モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

『バベル』

2007年04月30日 | 日々のできごと
GW2日目の本日。
今日まで気付かなかったのですが、もしかして世間は3連休?
私は2連休でした。2連休って、普通の土日と同じじゃんか。

それはともかく。
午前中のうちに読みたかった本を読み終えてしまったので、別の本を片手に新宿まで映画を観に行って来ました。
『バベル』。
連休中の新宿は、少し、空いていたような気がします。

『バベル』は、おそらく「地味系」映画なのだと思います。
娯楽的なカンジの映画ではありませんでした。
例の「アカデミー賞候補!」の話題が無かったら、こんなに客席、埋まらなかったんじゃないかなぁと思うカンジ。
私は好きなタイプの作品でしたけど。

そもそもは、「とくダネ!」のオープニングトークで、あの3人(小倉サン、笠井クン、キョーコちゃん)が異口同音に大絶賛だったことが、私の興味の持ち始めでした。
「3つの国での出来事がそれぞれに進行して、どうしてこの3ケ国?と思っていたのが繋がっていく」と聞いて、ほほ~と思っていました。その瞬間、観に行こうと決めたのですが、実際観てみて、正直、「ほほ~」とは思いませんでした。私の理解力が足りないのか・・・確かに3つのストーリーに接点はあるのですが、どうしてその3つだったんだろう、これならいくらでも同時進行の物語はあるだろうに、と考えてしまい、なんかスッキリしないのです。こう考え続けてしまうことが、作品の狙いだろうか・・・。

ただ、菊地凛子には泣かされました。
演技の良し悪しなんぞ分からない私ですが、それでも、あの女子高生が、胸の内に溜まっていたいろんなものを表面に吐き出す、あのシーンは、ぐっと来るモノがありました。
泣きそうなほど。
物語の中のそれまでの経緯とか演出とか、演技以外の要素もあるでしょうけれど、それでも、「なんだか凄いものを観た」という印象が、確かに残りました。

息もつかせぬストーリー展開!次第に明らかになる真相!!
ってカンジの作品ではありませんが、なんかちょっと毛色の違うじっくりした作品を観たい方はどうぞ、かな。
ま、ブラピは相変わらずかっこよかったです。

追記:途中、照明の明滅が激しいシーンがあってちょっとしんどかったので、そのシーンは凝視せず、片目をつぶって時々目をそらすことをオススメします。(実際、今日のNHK7時のニュースで「気持ちが悪くなった人がいる」と報道されてました)
シーンの最後で動きがあるので、時々は観といたほうがイイですが。

指定席ゾーン

2007年04月29日 | 競馬やってます
昨日、テレビで競馬中継を観ていてとても悲しいできごとがありましたが(好きだったよ!ナタラージャ!!)、めげずに今日は東京競馬場まで行ってきました。
でっかいですね。

そして、初めて指定席に入り込んできました。
あぁ、ドキドキ。
「手にスタンプ押すらしいんだよ」と聞いて、忘れ物の多い小学生が手のひらに持ち物を書き込むような様子を思い浮かべてしまったのですが。
なんと、透明スタンプでした。

入り口にいるお嬢さんが「手の甲にスタンプ、失礼いたしまーす」と軽やかに告げるので手を差し出したところ、ぽん、とスタンプされたのですが、なにも付いてないようなのです。
ところが入り口に設置してらるライトにかざすと「B」の文字(B指定席だったので)が浮き出るのです。
ハイテクですな。
ナルホド、これなら手も汚れないし、本人しか通ることができず不正もできません。
すごいな~と、感心いたしました。

そして席もこれまた高くてすごい。
向こう正面が、ターフビジョンの上から見えました。
さらに上にある記者席からは、向こうに見えるマンションの向こう側まで見えるそうです。
また、遠くから見ると、かえって、馬の速さを感じました。
小さく見えるその大きさからかなり遠いはずなのに、あっとゆー間に4コーナーを回ってきちゃうのです。やー・・・サラブレッドって・・・と、改めて思いました。間近で観る競馬も迫力があってイイですが、上から観る競馬も意外と良いものでした。

