年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

夏コミ新刊K-ON!!本入稿終わりました…『SPA!』で『まどかマギカ』特集(?)でしたが

2011-07-28 00:33:49 | けいおん!!
前に線画まで完成していた『あずにゃん+スク水+むったん』絵を表紙に。

『Summer』は、『北野武』監督主演映画『菊次郎の夏』(1999)のテーマ曲。

『久石譲』作曲。

ピアノVerが好きなので、表紙絵と合ってないかも知れません。

ただ、好きな曲を使えて良かったです。




蛇足1。

『けいおん!!』が、

『Summer』や、『Air』の『夏影』、『ひぐらしのなく頃に』の『You』の様な、


『夏が来れば思い出す』


名曲を生み出さなかったのが残念ですね。


『音楽以外に大事なこと、楽しいことは一杯有る』


というのが、中山佳久プロデューサー、山田尚子監督の共通了解だったと思うので、

大成功なんでしょうが。


いっそのこと、日常描写を増やすために、

ガールズバンドじゃなくて、別の部活って設定改変しちゃえば良かったのに。


『野生児のペルシャ』が『魔法少女』になっちゃった例だってありますし。
(「青沼貴子」原作(原案)、スタジオぴえろ製作。1984~85年、日テレ放映)


『Aチャンネル』(黒田bb先生原作)みたいに、バンドじゃなくても売りたい曲を作中に突っ込むのは可能なんですから。

その点、『Sutudio五組』の方が、


露骨な宣伝と、作品との間の綱渡り


が上手かったのかも。
(いや、結構踏み外してましたか)

2010年と2011年の差、『後出しじゃんけん』の有利ですか。




蛇足2。

売りたい曲を作中に流すという展開は、


『アイドルマスター』


でもやってましたが、あくまでBGM扱いで、

『Aチャンネル』のように歌詞が流れないのが面白い。


A-1Picturesの方針なんでしょうが、

『らきすた』でシリーズ構成、脚本だった『待田堂子』先生が



『シリーズ構成・脚本』



『涼宮ハルヒの憂鬱』2期で『エンドレスエイト』で、

『入道雲』と『模型飛行機』の演出が印象的だった『高雄統子』先生が


『シリーズ演出』


なのが面白い。


京アニで仕事したことある待田先生、高雄先生、



『Aチャンネル』のように『売りたい曲』を作中で露骨にアピールしない



という点は、



『京アニ』の『けいおん!』の料理法



から受け継いでるんですかね?


個人的には、『アイマス』こそ、アコギな商売やっても誰も怒らないと思うのですが。

一種の


『芸能界パロディ』


なわけで、


『夢を売る』


という建前なのに

そういう『商売っ気』、『馬脚』が現れるところも


『芸の内』


で期待されてるような気がするし。
(偉そうな上から目線、すみません)




蛇足3。

そういえば、ここのトンデモで、

『谷川流』先生の『絶望系閉じられた世界』で『熊野イズモ』というキャラが登場するとか

『出雲神仏霊場』のマークが『∞』で、『陰謀』で古泉が『∞』マークを描いてるとか、

谷川先生と出雲の関係をコジツケした折、

ヤマカン監督の京アニでの最後の作品、『らき☆すた』の神社のモデル『鷲宮神社』が、

元々『土師の宮』で、『出雲国造』『野見宿弥』と縁が有る?とか、出雲とコジツケ連鎖してましたが、


『待田堂子』先生、『らき☆すた』の『シリーズ構成・脚本』でしたね。



蛇足4。

谷川流先生『涼宮ハルヒの分裂』、
機本伸司先生『スペースプローブ』、
けらえいこ先生『あたしンち』、
牛木義隆先生『夢喰いメリー』(2011、J.C.STAFF、アニメ製作)
アニメ版『けいおん!!』
アニメ版『AngelBeats!』(2010、P.A.WORKS、アニメ制作)

に、何故か『たちばな』というキャラが登場するというコジツケで、


『アマガミSS』(2010、AIC、アニメ製作)


