モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

夏の終わりはいつだ

2006年09月27日 | 書籍業界にて想う
「新潮文庫の100冊」の特設コーナーをとっぱらう時期はいつがいいのやら、実は毎年ちょっと悩みます。

プレゼントの締め切りは9月25日ですが、なんとなく8月末日で終えていいような気もするし、いやでも9月に入ってからも特設コーナーから買ってくお客さんもけっこういらっしゃるし、コーナーからはずした在庫をとっておく場所は無いし、かといって返品するとすぐに売れて在庫切れになっちゃったりするし・・・などとぐるぐる考えてるうちに、結局今年もプレゼント締切日までそのままにしてしまいました。

明日はコーナーの解体&棚に入ってる商品から黄色いオビを取り外す作業をせねば、です。

マイアミ・バイス

2006年09月23日 | 日々のできごと
よく行く映画館では、6本みると1本タダになるサービスがあります。
このたび、めでたく1本タダに。
でも期限が今月いっぱい・・・さて、どうするか。
『日本沈没』か『UDON』か『スーパーマン』か『マイアミ・バイス』か『かもめ食堂』かと悩み、後者二つを最終選考に残し、ぎりぎりまで悩んだ末、『マイアミ・バイス』を観てきました。
そしたら、コン・リーが出てました。
てゆーかこの作品のヒロインでした。
最近中国映画を観てないのですが、コン・リーさん、お元気そうでなによりです。
かっこいいシーンもかわいいシーンもあって、あぁ、やっぱりコン・リー姐さんステキ!!
・・・などとコン・リーばかりを観てたからか、肝心のストーリー、細かい部分がよく分からないままクライマックスになってました。
ま、タダだからいいですけど。


予告編で観た『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』が面白そうです。

本の本

2006年09月23日 | 書籍業界にて想う
他店をうろうろしていて、衝動買いしてしまう本に出会うと、ヒジョーに悔しい気持ちになります。してやられた・・・と。
ほくほくして帰ってきてイッキ読みしちゃいましたけど。あぁ、シアワセ。


『あたらしい教科書② 本』(プチグラパブリッシング)

あたらしい教科書、というシリーズのようです。私が興味を持てたのはこの「本」だけでしたが、どうやらオトナ向けの「教科書」のようです。・・・・・・。(スミマセン、もう2巻目の「本」にしか目が行かなくて、他がどういった内容かは全く見ませんでした。今ネットをみたところ、他には「雑貨」とか「結婚」とか「ことば」とかがあるようです。)

書籍流通業界全体を解説してくれる本、探してたんですよ。
ま、別に知って仕事の何が変わるもんでもないとは思うのですが、なんとゆーか、自分の仕事のあれこれを知りたいとゆーか、一つの流れのなかにいる仲間の皆さんのことが知りたいとゆーか。

これまでは「業界本」を探しても、どうしても「出版社」の話に偏るか(しかも編集サイドの話)、書店の話に偏るかしてしまっていて、全体像を見渡してる本って無かった気がするんです。
そこに、この本。
見開き1ページで一つの話がまとまってるので、物足りない箇所もありますが、その分読みやすかったですし、編集→デザイン→印刷・製本→流通・小売という流れを把握するのに、とても分かりやすくまとまってました。
絵本づくりとか図鑑づくりとか、凄く時間がかかってることにびっくりしたり、委託制に甘えずに、ちゃんと売り場を作らなくちゃと反省してみたり。

今後も時々読み返す本になりそうです。
「本の本コレクション」に追加!な一冊です。

蟲師オダギリ

2006年09月21日 | 書籍業界にて想う
重版配本のオビで知りました。
『蟲師』が実写映画化だそうで。
しかも、監督・大友克洋、主演・オダギリジョー。
あやうく鼻血を吹くところでした。なんともオイシソウな組み合わせ。

で、帰ってきて公式ページを検索。
・・・うーん、今のところ「コスプレ感」が強そうでちょっと不安なカンジ?
この写真だけじゃよく分かりませんけど。
「あやかしモノ」大好き、ギンコさん大好きなので、『蟲師』実写映画、盛り上がってもらいたいものです。

今度はアラレちゃん

2006年09月18日 | 書籍業界にて想う
『Dr.スランプ』の完全版が出ます。
売れるんだろうなぁ・・・集英社が総力を挙げて宣伝するような気配もするし。
で、どれくらい売れるんだろうか・・・何冊、注文しとけばいいんだろうか・・・。
前回の『るろ剣』は、けっこうイイセンいったのですヨ。
初入荷分は、2ヶ月できっちり売り切りました!!返品ゼロ!!(その後も重版の配本があったりで、うまい具合に潤ってます。)

今回もそんなカンジの、気持ちイイ発注をしたいです。
が、はてさて。

『ゲド戦記』

2006年09月10日 | 日々のできごと
映画『ゲド戦記』を観てきました。
なんかあんまし宣伝をしてなくて、どうなんでしょうか、ちゃんと面白いんでしょうか、と不安に思って今までなんとなく行けずにいたのですが、観てきた数人の意見を聞くと、意外と悪くない反応。「私は、アリだと思う」と言い切った従姉妹の言葉に背中を押され、やっと観てきました。

