摩訶不思議 with LOVE

日常の出来事ほか

権力を与えられた者の使命

2012年06月23日 15時35分09秒 | しゃかい
先日の新聞に「新閣僚に聞く」というシリーズで、滝実法務大臣のインタビュー記事が掲載されていました。
その冒頭で死刑制度に対する考えを問われて、こう答えていました。
滝法相「私は制度維持派だ。司法が下した死刑判決を軽々に無視できないが、何でも執行するわけではない。ケース・バイ・ケースで慎重に判断する」

法務省のレクがどのように行われたのか知りませんが、意味不明です。
「司法が下した死刑判決を軽々に無視できない」と言いながら「ケース・バイ・ケースで慎重に判断する」とは・・・。
これでは、まるで最高裁の上に法務大臣が存在しているかのように聞こえます。
三権分立とは何なのか?まあ、民主党には知らない人が多いようですが・・・。

大臣になると大きな権力を持つことになりますが、それを超越した特権を与えられたわけではないのです。


冤罪は決してあってはならないし、許されるものではありません。
しかし、(現行犯のように)明らかに間違いのないものもあります。
被害者やご遺族のことを想えば速やかに執行する以外ありません。
それによって、ご遺族の気持ちの整理がつくとは思いませんが、ひとつの区切りになることは間違いないでしょう。

現在、日本には132名の死刑囚がいます。