今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

パリに戻りました

2005-10-31 20:10:22 | Weblog
昨夜、パリに戻りました~。

2日半の間、1人でお留守番してたぺこ。寝てたらしくて、わたしたちの突然の出現に、ねぼけた頭でちょっとビックリしてましたが、どうやら朝だと思ったらしく、「おや~?」って感じでした。なので特に文句も言われることなく、少し遊んであげてからまた寝かせました。

Hさんとは最後にお別れを言い、でもお互い全くもって「これからしばらく会えなくなる」という実感が無い状態のまま・・・「ヘンな気分だね~」って言いながら。
(彼女は今頃、北欧上空あたりを飛んでるかな。)

帰省中の話題は、これから少しずつ足していきますね。

----(10月28日~30日の記事として、足しました。)----

田舎にて -3-bis

2005-10-30 22:33:24 | Weblog
散歩の途中、時計を見ると、もう駅へ向けて出発しなければいけない時間がかなり近づいてました。なので急いで義父母宅へ戻ることに。

義父母の家の塀の脇に、こんなモノが・・・

昨日夫が「ウチの脇にマッシュルーム(champignon de Paris)が生えてるよ!」と言うので、ウソでしょ~、それきっと見間違いよ、なんて軽く聞き流しておいたのですが・・・コレがそうだと言うのです。

根元付近をちょっと掘ってみました。 うん、確かにそれっぽい。
このすぐ脇に、半分に割られたものが落ちていたので、断面を観察しつつ、ニオイを嗅いでみました。断面はまさにマッシュルームで、あの茶色のひだもちゃんとありました。ニオイはほぼ無臭に近く、うっすらとマッシュルームを思わせる香りが。
これはもしかして、そうなのか・・・???
マッシュルーム菌って、そんな、どうでも良さそうな場所にでも徘徊してるのでしょうか?

フランスでは「きのこ中毒防止のため」に、薬局の薬剤師さんが毒があるか無いかを調べてくれるんだそうです。一度もこのシステムを試したことが無いので、今回非常にやってみたかったんですが、生憎と「30分以内に駅へ行かないといけない」状況だったので、今回はパス。(食べるのも、パス。)

いろんな意味で後ろ髪を引かれながら、義父母宅を去り、そして駅からTGVに乗ってパリを目指すわたしたちなのでした。
翌日は、Hさんの帰国日です。悲しいかな・・・。

田舎にて -3-

2005-10-30 20:02:04 | Weblog

滞在最後の日。朝からのんびり過ごします。
田舎での時間は本当にゆっくりと流れ、朝ごはんも気ままにのんびりと取るので、気がついたら1時間以上も経ってたりします。

お昼前にはロバのアヴァンに挨拶に行きました。
ロバを初めて目の前にし、間近で餌をあげて有頂天のHさん。(笑)

この地方は、アードワーズと呼ばれる石の産地であり、地面を掘るとすぐにこの石の岩盤が出てくるそうです。
  ロバとアードワーズの話はココ(5月16日~21日ぶんの記事)にすでに
  紹介しているので、これ以上は割愛します。
Hさんにアードワーズの説明をしている時に、チョコレートの話になりました。実はこの地方のお菓子として、この石をかたどったチョコがあるのです。彼女はつい先日、パリのサロン・ド・ショコラにてそれを発見、味見していたのですが、なぜそんな色をしているのかが判らなかったと言うのです。

これは、夫の実家のすぐ側の地面。この石全部、アードワーズの破片です。この石の色を、地元の人たちは「青い」と表現します。言われてみると確かにブルーがかった灰色ではありますが・・・建築材(屋根とか塀など)に利用されているものは、わたしにはどうしても濃い灰色に見えてしまうので、ブルーという印象では無いのですが。でもこうして落ちてる小石のアードワーズは、青っぽいものが多いです。
で、こちらがそのチョコ。キャラメリゼされたヌガチンを、青い色をつけたチョコでコーティングしてあります。
この青いチョコの詳細はこちらにて。(仏語サイト)

お昼ごはんに美味しいローストビーフを食べてから、テレビ見ながらうたた寝し、その後で(帰りの電車の時間ギリギリまで)お散歩に出ることに。
しかしそこには密かに夫の目当てが・・・
それは、義父母の家のすぐ下に見える栗の木でした。

家から坂を下りてすぐのところにその木はあります。大きな木ですが、ホントに残念ながら時期を過ぎていて、すっかり誰かに栗の実を取られてしまった後でした。イガだけが大量に落ちてた。(しかも古いイガ・・・。)
残念~。でも実が残ってたとしても、中に虫がたくさんいるんじゃないかって気がしてあんまり食べたくないです。(苦笑) 先日マルシェで買った栗の実で栗ご飯をした時も、4分の1くらい虫が入ってましたから・・・。

