モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

怪奇現象新バージョン追加

2005年07月29日 | 日々のできごと
今、パソコンに向かってあれこれしていたところ、突然台所の水道の水が流れました。
誰も、その近くに居たり、近くを通ったりはしていません。
蛇口を閉めた直後、ちょっと締まりが悪くてちょろちょろ流れて止まる、というのがありますが、まさにそんなカンジでちょろちょろ流れて止まりました。
でも、水を流した直後ではないんです。重ねて言いますが近くを通って振動を与えたワケでもないんです。

勝手にテレビが点いたり水が流れたり。(→今年5月10日参照)
もう!光熱費がかさむじゃないのさ。

台風情報

2005年07月26日 | 日々のできごと
夜のニュースのトップで、台風のニュースをやっていました。
台風速報ってのはおもしろいモンで、ついつい観てしまいます。

もう自宅に帰ってきてるのだから交通情報なんて別に必要ないし、どこの飛行機が欠航になろうが関係ないし(もし関係があったら、真っ先に航空会社に問い合わせるからニュースより先に詳しい事態を把握できてると思うし)、とりあえず明日朝にはどうなっているかってゆー予報の部分だけ分かればいいワケで、例えば避難しなきゃならないような事態になるならテレビなんかより地域の警報や市内アナウンスみたいなのが情報源になるだろうし、という諸々の理由から、ご飯をたべながら観る台風情報ってのは、さっぱり実用的では無いのですよ。

それでも観てしまう台風情報。
今日は平日で仕事だったので、夜になってからしか観ませんでしたが、もし休みの日だったりしたら、たぶん一日中、台風情報を観続けていたと思います。
「今、ココの上空にいるらしい、物凄い風雨だ」「こっちはもう通り過ぎた後だよ、雨がおさまった」「こちらはまだ静か。ただ、波がいつもより高くなってきた」などなど、各地の状況をリレーしてくれるのですね。
このリレーっぷりが、なんだか楽しい。
日本各地にいる皆さんと、同じ台風を味わってるんだ~・・・とゆー、妙な連帯感を感じてしまうワタシ。
オリンピックより世界水泳より、「日本」を感じる瞬間です。

追悼、杉浦日向子氏

2005年07月26日 | 書籍業界にて想う

杉浦日向子氏が亡くなられたそうです。
ご病気だったそうで、夜のニュースで聞いて、突然のことにびっくりしました。

かつて、「コメディお江戸でござる」(伊藤四郎やえなりくんが出ていた頃の)に出演されてたのを毎週楽しみに観ていました。ほわ~んとしたしゃべりかたなのに、けっこうするどいツッコミをするあたり、気になって気になってしかたのない方でした。

ごく最近、「一日江戸人」という文庫が出て、真っ先に買いましたし、文庫担当として大事に平積みしてこまめに補充もして、「お江戸風流さんぽ道」も一緒に並べて、この二冊を軸にお江戸コーナーを密かに作っていた矢先なので、なんだかショックです。
このまま追悼コーナーになってしまうなんて。

学者さんではありませんでしたが、この方ほど、江戸のことを知り尽くしている方はいなかったのではないでしょうか。たとえ凄く権威のある江戸時代専門の歴史研究者でも、江戸時代に江戸に住んでいた人々のことを、杉浦氏ほどに熟知している人はいないのではないでしょうか。実は杉浦氏は江戸時代からタイムスリップしてきたんだよ、とか言われても納得してしまいそうなほど、とても身近にお江戸のことを語る方だったなぁと思います。過去形なのが辛いです。
もっと・・・特に春画についての研究を本にして欲しかったです、その本を読んでみたかったです。

ご冥福を、お祈りいたします。


「発掘された日本列島」

2005年07月24日 | 日々のできごと
江戸東京博物館(両国)で行われている、「発掘された日本列島2005」に行ってきました。
この一年間のうちに新たに発掘された考古学資料を一同に集めている、毎年恒例の展示会です。

学生の頃に行ったのが始めなのですが、当時は、考古学の授業も受けててそれなりの知識があったり先生が紹介して解説してくれたりしていて、行く前の予習ができていたのだなぁと、今回、まったく予習ナシで観ていて思いました。
さっぱり世界が分からないのです。
と言うのも、考古学資料として展示してあるのは、何かの破片だったり別に今さら珍しくも無い土偶だったりで、「物」そのものが特殊であることはあまり無いように思うのです。
重要なのは、「どこのどんな遺跡からこんな物が出てきた!このことでこんなことが言えることになる!」というコトなので、つまりその遺跡のことが分かってないと、物を観ても「ふーん」で終わってしまう。

今回はカンペキ、失敗でした。
「アレが見たい!」とかゆー目的意識がないと、いけませんね。
新聞でも取っているなら、「あ、これ記事で読んだアレだ!」とかゆーのもあったでしょうけど(朝日新聞なら特に)。
来年は、リベンジ。予習してから行こうと思います。

