先日のETV特集「難民をどう受け入れるのか」を観て、どうしようもない感情があふれて仕方が無かった。
堅い話になるけれど、どうか最期まで読んで欲しいと思います
『ホテル・ルワンダ』で関心を持った難民問題。
日本と言う単一民族の国に生まれ、当たり前に与えられている“人として生きる権利”。
あまりに当たり前すぎて、それを持つ事が許されない人達が入る事に何の関心も持っていなかった。それがあの映画から始まり、UNHCRを知り、このETV特集で、ますます唖然としてしまった。
何らかの事情で生まれた国で迫害を受け、命の危険の恐れがあるためやむなく国外に脱出せざえるを得ない人達を「難民」と言う。
様々な理由で難民となるしかない人達が未だに大勢世界各国に逃れている。
それなのに日本で受け入れられているのは1年でたったの46人だと言う。
しかも緒方貞子さん(元国連難民高等弁務官)によると、以前は年に1、2人程度でまだ増えてきた方だと言うから驚き!!
アメリカやヨーロッパでは万単位の難民を受け入れていると言うのに・・・
番組を通してずっと感じたとは「日本」と言う国の冷たさ。
「人道」より「法」が優先されてしまう、悲しい国だ。
【トルコから逃れてきたクルド人の男性】
家族を残し一人で日本に来て10数年。その間ずっと難民申請のため裁判を続けているが、2度の却下。
未だ認められず、働く事も許されない。
長年に渡る疲れも重なりもうこれ以上は時間の無駄だと、彼は第3国に出国もしくは、命の危険があっても国に帰るかしかないと言う。
【トルコから逃れてクルド人の男性とその家族】
17歳で日本に来たものの、難民申請の手続きがわからず不法滞在をする。
日本に来て5年目、フィリピン女性と出会い結婚し女の子に恵まれた。
今の不安定な生活を、家族3人安心して暮らせるようにと、家族3人の難民申請をする。
ところが結果は3人とも認められず、彼と奥さんは別々に収容所に収監。残された子供(当時2歳)は自動施設に預けられてしまった。
入国管理局は彼や奥さんをそれぞれの自国に送還する決定を下す。
家族3人が一緒に暮らす権利が日本では認めれない。
【ミャンマー人の女性】
日本に逃れてきてから出会った、同国の男性と結婚。ところが妊娠3ヶ月の時夫が強制送還されてしまう。一人残された彼女。何とか品川区の「児童支援」で助けられて無事出産。
2歳になる男の子を一人で育てながら、難民申請を続けている。
この子はミャンマーにも日本にも出生申請が出来ない為、無国籍状態。
【ベトナム人男性】
日本に来て10数年。難民申請を続けながら働いている。会社では日本人の後輩指導も任されるほど、信頼を得ている。
同じベトナム人の女性と出会い結婚。子供が一人。
いまだ「難民」として認められず、月に一度「仮滞在」の更新を続けながらの不安定な生活。
ここで共通しているのは、難民申請をしても認められない事実。
その理由は「自国に帰っても、命の危険があると考えられる証拠が無い」=難民には当たらないと。
これって、相当おかしくないか!?
難民として自国から逃げてきた人達と言うのは、とにかく必死で国を脱出してきた人達。そんな彼らが、自国が管理するパスポートを持てるはずが無い!ましてやや、その国を逃げ出さなければならない理由を正当に証明出来るはずが無い!!
それなのに日本という国は、その証明ばかりを求めている。
目の前に困っている人がいると言うのに、その事実より証拠、法律が優先されている現状。
ある入国管理局の人が言っていた。
「安易に認めると入国管理制度が崩れる」と。
人の命より「法」が大切なんだと言ってるのと同じ!
人はどんな国に、何人として生まれようと、最低限人として生きる権利は与えられていいはず。
それなのに、たまたま生まれた国の事情によってやむなく逃げ出さざるを得ない状況下で、守られていいはずが逆に拒否しているのが今の日本。
「法」を超えたところで人として救う事がなぜ出来ないのか・・・
ある難民の人が言っている。
「日本人は人柄はいいが(難民に)関心を持ってくれないので、理解されない」
図星だと思った。
関心が無いから、理解が生まれない。
すぐには変わらないかもしれないが、一人でも多くの人が関心を持ってくれる事から始まると痛感した。
幸いにして救われるのは、こんな日本でも彼らを助ける為に手を差し伸べている人達が入ると言う事。
改めてUNHCRの活動の大切さも実感。
「自分には関係ない」では無く、もし自分が難民にならざるを得なかったら・・・
そんな風に考えれば、「同じ人間として助けてあげたい」と言う感情が湧くと思う。
難民の人達も同じ人として受け入れて普通に共存出来る。
そんな日が一日も早く訪れる事を心から願います
最期まで読んでくださった方、本当にありがとう
堅い話になるけれど、どうか最期まで読んで欲しいと思います
『ホテル・ルワンダ』で関心を持った難民問題。
日本と言う単一民族の国に生まれ、当たり前に与えられている“人として生きる権利”。
あまりに当たり前すぎて、それを持つ事が許されない人達が入る事に何の関心も持っていなかった。それがあの映画から始まり、UNHCRを知り、このETV特集で、ますます唖然としてしまった。
何らかの事情で生まれた国で迫害を受け、命の危険の恐れがあるためやむなく国外に脱出せざえるを得ない人達を「難民」と言う。
様々な理由で難民となるしかない人達が未だに大勢世界各国に逃れている。
それなのに日本で受け入れられているのは1年でたったの46人だと言う。
しかも緒方貞子さん(元国連難民高等弁務官)によると、以前は年に1、2人程度でまだ増えてきた方だと言うから驚き!!
