モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

読書記録2009年2月

2009年02月28日 | 書籍紹介と読書記録

今月は3冊。
カバット氏の本は、最高の出会いでした。


『江戸滑稽化物尽くし』(アダム・カバット 著)
以前、ブログでもレビューを書いた、妖怪モノ研究書。
母校の教授の著作でした。

『幕臣たちの明治維新』(安藤優一郎 著)
江戸城のお役人だった皆さんって、意外と、明治政府に重宝がられてたようです。

『ワールドカルチャーガイド 台湾』(トラベルジャーナル社)
旅行ガイドにちらりと載ってるコラムとかを、もっと突っ込んだ内容にして、1冊にまとめたカンジ。


新幹線で人身事故って!?

2009年02月22日 | 日々のできごと
スキーに行ってきました♪
2年ぶり。実はこう見えて小学生の頃からやってるんです、スキー。
でもちょぼちょぼとしか行っていないので、あまり上達しないままオトナになりました。
それでもスキーに行けるとなると、やはり楽しみなワケで。

気がかりだったのは、雨女コンボ発動の可能性大なメンバーだということ。
かつてこのメンバーで、鴨川・鎌倉・茨城~福島・平泉各所で雨を降らし、時には台風を呼んでしまい旅行自体を中止にしたり、このメンバーでは一回行ったきりだったスキー(野沢温泉スキー場)では吹雪の中、意地で滑ってきた思い出があるという、雲行きの怪しいメンバー。
そして今回。
面白い程に悪天候の予報が聞こえてきていました。
金曜夜出発で土曜日滑って帰って来るスケジュールで行き先は「GALA湯沢」だったのですが、金曜日に雨マークが付き、やがて「土曜日は広範囲でかなりの悪天候」との予報が聞こえ始め、東京駅で新幹線に乗る頃には「スキー場のリフトが動いていない」とか、「他のスキー場への振替ができるらしい」とか、トラブル対応の情報が飛び交うような惨状でした。「トンネルを抜けると、たぶんそこは『吹雪』っ!!」という気の滅入る想像をしながらの道中でした。

結果としては、とりあえず、2時間遅れながらもゴンドラ・リフトは動き、天気も、横殴りに雪が吹き付けていましたが、滑るのを中止されるほどではなく、まぁ日焼けの心配なく滑ることができてよかったな、と。

しかし。
一難さってまた一難と言うのか悪いことは続くものだと言うのか。
夕方、新幹線が止まっているという情報が。

人身事故が発生してしまい、コッチの駅にやってきて折り返し私達が乗ることになる車両が東京やら上野やらに止まったままである、と。
あぁ。
またもやヤキモキする要素がっ!!
結果、予約してた列車が運休に。
指定席でのんびり乗車できるハズが、自由席車両に並んで席取りに必死になるハメに。
カカカカネカエセー!!!!
と、思わなくはないですが、なんかもー・・・「リフトもゴンドラも動かなくて外は吹雪で建物から出ることもできず、ただ行って帰ってくるだけになるかもしれない」と一度は覚悟したスキー旅だったので、「滑れただけで充分!!」な気持ちになってたので、ハラは立ってないのですが、あまりに盛りだくさんすぎて、ブログのネタにしないわけにはいかなくて。

気がかりなのは、今回、友人のカレシ(日本語留学中の台湾人)の友達数人(台湾人&韓国人)と一緒に行ったのですが、「雪もスキーも初めて!!」とゆー人が何人か居たのです。あまりのトラブルの多さと、その結果の人ごみの凄さに、スキーが嫌になってしまってないかとゆーこと。「楽しかった」「雪、きれい!」とは言ってくれましたが。ちょいと心配ですが。

そんなカンジだった、今シーズン初のスキーにして2年ぶりのスキー。
スキー熱に火が灯りました。
しかも今回はショートスキーをやってみて、普通のスキーとの違いを体験。やはり普通のスキーでスピード出したい!と思いました。
春スキーならまだこれからでも間に合うか!!よっしゃ!!
と、燃えております。

ニューオープン

2009年02月16日 | 日々のできごと
ウチの近所。
古くからの住宅しか無かった場所なのですが、
数年前からオシャレな一軒屋がずらっと立ち並び始めている地域なのでして、
それに引っ張られて、シャッターが下りたままだった店舗物件に、新しくお店が入り始めています。
コレがイイカンジなのです。
ちょっと洒落たカンジの洋菓子屋さんとか。
あぁ、ヤバイね。
ヤバイってば。
これから薄着のシーズンなのに~!!!!!

