今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

パン・デピスを焼いてみよう! -1- (素材)

2005-04-23 04:08:40 | Weblog
前回、「最近パン・デピスにハマッてきてる」と書きましたが、そうなんです、実はエクスの街で食べてからハマッてしまったのです。
ミラボー通りにあるモノプリ(スーパー)にて食料を買っていたところ、夫がふいに「そういえばパン・デピスって食べたことある?」と聞いてきました。確か二度ほど食べたことあったような気がするけれど、一度目のはマズかったのかな?記憶に無いぞ。で、その後ずーっと買おうとも思わなくって・・・、いつだったか義母の家にあったのをもらって食べて、それは美味しかったような。と1人であれこれ考えているうちに、買うの?買わないの?と夫が催促。(フランスの食べ物のことをわたしに教えたがる夫なのです。)こういうチャンスには、迷わず買う!(笑)

ホテルに戻って、夕食前に食べてみる。
う~ん、ウマイではないか!!しっとりしたパウンドケーキって感じで、どっしりした食感がなんともいえない。はちみつ70%って書いてあるだけあるなぁ。沢山食べたら太るんだろうか?なんて思いつつも、美味しさのあまり、ばくばく食べてしまいました。わたしが気に入ったのを見て夫も嬉しそう。

素朴な味がなんとも言えないこのパン・デピス。フランス語で Pain d'Epices って書いて、名前のとおりスパイスが入ったパンみたいなケーキです。なぜ「パン」なのか?はよくわかりませんが、夫が「材料にバターも油も入ってないから、パンなのかな?」ってなにげに言ってました。ホントのような、そうでないような・・・。
この素朴な味の正体が最初はわからなくって。何か美味しいものを食べるといつも、口の中で原材料を探ってみるんですが、今回は「もしかして黒糖?」って思いました。黒糖っぽい香りがなんとなくするんです。フランスで黒糖ってのは無いだろうから(普通は三温糖)、何だろう?
この味の正体、パリに戻ってレシピを見てはじめてわかりました。それはなんと、ライ麦でした。

大森由紀子さんの本に載ってたパン・デピスのレシピを見てて、「このライ麦って何だ?」と疑問に。和仏辞書を引くと seigle って書いてあります。(後で夫に言われてわかったんですが、パン・ド・セーグルと呼ばれる黒っぽいパンがライ麦のパンでした。)
ライ麦粉を探しに近所の品揃えの良さそうなスーパーへ行ってみました。しかし、無い!なんででしょう。(マイナーな存在?)夫の助言により近所のオーガニック食品店へ行ってみると、あっさり手に入りました。この写真がそれです。500gで1.35ユーロって、ちょっと高い・・・?(粒状態のを見せてもらったら、なんと、ぺこのエサとおんなじでした。ぺこのを奪えば良かったんだろうか・・・)

他に必要な材料でウチに無いものは「オレンジ・ピール、レモン・ピール」です。
他の本に載ってたパン・デピスのレシピも見てみると、そこに「本来はセミ・ドライのフルーツをミックスして使用するところを、日本では手に入りにくいのでフルーツのコンフィで代用します」と添え書きしてあった。ならば、今回わたしはコレを逆にして、ドライフルーツを使おう!
ということで、ウチにあったドライ・アプリコットを利用することにしました。
さぁ、作るぞぉ~っ。

エクスのマルシェ ~ はちみつのお話

2005-04-22 18:40:59 | Weblog
17日に書きましたが、夫と口げんかになった後、こうしてカフェでコーヒー飲んでました。
(飲んでたのは夫だけで、わたしはマルシェを眺めながら恨めしいことばっかり言ってました。苦笑)
そうしてコーヒーでアタマを冷まし、頭痛も冷ました夫が、ようやく気を取り直した頃、わたしは交渉に入りました。そう、買い物交渉です。

ここに来るまでに、マルシェですでに「オリーブ油屋のおじさんの店」と「BIOのお店」と「カリソンのお店」と「はちみつのお店」をチェックしていたのです。わたしは買う気満々。でも夫には「はちみつ1瓶ならいいけど・・・」と言われていたのです。
わたしがかなり不機嫌なことを察知した夫は、なんとなく口調がおだやかになってきてる。しめしめ、あともう一押し。結局アレコレ話をした後、はちみつを2瓶買ってもいいよ、ということになったのです。やった~!

