モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

真黄色(誤変換は末期色)

2005年06月30日 | 書籍業界にて想う

新潮文庫の100冊を店に並べて来ました。疲れた・・・。
お店に入ってすぐの台が、真黄色になりました。
今年はBランクのセット。去年まではDランクだったので、なにが嬉しいって、ランクを上げるといろんな販促物が付いてくるのが嬉しくて楽しいです。「2冊買ったら…」のプレゼント見本も入っていて、実物を見ることができましたし。あとはウチワとか手描きPOPとかPOPスタンドもたくさんもらっちゃいました。むふ。
でも何より嬉しいのは、商品がたくさん入ってきてそれををどーんと並べられるので、コーナーのインパクトが強くなること。
入り口すぐの台(エンド)に商品を並べて真黄色にした途端、お客さんが何人も立ち止まって眺めてくれてる光景は、販売員冥利に尽きるというかナンというか。
明日、売上スリップを見るのが楽しみです。
例えるなら、罠を仕掛けた猟師の気持ち。
エモノはかかってるカナ~♪
あるいは、庭にエサを撒いて鳥が来るのを待ってる気持ち。
さぁ~食べにおいで~♪


夏到来!

2005年06月28日 | 書籍業界にて想う
数日前に入荷していたのに今日やっと気付きました。
新潮文庫の新刊のオビ、いよいよ毎年恒例「100冊」応募券が付いてたのですね。
当店、今年はランクアップ。いつもはちょこ~っとしか並べない100冊を、エンドでどーん!!とやろうと、入荷を楽しみに待ってます。きっと、明日・明後日には到着することでしょう。
そして今年のプレゼントは金のブックマーク。去年もブックマークでしたが、今年は金色。しかもカギ。
カギ?なんのことかと思ったら、本屋さんで新潮文庫のオビをご確認ください。クマにカギが付いてます。
うーん・・・。
角川のブックカバーのほうが魅力的かもォ。
せっかくなので、どちらもゲットしようと目論んではおりますが。
そして、新潮セットと同様に待っているのは直木賞・芥川賞の候補者発表。
選考会は7月中旬。候補者発表はそろそろではなかろうかと思うのですけど。
どんな方々が挙がるのか、楽しみです。
そんな楽しみがないと、この暑さは乗り越えられんとです。
毎日毎日!暑いっつの!!

接戦だけどさぁ

2005年06月26日 | 日々のできごと
日本は強くなった!!

と、思いましたよ。全日本女子バレー。ヤナギモトジャパン。
韓国に圧勝だったしさ。
なのに・・・・・・結局今までと同じじゃないかぁ。
1,2セットばりばりで制しておきながら、3,4,5と落として結局負ける・・・。
確かに強豪ブラジル相手によくやったとは思いますけど、5セット目で接戦になる前にもう1セット取ってれば・・・と思ってしまうのは素人の浅慮でしょうか!!?

などと落胆しつつも、また来週末の試合が楽しみなのであります。

「孤宿の人」

2005年06月25日 | 書籍紹介と読書記録
宮部みゆきの新刊「孤宿の人」を読みました。
ラストで泣かされちゃいました。ちくしょう。

宮部の時代小説といえば下町モノですが、この作品は違います。
きっぷのいい下町のおかみさんが出てきたりはしません。
なので、どんなモンかなぁと思いながら読み始めましたが、いやいやさすが。
女の子の視点で話が進められていくので、いつものミヤベらしさを存分に味わうことができます。
なのに意外と、多くの登場人物が死んでいきます・・・・・・しかも殺されて・・・・・・。

このギャップがたまらん。

そんなワタシのおかしな嗜好はさておき、上巻のラストあたりからぐぐっと引き込まれていきます。
事態が急展開になるのが、そのあたり。で、イイトコで「下巻に続く!」となって、下巻ではだんだんとコトの真相が見えてきて、ナゾだったキーパーソンの思惑も見えてくる頃にはもう胸がいっぱいになってきて、しかもそこに幼い子供の純真さが絡んできたりしたらもう堪え切れません。
泣かされましたよ。
熱い涙がこみ上げてきましたよ。
ヒトがヒトを想う気持ちに泣かされました。
宮部みゆきって、ココが上手いトコだよなぁと、改めて好きになったのでした。

早く文庫化されないかな。

「いつでも夢を」

2005年06月21日 | 書籍紹介と読書記録

「いつでも夢を」(辻内智貴)(光文社)を読みました。
売り続けてて気になっていたあの本です。
久々に、小説らしい小説を読んだ気がしました。
別に他の小説が小説らしくないとゆーのではなく、「骨組みが見える」というか「構成がしっかりしている」というのか、そんなカンジ。
普段読まないタイプの本を読んだだけかもしれない、と、やはり思ったりもするのですが。
他の著作も読もうと思います。読みたいと、思いました。


宮部新刊

2005年06月20日 | 書籍業界にて想う
宮部みゆきの新刊が出ました。
「孤宿の人」(新人物往来社)上下巻。
すっごく欲しいです。読めればいい、とかでなく、宮部作品をコレクションしたい、という気持ち。
でも、上下巻各1890円。
二冊で3780円。
・・・・・・。
せめて一冊1600円であったなら買ってたかもしれないけど・・・。
3500円越えるのはなぁ。
その金で他に何が買えるか考えちゃうよなぁ。
せめて早くに読みたいけどなぁ。
文庫化待ちかなぁ。

「青空のルーレット」

2005年06月19日 | 書籍紹介と読書記録
5月26日にお店に並べてから3週間。
やっと、「青空のルーレット」(光文社文庫)を読みました。

大変です。
面白かったです。
名実ともに、今イチバン売りたい本になりました。
オビの謳い文句のとおりの「ソーカイ感」とか、「清涼感」とか「すがすがしさ」とかいう表現がぴったりな作品です。

普段読む本がミステリーか時代小説ばっかりだから新鮮に感じただけかもしれない、とちょっと弱気にもなるのですが、いやいや、これからは自信を持って、堂々と平積みを続けようと思います。

第一巻

2005年06月17日 | 書籍業界にて想う
7月のコミックは、注目タイトル目白押しなのに加え、期待の第一巻がいくつかあって、ドキドキです。
どれくらい売れるかの予測をつけながら注文数を決めてます。
その読みが、当たるか外れるか・・・。
大きく外れてしまった場合、一ヶ月間、ストック置き場の在庫の山を見つめて胃をさすることになります。
中でも、ジャンプの「ユート」「ネウロ」、サンデーの「見上げてごらん」「ブリザードアクセル」が気になるトコロ。

「ユート」、結構勝負しちゃいました。
さて、どうなりますか。
月初発売の「ユート」と、15日発売の「ブリザードアクセル」を新刊台で隣合わせに並べてちっちゃく「スケートフェア」をするのが楽しみです。
真夏ですけど。