その栗の木の脇は、こ~んな場所です。

ほ~ら、これ見たら「岩盤」だっていうのが良くわかるでしょ?
そしてそこからすぐ道を曲がり、ロワール川の方へ向けて、こんな道↓を歩いて行きました。

周囲にはどんぐりの木が多く、枯葉が道の両脇に積もっていたので、その上を踏んで歩きました。するととっても良い香りが!フランスのどんぐりの木の葉は柏の葉のように波打った形をしていてとてもかわいくて、わたしは大好きなんです。(日本のどんぐりの葉はギザギザですよねぇ。)

義父母宅から歩くこと15分、ロワール川に出ました。

ジャーン! 広いでしょ?でも向こうに見えるのは“中ノ島”です。本当はこの倍の川幅があるのです。

ロワールは、表面は穏やかに見えても実際の川の流れは急なんだそうで、遊泳禁止となっています。でもカヌーとかはOKで、たまにインストラクターの先生に連れられた子供たちが1人乗りカヌーで遊んでいます。
このあたりは土地が平坦で、川沿いに林が続いています。向こうに見えてる木にはまだ葉が残っていますが、もうすぐこの葉が全て落ちて枯れ枝の集合体だけが見えるので、遠くから見たら、まるでオオカミの背中のよう。そんな灰色の冬の林の中、目立つのはギーと呼ばれる「宿り木」のみです。緑色のボール状をしていてとってもかわいいのですが、これは木を取り殺すので、そう考えると吸血鬼。
この宿り木の話は面白いのですが、それはまた別の機会にでも・・・。


田舎にて -2-bis

2005-10-29 22:27:18 | Weblog

ナントから義父母宅へ戻ってきたら、もう夜の9時前になってました。
ひぇ~っ!これから夕食食べて寝るのか~
わたしはいつもコレで驚くのです。日本の感覚だと、夕食は8時くらいまでには始まってますよね。でも義父母宅ではいつも遅いのです。
この日も、皆疲れてるし早く寝たいんじゃないの?って思ってたのに、なんと、アペリティフ(食前酒)から開始。そんなのゆっくり飲んでる場合じゃないよ、早く食べて早く寝ようよ~というワタシの気持ちとは裏腹に、目の前ではのんびりした田舎の時間が広がっていくのでした・・・(この場合、ちょっとぐらいセカセカしててもいいと思うんだけど。汗)
各人食前酒を選び、20分くらい歓談しながらナッツとともにお酒を味わい、それからようやく夕食・・・

で、今夜はなんと!!「手長エビ」で~す。
(Hさんがまだ食べたことが無いと言うので、フランスを去る前にどうしても食べさせてあげたかったので、ナント市内をお散歩中に義母にお願いして買っておいてもらったのです。)

エビのお供は、ミュスカデ。辛口の白ワインで魚介に合うと言うのですが、あんまり美味しすぎて、そしてお花のようなフルーティーなような、すてきな香りがあるので、わたしはワインはワインだけで飲んで、エビはエビだけで食べたほうが良いような印象を受けました。(Maconの銅メダルのワインです。)

ほ~らほらほらっ!
写真で見てわかるかどうか・・・と~っても大きな手長エビだったんですよ。
1人あたり5匹ほど食べたのですが、これだけでかなり満足な気分になれました。身もしっかり入ってて、何よりもアタマ部分のミソがとっても美味しくて。魚屋さんで茹でてあったのを買ったらしいのですが、きっと、海から上がってすぐに茹でたんでしょうね。
身の感じはシャコに似ているのですが、味はもうちょっと薄味で、薄く心地よい甘みがあるんです。フランス人はこれをマヨネーズにつけて食べるんですが、わたしは何もつけずにバクバク食べます。これが一番!
で・・・、山の中で生まれ育ったHさんは、なんと、エビのむき方を知りませんでした!なのでエビの食べ方講座から開始。笑(←ワタシは沿岸部育ち。)
Hさんにこの大きな手長エビに感動してもらえて、とっても良かったです。嬉しそうな彼女の顔を見て、義父母も顔がほころんでました。

この後は、茹でたアンディーヴをハムで巻いて、ホワイトソースをのせて焼いたお料理を食べて、デザートにHさんが作ったケーキ“オペラ”を食べて、ホントに大満足な夕食でした。(このオペラがす~~~っごく美味しかったのです!!)