実際のところ、カリソンくらいお土産に買いたいって思いました。だって本場なんだし。パリで一度買って食べたことあるけど、このマルシェのお兄さんが試食させてくれたのはふんわりしてて美味しかったから。なんとなく、新鮮な舌触りって感じがしてね。味も、定番のメロンのもの以外にいちじくカリソンと、あともう一種類あった・・・。義父母もまたパリに来るんだから、その時いっしょに食べようよって夫に言ったけれど、ムダだった。試食の時には「うんうん、このいちじくのが美味しい」って自分も言ってたクセに。(わたしは定番のが一番美味しいと思ったけど。)

オリーブ油のおじさんの店では、オリーブとトマトの油漬け?を混ぜてペーストにしたのを売ってて、それをパンに塗って試食させてくれたんだけど、コレがまたすっごく美味しくって!こりゃ食前酒の時にちょうどいいぞ!と思うともう買わないわけにはいかないでしょう。でも、コレもダメでした。1瓶6.5ユーロだった。ちょっと高いかもしれないけれど、でもねぇ・・・。(その後、エクスのモノプリにて半額以下で似たようなのを発見。それを買う夫。)

BIOのお店では、ラベンダーの花のシロップを売ってました。ローズマリーのもありました。こういうのは今まで見たことなかったので欲しかったんだけど、「水で薄めて飲むんですよ」って言うお姉さん、でも試飲させてはくれないと言うので、夫は買っちゃダメと言うのです。理由は、試飲もさせてくれないなんて、きっとマズイからに決まってる、と。そうかもしれないし、でも、そうじゃないかもしれないじゃないか!!

このちょっと後に、夫が頭痛でキレたのです。
そして、どうしても欲しかったはちみつを買うことを許可してもらい、意気揚々とはちみつのお姉さんのお店へ向かったのでした。

パリ市内でもいろんな花のはちみつを売ってはいるけれど、沢山種類を揃えてるお店は案外少ない。(そういう店は値段が高かったりするし。)しかもわたしが好きなタイムとラベンダーは置いてる店が少ない上に、品薄だったりもする。だからエクスで買って帰ろう!というのは前から話していたことなのでした。夫はラベンダーのだけを買うつもりらしかったけど、養蜂のお姉さんを目の前にしてアレコレはちみつ作りの話を聞いていたら、やっぱりどうしても他のも買いたくなってしまうのですね、ワタシは。
今までいろんな植物のはちみつのラベルを目にしてきたけれど、ミントは見たことがない。ミントって蜜をあまり出さないとかナンとかで、生産量がとても少ないそうです。そう言われると、やっぱり味見してみたくなっちゃう。
結局、夫を口説き倒してラベンダー、タイム、ミントの3種類の瓶を購入。

パリに戻って、食べてみました。ラベンダーは今まで食べてたのとほぼ同じ味でしたが、他のは少しだけクセがある味。それもそのはず、タイムもミントも、近似種のほかの香草の蜜も混ざっているという話でしたから。(ラベルにも、2つ花の名前が書いてあるんです。)わたしはクセが少ないもののほうが好きなのですが、今回買ったはちみつも、野趣あふれる味でなかなかイケてます。

