モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

吹奏楽部あるある

2012年04月30日 | 気になる本を1日1冊
吹奏楽部あるある
クリエーター情報なし
白夜書房


・・・もうね、説明不要でしょう。
amazon上の説明文から、ちょっと引用。

【収録「あるある」抜粋】
■別名は「体育会系文化部」。
■フルート女子なのに腹筋が割れている。
■野球部の応援で熱中症患者が続出。
■ドラマや映画の楽器演奏シーンに全力で突っ込む。
■気合い入りすぎのティンパニから放たれたマレットは凶器。
■合奏中、指揮者が止めてるのに、意地で演奏を続行。
■楽器と一緒に入浴。
■『星条旗よ永遠なれ』を頭の中で再生すると、エンドレスになる。

もうこれだけで、不覚にも「あるある~」と頷いてしまって負けを認めざるをえません。

ところで日本の吹奏楽人口って、とても多いのだそうですね。
楽譜を読める人の割合も高いのだそうな。

かく言う私も、小中高と、ずっと吹奏楽部でした。
マレットってよく飛ぶんですよね~。


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週刊 日本の世界遺産&暫定リスト 2012年 5/13号「平泉」

2012年04月29日 | 気になる本を1日1冊

来ましたっ!平泉の号!!
もちろん、即買いです!!
(2012/4/26発売)

 

週刊 日本の世界遺産&暫定リスト 2012年 5/13号 [分冊百科]
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


6-7ページの現在の俯瞰図と、12-13ページの当時を再現した俯瞰図を見比べられたり(自分でページを行き来しなきゃいけませんが)、現地のオススメ観光ルートを設定して紹介していたり、26-27ページには雪化粧の毛越寺庭園の写真が見開きでばーん!と載っていたり、追加登録をめざす関連遺産が紹介されていたりで、奥州藤原氏ファンを長年やってる私にとっても非常に見応えのある本でした。

追加遺産の中でも特に、骨寺村荘園遺跡についてページを割いて紹介してるのがイイですね。
鎌倉時代の荘園絵図そのままのカタチでその地域が残されている、非常に貴重な場所なのです。
(世界遺産とか平泉とか関係なく、これだけで充分、重要な遺跡だと思うのですけども!)

何より好感度が高い理由は、「当時の伽藍は残っておらず物足りない、世界遺産といわれても・・・という戸惑いも聞かれる」(9p)と、評判を客観的に紹介したうえで「では、平泉の何が評価されたのだろうか?」と解説をしている点。
ビジュアル系遺産が「金色堂」のみである平泉は、確かに、歴史背景や浄土思想を知っていないと楽しめない「超地味系」世界遺産。
無量光院跡のあの「ただの空き地」も、自然(山頂に沈む夕日)と建物と池とを組み合わせて作り上げた、浄土を出現させる舞台装置であることを知らないと、感動も何もない場所なことは確かなわけで。

それと、世界遺産として評価された項目の一つ「日本の自然信仰と浄土思想との融合」の例で挙げられている「池の形の話」はとても興味深かった!
浄土の池って、他の国では四角形なのだそうです。
階段が付いていて、沐浴をする場所なのだそうな。
絵に描かれて伝わっているのだから、日本人だってそのことは知っていたはず。
「しかし、日本人は人工的な四角形の池にはしなかった」とのこと。(10p)
「自然美を愛好する日本人には受け入れられなかった」と。

深く納得。
そしてそれこそが、平泉が世界遺産に成れた理由であると理解できました。
この解説を読んでるうちに、外国人が平泉に「日本人らしさ」を見出したのだなと、心から思うことができたのです。
ここのページを書いたのは、大矢邦宣氏とのこと。
平泉文化遺産センター館長さんで、こちらの本を書かれたかた。

 

平泉―自然美の浄土
クリエーター情報なし
里文出版


とても分かりやすく「平泉のココロ」を解説してくれる方。
・・・世田谷美術館で講演会をされたとき(2009年)、サインもらっとけば良かった!


などと、非常に楽しめた分冊百科でした。
歴史モノ分冊百科にはたいてい加わることのできる「平泉」「奥州藤原氏」なので新シリーズが刊行されるたびにチェックして買ってるのですが、ここまで楽しめたのは久しぶり。
このシリーズ、面白いかもしれません!


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古文書入門 くずし字で「東海道中膝栗毛」を楽しむ (中野三敏/著)

2012年04月28日 | 気になる本を1日1冊

くずし字を読めるようになるためのテキストは意外とたくさん出ているのですが、そこにまた1冊、面白そうなものが加わりました。

2012/3/24発売。

お江戸の雰囲気を味わうには、やはり江戸の人達が読んで楽しんだものを同じように楽しむのが近道かと思いますです。

 

古文書入門 くずし字で「東海道中膝栗毛」を楽しむ
クリエーター情報なし
角川学芸出版


くずし字、読めるようになりたい!