アメリカやヨーロッパでは万単位の難民を受け入れていると言うのに・・・
番組を通してずっと感じたとは「日本」と言う国の冷たさ。
「人道」より「法」が優先されてしまう、悲しい国だ。
【トルコから逃れてきたクルド人の男性】
家族を残し一人で日本に来て10数年。その間ずっと難民申請のため裁判を続けているが、2度の却下。
未だ認められず、働く事も許されない。
長年に渡る疲れも重なりもうこれ以上は時間の無駄だと、彼は第3国に出国もしくは、命の危険があっても国に帰るかしかないと言う。
【トルコから逃れてクルド人の男性とその家族】
17歳で日本に来たものの、難民申請の手続きがわからず不法滞在をする。
日本に来て5年目、フィリピン女性と出会い結婚し女の子に恵まれた。
今の不安定な生活を、家族3人安心して暮らせるようにと、家族3人の難民申請をする。
ところが結果は3人とも認められず、彼と奥さんは別々に収容所に収監。残された子供(当時2歳)は自動施設に預けられてしまった。
入国管理局は彼や奥さんをそれぞれの自国に送還する決定を下す。
家族3人が一緒に暮らす権利が日本では認めれない。
【ミャンマー人の女性】
日本に逃れてきてから出会った、同国の男性と結婚。ところが妊娠3ヶ月の時夫が強制送還されてしまう。一人残された彼女。何とか品川区の「児童支援」で助けられて無事出産。
2歳になる男の子を一人で育てながら、難民申請を続けている。
この子はミャンマーにも日本にも出生申請が出来ない為、無国籍状態。
【ベトナム人男性】
日本に来て10数年。難民申請を続けながら働いている。会社では日本人の後輩指導も任されるほど、信頼を得ている。
同じベトナム人の女性と出会い結婚。子供が一人。
いまだ「難民」として認められず、月に一度「仮滞在」の更新を続けながらの不安定な生活。
ここで共通しているのは、難民申請をしても認められない事実。
その理由は「自国に帰っても、命の危険があると考えられる証拠が無い」=難民には当たらないと。
これって、相当おかしくないか!?
難民として自国から逃げてきた人達と言うのは、とにかく必死で国を脱出してきた人達。そんな彼らが、自国が管理するパスポートを持てるはずが無い!ましてやや、その国を逃げ出さなければならない理由を正当に証明出来るはずが無い!!
それなのに日本という国は、その証明ばかりを求めている。
目の前に困っている人がいると言うのに、その事実より証拠、法律が優先されている現状。
ある入国管理局の人が言っていた。
「安易に認めると入国管理制度が崩れる」と。
人の命より「法」が大切なんだと言ってるのと同じ!
人はどんな国に、何人として生まれようと、最低限人として生きる権利は与えられていいはず。
それなのに、たまたま生まれた国の事情によってやむなく逃げ出さざるを得ない状況下で、守られていいはずが逆に拒否しているのが今の日本。
「法」を超えたところで人として救う事がなぜ出来ないのか・・・
ある難民の人が言っている。
「日本人は人柄はいいが(難民に)関心を持ってくれないので、理解されない」
図星だと思った。
関心が無いから、理解が生まれない。
すぐには変わらないかもしれないが、一人でも多くの人が関心を持ってくれる事から始まると痛感した。
幸いにして救われるのは、こんな日本でも彼らを助ける為に手を差し伸べている人達が入ると言う事。
改めてUNHCRの活動の大切さも実感。
「自分には関係ない」では無く、もし自分が難民にならざるを得なかったら・・・
そんな風に考えれば、「同じ人間として助けてあげたい」と言う感情が湧くと思う。
難民の人達も同じ人として受け入れて普通に共存出来る。
そんな日が一日も早く訪れる事を心から願います
最期まで読んでくださった方、本当にありがとう