今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

旧市街の一角

2005-04-19 07:17:47 | Weblog
エクスの旧市街を歩いていると、ふと不思議な空間に迷い込んだ気分になることが度々ありました。
この噴水のある場所もそうでした。
わたしは道路側に立っていて、アパートに囲まれた噴水を撮影しています。噴水のあるこの小さな場所、丸い自然石が敷いてあるんです。古くて四角い石畳が続くエクスの街で、時々こうして、丸い自然石が敷いてある場所を見かけました。ほっとさせる、田舎街の風景。
ここにもやっぱりハトがいました。
本当は3羽ほどいたんですが、カメラを向けると数羽飛び立ってしまいました。

建物、ボロボロですね。
こういうのは、そこに住んでる住民が直す場合と、市が直す場合とあります。(市が直す場合は、街の景観保護が主な目的。)パリは首都でもあるし観光の目玉都市でもあるので、市がお金をかけて建物の外観を修復していってます。でも、エクスの街はそれに費やす予算が無いのか、とても感じの良い古い建物がボロボロのまま放置されていたり、タグだらけになってるのに消してる様子もなかったり。
ワインで有名なボルドーの町も煤だらけでした。街中が真っ黒い建物だらけなのに、市は全く手入れをしていない。とても古くてきれいな町なのに、残念です。
パリの街並みがとても白くきれいに思えるのは、もともとがそうであって、ずーっとそうであるから・・・ではないのです。それは市民の税金で清掃されているんです。毎日どこかで、こういった建物の表面を削ったり掃除したり、働いてる人がいるんです。真っ黒かった建物に、ある日突然足場が組まれ、幕が張られ、数週間後に足場が外されると白くきれいになってる。パリではその繰り返しです。

温水の泉

2005-04-19 06:29:45 | Weblog
温水の泉・・・略して「温泉」?
いや、略さなくっても「温泉」が正式名称ですね。(苦笑)
ミラボー通りの真ん中には噴水やら泉やらがいくつかあるのですが、そのうちの1つがやたら苔むしていたんです。なんでコレだけが苔だらけ?不思議だな~って思いつつも、いつも素通りしてたのでした。ところが、ある時夫がこの苔に触ってみて「アレ?ここんとこだけ温かいよ」って言うではありませんか。苔を数箇所触ってみて、夫の言う箇所だけ生温かいのです。「もしかして、モーターがあるんじゃない?」なんてボケたことを言うワタシ。(噴水を動かすモーターが設置してあるのかと思ったのです。)
写真(上)参照のこと。昼間の様子です。

ホテルへ戻った時にエクスの街の観光パンフレットを見ていたら・・・「温水の泉」って書いてあるではありませんか。場所を確認してみたら、例のナマ温かい泉の場所・・・。
またしても、夫は冴えていた。

再びホテルを出て例の泉の側を通ったとき、じーっと見てみました。やっぱり何の変哲も無い普通の苔むした泉。今度は苔に触れず、したたり落ちる水を触ってみた。生温かい・・・。人肌くらいに温かいのです。
翌朝、パリに戻る朝。8時にホテルを出たわたしたち。再びこの泉の横を通ることになったのですが、衝撃の事実が!!なんと、泉から湯気が立っていたのです。
やはり泉の水は温水だった。
その日の朝は寒く、たぶん気温は12℃とかそんな程度だったのでしょう。肉眼ではハッキリと煙のように見えていたのですが、写真におさめるのは難しい。ようやく撮れたのがコレです。部分拡大のを見てください。水が噴出してる部分が、なんとなーく白くくもってますよね。・・・ね?ね?(イマジネーションを最大限に活用して見てみてください。)

この泉の苔、冬でもあたたかい水のおかげで繁殖したのかもしれませんね。
観光ガイドに乗ってたこの泉の写真を見ると、わたしの撮った昼間の様子の写真とは苔の厚みが違うことがわかりました。写真左側に見える石のような突起物、実はアヒルの頭の形をしているんですが、観光ガイドの写真にはちゃんとアヒルの長い首の部分が見えているのです。その後さらに苔が増したという証明です。数年後には、このアヒルちゃんは苔に埋もれてしまう運命ってことかな。(一体どのくらいの厚みがあるんだろう、この苔・・・)

メリーゴーランド

2005-04-19 06:08:38 | Weblog
エクスの街の目抜き通り、ミラボー通りの突き当たりにあったメリーゴーランド。たくさんポスターやらチラシやらが貼ってあって、見てみると、3月から4月にかけての数週間だけのアート・イベントということで。これは「ジュール・ヴェルヌの世界」を表現したメリーゴーランドだそうです。(今年はジュール・ヴェルヌの記念年で、各地で関連イベントが開かれてます。)
普通メリーゴーランドって夢のあるモチーフが使われていると思う。白馬とか、馬車とかであったり、かわいい動物であったり。しかしこのジュール・ヴェルヌのメリーゴーランドときたら・・・おどろおどろしいのです。
蒸気機関車やペガサスはまだいいとして、カメレオンやらクワガタ虫までいるし、果ては地底人??? でも、どれもこれも、単なる飾りじゃなくってちゃんと乗れるんです。実際、いつ見ても子どもが2人くらい乗ってました。しかも、けっこう子どもは喜んでる様子。(ワタシが子どもなら泣き出しただろうって思うけど・・・)
流れてる音楽も独特で、こんなメリーゴーランドは滅多とお目にかかれない!と思っていたのですが、どうやらもう撤去されてしまったようです。イベント期間終了後も、どこかで使われ続けて欲しいけれど・・・。(愛知の万博に持ってけばいいのに。笑)