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フクシマは世界を変えたか---ヨーロッパ脱原発事情 (片野優/著))

2012年04月27日 | 気になる本を1日1冊

国内の原発論争は、「論争」と呼べるような冷静な議論が出来ない状態になってしまっているので(推進派も反対派も、「互いの意見を聞いて互いの欠点を指摘し、指摘された欠点を補って修正していくことでより良い方法を模索する」といったことが出来ない状態にあるので)、とりあえず海外におけるフクシマ事故の反応を知りたいと思っていました。

そこにこのタイトル。
とても響きました。

「世界を変えたか」。

気になります。


2012/4/20発売。

フクシマは世界を変えたか ---ヨーロッパ脱原発事情
クリエーター情報なし
河出書房新社



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福祉車両のすべて [2012]―2012福祉車両介護式自操式オールアルバム

2012年04月26日 | 気になる本を1日1冊

こんなのあるんだ!?と。

まぁ恐らく・・・というより間違いなく、福祉関係の仕事をしている方が、仕事で使う車を選らぶ際のカタログとして眺める本だとは思いますが、例えば消防車がなんで子供にあんなにも人気があるのかというと、あの特殊な車体カラーの他、「ハシゴが伸びる!」という「変身性」にも理由があるわけで。
その意味で言ったら、助手席がぐるっと回るとか、後ろからレールが延びてくるとか、そういった「変身」をするこれらの車両もやりようによっては子供の心を掴むのではないかとか思ってみたりみなかったり。

ハイ。
不真面目ですみません。
えぇ、私はちょっとそそられます。

これからの高齢化社会。
乗り降りがラクな車がもっと一般的になればいいのに、と思ってます。


2012/4/14発売。

 

福祉車両のすべて [2012]―2012福祉車両介護式自操式オールアルバム (SAN-EI MOOK)
クリエーター情報なし
三栄書房




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傷ついた日本人へ (ダライ・ラマ14世/著)

2012年04月25日 | 気になる本を1日1冊

震災に遭った日本への数々の言葉が書かれているとのこと。
2012年4月17日発売。

無宗教者が多い日本人、という特徴についても語られているらしく、とても興味をそそります。

このかたは、仏教思想を押し付けてくる人ではないので、安心して読めそうです。
書店で見かけたら買おうと思います。

 

傷ついた日本人へ (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社




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文化遺産の眠る海: 水中考古学入門 (岩淵聡文/著)

2012年04月24日 | 気になる本を1日1冊

水中考古学、って初めて聞きました。
2012/3/28発売。

少し前に日本海だかで昔の船が見つかったかだか引き上げられたかだかでニュースになっていましたが(非常にうろ覚えのあやふや情報ですみません)、あんなカンジのことをやるのが「水中考古学」なのかなぁと想像してみていますが・・・。

図書館で見かけたら借りてみたい本です。

 

文化遺産の眠る海: 水中考古学入門 (DOJIN選書)
クリエーター情報なし
化学同人



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本好きのためのウォーキング入門 (武村岳男・著)

2012年04月23日 | 気になる本を1日1冊

史跡巡り・文学作品の舞台地めぐりのガイド本のようです。

太宰や藤沢周平も気にはなりますが、なにより「平泉」の文字が紹介文にあるので非常に!非常に!!気になります。


本好きのためのウォーキング入門 (平凡社新書)
クリエーター情報なし
平凡社

 



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これからはじめる人のための楽しい乗馬ビジュアルテキスト (ジョー・バード (著), 楠瀬 良 (監修, 翻訳)

2012年04月22日 | 気になる本を1日1冊

あの楠瀬良氏監修の乗馬本。

クレイン絡みでない初心者向け乗馬本は貴重な気がします。
また、ウエスタンにも言及してるとのことで、ぜひ参考にしてみたい!と思いつつ。

ただ、2940円はちょっと衝動買いはできないカンジ。

 

これからはじめる人のための楽しい乗馬ビジュアルテキスト
クリエーター情報なし
緑書房




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お釈迦様もみてる (今野緒雪・著)

2012年04月21日 | 気になる本を1日1冊

こんなんあるんだー!!?

と笑撃を受けたのでご紹介。

『マリアさまがみてる』…通称「マリみて」は、私が現役書店員だったころにドカ売れしており、コミック専門店から地元の小さな書店に転職した際にその小さな書店で大量仕入・爆売れさせて店長を驚かせた思い出の商品ですが、そのスピンオフというかオトコノコバージョンというか。

全く知らなかったでびっくりしたのですが、レビューを読んでみたことろ、どうやら「『マリみて』と同じ時間の別の場所では・・・」という設定らしく、これは「マリみて」ファンの女の子たちには堪らんでしょうよ、と思った次第。
ときには本編との絡みもあるらしく。

楽しそうです。

とりあえず出てるトコまでのセットを見つけたので。

お釈迦様もみてる 7巻セット (コバルト文庫)
クリエーター情報なし
集英社



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