はちみつは長持ちするので、沢山あっても困りません。「ラベンダーのはちみつ」といっても、あの花の香りとは違った香りがするので、そういう驚きもはちみつの面白いところです。
はちみつには、とろ~りした液体状のと、クリーム状のと、かなり固い状態の3種類あり、後者2つは、とろ~りしてる蜜を冬の寒さに当てたりして加工したものだそうです。(もともとのはちみつは全てとろりとしているそうです。)
この固さの違い、用途によって使い分けると便利だと思います。
わたしは、ラベンダーのはちみつをバゲットに塗って食べるのが好きなので、ラベンダーのはクリーム状のを買います。(バゲットに塗る時、したたり落ちないから便利です。)紅茶に入れたりパンケーキなんかに塗ってたべる用のはとろりとした蜜を。(クリーム状のだと、パンケーキの表面が破れてしまうから。)固いのは・・・まだ買ったことが無いので、何に使えばいいのかわたしもわかりません。

夫は、養蜂のお姉さんに「どうやって蜜を種類別に採ってるんですか?」と質問してました。これはわたしたちの間でしばらく疑問に思っていたことです。わたしは、ハチってテリトリーがあって、同じ巣のハチは同じ畑で行動するから・・・だと思っていました。そうかもしれません。ところが、真相はそれ以外のところにあったのです。
お姉さんは「それぞれ花の咲く時期が違うから、花が咲いてるところへハチを持っていって蜜を採るんです」と教えてくれたんです。
つまり、ラベンダーの咲いてる時期に、タイムの花は咲いてないということですね。それを上手くコントロールするのがけっこう大変だというお話でした。年によって気候が違うので、毎年同じ日に開花するわけじゃないし、時には違う花がほぼ同時期に開花してしまうことも。そうすると、蜜が混ざってしまう。
いろいろな理由が重なって、「生産量の少ない種類のはちみつ」というのが出てきてしまうんですって。
日本ではレンゲやアカシアが多いですが、これは田んぼでレンゲを沢山植えていたりするからでしょうね。(あと、中国からの輸入も多いですよね。)

最近はちみつが大好きになってきたワタシ。
実はこの直後から・・・パン・デピスにハマッていくのでした。
その話は、また次に。

筒入りぺこ

2005-04-22 17:50:38 | Weblog
ぺこのオモチャにできないかな?と思って、大きな紙筒があったのを取っておいたら、夫がいつの間にか加工してカゴの中に取り付けてました。で、今ではこの筒がぺこのお気に入りになってます。
ラブバードは、野生の状態では木の穴に入って寝るそうなので、こういった筒やら箱やら袋なんかが大好き。

ちょっと買い物なんかに出かけてて、戻ってきたら大体いつもこんな状態です。
ぺこは一人のとき、いつも何をして遊んでるんだろう?
ビデオまわしっぱなしにして出かけてみたいよね、と夫と話してるんですが。ウチにはビデオカメラが無いので・・・。
(この写真は、部屋の入り口あたりから望遠で撮影。ぺこはわたしの様子をうかがってます。)

ぺこ

2005-04-22 17:41:21 | Weblog
今日のぺこの様子。 こんな顔してます。

本当はカゴから出てる状態で撮影したいんですが、昨日書いた理由により放鳥中の撮影はかなり難しいので、今回はカゴに入れたままの状態にて撮影してみることに。
カゴの真ん前に座ってカメラで狙っているので、ぺこは「出して~。遊んで~。」って気分になってます。体がちょっと膨れてますが、これは今朝ちょっと寒かったのと、少し興奮ぎみなのとでこうなってます。

ちなみに、右側にある黄色いトリのアタマはぺこの愛人「ぺこっと」です。(笑)
日本のお友達が送ってくれたんです。
(Mちゃん、ぺこは今でもブランコとコレで遊んでますよ~。ありがとう。)