で、感想。
面白いと思うのですけど。
少なくとも、つまらなくはないです。

実は私、予告編を観てちょっとイマイチな印象を受けていたのです。
「いのちを大切にしないやつなんで大っ嫌いだ」というあのセリフとか、この世はおかしくなってる、とかいうセリフなど、「いかにも」なカンジが鼻につく雰囲気で、生きることの意味を問うとかおかしくなってるこの世の中を救うとか、そーゆー作品だったらちょっとな、という思いがありました。
キャストにわざわざ「新人」などと付けてるのも、「そんなアピールをしなくたって」と思ってイヤでしたし。

そんなマイナスイメージを持って見始めたワケです。
序盤はちょっと淡々としていて、ちょいとまだるっこしいカンジがしなくはないですが、音楽が。ジブリアニメに久石譲氏以外の音楽が乗っかっているのが、なんだか新鮮なカンジがして、耳を楽しませてもらいました。キレイな風景描写も多く、自然を味わいにどこかに出かけたくなりました。
主人公は、父親を刺してしまった少年。自分でも、どうしてそんなことをしたのか分からない様子。「どうせ誰もいつか死ぬのに、なぜ生きていなくちゃいけないんだろう」と悩む、思春期まっただ中なイマドキの「キレる子供」。
ヒロインは、親の身勝手で顔にキズを負って捨てられた少女。打ち解けた相手以外には気を許さない女の子。主人公に対する「ツンデレ」ぶりがサイコー。

この二人が「均衡を失いつつある世界」を救う旅をするのだと、なんとなく思い込んでいましたが、終わってみると、そーゆー話では無かったようです。
そんな壮大なストーリーではありませんでした。
ただし、「どうして生きていくんだろう」という、現代日本人が悩みがちなこの命題に対する答えを、非常に明確に示してくれてました。
べつに今の私は生きてく理由に不自由しちゃいませんが、それでも「あ、ナルホドその通りだわぁ」と思わされた、非常に説得力のある答え・考え方が提示されてました。
かと言って、この作品の魅力はそれだけじゃあございません。
クライマックスで明らかになる、びっくりな秘密が気持ちイイですよ。
私は原作の内容を知らないので、100%びっくりして、爽快な気持ちになりました。
もー。こーゆー話、大好きです。
後半の主人公もかっこよくて良いですし。
岡田准一クン、いい声してるわぁ。
と、「アシタカ」「ハク」に続いて、まんまとジブリヒーローに引き込まれてしまったのでした。

どうなる?デスノ!!

2006年09月07日 | 書籍業界にて想う

小畑健氏、逮捕だそうで・・・どうなっちゃうのよ『デスノート』!!??

銃刀法違反(所持)とのことで、それもキャンプのためのアーミーナイフが車に積んであったってだけであって、別に通り魔しようとして手に持ってたとかじゃなさそうなので、そんなに騒ぐほどのことにもならないかな~・・・ならないといいな~というカンジですが。

営業に来た版元さん(地図の版元さんで、あまりコミックは詳しくない様子)からちらっとこのニュースを聞いたときは、何で捕まったのかも不明で非常にやきもきしましたが(麻薬とかわいせつ罪とか、これまで著名人が陥ってきた事柄が頭をよぎりましたが)、ま、これならアニメ化や映画が中止になったり、コミックスが絶版になったりするまでには至らない・・・・・・といいなぁ、と思いますけど・・・でも、どうなるんだろ。


6巻。悲しさも。

2006年09月04日 | 書籍業界にて想う
今月のジャンプコミックスが発売になりました。
私の購入タイトルは『ワンピース』と『NORA』。
『NORA』は、当店、2冊しか売れません。私と、あとは、どなたかもう一人。
いつかレジでそのお客さんと遭遇してみたいです。

それはともかく。
『るろうに剣心 完全版』が、1巻から売れ出してます。
今月は5・6巻の発売。イッキに6冊まとめ買いされる方もいて、ずっしりとした重みが、売り手としてもウレシイカンジ。
ウレシイといえばもう一つ。
私の愛する歴史ヒーロー「斎藤一」は、6巻の表紙でした。
予想、的中~♪(→6月27日の記事

でも悲しい気持ちも同時に。
斎藤一役の鈴置洋孝氏が、つい先日、亡くなられたのです。(こちらに記事が)
小学生の頃から、「らんま」の久能ちゃんとか、「ドラゴンボール」の天津飯とか、「パトレイバー」の内海サンとか、「あ~る」の鰯水クンとか、「銀英伝」のコーネフとルパートとかの、あの飄々とした声が好きで好きで、アニメオタクな私にはお馴染みな声優さんで、なので、「るろ剣」の斎藤役が鈴置サンだと知った時はすごく嬉しかった覚えがあります。

売れててうれしい『るろうに剣心完全版』ですが、6巻表紙の斎藤一を見るつど、「斎藤一」の声が聞こえてくるようで、ちょっと切なくなるのです。
「るろ剣」のビデオを見返したり、「究極超人あ~る」のドラマCDを聴いたりして、故人を偲びたいと思います。

鈴置洋孝氏のご冥福を、お祈りいたします。

イタリアへ!

2006年09月03日 | 日々のできごと
やりました、女子バレーボールワールドグランプリ!!
日本、決勝戦進出です♪
月刊のテレビ誌には放送予定が組まれてなくてアセりましたが、ちゃんとフジテレビがやる様子。良かった・・・。
先週発売の週刊テレビ誌には予定、入ってるのかな。
6日発売のテレビ誌じゃ間に合わないのよね。新聞があればいいんですけど。
こんな時、インターネットって便利だなとしみじみ思います。
なんか喜びのあまり、文章、支離滅裂~♪