JFK CIAとベトナム戦争、そしてケネディ暗殺
文芸社
レロイ・フレッチャー・プラウティ 著
和田一郎 訳
著者のプロフィールです。
1917年1月24日生。2001年6月5日没。
アメリカ合衆国の軍人・作家・実業家・外交評論家。
軍隊経験23年。最終階級は空軍大佐。1955年から1964年にかけては、ペンタゴンで統合参謀本部国防長官のスタッフを務めた。その任務内容はペンタゴンとCIAとのリエゾン・オフィサー(連絡将校)であったため、政府の重要な機密に触れることができた。
(略)
オリバー・ストーン監督の映画『JFK』のアドバイザーも務めた。
本書の巻頭にはオリバー・ストーン監督による序文が掲載されています。
「フレッチャー・プラウティは未来に生きつづけていくことでしょう。もちろん、エスタブリッシュメント(支配層)の人としてではなく。歴史家からは無視され、封じられるであろうが。
しかし、時は彼の名を消し去ることはない。二十一世紀の若者は小さな出版社、ささやかな雑誌に彼を見出し、゛隠されたアメリカ戦後史゛を見るであろう。プラウティ大佐はこの1冊で゛正史゛を粉砕し、蒙古襲来以来の文明の魔窟を照らしだしたのである。
これは超ミステリーである。この本を読んだならば、もはや同じように世界を見ることはできないであろう。人間となった類人猿の殺人本能を見ずにはいられない。……」
そして著者のフレッチャー・プラウティ氏は「まえがき」で次のように述べています。
「1963年11月22日、ケネディが暗殺されて以後のすべてのアメリカ大統領はオズワルド単独説を支持している。しかし、国民の八十パーセントがそれを支持していない。
すべての巨大メディアも単独説を鸚鵡返しのように繰り返している。それゆえ、オリバー・ストーンの映画『JFK』が作られると聞いて、まだ公開もされていないのにメディアの一斉攻撃が始まった。映画がウォーレン報告書を否定していたからである。しかし、オリバー・ストーンは成功した。一人の男が山に立ち向かったのである。
(中略)
ケネディ暗殺をはじめ、この半世紀の世界的大事件はすべて計画されたものである。それゆえ、本書では歴史を語るだけでなく、なぜそうなのかを語ろうと思う。
本書は1943年11月のカイロ・テヘラン会談から始まり、1945年の日本降伏文書の調印、第二次大戦後の東西の対立、朝鮮戦争、ベトナム戦争に移る。私は1943年カイロとテヘランに駐在していたし、45年の夏には日本にいた。52年から63年の朝鮮戦争とベトナム戦争に関わり、55年から64年に国防省に配属された。
この時代は核兵器が圧倒的な意味をもった時代であった。しかし、この半世紀の最大の悲劇はケネディ暗殺であった。この時代のどんな大事件も偶然に起こったものではない。それは目に見えない闇の権力によって巧妙に仕組まれたものである。(以下省略)」
大戦末期、沖縄が占領された。本土上陸作戦に備えて大量の物資が沖縄に集められた。日本が降伏するや否やその大量の物資の半分は朝鮮、半分はベトナムに運ばれたという。その後どうなったでしょう。……
本書の目次です。
オリバー・ストーン監督による序文
まえがき
第1章 カイロ・テヘラン会談
第2章 厚 木
第3章 フィリピン
第4章 一九四五年九月二日
第5章 南ベトナム共和国
第6章 エクソダス(脱出)
第7章 華 僑
第8章 ヘリコプター作戦
第9章 キューバ侵攻作戦
第10章 TFXジェット戦闘機
第11章 NSAM五五
第12章 赤い小さな本
第13章 魔法の箱
第14章 トンキンソース
第15章 NSAM五七
第16章 ボリビア
第17章 ジエム暗殺
第18章 ペンタゴン・ペーパーズ
第19章 ケネディ王朝の夢
第20章 トンキン湾事件
エピローグ
訳者あとがき
以上
文芸社
レロイ・フレッチャー・プラウティ 著
和田一郎 訳
著者のプロフィールです。
1917年1月24日生。2001年6月5日没。