お花

2005-04-22 17:27:04 | Weblog
これ・・・マーガレットだと思うんですが、昨日買ったんです。いつもの安売りのスーパーにて、一鉢4.99ユーロでした。写真だと小さく見えるかもしれませんが、鉢は径15cmくらいあり、葉の部分はひとかかえもあります。(と思うと、すっごく安いでしょ?)普通はこの4分の1以下の大きさのが同じ値段で売られてるんで、飛びついて買っちゃいました。
でも、困ったのがレジ。
まず、鉢にバーコードがついてないって言うんで、レジのお姉さんがもたもたする。バーコードが無いなら、コード番号か値段を手打ちすりゃいいじゃないかって思うんですが(値段は店内の看板にデカデカと書いてあるので)、看板についてたコード番号がどうやら間違ってたらしく、打っても通らない。その時、すでに夕方の5時。夫が「この店・・・朝から一度もこの花売ってなかったんだろうか?」と疑問の声を出す。確かに・・・。
アレコレやってもダメそうなので、わたしたちは「そこで待っててね」状態にされちゃった。で、並んでた人たちの買い物を次々にレジ打ちしはじめるお姉さん。
待つこと5分。
別のお姉さんがやって来て、スペシャルなワザでこの問題を解決してくれた。
「キュウリ2本、マッシュルーム2箱って打って。」
って別のお姉さんは言うのです。つまり、花の値段と同額の金額でなんとかつじつまを合わせて処理しようっていう考え。(野菜なら、残数確認などがいつも曖昧だからっていう理由で。)スゴイでしょ、この機転のきかせ方。こういう場合、日本だとどうやるのかな?
出てきたレシートには、買った覚えのないキュウリやらマッシュルームやらの名前が載ってます。「合計したら4.99になるハズですから」ってことわりのお言葉をいただいて、それでOKってことになった。(よーく計算しなおしてみると、花代として払ったのは合計4.96ユーロだった。ちょっと得した?)

日用品&食料の山と大きな花の鉢を持って帰る道々、夫はしきりに「なんでこんなに安いんだろう」ってそればっかり。しかも3サンチーム得しちゃったよ、って。3サンチームなんてカウントしなくってもいいじゃん、って思うけど・・・。
家に戻ってすぐナマモノを冷蔵庫に入れてるワタシをよそに、夫はいそいそと中庭へ出ていく。後で見てみると、鉢植えのビニールが外され、花が「ふぅ~っ」と深呼吸してるみたいな顔してた。
結局、一番嬉しがってたのは、我が夫・・・?
マーガレットは、夫もわたしも大好きな花なのです。

たねまき

2005-04-21 19:02:54 | Weblog
食べた果物の種を時々まいてます。
これは最近発芽したマンゴーとリンゴです。
マンゴーはいつも失敗してて、去年はちゃんと育ってきてたのに、夫がちょっと置き場所を変えたがために葉が焼け始めて・・・その後、みるみる枯れてしまったのでした。
以前はデザートとして食べるためにのみ買ってたのでマンゴーを買う機会が少なかったんですが、最近はサラダにして食べてるので、よくマンゴーの種が手元に残り・・・それで、蒔いてるんです。
リンゴは、なんの気なしに、他の果物のタネを水に浸してるところへ同居させてみたところ、あっさり数日で発根したので慌てて土に植えてみたのです。その後グングン育ってるリンゴ。大きくなれよ~。

・・・、みなさん、どっちがマンゴーでどっちがリンゴだか、説明しないでもわかりますよね?(笑)

パリにある自然

2005-04-21 18:20:41 | Weblog
パリって「都会」というイメージが強いかもしれませんが、東京もそうですが、探せばまだまだ野生動物を見ることができる都市なんです。パリに住み始めた頃、白い壁のアパートの連なりばかりを目にしては「つまんないな~」と思ってたんですが、夕方、ふいに頭上からとてもきれいな鳥の声が聞こえてきたり。サクレクール寺院の前にある芝生を見ていると、日本では見たことない鳥がいたり。
この鳥、なんていう名前なんだろう?
でも夫は野鳥の名前など全く知らないので、聞いても教えてはくれません。
そんな中、見つけたのがこの本。
「Balades nature a Paris」パリの自然散策ガイドブックです。