の主人公が『橘』、というコジツケしてましたが、


待田先生、『アマガミSS』の脚本なさってますね。


そういえば、京アニのアニメ『日常』(あらゐけいいち先生原作)にも、『立花』さん登場してましたね。

多いなあ…
(そんな事言い出したら、『サクラ大戦』の『マリア・タチバナ』まで持ち出す羽目になっちゃいますね)



蛇足5。

『けいおん!!』番外編『訪問!』で、『花田十輝』先生が唯に『八朔』を持ってこさせてること、
『竜騎士07』先生の『おおかみかくし』(2010、AICがアニメ化)で、『嫦娥町』の特産が『八朔』ということ、

『大本教』の『出口王仁三郎』の『霊界物語』が『81』巻、
大本教の『直霊軍』の幹部が『81』人、

といった辺りを『81』繋がりでコジツケしときましたが、


待田先生、『おおかみかくし』の『シリーズ構成・脚本』ですね。



蛇足6。

さがら総先生『変態王子と笑わない猫』の『猫神』
藤原里先生『にゃんこい!』(2009、AICでアニメ化)の『猫地蔵』

が『猫神』ネタなのを指摘してましたが、

よく考えたら、

『ガンパレードマーチ』(2003、J.C.STAFFアニメ製作)
『かみちゅ!』(2005、ブレインズ・ベース、アニメ製作)
FLIPFLOPs先生『猫神やおよろず』(2011、AICPLUS+アニメ製作)

にも『猫神』登場しますね。(かみちゅは「猫又」?)

『かみちゅ!』では、貧乏神が『猫』に封じられてましたが、
『猫神やおよろず』アニメ版では、猫神は貧乏神と対峙します。

…オマージュ?


緑川ゆき先生『夏目友人帳』(2008、ブレインズ・ベース、アニメ製作)

の『にゃんこ先生』を含めるべきか…


Typemoonの『Fate』の『タイガー』や『オトコさん』といった『猫科』のモチーフや、

『セイバー』と『ライオン』の重ね合わせまでコジツケしたくなっちゃいますし、


Leaf.AQUAPLUSの『うたわれるもの』(2006、OLM.TEAMIWASAアニメ製作)の『ムックル』

も『猫科動物の神』と拡大解釈したりして…



電撃大王で『おおかみかくし』のコミカライズ担当してた、『夜野みるら』先生、


『ねこ☆こい!~猫神さまとネコミミのたたり~』(2010、Whirlpool制作)


というゲームのキャラデザしてらっしゃいましたね。


…『猫神』は最近流行りなんですか?


脱線が過ぎましたが、待田先生、『猫神やおよろず』の『シリーズ構成・脚本』してましたね。



蛇足7。

前に、新興宗教団体『ワールドメイト』の設立者『深見青山』先生の師匠が


『橘』


で、本部が


『静岡県伊豆の国市立花』


傘下の出版社が


『たちばな出版』


という『タチバナ』ネタを振っておきましたし、

『ワールドメイト』の傘下の学習塾『みすず学苑』のポスターにやたら


『プリン』



が登場することを、


『あたしンち』(2002、シンエイ動画、アニメ製作)の『立花・母』の好物が『プリン』

『世紀末オカルト学院』(2010、A-1Picturesアニメ製作)の『JK』の好物が『プリン』

『木村心一』先生の『これはゾンビですか?』(2011、スタジオディーン、アニメ製作)

の『ハルナちゃん』の好物が『プリン』


とコジツケしておきましたが、

待田先生、『これはゾンビですか?』の脚本担当なさってますね。


まあ、売れっ子の脚本家だということでしかないのでしょうが、偶然は面白いですね。



蛇足8。

前に、『みすず学苑』のポスターで、登場する妖怪が、



『狼男、ドラキュラ、ミイラ男』



で、あれこれコジツケしてましたが、

『ミイラ男』のコジツケ連鎖が、


『くぼたまこと』先生の『天体戦士サンレッド』(2009、AIC.ASTA、アニメ製作)の


『カーメンマン』

『リギー』


くらいだったのですが、

よく考えたら、『おおかみかくし』(2010、AIC、アニメ製作)のコミカライズ担当なさった、


『夜野みるら』先生


の『みるら』って、『ミイラ』の語源でしたよね?