引退だそうな

2009年02月16日 | 競馬やってます
ダイワスカーレット、引退だそうです。
JRAのホームページにて。

あぁ・・・まぁ・・・仕方ないけれど。

「有馬で引退じゃね?」みたいな話も聞こえてたので、
そうか、もうそうなってもおかしくないトシなのか。とは思ってましたが。
女傑同士のライバル対決をもっと観ていたかったです。

・・・この「儚さ」(一瞬の輝き)も、競馬の魅力の一つなんでしょうねぇ。

ワイルド・スタンピード

2009年02月11日 | 日々のできごと
『ワイルド・スタンピード』 灘谷航(なだたにわたる)
週刊少年サンデー2009年11号(2月10日発売号)に載っている読切作品。競馬モノです。
「破天荒ジョッキーと暴れ馬が、ぶつかりあいながらも理解しあって目標に向かう」という、まさに少年誌王道なモチーフの作品ながら、テンポが良くてストーリー展開もよくまとまっていて読みやすく、競馬好きの贔屓目抜きに、面白いと思いました。コミック担当をしてる頃なら、単行本化したら要・注目なカンジ。

しかし残念。
作品の最後には「この春、灘谷先生がWEBで新展開!お楽しみにね!!」とのコトバが入っており、“評判が良ければ本誌連載”という流れではない様子。
コミック担当なら、この作品に限らず、この作家名要注目でチェックしとかなくちゃですが、今の私にそれは不要。競馬モノだから嬉しかったのに~!
ぜひとも今回のこの作品で、WEBで無く、本誌で連載してくれないカナ~。

『江戸滑稽化物尽くし』

2009年02月11日 | 日々のできごと
『江戸滑稽化物尽くし』 アダム・カバット著 講談社選書メチエ


あやかしモノが好きなワタクシ。
「妖怪」というより、もっと広い範囲のフシギな存在という意味での「あやかし」が好きなわけなんですが、お江戸の「ばけもの」達にも興味があります。

で、この本。
江戸の、「黄表紙」という一般大衆本(週刊誌みたいなカンジ?)に出てくる妖怪達について書かれていて、しかもそれを外国人が書いてる!さらにしかも、翻訳者名が見当たらないトコロをみると、外国人が日本語で書いた原稿がそのまま本になってるってコト!?すげえっ!!
ってコトで読んでみました。アダム・カバットなる著者名になんだか心惹かれながら。

面白かったです。
興味深くて。
江戸の、お間抜けなあやかし達のあれこれな姿が、著者の軽妙なツッコミを交えつつ紹介されていて、楽しく読めた上に知識も増えて、非常に有意義な読書タイムでした。
あぁ、満足・・・!と思いつつ「あとがき」を読んでびっくり。
なんとこの人、我が母校・武蔵大学の教授でした。

でも当時、全然知りませんでしたけど・・・。
こんなおもしろ外人がいたら放っとかないと思うのに、この教授の居る人文学部に在籍していながら、全然知らないんですよねぇ。自分の専門分野以外でもあれこれ受講できる制度の学校で、しかも私好みの題材を研究してる教授。放っときませんって!!

なんだかすごく悔しい気持ちになってます。
こんなにも当時に戻りたいと思ったのは初めて!!
今戻ったら、奥州藤原氏なんかほっといてこの教授に付いていきますってば!!
アダム・カバット・・・。
名前に惹かれたのは、当時どっかで名前を見かけてて、記憶の奥底に残ってたからなのでしょうか・・・。