この本はとてもよく出来た構成で、まず14の散策モデルコースが紹介されており、その前後には樹木と動物の見分け方が、写真・絵・解説付きで載っているんです。つまり、この本を片手にモデルコースを辿れば、自然観察ガイドさん無しに自然と触れ合う散策ができるということです。
モデルコースの地図には、出発地点となるメトロの駅、コース上にある観察地点と対象物の説明、所要時間が書かれており、本文中に出てくる動物や植物には絵や写真がつけてあったり。

動物の見分け方は「観察ガイド」と記してあるページに載ってるんですが、動物観察の時に役立つように、動物のサイズや、エサや行動についての説明、足跡の絵やら、糞の絵なども載ってます。たとえば夜行性の動物、怯えやすくて常に隠れて行動する動物の存在を知るには、足跡や糞の観察が必要となってきます。あと、鳥の場合はオス・メスが色違いのものもあるので、そういうのを知るのにもとっても便利。
わたしはとりわけこのページを「目で見る仏語辞典」として使ってます。
あれ?普通のハトより大きいハトって何て言うんだろう?って思ったら、この本を見ます。そこで絵を見つけたら、その名前から日本語名を辞書で調べます。出てきた答えはモリバト。英語では Wood Pigeon と呼ばれている大型のハト。
絵と名前が同時に書いてあるので、知ってる動物なら仏語名の勉強にもなります。たとえばコウモリなんて、仏語では chauve-souris(=ハゲねずみ)って名前が付いてるんですよ。ひどい名前でしょ?(苦笑)
驚くべきことに、この本にはキツネやふくろうも載ってます。
いるんですねぇ、パリにも・・・。

カバンに簡単に入るサイズで、12.8ユーロ。パリに住む自然派な人、パリの素顔を知りたい人などにオススメの本です。(表紙上に「いるのはハトだけじゃないんだよ!」って書いてあるのがちょっと笑えます。)

最近のぺこ

2005-04-21 17:27:37 | Weblog
ここ最近、あまりぺこの話を書く機会がありませんでした。
写真もずっと載せてなかったし・・・
というのも、写真を撮らせてくれないのです。カメラを向けると凶暴化する。
カメラのボタンをかじりたがって、わたしの手を噛むのです。
遠くからズームで狙おうとしても、デジカメのスイッチ入れた音やらズームの音やら、いろんな微小な機械音を察知して興味津々のぺこ。

最近は人間にあまり触られたくないのか、頭カキカキしてあげてもよく「キャッ!!」と言って首を振ります。反抗期か?(筆毛も多いので、あまりヘタに触らないようにはしているんですが。とはいえ、カキカキの良さも覚えたようで、頭を自ら差し出しても来るんですけどね。)
最近は体力を使う遊びが大好きなようで、よく「両足開脚・十字懸垂状態」をやります。この写真も、実はそれを狙って撮ろうとしていたんですが、カメラに興奮してどうしても撮らせてくれませんでした。本当はこのチェーンを両足でグッと掴んで、ぐっと両足を広げ、十字状態になるのです。(あ、尾羽を人間の足に例えて考えてくださいね。)アタマが重いので、そのままぐるりんっと裏返しになることもしばしば。そのうちに、人間の十字懸垂状態で、ぐるんぐるんと大車輪ができるようになるのか・・・?

パリに戻った

2005-04-20 17:06:15 | Weblog
パリ到着。
リヨン駅でメトロに乗り換え。14番線です。
メトロのリヨン駅は、プラットフォームに観葉植物がたくさん植えてあり、まるで日陰の植物園状態です。モノによってはきれいな葉色で茂ってました。う~ん、ウチも見習わねば。