『サンレッド』も『おおかみかくし』も『AIC』関連。

『サンレッド』の監督は、『AngelBeats!』(2009、P.A.Worksアニメ製作)の『岸誠二』監督で、

『AB!』の天使ちゃんは『タチバナ』さん。



NHKラジオの『渋谷アニメランド』で、岸監督がゲストの回に、応援メッセージ(?)が

『サンレッド』の『ヴァンプ将軍』のCV『山田ルイ53世』さんだった記憶があって、

結構、『AB!』推してた番組だった記憶があるので、珍しいところを引っ張ってくるなあと思ってました。



蛇足9。

以前、『ドーナツショップ』が、『天理教』に関連しているという噂を書きましたが、

『Aチャンネル』OPでも『ドーナツ』登場してましたね。

『ドーナツ』好き『忍野忍』ちゃん登場の『化物語』書いた『西尾維新』先生の


『刀語』(2010、WHITEFOX、アニメ製作)


天理教開祖『中山みき』の家紋『梅鉢』紋登場してますけど、

待田先生、脚本なさってますね。偶然は面白い。


『ドーナツ』が大好き、といえば、古いアニメですが、


『小さな魔女ヤダモン』(1992、グループ・タック、アニメ製作)


の『ヤダモン』が『ドーナツ』好きで、

最終回、『まどかマギカ』先取りする『宇宙規模ED』だったような記憶が…


それはともかく、

『グループタック』は、『あたしンち』製作に参加し、

『大川隆法』総裁原作の、



『太陽の法』(2000)
『永遠の法』(2006)
『仏陀再誕』(2009)


を製作したところですね。

『宇宙規模』が好きなんですかね?

2010年に破産したそうですが…
(幸福実現党が大敗した2009年の翌年ってのが偶然は面白い)



蛇足ばっかりで百足状態になってきたので、本題。


青木さんから頂いたのですが、

『SPA!』2011・7.19号で、『宮台真司』先生、『宮崎哲弥』先生達が、


大人気アニメ『まどかマギカ』の正体


について語っておられましたね。


宮台先生、1990年代には、『コギャル』に、現状打破のヒントを見出そうとしてらっしゃった方ですので、

小娘が活躍してると、


『我々に出来ない閉塞状態の突破が彼女達には出来るかもしれない!』


と思ってしまうようですから、


『セカイ系が陥っていた自意識のどん詰まり感を超えていく物語』


という評価は、割り引いて考えたほうが良いでしょうね。

彼が期待した『コギャル』が、結局、卒業後、アイデンティティクライシスで、精神病院通いになっちゃってる、

ということを21世紀になってから語っておられましたし。

また、期待は裏切られるかもしれません。


『震災後の日本で「けいおん!!」のようなお気楽な日常ドラマは難しい』


という宮台先生の予想も外れるんじゃないですかねえ?


20世紀末には


『3Dの女子高生』


の将来が期待できたのに、

21世紀の10年が終わってみて、


『2Dの女子中学生』


が、将来を投げ捨てるところにしか、大学教授も意味を見出せないってのが凄いですね。



『宮崎哲弥』先生が、



『きゅうべえ』=『因果の理法を熟知して、それを悪用して搾取する、悪しき仏教徒』

『まどか』=『凡夫から、菩薩、如来へと一気に駆け上がり、新たな浄土を形成する仏そのもの』



と、なにやら、アニメにかこつけて現実に存在する『仏教教団』を批判しているようなのが楽しいですね。

こういう発言、『と学会』に批判されないんでしょうか?



