だるま市もそろそろ終わりの時間だ
屋台が店じまいを始める
「一個100円でいいよ~」とじゃがバターのオヤジ
ベビーカステラの匂いに引き寄せられる人
焼けるソースの匂いに我慢できる人はいないだろう
運勢の言葉は偶然なのか運命なのか
誰の家に嫁ぐのか
それも運命か必然か、あるいは呪(しゅ)か
きっといいことがありますように
だいぶいったよ父ちゃん
アベノミックスだべ母ちゃん
寒くなってきたし、そろそろ帰るか
孫へおみやげ、忘れんといてや
お守りもね
喧噪も収まり、暮れていく境内
毎年このイベントを楽しみにしている
大好きなサッポロビールの提供する番組でもあり
通常ではあり得ない、長いCMをゆっくりと鑑賞できるのも好きだ
ただ走るだけなのに
馬鹿笑いして喜ぶだけのくだらない番組よりずっと面白く
感動もある
そして東洋大学が一番でゴール
選手たちの喜ぶ姿を見るマイムも嬉しく誇らしい気持ちになる
3分ほど遅れて駒澤大学が…
あれ?
アンカーを待ち受ける仲間たちの、この
蝋人形のような表情は何だ!?
選手はみんな精一杯頑張って走ってきた
よくやったぞ、って褒めてあげてはダメですか?
2着は負けなんですか?
抜かせないのは男じゃないんですか?
どんな教育方針で指導しているのか
選手たちのこの表情をみて想像がついた
手にしたヱビスビールが急に苦くなったのは言うまでもない
金は非常に殊な金属だ
宇宙空間で、それは腐食することがない
電気的に優れた特徴を備えている
そしてそれは
地球にあった
「それ」は地球の石ころから金を作り出す方法を知っていた
「それ」は地球の原石を母国に持ち帰るのではなく
もっと効率の良い方法も知っていた
地球の生物にその作り方を教え
完成したものを蓄えておいて
必要なとき必要なだけ使う
自身は「神」となり姿を見せず
その圧倒的な力をちらつかせることによって
生物たちを恐れさせ崇めさせる
自ら直接手を下すことはせず
全く効率よく目的を達成させた
しかし
目的は終わったわけではなく
今でも続いているのだ
生存期間がせいぜい100年(地球を基準にして)の生物からすれば
途方もない時間だが
数千光年、あるいは数万光年の彼方から飛来する「それ」にしてみれば
遺跡と呼ぶほどのものではなく
ただの目印なのかもしれない
ついに来たのか
誰も知らない間に密かに「それ」は地球に住み着いている
一万年以上前
宇宙から来た「それ」が猿人をホモサピエンスに変化させた時のように
今年、「それ」はやってくる
痕跡はピラミッドだけでなく
世界中でいろいろ発見されている
強い力をもった王が大勢の民を従わせて都市を築いたなんて
そんな説明はとっくに破綻している
はくちょう座の方向から来た「それ」が
地球の進化に手を加え
どこかに導こうとしている
導く方向が計画に沿わない場合
やり直すこともあり得る
やり直しとは
人類の粛正ということだ
聖書に表記されているノアの箱舟
古事記や日本書紀に書かれている伝説
いろいろなものが過去に起きたことの痕跡を語っている
なにを信じて
どう解釈するかはその人のセンスだが
10年前とははっきりと違う解釈がメジャーになりつつある
これはSFではない
正月はお屠蘇を飲む
マイムのお屠蘇は3分の1位みりんを入れるので
ちょっと甘くて美味しい
子どもの頃、家にはお屠蘇の酒器がちゃんとあって
猪口も三段重ねになっていた
ちょうど婚姻の三三九度に使うようなものと同じです
暮れに父親が仕込んだそれを
元旦にみんなで一口ずつ飲んだ
甘くて口当たりがいいので
台所に行くたびに
ちびちびと飲んでいた
当時からそれはお酒だと知っていたが
飲んでも車を運転しちゃうなんて普通の時代だったから
小学生がお屠蘇を飲んでも
別にとがめられることはなく
へぇ~マイムちゃん、お屠蘇好きなの~
なんて言われて調子に乗っていたものだった
今は酒器がないので
普通のとっくりに昨日仕込んでおいたものを飲んだのですが
そのときひらめいた
今年初めてのひらめき!
それほどのことではないが
マイムはお屠蘇の香りが大好きなんだな~って思ったのです
それじゃぁさ
お正月だけでなくて毎日飲めばいいじゃん
お屠蘇って元々漢方薬なんだから
ハーブ酒と一緒じゃないか!
お屠蘇を造るハーブは屠蘇散と言って
薬局で今の時期だけ売り出される
だいたいどこでもレジのそばに置いてあって
ティーバッグみたいなものが祝儀袋みたいな包装で
ひとつ100円、ふたつ入りが170えん位だ
10袋ほど大人買いして
家に常備してあるホワイトリカー+本格焼酎に漬け込んでみた
みりんは入れずに氷砂糖を少々加えておいた
日本酒ではないので風味は違うと思うが
すっきり系の養命酒みたいになってくれることを祈って
3ヶ月待ちます