そして、自宅に着いたのは午後2時ごろ。
3日も留守にしたので、ぺこが一体どんな顔で待ってるのか気になって気になって。ドキドキ嬉しさと不安の入り混じる気持ちでドアを開けたら・・・ぺこは一人ぼ~っとしてた所にいきなり動く物体2体が現れたので、おびえてました。(苦笑)3日留守にしただけで飼い主の顔を忘れたって言うのか!?ハムスターじゃないんだからね・・・。でもちゃんとその後すぐに、飼い主だって察知してました。
ぺこは、留守中よくやるように、エサ散らかしまくり状態。でもそうなることを予想して数箇所にエサ箱を設置していたので、飢えることなく過ごしてたようです。
ちなみに、3日間絶食状態のプチ・コンも元気でした。
この夏、一ヶ月間よそに預けることに備えて、今からぺこには準備をしてもらわねばなりません。大人への階段を一歩ずつ上ってもらわないと・・・。

パリへ戻る

2005-04-20 07:21:56 | Weblog
午前10時40分頃のTGVでパリへ。
午前中に旅先を出るのって勿体無いなぁ~って思うけど、都合なんだから仕方ない。最初の日は朝早くパリを出て、昼前にはエクスの街に入っていたので、結局丸二日間の滞在でした。短くとも充実した旅。
帰る日は朝から雲っていて、TGVの駅へ向かうシャトルバスに乗ったかと思うと雨が降り始めました。TGVの窓からプロヴァンスの風景を撮影。こんな感じに、石灰岩が露出した白い岩肌の山が連なっていたんです。日本の中国地方では山口県にある秋吉台という場所が、白い石灰岩の岩ぼこで有名かな?(平野に部分的に露出する白い岩を、秋吉台では確か、羊に例えていたような・・・。)その下(地下)には秋芳洞という鍾乳洞があります。
プロヴァンス地方にも鍾乳洞があるかな?
夫と鍾乳洞の話をしてたら、フランスでも、鍾乳洞の中にあるいろんな形の岩に名前をつけたりしてるそうで。
たとえば秋芳洞では「千枚皿」とか「黄金柱」とかあるんですが。フランスだとどんな名前がつけられてるのかな。

プロヴァンス地方はハーブが有名ですよね。特に青いラベンダー畑などが。ラベンダーって石灰質の土壌で育つので、日本だと土に石灰を混ぜてやらないと上手く育てられない。日本にいた時は、ラベンダーって面倒なヤツだなぁって思っていたけれど、それって、プロヴァンスの土地のことを思い浮かべると、すぐにわかることですよね。それが当然なんだって。

この写真のような石灰岩の山、場所によっては上部がずーっと平らになっていて、山というよりは単なる岩盤のように思えるところも。(オーストラリアのイエローストーンみたいな感じに、まっ平ら。)
ロワール沿いの平野やブルターニュの風景くらいしか普段見ることが無いワタシにとっては発見の旅でした。フランスも、見て歩く価値のある場所は多いんだなって。
(写真中央に突起しているのは、たぶん岩山の上に建つ教会の塔。教会っぽいものが見えました。)

エクスのマルシェ ソレイヤード&陶器

2005-04-20 06:57:42 | Weblog
パリへ戻る日の朝、午前中に少し時間があるからマルシェへ行こう!と決めていたので、早起きして8時にホテルを出て、それからカフェで軽い朝食をとり、旧市街のマルシェへ向かいました。
これは裁判所前広場のマルシェ。
ソレイヤードの布のお店だけでも何軒も並んでました。
裁判所裏手にあるソレイヤードのお店で、ナプキン2枚とラベンダーのポプリ(ソレイヤードの布袋製)とラベンダーの水の小瓶を買いました。どれも安くて、全部で5.5ユーロだったかな。写真は裁判所の前にあったお店で、こちら側はちょっと高かったような・・・。
陶器は、この写真にあるようないかにも定番のものを売ってるお店もあれば、もっと独創的なものを売ってるお店もありました。(どんより曇っていたので、写真の色が悪いですね・・・)