食べ終わってから暖炉の前で背中をあぶりながらおしゃべりしてたら、いつの間にか1人去り、また1人去り・・・結局わたしと義父とが残ってしばらくおしゃべりしてました。で、気がつくと夜の1時近くになってた!!(もう日付が変わってる!!)
10月30日は月末の日曜日。この日の午前2時だったか、そのくらいの時間に、フランス時刻が冬時間に変更となります。(時計を一時間巻き戻すのです。)そして日本との時差が8時間に。


田舎にて -2-

2005-10-29 18:47:32 | Weblog

今日はナント市に住む義妹のアパートへお見舞いに行く予定。
彼女は現在双子を妊娠中で、妊娠7ヶ月目くらいかな?でも、臨月のようなお腹になってて、わずかなショックですぐにでも産まれてしまうかもしれないのでお医者さまから外出禁止令を言い渡されており、毎日退屈な日々を過ごしているというので、お見舞いに行くことにしたのです。Hさんに甥っ子を見せたいのもあったし。

ナント市に着いてまず、彼女のアパートへ。はちきれんばかりのお腹で彼女は出迎えてくれました。本当に、おへその辺りが三角形に尖ったように出っ張っていました。(単にお腹が出ているのと、妊娠してお腹が出ているのとは、これで区別がつくらしいです。)
とっても元気そうで安心しましたが、とにかく「後3ヶ月もこんな状態よ!」と退屈そうでした。3歳になる甥っ子のピェールは、まだまだ甘えたい盛りなのにお母さんにダーン!と抱きつくことができなくって、お部屋でぐるぐる走り回っては怒られていました。(階下の方に迷惑ですからね。)

ひとしきりお話をした後で、お散歩に出ることに。
彼女のアパートはナント市中心部に近いので、歩いてすぐに繁華街に出ます。
で、お散歩途中にてこんなパッサージュを通りました。

ここはナントでも有名な場所で、とってもきれいなパッサージュなのです。写真ではわかりにくいですが、沢山お店が並んでるんですよ。
この階段は古い板張りで、とっても味がありました。

このように高さがあるので、歩いててもとても気分が良いのですが、この日は生憎?とトゥッサンのバカンス時期だったので、人でごった返していました。いつもはもっと少ないんだけど・・・。

その後で、FNAC(フナック:本、CD、カメラなど売ってるお店)へ行って義妹のダンナさんが買い物をしている間、退屈になったピェールが「エスカレーターしようよ~」って言ってます。(言ってるというか、ダダこねてます。)
「仕方ないな~。1回だけだよっ。」と言いながら、我が夫がピェールの手を取ってエスカレーターヘ。

うわぁ~ぃ! とっても嬉しそうにしてるピェール君です。
でもまたすぐ、「もっかい!もっかい!」ってねだってます。夫に言ってもダメだったので今度はおじいちゃんにおねだり。

おじいちゃんと一緒にエスカレーターに乗って下りてきたピェール君。
さらに「もっともっと」って言ってます。でももうダメ~。パパの買い物も終わったし、次へ行くからね。

次の目的地は、ナント市内にあるお菓子屋さん。
Les Rigolettes (レ・リゴレット)という飴を売るお店です。
本当はここ↓がお店だったんですが、現在は残念ながら洋服屋さんに・・・。

で、現在のお店は、そこのすぐ近くにある、ここ↓です。


ここで売られているのは、リゴレットと言う名前のフルーツの飴。
写真左側の色とりどりにミックスされてる飴がそれです。飴の中にはジャムのようなジュレのようなものが入っていて、ガリッと噛んで食べると美味しいのです。
右側にも同じような感じで茶色い飴が・・・。コレはネ・グリーィエーという飴で、チョコとコーヒーの飴。中には有塩バターのキャラメルなどが入ってるんだとか。


同じウインドウの下段に、こんなモノが・・・

この、白い箱の上に乗せられた、アルミ箔の容器に入った白い蝋燭のようなものがお菓子なんです。
羊皮紙のようなデザインの紙に書かれている説明文は、これです。

      ナント銘菓 “モナルク(君主)”
  このお菓子は18世紀にナント市の菓子職人フアシエーによって創られ
  ました。(当時ナントはカリブ海に浮かぶアンティル諸島と貿易をして
  いました。)
  このお菓子はとても柔らかく口の中でとろけるような食感で、20世紀初頭
  に高い評価を得ました。
  アーモンドと数種類のアンティル諸島産のラム酒の微妙なハーモニー、そして
  きび砂糖シロップやライム、バニラ、シナモンなどで作られたシロップに
  漬け込むことによってできあがるこのお菓子は、杏のジュレのような感覚が
  所々に口の中に広がるようなラム酒風味の白いグラサージュで仕上げられ
  ています。(数週間、日持ちします。)

