宇宙人の独り言

「宇宙人の世界」へようこそ!!
本ブログのテーマは、「UFO」と「宇宙人」と「人類の歴史」をみなさんと考えることです!

空海伝説

2013年06月09日 | 日記
空海は、平安時代初期の仏教僧で真言宗の開祖といわれています。空海は、弘法大師の名で親しまれ、774年香川県に生れました。空海は、幼名を真魚(まお)といい、賢い子に育ち、幼くして経を誦し、粘土で仏像をつくり、自分でつくったお堂にこの仏像を祀って礼拝したといいます。こうして幼くして仏教に親しみ、18歳で大学に入り、儒教、仏教、道教を学びます。しかし、空海は一年ほどで大学生活をやめ、「求聞持法」の修行を始めます。苦行を積んで、室戸岬の洞窟でついに「求聞持法」の満願を見たといいます。室戸岬で空海の口の中に明星が飛び込んできたというのです。このとき空海は悟りを開いたと言われています。

こうして空海は、奇跡を顕す能力を手に入れ、たくさんの伝説を残しました。その中の一つを取り上げます。

四国伊予の国に非常に傲慢でとんでもない衛門三郎(えもんさぶろう)という漁師がいました。
地元四国に戻った空海が、托鉢の旅を続けている時に、この衛門三郎の家の門前で仏への喜捨を求めます。ところがあまりにみすぼらしい姿の空海に、衛門三郎はそれを断ってしまいました。空海はなんども衛門三郎の家を訪れますが、その度に衛門三郎は空海を追い返します。それが八度目になったとき、衛門三郎は空海の持っていた鉢を壊してしまい、茶碗は八つの破片に割れてしまいました。
すると空海が去った後、衛門三郎の八人いた息子たちがひとりずつ、次々と死んでしまった。衛門三郎は、息子たちの死は托鉢の僧に無礼なことをした罰に違いないと気づき、田畑を売り払い、妻とも離婚して、四国を一周しているという空海を追いかけて巡礼の旅に出ます。
衛門三郎は二十回巡礼の旅に出ますがなかなか空海に会えず、二十一回目の巡礼は逆周りに回ったところ、死ぬ直前になってようやく空海と巡り会えることができ、空海が衛門三郎の死を看取ることになります。
死の直前、空海に「最後の望みはなにかあるか」と問われた衛門三郎は、「領主の河野家に生まれ変わり、善政をしきたい」と答えました。
それを聞いた空海は石を拾い、その石に「再来」と書いて衛門三郎に握らせました。
すると翌年、衛門三郎の地元の河野家に、長男が生れます。しかし、その子の左手は生まれたときに堅く握られたままなかなか開かない。そこでお寺に行って祈ってもらうとその手が開き、掌中に石が握り締められていた。その石を調べてみると、衛門三郎の名が刻まれていたという話です。
これが四国八十八カ所巡礼の始まりの伝説なのです。

以上
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ニコラ・テスラ秘密の告白

2013年06月02日 | 日記
『ニコラ・テスラ秘密の告白』
成甲書房
ニコラ・テスラ 著
宮本寿代 訳


1943年1月7日の深夜、マンハッタンのニューヨーカー・ホテル。身よりもなくこのホテルの一室にひっそりと暮らす86歳の老人が、その波瀾万丈の生涯に終止符を打った。人生の最後を看取る者など誰もいない、あまりにも孤独な死であった。翌朝メイドによって老人の亡骸が発見されると、知人たちの手によって葬儀が催されることになった。葬列は厳冬のマジソン街を葬儀場に向かって粛々と進んでいった。ところがちょうどその頃、老人が息をひきとったホテルの部屋では、その静かな死とは対照的に慌しい事態が巻き起こっていた。葬列がホテルを出るのを待っていたかのように、数名のFBIの捜査官たちがこの部屋に押し入ったのである。捜査官らは部屋を徹底的に捜索し、老人が保管していた小さな金庫を見つけるとそれを無理矢理こじ開けて、数式や図面が詳細に描かれた書類の一切合切を持ち去った。そして捜査官たちは何の痕跡も残さず消え去ったのである.

かたや、葬儀が執り行われた教会でも奇妙な現象が起こっていた。神父によってしめやかに弔辞が述べられると、突如として目もくらむばかりの陽の光が天窓を貫き、老人の亡骸が納められた棺を光の衣で包んだのである。会葬者たちは思わず息をのんだ。棺はまるで神の祝福を受けたかのように清らかな光を発し、教会は荘厳な光で満たされた。そして後日、葬儀中の教会内の写真が仕上がると、そこには信じ難い映像が写し出されていた。それらの写真は皆、教会の内部を隅々まで鮮明に映し出しているにもかかわらず、会葬者らの姿はすべて輪郭がぼやけていたのである。


この謎めいた人物こそが、本書の著者ニコラ・テスラです。フリーエネルギー、スカラー電磁波、人工地震、歴史の闇に葬られた異才です。

本書は、テスラ自らが書いた数少ない著作で、第一部は彼の発明家としての人生を歩むまでの回顧録であり、第二部はエネルギー問題に関する論考となっています。読んで面白いと感じるのは第一部で、テスラ自らの前半生を自伝風に赤裸々に包み隠さず書いています。ニコラ・テスラの超天才といわれる理由が理解できました。

そのニコラ・テスラは、次のように警告を発しています。

「人類は恐るべき問題に直面している。その問題は、物質的にいくら豊かになっても解決しない。原子のエネルギーを解放したとしても恩恵などない。人類にとってはむしろ不幸になりかねない。不和や混乱が必ずやもたらされ、その結果として最後に行きつくのは、権力による憎むべき支配体制なのだ」

以上


ニコラ・テスラ 秘密の告白 世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙
宮本 寿代
成甲書房
コメント (2)
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