宇宙人の独り言

「宇宙人の世界」へようこそ!!
本ブログのテーマは、「UFO」と「宇宙人」と「人類の歴史」をみなさんと考えることです!

蘇った男、ノエル・ジョンソン

2010年10月29日 | 日記
 人間のこころの働きには、起きている時の意識としての顕在意識があり、その奥には潜在意識があるといわれています。その「潜在意識」を発見したのは心理学者のフロイトです。
 人は潜在意識の中にマイナスの思いを取り込んでしまい、自分の運命をマイナスの方向に動かしてしまっている人が、多くいるように思います。
 ここに潜在意識の力で蘇ったひとりの老人がいます。ノエル・ジョンソンさんです。

 ノエル・ジョンソンは現役をとうの昔に引退した70歳の老人でした。年を老いて身体はブヨブヨになり、心臓、肝臓を悪くし、糖尿病を患い、医師より死を宣告されました。
 しかし、ジョンソンはここにいたって死んでたまるかと自分の意志で蘇ることを決意し、その日以来生活態度を一変しました。
 彼は3年間、図書館通いと運動に励み、自分を作り変えることに専念しました。その結果、88キロの体重は70キロに減って、筋肉は見違えるように強靭になりました。
 そして73歳の時(1972年)、世界シニア・ボクシングで元ヘビー級プロボクサーのルー・ノーバンを破り、チャンピオンの座についたのです。その後も挑戦者を次々としりぞけ、ニューヨーク・シティー・マラソンにも出場して、世界最長老の金メダル獲得者になりました。
 さらにアメリカ・マスターズ体育祭では1600メートル競争に出場して、6分03秒で優勝をさらってしまいました。当時の「サクラメント・ビュー」紙は「蘇った男、ノエル・ジョンソン。アメリカ・マスターズ体育祭で栄誉賞を受賞」と大きく報じました。
 83歳になったときには、時の大統領レーガンより「現代は英雄のいない時代だが、貴殿こそは、アメリカとアメリカの若者にとって真の英雄、スーパーマンである」として「大統領栄誉賞」を贈られています。
 このジョンソンは潜在意識を浄化したことによって、蘇ることができたのです。
 彼は言います。
「病気を治すのも、若返るのも、まず意識を動かす頭脳力(マインドパワー)にかかっている。つまり、健康で若さにあふれた自分の肉体をしっかりと脳裏に描くこと。このとき、けっして諦めや弱気といったマイナス意識を持ってはいけない。マインドパワーは、ネガティブな方向へも動いてしまうから、必ずポジティブな方向へ導かなければいけない」
(中略)
 ノエル・ジョンソンは毎日マラソンをした後、瞑想をしていました。瞑想の中で理想の身体を強烈にイメージしました。彼はこれを一日5回も10回もくり返したということです。
 同時に、彼は呼吸法を大切にしました。普通の呼吸法ではなく、ゆっくりと深い呼吸をし、大量の酸素を吸入し、息を吸った後、息をできるだけ止めたのです。
 ジョンソンがやっていたのは、まぎれもなく宇宙と一体となる瞑想呼吸法です。
 ・・・・・
 
 (参考:七田眞著『あなたの中の「天才」が目覚める!』経済界刊)


あなたの中の「天才」が目覚める!―七田式「波動&右脳」開発法
七田 眞
経済界
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「見えないグループ」

2010年10月23日 | 日記
 ペトル・ホボットさんという人がいる。
 1967年7月に旧チェコスロバキアに生まれた。
 幼少のころから、オーラやエネルギーフィールドの知覚や体外離脱も可能で、とにかく特殊能力を持っていて、旧ソ連の諜報機関であったKGBの研究機関の下で、さまざまな研究に参加した経歴を持つ。
 現在は、南米大陸のアマゾン川流域やアンデス山中に住む先住民のもとを訪れ、16年間にわたってシャーマニズムの高度なテクノロジーを学んでいる。

 そのペトル・ホボットさんと淺川さんとの対談の一部をご紹介する。

「淺川 ちなみに、世界の経済を支配しているとされるロックフェラー家やロスチャイルド家はどういう系統の人々ですか?