このお菓子、実はわたし、ずーっと前に(アカボのおばさんとこで)ちょっと味見したことがあったんですが、すっかり忘れてました。口の中でかなり重い感じで、大きいサイズのだと持て余してしまうな~という印象があったのを覚えています。でも味はなかなかでした。改めて食べなおしてみたい気分でもあるのですが、お散歩から戻り、留守番してた義妹に聞いてみたところ、「お酒がきき過ぎてて、まぁまぁな感じだったような・・・」という評価だったので、お菓子としてのバランスに問題があるのかな~と。
でもナントの地方菓子っていうものはあんまり無いので、このリゴレット飴とこのお菓子くらいかもしれません。
ナント市に遊びに行くことがある人は、ぜひこのお店を探してみてね。


田舎にて -1-

2005-10-28 18:16:51 | Weblog

今回の帰省は、パリでいろいろお世話になったHさんに、帰国する前にぜひウチに遊びに来て欲しいと義父母が言うので計画したものでした。(それに合わせて、義妹のお見舞いも。)
Hさんの帰国日は10月31日。帰省の日程は10月28日~30日。彼女にとっては最後の慌しい時期の旅行となったわけですが・・・

Hさんを連れて田舎へ到着。
生憎の小雨で肌寒かったのですが、これをよしとして暖炉に火をくべました。遠赤外線の熱はとっても気持ちが良くて、わたしのお気に入りです。暖炉って日本ではあまり無いからHさんも喜ぶかな?と思ってたんですが、実は彼女のお宅は蒔ストーブだそうで。「最初はね、火をつけるのが大変だったの~」と語る彼女。わたしも、毎回暖炉の前に陣取って火焚き番をがんばるのですが、なかなか思うようにはいきません。(だって毎日やるわけじゃないから、なかなか慣れないんだもん・・・)


夕方到着したので、早速夕食の準備になりました。
今夜はHさんの好物である「ムール貝」を頼んでおいたので、義母が沢山買っておいてくれました。ホントに山盛り!こんなに沢山どうするの!?ってくらいの量です。大きい鍋を使っても一度には入りきらなかったので、二度に分けて調理することに。
Hさんはムール貝の調理法を知りたいと言うので、最初からカメラ片手に台所で様子を見ていました。夫と義母が、作り方を説明します。でもいたって簡単。
バターを鍋の中で溶かし、刻んだエシャロットを入れて炒め、(好みで刻みパセリを入れて)白ワインを入れ、ムール貝を入れてフタをしてしばらく待ちます。火が通ってきはじめたら、時々ヘラで上下をかえすように混ぜ、まんべんなく貝が口を開くようにします。フタを取ってはヘラでかえし、またフタをし・・・の繰り返し。それで、全部開いたらできあがり。
(中には全く口を開こうとしないものもありますが、それは食べずに捨てます。)

さ、夕食で~す。
お皿に貝を山盛りに入れて、皆がんばって食べます。テーブルの上には次々に貝殻の山ができてきます。Hさんも、好物とあって、人一倍食べてました。
そして、あ~んなに沢山あったムールが、結局最後にはほとんど残ってませんでした。(笑)だって美味しかったんだもん。
で、わずかに残ったムールは殻から身をはずし、お鍋の底に残ってたお汁と一緒に取っておきました。(これは翌日にでもリゾットに利用すると美味しいのです。)

義父母の家にはいくつも寝室があるのですが、Hさんの選んだ寝室は、屋根裏部屋でした。(これはわたしたちの予想通りでした。)屋根裏の寝室にはかわいい小ぶりのダブルベッドがあり、古い家具に囲まれていて、とても感じが良いのです。まさに「夢に見る外国の暮らし」って感じで。
わたしたちが泊まりに行く時は、その小さなベッドの中で夫とギューッとくっついて寝ているのですが、今回Hさんは1人のびのびと眠れたことでしょう。
そして朝には・・・ロバの鳴き声で目が覚めるのです。
とってもゆったりして、ステキな田舎暮らし。


おでかけ

2005-10-28 15:37:22 | Weblog
金曜日から日曜日まで、夫の実家へ行ってきます。
お菓子留学中のHさんも一緒にね。
彼女にはいつもお世話になってしまい、義母が「ぜひ時間が取れたらウチに来てもらえればいいんだけどねぇ」と言うので、彼女の帰国直前にようやく実現。
フランスの田舎の素朴な魅力を、Hさんに味わってもらえれば・・・と思うのです。(ロバもいるしね~)