アメリカ合衆国の軍人・作家・実業家・外交評論家。
軍隊経験23年。最終階級は空軍大佐。1955年から1964年にかけては、ペンタゴンで統合参謀本部国防長官のスタッフを務めた。その任務内容はペンタゴンとCIAとのリエゾン・オフィサー(連絡将校)であったため、政府の重要な機密に触れることができた。
(略)
オリバー・ストーン監督の映画『JFK』のアドバイザーも務めた。
本書の巻頭にはオリバー・ストーン監督による序文が掲載されています。
「フレッチャー・プラウティは未来に生きつづけていくことでしょう。もちろん、エスタブリッシュメント(支配層)の人としてではなく。歴史家からは無視され、封じられるであろうが。
しかし、時は彼の名を消し去ることはない。二十一世紀の若者は小さな出版社、ささやかな雑誌に彼を見出し、゛隠されたアメリカ戦後史゛を見るであろう。プラウティ大佐はこの1冊で゛正史゛を粉砕し、蒙古襲来以来の文明の魔窟を照らしだしたのである。
これは超ミステリーである。この本を読んだならば、もはや同じように世界を見ることはできないであろう。人間となった類人猿の殺人本能を見ずにはいられない。……」
そして著者のフレッチャー・プラウティ氏は「まえがき」で次のように述べています。
「1963年11月22日、ケネディが暗殺されて以後のすべてのアメリカ大統領はオズワルド単独説を支持している。しかし、国民の八十パーセントがそれを支持していない。
すべての巨大メディアも単独説を鸚鵡返しのように繰り返している。それゆえ、オリバー・ストーンの映画『JFK』が作られると聞いて、まだ公開もされていないのにメディアの一斉攻撃が始まった。映画がウォーレン報告書を否定していたからである。しかし、オリバー・ストーンは成功した。一人の男が山に立ち向かったのである。
(中略)
ケネディ暗殺をはじめ、この半世紀の世界的大事件はすべて計画されたものである。それゆえ、本書では歴史を語るだけでなく、なぜそうなのかを語ろうと思う。
本書は1943年11月のカイロ・テヘラン会談から始まり、1945年の日本降伏文書の調印、第二次大戦後の東西の対立、朝鮮戦争、ベトナム戦争に移る。私は1943年カイロとテヘランに駐在していたし、45年の夏には日本にいた。52年から63年の朝鮮戦争とベトナム戦争に関わり、55年から64年に国防省に配属された。
この時代は核兵器が圧倒的な意味をもった時代であった。しかし、この半世紀の最大の悲劇はケネディ暗殺であった。この時代のどんな大事件も偶然に起こったものではない。それは目に見えない闇の権力によって巧妙に仕組まれたものである。(以下省略)」
大戦末期、沖縄が占領された。本土上陸作戦に備えて大量の物資が沖縄に集められた。日本が降伏するや否やその大量の物資の半分は朝鮮、半分はベトナムに運ばれたという。その後どうなったでしょう。……
本書の目次です。
オリバー・ストーン監督による序文
まえがき
第1章 カイロ・テヘラン会談
第2章 厚 木
第3章 フィリピン
第4章 一九四五年九月二日
第5章 南ベトナム共和国
第6章 エクソダス(脱出)
第7章 華 僑
第8章 ヘリコプター作戦
第9章 キューバ侵攻作戦
第10章 TFXジェット戦闘機
第11章 NSAM五五
第12章 赤い小さな本
第13章 魔法の箱
第14章 トンキンソース
第15章 NSAM五七
第16章 ボリビア
第17章 ジエム暗殺
第18章 ペンタゴン・ペーパーズ
第19章 ケネディ王朝の夢
第20章 トンキン湾事件
エピローグ
訳者あとがき
以上
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著者:レロイ・フレッチャー・プラウティ 訳者:和田 一郎 | |
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