本屋さんに居て、一番縁が遠かったのが視覚障害のある方々でした。
土地柄、知能障害者が多く(子供の頃、保育園や学校に同年代の知能障害者がたくさん居ました)、また、「聴覚障害があるので取寄せ商品の入荷連絡は電話ではなくFAXで欲しい」という常連さんも居たりしたのですが、「本」という商品柄、どうしても視覚障害がある方には来てもらい辛い店でした。
「視覚障害があっても読書を楽しんで欲しい!」と思い、点字翻訳に興味を持った時期もありましたが、「もし今自分が視力を失って点字を学んで読めるようになったとしても、一冊の本の文章を点字で読むには時間もかかるし手軽じゃないし、点字ではなく音声での読書にするだろうな~」と点字に懐疑的になってしまったのでした。
ただし、長い文章には不向きでも(熟練者は長くてもヘッチャラなのでしょうが)、例えば、自動販売機。見えない人にとっては、どれかボタンを押してみて出てくるまで、それが熱いのか冷たいのか分からないのだそうで、そんな時にボタンに点字があれば、飲みたいものが買えて便利なのだそうです。
また、部屋の引出しに点字を貼っておけば、開けて実物を触らなくても何が入っているか把握できたりと、短い文字数のものには威力を発揮するようです。
そして昨日、点字への理解がさらに深まることがありました。
NHKで、福音館書店が『ぐりとぐら』の点字絵本を5,000部で出版したとのニュースをやっていてハッとしたのです(5,000部という数字に漢気を感じた為だけではありません)。
絵本て、当然文字だけではないわけで、絵の部分を点訳するってかなり重要なのではないかと。
点訳絵本をすでにやってる人から見たら当たり前すぎることなのかもしれませんが、絵本に縁遠い私としては、目からウロコな感覚でした。
そしてそのニュースでは、むしろ視覚障害のあるお母さんに向けたものだと伝えていました。つまり、「子供に絵本を読んであげられないのが辛い」と。
とても単純なことなのに、言われてみなければ分からないことってあるものだなぁと己の小ささを改めて感じつつ、なんとなくまた、点訳への興味が盛り上がってきています。
結婚生活スタートから丸一年。
転職から一年半。
ようやく、自分のペースが固まり余裕が出てきた今日この頃。
点訳をマスターして絵本点訳の道を目指してみようかなという気持ちになっています。
土地柄、知能障害者が多く(子供の頃、保育園や学校に同年代の知能障害者がたくさん居ました)、また、「聴覚障害があるので取寄せ商品の入荷連絡は電話ではなくFAXで欲しい」という常連さんも居たりしたのですが、「本」という商品柄、どうしても視覚障害がある方には来てもらい辛い店でした。
「視覚障害があっても読書を楽しんで欲しい!」と思い、点字翻訳に興味を持った時期もありましたが、「もし今自分が視力を失って点字を学んで読めるようになったとしても、一冊の本の文章を点字で読むには時間もかかるし手軽じゃないし、点字ではなく音声での読書にするだろうな~」と点字に懐疑的になってしまったのでした。
ただし、長い文章には不向きでも(熟練者は長くてもヘッチャラなのでしょうが)、例えば、自動販売機。見えない人にとっては、どれかボタンを押してみて出てくるまで、それが熱いのか冷たいのか分からないのだそうで、そんな時にボタンに点字があれば、飲みたいものが買えて便利なのだそうです。
また、部屋の引出しに点字を貼っておけば、開けて実物を触らなくても何が入っているか把握できたりと、短い文字数のものには威力を発揮するようです。
そして昨日、点字への理解がさらに深まることがありました。
NHKで、福音館書店が『ぐりとぐら』の点字絵本を5,000部で出版したとのニュースをやっていてハッとしたのです(5,000部という数字に漢気を感じた為だけではありません)。
絵本て、当然文字だけではないわけで、絵の部分を点訳するってかなり重要なのではないかと。
点訳絵本をすでにやってる人から見たら当たり前すぎることなのかもしれませんが、絵本に縁遠い私としては、目からウロコな感覚でした。
そしてそのニュースでは、むしろ視覚障害のあるお母さんに向けたものだと伝えていました。つまり、「子供に絵本を読んであげられないのが辛い」と。
とても単純なことなのに、言われてみなければ分からないことってあるものだなぁと己の小ささを改めて感じつつ、なんとなくまた、点訳への興味が盛り上がってきています。
結婚生活スタートから丸一年。
転職から一年半。
ようやく、自分のペースが固まり余裕が出てきた今日この頃。
点訳をマスターして絵本点訳の道を目指してみようかなという気持ちになっています。