゛目覚め゛

　アメリカは、いま財政危機に陥っています。いつデフォルト（債務不履行）してもおかしくない危機的な状況にあります。その上、現在、基軸通貨とされているドルも、いつ崩壊しても不思議ではない状況が生まれています。
　過去にはドルは、事実上の石油交換券であった。ところが、今では、石油産油国が増え、ドル以外でも石油を売れるし、買えるようにもなったのです。ドルは通貨としての価値を失ったのです。ドルは事実上基軸通貨ではなくなった。
　ヨーロッパでも、ギリシャ、ポルトガル、アイスランド、スペイン、イタリアなど国家財政は厳しく、これらの国はいつ国家破産してもおかしくない状態です。特に、ギリシャの債務問題は、このところ緊迫した状況にあります。対応を間違えると世界に連鎖しかねません。

　これらのことは、煎じ詰めると結局お金の価値がなくなって紙屑化するということであり、資本主義経済の破綻を意味し、富める者が貧しい者たちから搾取するという構図がもはや存続不可能になったということです。搾取社会の崩壊であり、資本主義の終焉です。
　人々を支配するという意図を持ったものは存続出来ないのです。これからは、奪い合いの循環から与え合いの循環に変換することになります。
　夜明け前がもっとも暗いといいます。閉塞感があるのは当り前です。既存の価値観の延長線上には未来はないのです。既存の価値観を変換する以外に未来の地球に存続する方法はないのです。
それが゛目覚め゛なのです。

　既存の価値観を変換するということは、これからは物質文明から精神文明に大きくパラダイムシフトして行くことの理解が欠かせないようです。
　つまり、人生の意義は唯物論の中には見出すことは出来ないのです。
「肉体が私たちのすべてで、死をすべての終わりとみなし、死後の世界などないのだから今取れるだけのものを取ってやろう」といった考え方は間違っていることに大きく気づくときがくるのです。
　そして、価値観の変換のもう一つのポイントは、「ＵＦＯ」や「宇宙人」がこの広い宇宙には存在するということを認めることです。
　人類の真の゛目覚め゛には、この２点をクリアしなければならないのだと思っています。

　以上