 ホボット 彼らは見えない組織によって結ばれている人々です。アメリカの影の政府の道具として使われており、そこにはブッシュ家も属しています。なお、ブッシュ・ジュニアの祖父がアドルフ・ヒトラーを支援して彼に権力をもたせたことはよく知られています。

 浅川 彼らはフリーメイソンやイルミナティのような組織に属しているのですか?

 ホボット そのようなグループを指導しています。しかし、イルミナティやフリーメーソンはそれほど危険なグループではありません。最も危険なのは見えないグループです。
 
 浅川 影の政府ですね。では、ロックフェラー家もロスチャイルド家も、影の政府からすればただの使い走りでしかないんですか?

 ホボット 彼らは影の政府に利用されており、本当の権力を持っているわけではありません。影の政府は彼らをいつでも殺せます。しかし、このままの状態が影の政府にとっても便利で都合がいいのでそのままにしています。

淺川 影の政府には名前はないんでしょうね。

ホボット 自分たちの間で使っている名前はあります。しかし、いずれにしても彼らは隠れているグループであり、ほかの誰もコントロールできません。FBIやCIAのトップでもコントロールできません。そして、たとえばフリーエネルギー装置を研究しているような人々も、このようなグループからの脅威にさらされています・・・」

 この対談でホボットさんがいっている、「見えない組織」とか「見えないグループ」が影の政府の頂点に君臨していて、世界を支配しているようです。
 そして、彼らはネガティブなパラレルワールドやアストラル界の低いレベルの生命体と結びついているようです。ホボットさんは、それがなければ、それほどの権力を持ち得なかったと言っています。そして、そのような世界と関係していることは、そのグループのトップクラスの人々しか知らないそうです。

 これに関連して、こういう話があります。
 渡邊延朗さんのお話では、アメリカの闇の勢力で18人委員会というのがあって、それは階級がある組織で、そのトップが世界に君臨している。17番目に位置するのが霊能者の集団だと言うのです。霊能者は12人いるそうです。その霊能者が受けたいろんなメッセージを大統領に伝えている。
 その霊能者集団で、巫女をしているある女性が日本に来た。九州の熊本に幣立神宮という世界で一番古い神社がある。彼女はそこへ行って、私の力はもうなくなってしまったので、何とか私を助けてくださいと頼んだそうです。上からのメッセージが来なくなったので、もうどうしていいかわからない。アメリカ政府も方針が定まらなくて、みんな困り果てている。だから、日本の神社へ行けば力をもらえるんじゃないかと思って私は来ましたと言っていたそうです。

 「見えないグループ」は、異次元からコントロールされていて、そして人類はその「見えないグループ」によってコントロールされているようです。
 
(以上参考:『[UFO宇宙人アセッション〕真実への完全ガイド』ヒカルランド刊)

[UFO宇宙人アセンション]真実への完全ガイド (超☆どきどき)
浅川 嘉富,ペトル ホボット
ヒカルランド



 
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進化論の過ち

2010年10月17日 | 日記
 現代科学の一つに、進化論がある。
 ダーウィンが唱えた説で、人間は猿から進化したのだという。猿から進化して人間となった。
 果たして、そうでしょうか。
 歴史をさかのぼれば、私たち人類は全員宇宙人であるとも言えるのではないでしょうか。地球人は宇宙人たちがつくったもの、その人たちの子孫ですから、その意味では私たちみんなが宇宙人であるともいえるのではないか。私たちはこの地球上に生まれてはいますが、違う星から来ているのです。