地震

2005年07月23日 | 日々のできごと
関東に住んでます。揺れました。
家にいたので、都内の騒ぎを知ったのは、揺れた時間からけっこう経ってからでした。

山手線、復旧までに3時間。
安全確認のための時間なのだと思いますが、震度5以上(これがボーダーラインのようです)の地震が起きたら、もう山手線は諦めたほうが良いのでしょうね。復旧するかしないか待つよりは。
後から人に聞いたハナシでは、どうやら今回、帰宅難民のように駅から駅まで歩く人の流れができていたそうです。
本番(関東大震災)が起きたときに、道がさっぱり分からない場所に居たとしても、この流れに乗ればおおよその所まではたどり着けそうなので安心しました。

エレベーター。
怖いですね。
外からカギで開けてもらわないと出られないようです。
今回はすぐに助けが来られる程度の地震だから良かったものの、エレベーターの外の世界がそれどころじゃなくなるだろう本番では、閉じ込められたらどうやって出たらよいのでしょうね。怖くてもう乗れません・・・。

ケータイ。
繋がらなかったようですね。
郊外同士は、問題なく繋がってました。
でもケータイは、どうせ本番ではあまり役に立たないだろうと思っています。
メールを飛ばしておいて、こちらが無事なことが届けばいいかなぁという程度。
電話ボックスに並んで171(災害伝言ダイヤル)を利用するほうが確実だと思っています。自分のカラダが無事で、自分で連絡できる容態にあれば、ですけど。

さて。予行演習が終わりました。
「その時」、私はどこにいて、どんなふうになるのでしょうね。
切り抜けられるでしょうか。
それとも一瞬のうちにあの世に行くハメになるのでしょうか。
生き埋めになったりじわじわ苦しむハメにはなりたくありませんが、それはもうトキのウン。ダメだったら、普段の行いが良くなかったのだと思って諦めようと思っています。



二階建て飛行機

2005年07月19日 | 日々のできごと

飛行機、好きなんです。
今日の「ガイアの夜明け」は、その飛行機のハナシでした。
新型機をめぐる、ボーイングとエアバスの競争のハナシ

とはいえワタシは別にどちらが勝とうが興味は無いのです。
初めて、A380が飛ぶ姿を見ることができて、感動だったのです。
A380。オール二階建ての旅客機で、中に図書館や免税店ショップを設置することも可能で、「空飛ぶタイタニック」とゆーニックネームも付いているとか。
ニックネームの縁起の良し悪しはともかくとしても、そんな大きなブツが空を飛ぶだなんて、ロマンじゃないですか!!離陸で車輪が浮いた瞬間、涙出そうになりましたよ!!(感受性豊かなO型)
そして、その羽の幅がすごく広いことを知って、さらに好きになっちゃいました。
プリティなフォルムです。
実物、観てみたいです。
日本の航空会社は今のトコロ買わないらしいですが、んなこたぁカンケイない!
成田空港に行けば、きっとどっか海外の会社の機体が来てるハズです。
ん~楽しみ

ちなみにもう一方のボーイング787、通称「ドリームライナー」は、どうやら機体が軽くて丈夫だそうですよ。
日本の企業がいくつか、大きく関わるらしいですけど・・・これをきっかけに次は国産機、とかゆーことには・・・ならないんですかねぇ、やっぱ。
しかし素人考えだと、軽い飛行機って、強風にやられたりしないんだろうかとか考えちゃいます。
機内の天井が高くて、空をイメージしたデザインだそうなので、そこは楽しみです。
2008年就航とか??
とりあえず乗る機会がありそうなのはコッチですね。

5月に熊本に行ってからもうすぐ三ヶ月。
そろそろまた乗りたくなってます。


龍、現る。

2005年07月18日 | 日々のできごと
北の空に龍を見ました。
なんつって、稲光なんですけど。

夜、プールからの帰り道、自分のいるところは全く雨が降ったりはしてなかったのですが、ふと空を見ると、光ってたのです。音もしてなかったので、かなり遠くだったのでしょうか。
例え雷雨でも、自分が家の中にいれば楽しめるという、雷好きなワタシ。
わくわくしながら光る瞬間を楽しみにしながら自転車に乗りつつ北の空を眺めていたのですが(危険運転?)、眺めるうちに、雲の合間で赤い筋が光ったのですよ。枝分かれしながら。
ホント、「龍だ!」と思いました。
昔の人が言う「龍」とはこのことか!と。
そういや龍って雲の中に住んでるんだったけか~などと浸りながら帰ってきたのでした。

もちろん、光の具合だとか気圧のカンケイだとか、科学的な説明のつくものだと分かっちゃいますが、珍しい現象を見れたことと、昔の皆様と共感できたっつーかなんつーか。ね。