ただ残念だったのは「フジビュースタンド」と言うワリに、富士山が見えなかったこと。
スタンド席からだと、角度的に屋根で見えづらそうです。
ま、今日、私が行った時間は雲ってきてしまっていて隠れちゃってたようですけど。(ま、雨でなかっただけ・・・)

紫芋色

2007年04月18日 | 日々のできごと
さつまいもが名産の「小江戸」川越の近くに・・・ソコソコ近い場所に住んでいます。なので、「芋羊羹」と言えば、スタンダードな黄色っぽい芋ヨウカンと、紫芋から作った紫芋ヨウカンの二種類が並んで売られている姿をよく見掛けるのです。

何の話かって、今日現在のNHK語学テキストコーナーが、そんなカンジなのです。
2色芋羊羹の詰め合わせ。
4月号だけの時は「からし色」と思ってましたが、5月号が発売されて二ヶ月分が併売されてる姿を見ているたら、とても芋羊羹が食べたくなったのです。

なんて。

「やっぱり一年間この調子なの!?番組名が分かりづらいんですけど!!」とゆー文句の気持ちを紛らわせるために、そんなことを思ってみただけです。
ベツに芋羊羹は食べられなくてもいいですから、タイトル表記だけでも違いをつけて、分かりやすくしてもらえたら・・・。

また今月も、コーナーを目の前にしながら「今日発売のハズなんだけど、どこ?」と聞かれるお客様方。
統一感があり過ぎて、目立ってませんよ、新デザイン。

タイムカプセル!?

2007年04月13日 | 日々のできごと
私は地元の書店で働いているのですが、そこでは漢字検定や英語検定の払込も受けています。

本日、店に保管してあった、数年分の客注控えや漢検・英検申込控えをシュレッダーにかける作業をしていたところ、10年前に私が申し込んだ漢検の控えが出てきました。

よくよく見ると、私がまだハタチの当時。
まだ、この店で働くことになろうとは全く予想していないどころか、まだ大学2年生。卒論も就活も「もうちょっと先の未来」だった頃・・・ただのお客さんだった頃のシロモノです。

店の時代を感じるとともに、自分の時代も感じてしまいました。

不意打ちタイムカプセル。
恐いですね~。

ちなみにその申込用紙の書店控えは、記念にもらってきました。
誕生日にまた、しみじみ眺めようと思います。

鬼太郎、新アニメ

2007年04月03日 | 書籍業界にて想う
ボンボンコミックス(講談社)で、1・2巻が同時発売されていた『ゲゲゲの鬼太郎』。
コミックスの表紙の絵が、私が子供の頃に観ていたものとそっくりで、アニメが気になりだしていました。
(こーゆー場合、けっこう、ビミョーな違いが気になるモンじゃないですか。その違和感が今回は無かったのです)

で、うまい具合に先日の第一話の放映時間にテレビを点けてたのですね。
観ました。

鬼太郎が、コナンくんでした。
オープニング曲の前に鬼太郎がこっちを指差して「犯人はおまえだ!」とか言ってたような気がしますがたぶん気のせいで、(正しくは「ほら、キミの後ろに・・・!!」みたいなカンジだったかと)、さらに、オープニングテーマは泉谷しげるが歌っていて、凄くかっこよくて聞き入ってしまいました。あの例の歌が、かっこいいアレンジなのです。

その他のキャストは、私の知る当時の『鬼太郎』と同じ人もいれば違う人もいるカンジで、たぶん、目玉のおやじと一反もめんは同じかと。(しっかり調べたワケではないのであやふやですが)


本日、勤め先の店で子供が「あ!鬼太郎~!!」と、さっそくコミックスを発見してました。アピール、ばっちりです。
実写映画もあることだし、『蟲師』に『結界師』に『もっけ』と来て、いよいよ真打『ゲゲゲの鬼太郎』のブームがやってくるのでしょうか!!?
妖怪ブーム、ばんざい♪