これらのマルシェの隣では、野菜・果物・お肉・チーズといった食料品のマルシェがありました。ここで、前日に市役所の近くで出店してた人たちのお店をいくつか発見。みんなこうやって毎日のように働いてるんですねぇ。例のはちみつのお姉さんのお店も出てました。

フランスでも各地でその地方なりの陶器を売っていて、あちこちで買い集めたくなってしまいます。たとえばブルターニュではシードルを飲む用のカップを売ってたり。(コーヒーカップみたいな陶器製なんです。)ここエクス・アン・プロヴァンスではオリーブ用の壺があったので「梅干入れや味噌入れにいいかも?」なんて思うとつい欲しくなってしまいます。でも、陶器ってやっぱり日本製が一番軽くて丈夫で、品質の点では一番!って思います。食器棚が狭いので、収納を考えるとなかなか思うようには買えないし、もちろん夫を口説くのも大変だし・・・。
壊れやすいフランス製陶器。でもわたしはこの厚みがあって軽い陶器、それはそれで、好きなんです。スペインでも同じような陶器。土質が同じなのかもね。(フランス製でも、リモージュは違います。)
ちなみに、日本製の陶器はお皿がすぐ冷たくなりますが、フランス製の厚手で軽いお皿は、一度温めると冷めにくいように思います。中にたくさん空気が入っているせいでしょうか。

ソレイヤードのほうは、わたしはそれほど好きではないんです。熱心なファンの人もいるらしいけれど。これはやっぱりパリには似合わないかも、とも思うし。
2枚だけ買ったナプキンを食事の度に使いながら、プリントされたオリーブの枝の絵を見てはエクスの街を思い出す。わたしにとっては、ソレイヤードはそれだけで十分満足です。

旧市街の一角

2005-04-19 07:17:47 | Weblog
エクスの旧市街を歩いていると、ふと不思議な空間に迷い込んだ気分になることが度々ありました。
この噴水のある場所もそうでした。
わたしは道路側に立っていて、アパートに囲まれた噴水を撮影しています。噴水のあるこの小さな場所、丸い自然石が敷いてあるんです。古くて四角い石畳が続くエクスの街で、時々こうして、丸い自然石が敷いてある場所を見かけました。ほっとさせる、田舎街の風景。
ここにもやっぱりハトがいました。
本当は3羽ほどいたんですが、カメラを向けると数羽飛び立ってしまいました。

建物、ボロボロですね。
こういうのは、そこに住んでる住民が直す場合と、市が直す場合とあります。(市が直す場合は、街の景観保護が主な目的。)パリは首都でもあるし観光の目玉都市でもあるので、市がお金をかけて建物の外観を修復していってます。でも、エクスの街はそれに費やす予算が無いのか、とても感じの良い古い建物がボロボロのまま放置されていたり、タグだらけになってるのに消してる様子もなかったり。
ワインで有名なボルドーの町も煤だらけでした。街中が真っ黒い建物だらけなのに、市は全く手入れをしていない。とても古くてきれいな町なのに、残念です。
パリの街並みがとても白くきれいに思えるのは、もともとがそうであって、ずーっとそうであるから・・・ではないのです。それは市民の税金で清掃されているんです。毎日どこかで、こういった建物の表面を削ったり掃除したり、働いてる人がいるんです。真っ黒かった建物に、ある日突然足場が組まれ、幕が張られ、数週間後に足場が外されると白くきれいになってる。パリではその繰り返しです。

温水の泉

2005-04-19 06:29:45 | Weblog
温水の泉・・・略して「温泉」?
いや、略さなくっても「温泉」が正式名称ですね。(苦笑)
ミラボー通りの真ん中には噴水やら泉やらがいくつかあるのですが、そのうちの1つがやたら苔むしていたんです。なんでコレだけが苔だらけ?不思議だな~って思いつつも、いつも素通りしてたのでした。ところが、ある時夫がこの苔に触ってみて「アレ?ここんとこだけ温かいよ」って言うではありませんか。苔を数箇所触ってみて、夫の言う箇所だけ生温かいのです。「もしかして、モーターがあるんじゃない?」なんてボケたことを言うワタシ。(噴水を動かすモーターが設置してあるのかと思ったのです。)
写真(上)参照のこと。昼間の様子です。