「ワンピース」

2005年07月17日 | 書籍業界にて想う
ウォーターセブン編を読み返してみました。
巻数で言うと、34巻から最新刊38巻まで。
すごく売れてる週刊漫画のコミックなのに、細切れで読むとよく分からない作品なのがちょっと心配です。
たまにジャンプを読んでも主人公が出てきてなかったりして。こんなことで良いのでしょうか・・・。
週刊どころか、コミックス一冊だけでも前のハナシをしっかりと覚えてないとなにがなんだか良くわからなくなるので、こうしてたまにまとめて読むのですが、そうしてみると、意外に伏線が張られててびっくりします。で、今まで以上に続きが気になってしまい、とうとう週刊ジャンプを毎週買うようになってしまいました。
ロビン姐さんはどうなるのですか!?ウソップは戻ってくるんですか!?
そして、船大工は加わるんですか!!?ちくしょー気になるじゃないですか!!
まだまだ熱さは続きそうです。

辛い展開にちょっと離れ気味だったファンが、戻ってきてる気がします。
ロビン姐さんの思惑がはっきりしたことで、前巻でちょっと売行きが下降気味だったコミックスが、今月の新刊は異様に盛り返して売れてます。足りなくて、追加したほど。品切れさせちゃうトコだったじゃねーか、オイ。37、36巻あたりも一緒に売れてます。ウレテケウレテケ~

「ワン・モア・ジャンプ」

2005年07月16日 | 書籍紹介と読書記録
ふと読みたくなって、押入れのダンボールから全9巻を出してきて、座椅子の横に麦茶の入ったピッチャーを置いて、準備万端で「ワン・モア・ジャンプ」(赤石路代・小学館)をいっき読みしました。
や~やっぱ名作ですよ。
女子フィギュアスケートを舞台にした、いわばスポ根系少女漫画です。

作品との出会いは小学生だったか中学生だったかの頃で、友人に借りて読んだのです。
で、数年前、もいちど読みたいな~と思っていたところへブックオフで全巻セットを見つけてしかも数百円・・・。
「こんなに安くゲットしてしまって良いのだろうか」と、なにやら良心の呵責を覚えたのも束の間、ほくほくしながら帰ってきて今日のようにして読んで、しかも全ての巻が初版だったことに感動してしまった、思い出の品です。

こんな作品が、読みたいです。
無いですかね~。おもしろいフィギュア漫画。
あくまで、フィギュア競技がメインの、スポ根系。
恋愛はあっても、あくまでスポ根系。(オトナ女性向け雑誌でやってるのは恋愛に偏りすぎてて好みではなくて残念)
男子フィギュア漫画「ブリザードアクセル」は期待大なんですけど、なんかまだイマイチ。
主人公達が本格的になって競技会とかに出るようなハナシになってくれば、好みな作品になるでしょうか・・・。

そういえば、昨日その「ブリザードアクセル」の第一巻(小学館サンデーコミックス)が発売になったので、勤め先の書店のコミック売り場でジャンプコミック(集英社)の「ユート」と「GO A HEAD」を一緒に並べて、3冊併せて「目指せ!トリノ!!フェア」を勝手に開催させてきました。
どれもまだ1巻目です。盛り上がってくれればいいと思っているのに、ああ、どうして「ユート」は終わってしまったのでしょうか・・・残念。(結局ココに落ちる)

大雨で中止

2005年07月14日 | 書籍業界にて想う

決まりましたね、芥川賞・直木賞
さて、文庫担当としては、毎回恒例になってるのでいちおーはコーナーを作らなくちゃだわいな~。
どれを平積みにするのかを決めて~、明日はあちこちの版元さんに電話して~・・・。

と、なるのですよ、いつもは。
そう、いつもなら。
で、電話の向こうのオペレーターさんに「何日重版分からの発送なら、受賞のオビが付きますよ」(心なし、電話の向こうの声も弾んでるように聞こえる)とか言われて「あ、オビ付きのほうでお願いします」なんつったりして。
・・・・・・あ~あ。

芥川賞の中村文則氏、文庫作品ナシ。
直木賞の朱川湊人氏、文庫作品一点。
合計、文庫一点のみ。
辛いですよ。受賞作家コーナーにならないですよ。
もう文庫コーナーでは諦めて、書籍コーナーにちょいと紛れ込ませていただきますかね。
あ~も~そうしますかね。
ちぇっ、なんだよ。受賞作家コーナー、けっこうアテにしてたんだけどな。
せっかくのお祭りが大雨で中止になった気分。

(とはいえ、作品の良し悪しで受賞は決まるワケだし。「商売的にこっちの作家のほうがいいから」なんてゆー理由で受賞者が決まるような賞なら権威は無くなるワケだし。・・・てゆーのは分かっちゃいるんですよ、ええ、分かってはいるんですよ。と、雨女モルツーは思うのであった)