 「進化論の過ち」として、淺川嘉富さんは次のように述べています。

「・・・現代科学の最大の間違いと思われるのが、進化論である。今から150年前にチャールズ・ダーウィンが唱えた自然淘汰説を基盤としたダーウィニズムは、生物進化の基となる学説として、今日まで多くの生物学者がそれを受け入れ、世界中の学校で正しい考えとして教えられてきている。
 しかし、猿から自然淘汰によって人類が誕生したという考えには多くの問題があり、中でも、進化を裏付ける猿と人間をつなぐ途中の生き物の化石が未だに見つかっていない点は、進化論の持つ致命的な問題点として残されたままである。いわゆるミッシングリンクの存在である。
 実は、生物学者はあまり語りたがらない話であるが、ダーウィンが自然淘汰説を発表することになった経緯には秘められた裏話があるのだ。
 今から150年ほど前、ダーウィンが自然淘汰の研究で行き詰まっていた頃、マレーシア諸島で生物の進化を研究していた新進気鋭のアルフレット・ラッセル・ウォレスと言う学者が、自然淘汰による種の起源説の原型となる進化理論を書き上げていたのである。
 ウォレスはその原稿を、同じイギリスの生物学者とは言え、貴族社会に属する指導的人物としてまさに運上人であったダーウィン卿の元に送ったのである。行き詰まっていた自分の研究を一気に解決するウォレスの研究成果を読んだダーウィンは、それを我が物として、進化論を世に出したのである。
 ダーウィンがどこまでウォレスの考えを借用したかは別にして、問題は、現代の進化論の基となっている自然淘汰説の本来の生みの親であるウォレス自身が、人類誕生についてどのように語っているかという点である。
 驚くことに、彼は1870年に出版した『自然淘汰説への寄与』の中で、自然淘汰説を人類の誕生に当てはめることは間違いであると明確に述べているのである。一瞬耳を疑いたくなるような話であるが、それは紛れもない事実である。
 ウォレスは、人間の肉体的な進化は自然淘汰によって説明できるが、人間の持つ感情、つまり、真実を愛し、美に感動し、正義を熱望し、勇気と犠牲的精神をもって行動し、歓喜に身を震わせる人間の精神の進化は、自然淘汰では決して説明できないと述べているのである。なぜなら、人間の持つそうした感情は、猿や猿人が生きていく上に必要不可欠なものではなかったからである。
 進化のメカニズムが自然淘汰であるなら、必要となる以前に何かが先に進化することなどあるはずがなく、もしも、自然淘汰で人間にそうした感情が生まれるようなことがあったとしたら、それはまるで、馬より先に馬車が出現したようなものだというわけである。
 そして、ウォレスは人類誕生として考えられるのは、宇宙から進化を遂げた霊的生命体が飛来し猿や類人猿に宿ったか、あるいは、ある「卓越した知性」が進化の途上にある動物に、「超自然的な手段」によって、数学的能力や、音楽的能力、美術的能力などの特別な力をもたらしたのか、いずれではないかと述べている。
 もちろん、ウォレスは「卓越した知性」が宇宙人だと述べているわけではないが、その知性体こそが、カヴァーロ氏の語るところの、プレアデス星やオリオン星などからやって来た人々で、「超自然的な手段」が遺伝子操作だったと考えれば、人類誕生の謎が一気に解けて来る。
 (中略)
 ところが、カヴァーロ氏が語るところでは、遺伝子操作を施した対象は水生の爬虫類で、猿や猿人は遺伝子操作の失敗作として誕生した生物に過ぎないというのだから、またまた驚きである。
 (中略)
 このように、現代科学から一歩身をひいて考えてみると、クラリオン星人の語る宇宙や地球の歴史、それに人類誕生の物語が決して空事とは思えないことが分かってくる。あとは、読者の皆さんの感性をもって真偽のほどを判断してもらうだけである。心の窓を開いて、謙虚な気持ちで見極めて頂きたいものである。
 カヴァーロ氏も、『私たちは常に謙虚になって、自らの過去についてはほとんど何も知らないことを認めるべきである。インテリぶった傲慢さが私たちの目を曇らせていて、過去にあった高度な文明や宇宙にいる仲間の存在を見逃していることを悟るべきである』と述べている」
(以上、マオリッツオ・カヴァーロ著「クラリオン星人にさらわれた私 超次元の扉」徳間書店刊――監修者あとがきより引用)

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人類は゛井の中のかわず゛

2010年10月09日 | 日記
 淺川嘉富さんは、自身のウェブサイトで、4つの窓と題して次のような趣旨のことを述べています。
 これはなかなかユニークな表現だと感心してしまいました。
 以下に、まとめました。


 私は講演会でたびたび、「人類は長い間、外の景色が見えにくい曇りガラスが張られた家の中で、゛井の中のかわず゛のような人生を過ごしてきたようなものだ」ということを話しています。

 家の4面、東西南北に4つの窓があり、東の窓は「宇宙を見る窓」、西の窓は「地球や人類の歴史を見る窓」、南の窓は「死後の世界を見る窓」、北の窓は「現代社会を見る窓」だとしましょう。