『ヤダモン』のときも、『宇宙規模ED』に、視聴者は


『ヤダモンは神になったの?』


と戸惑った記憶がありますから、宮崎先生の要約は、妙に納得しちゃいますね。


蛇足10。

『宇河弘樹』先生の『朝霧の巫女』も、こういう『宇宙規模ED』だった記憶があるのですが、

『まどかマギカ』のような、感動をあまり感じなかったのが今となっては不思議ですね。


それはともかく、宮崎先生のように仏教に引き付けなくても、

『神道政治連盟』の宣伝する、


『オトタチバナの自己犠牲を、日本国民皆が見習え』


という主張からも、『まどかマギカ』は解釈可能だという意見は出そうですね。

ただ、

『古事記』が書かれたのは、仏教伝来(538年説だろうと552年説だろうと)から100年以上

経ってまして、『聖徳太子』も『法華経』の講義なんかしてたそうですから、

『捨身品』に触発されて『オトタチバナ』の物語が生まれてる可能性もゼロじゃないですよね。


『出雲風土記』にも、『新造院』という『寺院』が10も登場して、『神話』の故郷が、

8世紀には仏教を受容していたことが明らかなんで。

まあ、

天皇を頂点とする国家のためのルーチンワークの儀式を、神社や神棚で、毎日反復する、それを永遠に持続する、

というのが神道の本質でしょうから、『宇宙規模展開』は本来、管轄外でしょう。

神道系多神教マンセー作品が『日常ネタ』が多いのも頷けますね。



神仏習合の立場や、『飛鳥昭雄』先生の仰るように、


『神道=キリスト教』


なら、『終末論』『救世主』展開、全然アリでしょうが。




本題、

『SPA!』7.19号に、『ノイタミナ』の設立者でプロデューサーの


『山本幸治』(山本P)


の連載、


『アニメ定量分析』vol.29


が載ってまして、これまた『まどかマギカ』ネタ。

(どう読んでも『定性的分析』の一種なんですけど…)



2年前に『まどか』の企画書を見せられたが、


『僕にはその企画がわからなかった』


という話。

もし、わかってたら、『ノイタミナ』でやってたんですねえ…たぶん。


山本Pによれば、『まどかマギカ』は、


『女児向けアニメの記号をまとったまま、その実は大人の男たちをメインターゲットにする作品』


であり、


東京都条例の『非実在青少年問題』にも潜在的に関係してくる


のだそうです。そして、


『性の対象に本来なりえない未熟な存在を愛でる』作品は

『あくまでアニメのジャンルの中でのカウンター的存在であり』

『まどかマギカほどの広がりを生むとは予想できなかった』


というのですね。ぶっちゃけ、



『まどかマギカ』なんて『ペド』市場向けの『ロリコンアニメ』は、

『ロリコンにしか受けないだろう』

『条例も怖いから、ノイタミナじゃやらないってことで』



ってことだろうかと。

一般受け狙ってる『ノイタミナ』としては、

ロリコンなんて少数派相手にしたくないし、

石原都知事、怖いですからね、仕方ないですよね。

山本Pを誰が責められるでしょう。


山本Pの論考は続きます。


『ノイタミナは一般視聴者にもわかるアニメというあいまいなポリシーから、

オタク向けにどの程度舵を切るべきか考えてきた』

『今回のまどかマギカの大ヒットによって吹っ切れた部分がある』

『ノイタミナが今は到達できない向こう岸の存在を決定的に教えてくれた』

『自分の中では進むべき道を知る手がかりになる』

…えー、意地悪く要約すると、


『ロリコンアニメが受けるのはわかったけど、条例怖いからノイタミナじゃやれない』

『でも、お金は欲しいから、こっそりバレ無い様にやれば…』


ってことでしょうか?(勝手な決めつけ、えらそうですみません…)


『もやしもん』『フラクタル』『放浪息子』『あの花』を見る限り、

山本Pの好みは


『女装男子』ネタ


だと思いますので、『まどかマギカ』が『ノイタミナ』だった場合、

『恭介』の女装シーンとか、杏子がじつは『女装男子』だとか、設定改変されてたりして。


あと、


『ペドウケ狙うんだから、プールで水泳授業、スク水シーン入れて』


とか指示が出てたんですかね。それもまた良し?
(勝手な妄想すみません!)