ホテルへ戻った時にエクスの街の観光パンフレットを見ていたら・・・「温水の泉」って書いてあるではありませんか。場所を確認してみたら、例のナマ温かい泉の場所・・・。
またしても、夫は冴えていた。

再びホテルを出て例の泉の側を通ったとき、じーっと見てみました。やっぱり何の変哲も無い普通の苔むした泉。今度は苔に触れず、したたり落ちる水を触ってみた。生温かい・・・。人肌くらいに温かいのです。
翌朝、パリに戻る朝。8時にホテルを出たわたしたち。再びこの泉の横を通ることになったのですが、衝撃の事実が!!なんと、泉から湯気が立っていたのです。
やはり泉の水は温水だった。
その日の朝は寒く、たぶん気温は12℃とかそんな程度だったのでしょう。肉眼ではハッキリと煙のように見えていたのですが、写真におさめるのは難しい。ようやく撮れたのがコレです。部分拡大のを見てください。水が噴出してる部分が、なんとなーく白くくもってますよね。・・・ね?ね?(イマジネーションを最大限に活用して見てみてください。)

この泉の苔、冬でもあたたかい水のおかげで繁殖したのかもしれませんね。
観光ガイドに乗ってたこの泉の写真を見ると、わたしの撮った昼間の様子の写真とは苔の厚みが違うことがわかりました。写真左側に見える石のような突起物、実はアヒルの頭の形をしているんですが、観光ガイドの写真にはちゃんとアヒルの長い首の部分が見えているのです。その後さらに苔が増したという証明です。数年後には、このアヒルちゃんは苔に埋もれてしまう運命ってことかな。(一体どのくらいの厚みがあるんだろう、この苔・・・)

メリーゴーランド

2005-04-19 06:08:38 | Weblog
エクスの街の目抜き通り、ミラボー通りの突き当たりにあったメリーゴーランド。たくさんポスターやらチラシやらが貼ってあって、見てみると、3月から4月にかけての数週間だけのアート・イベントということで。これは「ジュール・ヴェルヌの世界」を表現したメリーゴーランドだそうです。(今年はジュール・ヴェルヌの記念年で、各地で関連イベントが開かれてます。)
普通メリーゴーランドって夢のあるモチーフが使われていると思う。白馬とか、馬車とかであったり、かわいい動物であったり。しかしこのジュール・ヴェルヌのメリーゴーランドときたら・・・おどろおどろしいのです。
蒸気機関車やペガサスはまだいいとして、カメレオンやらクワガタ虫までいるし、果ては地底人??? でも、どれもこれも、単なる飾りじゃなくってちゃんと乗れるんです。実際、いつ見ても子どもが2人くらい乗ってました。しかも、けっこう子どもは喜んでる様子。(ワタシが子どもなら泣き出しただろうって思うけど・・・)
流れてる音楽も独特で、こんなメリーゴーランドは滅多とお目にかかれない!と思っていたのですが、どうやらもう撤去されてしまったようです。イベント期間終了後も、どこかで使われ続けて欲しいけれど・・・。(愛知の万博に持ってけばいいのに。笑)

シャリンバイ?

2005-04-18 02:44:54 | Weblog
これは、そのマロニエの花が見えた友人宅のテラスにあった鉢植え。
毎回ここを訪れると、どうしてもこの鉢が気になってしまうワタシ。葉のつき方とか、樹形とか、おもしろいな~って思ってね。ちょっと変わってます。(貧弱なだけかな?)
とりあえず写真を撮って帰り、ネットの画像検索で探したところ、もしかして「シャリンバイ」かな?と思うところまで辿り着いたんですが・・・確証は全く無いです。