 もしも、宇宙を見る東の窓がきれいな透明ガラスであったら、宇宙の星々にはたくさんの人類の同胞が住んでおり、私たちが時々目撃するUFOはそうした星からやって来た異星人の乗り物であることが、難なく理解できるはずです。

 また、西の窓、「歴史を見る窓」が透けて見えたら、人類の歴史は世の学者が主張するように4万年や5万年などという短いものではなく、数百万年という長大な歳月のなかで、いくつもの文明が栄えては滅び、滅びては栄える歴史を繰り返してきたことを知るでしょう。

 さらに、「霊的世界を見る」南の窓が雲っていなかったら、輪廻転生やカルマの仕組みを理解し、死と呼ばれる現象が多くの人々が恐れているようなものと違って、魂の脱皮現象に過ぎないことを自覚できるはずです。

 世の中を見回してみると、多くの人々が宇宙の実体や人類の本当の歴史、死後の世界の真実を知らずに、学者やマスメディアが伝える世界を絶対的なものと信じきっていることがわかります。
それは、家のまわりに作られた3つの窓が、厚い曇りガラスで覆われていることを知らずにいるからほかなりません。

 最後に残された北側のもうひとつの窓、「現代社会を見る窓」はどうなっているのでしょうか? だれもが、この窓だけは透明ガラスでしっかり見渡せると思っているに違いありません。身近で起きているさまざまな出来事はもちろん、テレビやインターネットのおかげで遠く離れた地球の隅々の出来事までも瞬時に見聞きすることができるからです。

 現に、8年前にアメリカで発生した「9・11同時多発テロ事件」や「湾岸戦争」「イラク戦争」については、世界中の人々が自分自身の目で実際にその様子を見ることができたのですから、なおさらそう思うはずです。

 しかし、本当にそう考えて間違いないのでしょうか?

 テレビやインターネットは、世界で起きているさまざまな出来事の真実の姿を伝えているのでしょうか?

 NO! です。

 戦争や紛争を伝える報道には、肝心なところが骨抜きにされていたり、作り物の映像が使われていたりすることが多く、必ずしも真実を伝えているとはいえないのです。

 9・11同時多発テロにおいて、ペンタゴンに突入したといわれている旅客機のエンジンが1基しか見つかっていないことや、乗客の遺体が発見されていないことだけ見ても、伝えられている事件がアルカイダによる旅客機乗っ取りテロなどでないことは一目瞭然です。

 また、イラクとフセイン大統領を悪者にすべく、湾岸戦争の最中に油にまみれた水鳥の姿を世界のマスコミが一斉に放送していましたが、程なくしてそれがやらせの映像であることが判明したことも、まやかしの報道を示すひとつの証です。

 それでは、いったいだれがそんな先の見えない窓ガラスにしてしまったのでしょうか?

 宇宙の本当の姿や人類の真実の歴史、死後の世界の存在を知ってもらっては都合の悪い集団が存在しており、彼らが教育機関やマスコミ、政治力などありとあらゆる手段を使って、民衆から宇宙や歴史、死後の世界、そして現代社会の真実を覆い隠してきているのです。

(参考:淺川嘉富著「2012年アセッション最後の真実」学研刊)




  
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自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

2010年10月04日 | 日記
 大紀元日本9月30日の記事に、UFOの目撃記事が載りました。
 それによると、27日、イギリスのベントウォーターズ空軍基地に駐在した米退役大佐チャールズ・ホルト氏を含む米軍の核兵器施設で勤務していた元空軍大佐ら7人が、ワシントンのナショナル・プレスクラブで記者会見し、UFOや地球外生命体との遭遇体験を語ったそうである。そして、米政府に対しUFO情報の公開を訴えた。30年の間に100件以上のUFO事件が目撃された詳細な証言に、来場者は驚きを見せた、という。


 日本においては、最近、元自衛隊空将の佐藤守さんが書かれた「自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」(講談社刊)という本が、2010年7月20日に出版されている。 この本の中で、同氏は、「・・・ただ、これだけはまちがいありません。彼らの話を総合し、かつ私自身の経験に照らし合わせてみると、『UFOは確実に存在する』と、自信を持って断言できます」と述べておられます。

