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 目には目を

2006年06月22日 02時27分43秒 | しゃかい
山口母子殺害、元少年の無期判決破棄 死刑の公算大 (朝日新聞) - goo ニュース
予想されていたとはいえ非常に残念な判決である。やはり最高裁は自判するべきであった。今後判決が出るまで、また何年もかかってしまうのだろうか。
差し戻された結果、今回の安田弁護士等が主張した以下のような内容の事も、また新たな弁護人によって繰返されるのだろうか。
「強姦目的じゃなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた」
「騒ぐので口を塞ごうとしたら、手が滑って首が絞まった」
「(夕夏ちゃんを殺そうとしたのではなく)泣き止ますために首に蝶々結びしただけ」
だからと言って無期懲役では済むわけはないと思うのだが・・・。もうそろそろ少年法の拡大解釈をやめるべきだ。メディアも未だに「福田孝之」という犯人の名前さえ出していない。
このような事件の場合、もっとも大切な事は何だろうか。それは、犯罪者が反省し謝罪する事でもなく、更生し社会復帰し真面目に生きていく事でもない。それは、自分が犯した罪に対して責任をとるという事である。なので、犯罪者が心身喪失状態であろうが、心身耗弱状態であろうが関係ない。もちろん年齢にも左右されない結果責任が生じると考える。重大な犯罪を犯すだけの能力があるのだから当然だろう。(もちろん故意であるか過失であるかは区別される)ただ、残念な事に今の裁判(刑法)では、正直な犯罪者が刑務所暮らしをし、嘘つきで演技力のある犯罪者が不起訴になったり減刑されたりしている。(刑法第39条はすぐにでも削除するべきである)
ハンムラビ法典第196条には次のように書かれている。「もしある市民が、他の市民の目をつぶすならば、彼の目をつぶさなければならない」また、第200条には、「もしある市民が、彼に対等の市民の歯を打ち折るならば、彼の歯を打ち折らなければならない」この法令は、復讐を認めた法と曲解されることがあるが、報復合戦の拡大を防ぐために定められた法令である。