昨夜は(もう一昨日になってしまったが)久しぶりに凄い体験をさせてもらった。何日か前に西条の高名な僧侶から連絡をいただき、松山で会う約束をしていた。まあ、その内容はいずれわかるので今回は書かないが、私は世の中の広さと人生の深さを思い知らされた。
最初に入った店でビールを一杯ずつ飲んだあと、オジサンの定番で焼酎を飲むことになった。私は特にこだわりがあるわけでもなく、また選ぶほどの知識もないので、ここは高名な僧にお任せした。彼は焼酎が大好きで知識も経験も豊富であった。まず、メニューの中から彼が見つけたのは「富乃宝山(とみのほうざん)」という芋焼酎だった。とうぜん、私は初めて飲む酒である。少し口に含んでみた。「おぉ?」・・・「おおー!」と私は何度か頷いた。何とも爽やかな酒である。芋焼酎とは思えないくらいのフルーティな香りだ。例えるならマスカットの風味が近いだろうか。こんな焼酎が家にあれば、毎日椅子から落っこちてしまうだろう。(実は先日、一人で家で飲んでいて、椅子から転げ落ちてしまい、15分ほど動けなかった。何とか携帯に手が届いた私が考えたのは、救急車を呼ぶ事ではなく最期の言葉を誰に残すかであった)
そのあと2軒目は、彼の行きつけのスナックに寄ってスコッチを少し飲んだ。もし、これで帰っていれば私の人生は変わらなかったのだが、神様は(いや仏様か)そうはさせなかった。私は、せっかく松山に来て頂いたのだからもう一軒だけ自分の知っているスナックに連れて行かなければと考えた。その店は滅多にいく事は無いのだが、とりあえず残り少ないボトルが置いてあった。案の定、ボトル(響)は最初の一杯で無くなってしまった。仕方なく次は何を入れようかと考えていたときに、高名な僧侶が焼酎のビンが置いてあるのを見つけた。おお!修行の成果か!彼はすぐに「焼酎キープ出来る?」と聞くや否や、何でも知ってる物知りママさんと色々な焼酎の銘柄について、あーだ、こーだと話し始めた。その時突然ママさんが「甕雫あるよ。飲む?」とお目々をまんまるにして叫んだ。僧侶もその銘柄があることには驚いたようで、いたく感心している様子だった。すぐに彼女は奥のほうから小さなカメを大事そうに抱えてきた。
目の前の透明ガラステーブルには違和感のある物体が置かれている。ママさんは、おもむろに蓋を取り、竹勺でロックグラスに注いでくれた。グラスには氷以外は何も入ってはいない。僧侶とママさんが見守る中、一口飲んだ。
????・・・・
「えっ?」
?????
・・・「これ何?」
「えー!!」
その後、みんなで甕雫を飲んでしまったので、「海」というこれもまた旨い焼酎をキープして帰宅した。
私はまだまだ勉強不足である。たかが焼酎ひとつ取ってみても知らないことだらけだ。私は、益々勉強し経験を積むために、先ほどネットで甕雫を注文した。
次は、大きなイスが必要になるだろう。
最初に入った店でビールを一杯ずつ飲んだあと、オジサンの定番で焼酎を飲むことになった。私は特にこだわりがあるわけでもなく、また選ぶほどの知識もないので、ここは高名な僧にお任せした。彼は焼酎が大好きで知識も経験も豊富であった。まず、メニューの中から彼が見つけたのは「富乃宝山(とみのほうざん)」という芋焼酎だった。とうぜん、私は初めて飲む酒である。少し口に含んでみた。「おぉ?」・・・「おおー!」と私は何度か頷いた。何とも爽やかな酒である。芋焼酎とは思えないくらいのフルーティな香りだ。例えるならマスカットの風味が近いだろうか。こんな焼酎が家にあれば、毎日椅子から落っこちてしまうだろう。(実は先日、一人で家で飲んでいて、椅子から転げ落ちてしまい、15分ほど動けなかった。何とか携帯に手が届いた私が考えたのは、救急車を呼ぶ事ではなく最期の言葉を誰に残すかであった)
そのあと2軒目は、彼の行きつけのスナックに寄ってスコッチを少し飲んだ。もし、これで帰っていれば私の人生は変わらなかったのだが、神様は(いや仏様か)そうはさせなかった。私は、せっかく松山に来て頂いたのだからもう一軒だけ自分の知っているスナックに連れて行かなければと考えた。その店は滅多にいく事は無いのだが、とりあえず残り少ないボトルが置いてあった。案の定、ボトル(響)は最初の一杯で無くなってしまった。仕方なく次は何を入れようかと考えていたときに、高名な僧侶が焼酎のビンが置いてあるのを見つけた。おお!修行の成果か!彼はすぐに「焼酎キープ出来る?」と聞くや否や、何でも知ってる物知りママさんと色々な焼酎の銘柄について、あーだ、こーだと話し始めた。その時突然ママさんが「甕雫あるよ。飲む?」とお目々をまんまるにして叫んだ。僧侶もその銘柄があることには驚いたようで、いたく感心している様子だった。すぐに彼女は奥のほうから小さなカメを大事そうに抱えてきた。
目の前の透明ガラステーブルには違和感のある物体が置かれている。ママさんは、おもむろに蓋を取り、竹勺でロックグラスに注いでくれた。グラスには氷以外は何も入ってはいない。僧侶とママさんが見守る中、一口飲んだ。
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「えっ?」
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・・・「これ何?」
「えー!!」
その後、みんなで甕雫を飲んでしまったので、「海」というこれもまた旨い焼酎をキープして帰宅した。
私はまだまだ勉強不足である。たかが焼酎ひとつ取ってみても知らないことだらけだ。私は、益々勉強し経験を積むために、先ほどネットで甕雫を注文した。
次は、大きなイスが必要になるだろう。