涙もろい

最近、本当に涙もろくなっている。もしかしたら、毎日何かしら涙ぐんでるかも・・・

そんな最近の涙話を。

先日、某有名会社の社長さんの誕生会に出席した時の事。
珍しく今年は参加メンバーの方が持っているお料理教室での開催となった。
（ここがまたデザイナーズマンション！？て感じで素敵なところでした）
料理もその方のプロデュースでおいしく頂きました。そんな訳で珍しく今年はバースデイケーキが登場。
この社長さんは５５歳。普通ならバースデイケーキのロウソクを消すなんてまずしないんじゃないかと思う。
ところがこのケーキを前に合唱して本当にうれしそうに、そして感謝の言葉をつぶやいた。
「ここにいるすべての人達に、１００万倍の幸せが訪れますように」
それは小さな小さなつぶやき。でも私はしっかり受け止めました
私にも１００万倍の幸せがきっと来るはず！

自分が持つ肩書きなど気にせず、目の前にある事に感謝し、みんなへの祈りも忘れないそんな姿にウルッと来てしまいました。


もう一つ。ＴＶ番組を見て・・・
両腕に障害を持ったサルが２度の出産をした話。日曜日の番組だったので観られた方も多いのでは。
一度目は障害の故なのか、出産翌日には赤ちゃんを失くしてしまった。
そして２度目の出産。前回の教訓が生かされて、無事子育てが進んでいる。
野生のサルだと言う事で、あえて手を出さないが温かく見守る人々。
動物物にはもっぱら弱い私は、朝から号泣でした。


そしてもう一つ、これもまたＴＶを観て。
ＥＴＶ特集「難民をどう受け入れるのか」。これは悲しくて、切なくて涙が止まらなかった。この事に関しては、改めてアップしたいと思う。


こんなに涙もろいと友達に話すと、「それは歳のせい」だと笑われた
でもある意味、感情が自然に湧きあがるのはとてもいい事だと思う。
中田ヒデが言ってた。感情を抑えているうちに、いつの間にか自分の感情がわからなくなってしまったと。
そういう意味では、毎日些細な事にも感動できる自分がいるというのは、とても幸せなんだと思う

かっこよすぎるヒデ！

土曜日、中田英寿の引退特別番組が放送された。録画して見たけれど、改めてヒデはカッコイイと思った。
完璧なプロフェッショナル人間
プロゆえの厳しさ。それは怖いほど、自分にも周りにも求め続けた厳しさ。

組織やチームで働く以上、メンバー全員が同じ能力レベルと言うのはありえない。
レベルの差に応じた役割分担、責任がある。
完璧を求めるあまり、常に自分と同じレベルで物事を見ると大変な事になってします。時に相手の目線にまで降りて導く事も大切な事。

とは言え、ワールドカップ代表に選ばれたメンバーにおいては目指す目標は同じはず。世界水準で戦う必要がある時に、そんな甘い事は言ってられない。
ヒデの目指す完璧なまでの“世界と戦う覚悟”をメンバーに求めたのは当然の事だったと思う。
伝えたいのに伝えきれないもどかしさ。ますます自分を追い詰めていくストイックさ。まさにプロ中のプロだと思う。
それゆえに自分を押し殺さねばならない辛さ。痛々しい・・・。

もしかして、もう少しヒデに余裕があったなら、あれほどまでに自分を追い詰めなくとも、みんなを引っ張っていけたんじゃないかと思ってしまう。
でも勝負の世界はそんなに甘くないんだろうけど。

これからヒデは世界中を旅して一皮剥けた時、そんな事を思う時が来るかも。

プロ中のプロとして働いたヒデ、あなたは本当にかっこいいです
プロサッカー選手と言う枠がはずれた今、きっともっと自由に、もっと大きく羽ばたく姿が目に浮かびます
そんな日がやってくる事を楽しみにしてるよ～