宇宙人の独り言

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あの世への科学

2011年06月28日 | 日記
 あの世や霊という話題になると、なにやらウサン臭い、エセ宗教、オカルト的で非科学的なこととしての印象をもたれがちです。何かしら気味の悪い、縁起でもないという陰湿なイメージがこびりついています。・・・

 これは木村忠孝著『あの世への科学の扉』(たま出版)の「はじめに」の冒頭部分です。
 著者である木村忠孝氏はお医者さんで、現在北九州市春日病院の院長さんということです。
 これでは何を言いたいのか分からないので、冒頭部分の続きを続けます。
 
【人によっては、自分の理解を超えること、納得できないことには、ただ単にあり得ないとして片付けてしまったり、また、否定した方が科学的で知的、利口にみえるという勘違いから話題にすることすら忌避する人もいます。唯脳論に立つ人は、脳の誤作動、幻覚、幻想として済まそうとするでしょう。

 しかし、予想外に多くの人が、見えない世界やそこに住む存在を、明確に、もしくは不確かながら認識しています。実際には、誰一人として心底から否定する人はいません。目に見えないから、測定する機器がないからという理由だけでは、否定しようがないからでもあります。

 現代の情報社会は、目に見えない電磁波や素粒子の活用駆使なしには成立しません。宇宙のエネルギーの96%は、私たちが通常見たり触れたりしている物質以外のエネルギーで出来ていることが解ってきました。

 人間は五官という限定された世界にとらわれた存在ですから、この地上界――物質の世界以外に、目に見えない多くの世界があるなど想像外のことでした。しかしその一方で、この地上界以外の世界(あの世)とのコンタクトは、宗教的体験や個人的神秘体験として語られてきました。

 本書は、死後の世界や、そこに生きる生命という見えない世界を最新の物理学的知見を採用しつつ、科学的に探究したものですが、そうした見えない世界を極力イメージと知的レベルで可視化するように努めました。
 そして、その探究を通じて、宗教的また個人的神秘体験は、実に高度な科学的な世界でもあることが解ってきました。・・・】

 私がこの本に注目したのは、書いた人が医師であること、そして医師が「死後世界」や「見えない世界」のことをテーマにしていること、さらにそれらを科学的に探究したものだからです。
 おそらく著者は、この本の出版には勇気がいったと思います。
 近年、量子力学という学問が発展し、ミクロ世界のことがかなり究明されています。日常生活のなかで実用化されているものも少なくありません。
 リサ・ランドールさんというアメリカの理論物理学者がいます。彼女は『ワープする宇宙―5次元空間の謎を解く』(日本放送出版協会)『リサ・ランドール異次元は存在する』(NHK未来への提言)などの著書を発表しています。さらに科学が進展し、遠からず死後世界が科学的に証明される日も近いと思います。
 さらに

【・・・
 (中略)
 自分は死んだらどうなるのだろうか?
 死の直後の状態について、それに続く意識的覚醒について、大枠で、まずこういう経過をたどるであろうことを記しました。
 死とは振動数の変化で、一つの自然現象であること、またそこには何らの苦痛もないこと、覚醒後に、各人の精神的進化の度合いに応じた生活が送れるように準備がなされていること、等々です。
 次に、急死、小児・老人の死、障害のある人の死、脳死、愛する人、友人、家族との死別を個別にとりあげました。それぞれの死の諸相に際しての配慮、手配、配剤がいき届いていることを理解していただきたく思います。

 イエス・キリストの言葉に、「神の御国は汝の内にあり」という教えがあります(他宗派にも同様の表現はありますが)。実に深遠な真理です。あらゆる宗教の中核をなす真理であるといっても過言ではないでしょう。本書は、この教えを巡って科学的探究をしたものともいえます。

 肉体の死を超えて実在の世界があり、人間も振動数の高まった体で永続的な生を営むあの世――高波動界に関する知識が、死への不安を和らげ、翻って、人生がより豊かな実りあるものとなる――本書が、そうした一助となること、また、人間という存在に対する新しい認識への扉を開ける力となることを願ってやみません。】

 詳しくは、同書を読んで下さい。きっと、視界が開けるでしょう。

以上

あの世への科学の扉
木村 忠孝
たま出版


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