの小話を例に挙げながら語るのです
この「まくら」だけでも本当に面白い
志の輔さんの独特の目の付け所が
毎回聴いて実に楽しいのです♪

本題も大岡越前の名裁き!かと思いきや・・・

笑わせて頂きました~♪


そしてお次は三枝師匠
今回は二つとも現代創作落語でした。

桂三枝 「アメリカ人が家にやって来た」
桂三枝 「温泉旅館望洋楼一泊?」

両方とも思いっきり笑わせてもらいました!
今まで聴いた三枝さんの中で今回が一番面白かったです~


そしてトリは志の輔さん
二作目は感動人情物

立川志の輔 「柳田格之進」

これまでの3作と打って変わって
水を打ったようにし~んとなる客席
志の輔さんの舞台に引き込まれる空気ががらっと変わりました!

笑って楽しい落語も好きだけれど
こうしてほろりとする人情物も大好きです

やっぱり、落語はいいですね~



今回はいつも一緒に行く友人に
落語デビューの一人が新たに加わりました。
彼女にも落語の魅力が十分伝わったようで嬉しいです

初めての落語を聴くのにこの「春待ち二人会」は
実に贅沢であり、
間違いの無い選択です




それにしても昨日はハードで充実した一日でした♪
落語に気持ちが浮かれてしまったせいか
看板を出し忘れに気付かず
気付いたのは二人目のお客様をお見送りした時
なぜ、一人目のお客様で気付かなかったのか・・・
反省です

大名古屋らくご祭

2009-12-14 22:56:50 | 落語
とっても楽しみにしていた「大名古屋らくご祭」
行って来ました~

聴けば聴くほど落語にハマって行きます
落語って、本当に面白いですよ~
機会があったらぜひ一度、物は試しで聴いてみて下さい


昨日行ったのは超豪華バージョン『六人会』
思いっきり笑ってきました

林家正蔵さん 『新聞記事』
春風亭小朝さん 『試し酒』
笑福亭鶴瓶さん 『死神』
柳家花禄さん 『目黒の秋刀魚』
立川志の輔さん 『買い物ブギ』
春風亭昇太 『花筏(いかだ)』

どうですか?
そうそうたるメンバーでしょ!
みなさん顔はもちろん知ってる有名な方々だけど
志の輔さん以外、落語を聴くのは初めて。
めちゃめちゃ期待して挑みました!


独演会と違ってこう言う会は
それぞれの噺家さんの聞き比べが面白いです♪
しかもそれぞれが意識し合うんですね~
自分の前の噺家さんへの突込みなどが入って
違う意味でも楽しいです~


私が落語にハマッたきっかけの志の輔さん。
今回で既に6回目になりますが
期待を裏切られる事が無い!!
今回もダントツで面白かったです
お客の心をつかむのが実に上手い
他の人が古典落語だったのに対して
そして今回はただ一人創作落語だったのも
より面白く感じられました。
そのあたりの選択もさすがですね~

小朝師匠は噂通りプロの技を感じました。
すごい

意外に良かったのが花禄さん♪
さずが落語界のサラブレッド
若いけれど上手いし面白かったです
志の輔さん同様、場慣れをしていて
お客の心をつかむのが上手かった

鶴瓶さんの落語は色んな意味で期待感大!
タレントや役者の顔が強いので
落語はいったいどうなんだろう?

正直に言います!
本業、もう少しがんばれ~って感じでした。
『死神』と言うネタはいい噺でした
ですが登場人物の声音の違いがイマイチ足りないような・・・
なぁ~んて、偉そうに言ってしまいました
最近、落語に力を入れ始めているそうなので
今後に期待ですね♪

昇太さん、先週50歳になったそうです
もっと若く見えていたので驚きました!!

落語と言うのは聴きながら
自分の中で創造を膨らませる世界です。
ですから楽しめるかどうかは
噺家さんの声の相性が私には影響大のようです。
そう言う意味において昇太さんの声は
私には今一つと言う感じでした。
昇太さんごめんなさい

そして正蔵さんは・・・

一番手だったせいなのか?
全く持って印象に残らず

と言う事は・・・
面白くなかった?


これだけ一度に聴けば
どうしても自分の好みで
誰が良かった悪かったって
出てきますよね~
私の勝手なコメントとして流して下さいね

それぞれけん制?し合う感じも面白いし
色々聞き比べが出来て楽しかったです♪
そうして、また新しくお気に入りの噺家さんを見つけて
今度は独演会に行ってみよう~
と、どんどん落語の世界にはまり込んでしまいます

落語新時代

2009-10-11 16:48:12 | 落語
若手中堅どころ4人が集まった落語会
「落語新時代」に行って来ました♪

私の落語デビューは志の輔さん。
初めて聴いた人がめちゃめちゃ上手かったので
他の人を聴いてはたして楽しめるのか・・・

そんな不安を持ちつつ「赤めだか」の影響で
談春さんを聴きに行き
その赤めだかに登場する談春さんのおとうと弟子
(なのに先を越された)で良きライバル?の志らくさんが来るとあって
この「落語新時代」に言って参りました~


これまでは志の輔さんだったから
落語が面白いと思っていたのですが
昨日確信しました!!