 元自衛隊空将がUFOに関する本を出版するのは、異例なことだと思います。よくぞ書いてくれた、といった感じです。びっくりです。

 同書の「まえがき」を転載ご紹介しておきます。

―――――――――――――――――――――――――――

 まえがき―――なぜ自衛隊でUFOはタブーなのか

 私は航空自衛隊のパイロットとして、3800時間もの飛行時間を経験しました。乗機した戦闘機も、F86、F104、F4、F1、F15、F16(アメリカ空軍の機体)と、多岐にわたります。

 しかし、最初に私のUFOに対するスタンスを明らかにしておきます。本書は恐らく日本で始めて、自衛官のUFO体験を公にしたものになるはずですが、私自身はUFOを目撃したこともありませんし、いわゆるUFO信者でもありません。

 かといって、UFOの存在を頭ごなしに否定するつもりは毛頭ありません。UFOに関しても本書を執筆するまでは、ずぶの素人といったほうがよいくらいいの知識しかありませんでした。そういう意味では、極めてニュートラルで、UFOに対しては一般の人々が持つような認識の持ち主だったといっていいでしょう。

 そんな私がなぜ、あえて後輩のUFO体験を取材し、発表することになったかといえば、常々、日本政府のUFOに対する無関心や、自衛隊のUFO情報に関する取り扱いに疑問を感じていたからです。

 詳しくは本文に譲りますが、自衛隊内部では事実上、UFOの話はタブーとされています。というと、UFO信者の方のなかには、やっぱり国や自衛隊はUFOの目撃情報を隠蔽しようとしているのか、と思う方がいらっしゃるかもしれません。が、そのような深い意味があってのことではありません。
 
 ただ単に、「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。

 私が危惧しているのは、こうした指導者層のUFOに対する無関心です。

 日本の空を守る航空自衛官にとって、UFO問題は任務に直結する重要なテーマです。正体不明の飛行物体が日本の領空内に現われているのに、報告してもまったく無視されるのでは、日本の安全保障もおぼつかなくなります。

 また、本文で紹介したように、UFOの目撃と自衛隊機の機体異常が同時に重なることも少なくありません。その事実を報告しても取り合ってもらえないようだと、大事故につながりかねません。

 ところが今もって、自衛隊内部では、UFOを目撃したなどと報告しようものなら、「貴様、頭でもおかしくなったのか」と一蹴され、過去には正直に報告したがため、辛い目にあった後輩もいます。

 UFO問題は、かように日本の安全保障にもつながる重大問題であるにもかかわらず、民間でも「サイエンスフィクション」として興味本位に扱われるだけ。真正面から科学的に調査・分析するという姿勢がまったくといっていいほど見受けられません。

 本書で証言をしてくれた現役・OBあわせて11人の後輩たちにも迷惑がかかるので、一部は実名では紹介できませんでした。これが日本の歪なUFO問題の現実なのです。

 ただ、これだけはまちがいありません。彼らの話を総合し、かつ私自身の経験に照らし合わせてみると、「UFOは確実に存在する」と、自信を持って断言できます。

 私は日本のお寒いUFO認識に風穴をあけたいと思い、本書を執筆しました。UFO問題を真剣に考える―――これは、ひいては、現代文明の在り方を考えることにもつながるのです。

 本書が日本のまっとうなUFO論議を喚起する一助になればと願っています。そして何よりも後輩たちの安全な飛行を祈念して。

―――――――――――――――――――――――――

佐藤守氏の経歴

1939年、樺太に生まれる。
元自衛隊空将。1959年、防衛大学に入校(防大7期)
1963年、同校航空工学科を卒業し、航空自衛隊幹部候補生学校に入校。
1966年、戦闘機課程を卒業し、第8航空団第10飛行隊(筑城基地)で
スクランブル任務に就く。
1975年、防衛庁調査2課付として外務省国際連合局軍縮室に出向し、
情報活動に従事、国外の情報を収集する。
1980年、第7航空団第305飛行隊(百里基地)隊長。
1985年、航空幕僚監部広報室長。
1987年、幹部学校教育部戦略教官。
1990年、第3航空司令兼三沢基地司令。
1996年、南西航空混成団司令兼自衛隊沖縄連絡調整官。
1997年、退官。飛行時間3800時間。
乗機した戦闘機には、F86、F104、F4、F1、F15、F16(アメリカ
空軍)などがある。

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO
佐藤 守
講談社
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