私は落語が大好き~

落語にハマリました~~~!!


昨日のメンバーは

桂吉弥さん(あの「ちりとてちん」にちょっとだけ出ていたらしい)
三遊亭白鳥さん
柳家喬太郎さん
そして立川志らくさん

唯一志らくさんの名前だけは知っていたけれど
他の方々は全く初めて。
落語界ではそうそうたるメンバーなのだそうだけれど
その価値すらわかっていないど素人なのです


昨日の演目は・・・

前座の立川らく兵・・・「手紙無筆」
桂 吉弥・・・「ちりとてちん」
柳家喬太郎・・・「寝床」
三遊亭白鳥・・・「おばさん部隊」
立川志らく・・・「紺屋高尾」


それぞれ、個性が違って面白いのだけでど
一番良かったのが柳家喬太郎さんでした

ご本人が登場して開口一番
「吉弥さんはいい男で登場しただけで
 お客様がぐっと引き付けられる。
 そして私が出るとお客様はぐっと引かれる」

確かにおっしゃる通りで何となくこわもてな感じに
客席は引き気味でした

これまでは誰も「枕」と言われる
ネタに入る前のちょっとした話でお客を笑わせ
ぐっとその距離を縮めていよいよ本題となるのだけれど
喬太郎さんは枕もそこそこに本題に・・・


ところが、ところが!!

もう、すっかり引き込まれる上手さ


語り口調が本当に上手く知らず知らず引き込まれ
そしてまた、前座や前の吉弥さんのネタに登場する人物を
うま~く登場させて笑わせてくれる♪
その巧みな技は、まさに本物の芸
そう言えばチラシの紹介にも「職人気質の巧者」とありました

いやぁ~、本命だった志らくさんも良かったけれど
喬太郎さんが一番でした

しかも今回は前から5列目!
噺家さん達の表情もしっかり見えてより楽しめました

独演会に行くのもいいけれど
こうして色んな人達の噺が聴ける落語会もいいです~
意外な出会いに
ますます落語ワールドにハマって行きます



客層は意外に若い人もい多いし
着物を着た粋な方々もいらっしゃいます。
もちろん、気楽に着てる人が大半ですよ
そして他の舞台に比べやすいのが嬉しいです~

「笑い」って心の栄養
良質の笑いって本当にいいですね

みなさんも一度だまされたと思って行ってみて下さい




ちなみに近場の情報です

桂文珍独演会ツアー 11月29日(日)犬山市民文化会館

大名古屋らくご際12月7日(月)~13日(日)
これはとっても豪華ですよ
出来る事なら全て行きたいぐらい

ふそう新春落語二人会 桂米助&三笑亭夢之助
 2010年1月17日(日) 扶桑文化会館



立川談春

2009-07-12 22:16:14 | 落語
念願の立川談春さんの独演会に行ってきました♪


去年から落語にはまり
まずは志の輔さんのファンとなり
「赤めだか」で初めて談春さんを知り
本の面白さから
ぜひ一度落語を聴いてみたいと思っていました。


そしてやっとの事で手に入れたチケット♪
しかしながら父の容態が微妙な時期となり
結局は行くのを諦めました。




が・・・
神様は思わぬ所で微笑んでくれました~

なんとkeiさんが犬山である談春さんのチケットを既に手に入れ
誘ってくださったのです~





わくわく期待をしながら席についていると
場内アナウンスが聞えました。
それがまた見事な棒読みで
それが逆に私達の笑いを誘うほど。
独演会が始まる前から会場に笑いが起きてました。
前座の若手さんより
このアナウンスの方が笑いを取ってました



前座の人には申し訳ないけれど
やっぱり面白くない!
それをうま~くつかみのネタにして
まずは私達を笑わせるあたり
さすが談春さんはプロでした
さっきまでの眠気はどこへやら
あっという間に談春ワールドに引き込まれてしまいました。

「宮戸川」
「不動坊」

今回の演目です。
keiさんがわざわざ調べてくれました。

登場人物がまるで目の前にいるかのように生き生きとして
本当によく笑いました
たった一人で
しかもほぼ上半身だけ語るだけなのに
色んな映像をが見えてくる。
落語って本当に面白いです!!

談春さんの噺が間近で聴けて本当に幸せでした
keiさん、ありがとうございました




色んな講演のチラシをもらった中に
今度は立川志らくさんを発見!
この志らくさんも「赤めだか」に登場する
気になる人物のひとり。
お次は志らくさんを聴きにいこうかなぁ~♪

どうやら私の落語ブームは当分続きそうです



笑うことは健康にいいですよ~
皆さんもチャンスがあれば一度聴いてみて下さい。
最近ブームなのか以外に若い人も聴きに来てますよ~