では、そういうことで、続きはまた月曜以降に・・・

フランスで、靴下探し

2005-10-27 20:19:35 | Weblog
(下の記事に書こうと思ったんですが、分けることにしました。)

フランスで靴下を買おうと思ってお店に行ったら、なかなか自分のサイズが無いってことがあります。
わたしの場合、靴は日本では23.5~24.0cm、フランスでは「36(もしくは37)」ぐらいです。
で、例えばスーパーの Monoprix(モノプリ)の婦人服売り場にて靴下を探そうとしたら、「37~41」っていうサイズで婦人用靴下が売られていたんです。37から41までのサイズの方に適応します、ってことです。つまり、36であるワタシには“デカすぎる!”ということなんです・・・。

フランス人女性の足は、デカいのか?(単純な疑問。)

夫の田舎へ行くと、義母と一緒に郊外の大型スーパーへ行って一緒に靴下を選んでもらったりします。義母の足のサイズもわたしとほぼ同じなので、靴下探しにいつも苦労すると言ってるから、いろいろと教えてくれたり、わたしのためにサイズを探してくれたりするのです。(元・洋服販売業だけあって、そのあたりは詳しいのです。)

そんな義母が教えてくれた、スゴい方法。
それはなんと、「モノプリの子ども服売り場へ行く」ことなんです。
(いや、別にモノプリじゃなくってもいいと思うんだけど・・・)

実際に、パリの(ウチの近所の)モノプリに行って子供用の靴下のところを見てみると、ちっちゃい子用から中学生用くらいまでのサイズがずら~り。そして、その中で一番大きいあたりがなんと、35、36、37、38くらいなのです!
やったぁ~
しかも子供用なのでけっこう色とかカワイイのです。(笑)
最近は、モノプリに行って子供用靴下を物色しまくりです。で、それでGETした良品がなんと、下の記事の写真に載ってるピンク色の靴下です。写真だとわかりにくいかもしれませんが、ハート型の模様がついてるんです。(足が太くてハートがハートに見えないかもしれませんが・・・・汗)
コレと、あと2足を加えて「3足セット」でなんと6ユーロほどで売られてたんです。(通常、靴下1足だけだと5ユーロぐらいするんですよ!)お買い得~。しかもカワイイのです。
あと2足のデザインは「ピンク1色(模様なし)」と「暖色系の縞模様」です。どれも中学生程度の子どもが履くようなデザインではあるけれど、わたしはよく真っ赤な上着を着たりするし、けっこう派手な色のものも身につけるので、違和感は無いんです。
それに子供用とはいえ、最近はとっても地味な色、デザインのものがけっこうありますよねぇ。なので黒一色とか、生成りのとかもちゃんとあるんですよ。

しかしフランスって靴下高いな~ってつくづく思うのでした。

寒い冬には!

2005-10-27 19:38:14 | Weblog

この写真の室内履き、つい先日“安売り王 TATI”にて購入の品。中がモワモワでとっても温かいのです。
これで5ユーロ以下(4ユーロくらい?)でした。日本円にして約500円ってところか。
タグに何も素材名が書いてないし、あんまり安いので「アクリルか何か、合成品じゃないの?」って疑いました。でもちょっとホンモノっぽかったので一応購入。それに以前から、この「靴タイプ」の室内履きが欲しかったのです。

日本では、スリッパを履きますね。でもあれだと、かかと部分が冷えませんか?
フランスに来てから「室内でも靴を履いて生活する」ことに慣れてしまったワタシは、室内でも“靴底のちゃんとした履物”を履いていたいと思うようになったのです。(そのほうが猫背になりにくい気がするんです。)
で、あちこちで室内履きを探していたんですが、フランスで室内履きって言うと様々なタイプがあり、ちゃんとよく選ばないと“靴底がへなへな”のを選んでしまうということになりかねないのです。
今回、見た目もまぁまぁで、お値段も安くて、そして何より靴底がしっかりしてるのを見つけることができてラッキーでした。

で、実際履いてみたんですが、これが非常に温かい!
というか、あんまり寒くない日に履くと、暑くなってくるんです・・・
(よ~くよ~く見てみたら、やはりアクリル製でしたけどね。この値段ですから。)
室内にて「足先だけ冷える」っていう時にすごく重宝する品です。

フランス語で室内履きって「chausson(ショッソン)」って言いますが、あの「ショッソン・オ・ポンム(りんごの甘煮入りのパイ生地パン)」の、あのショッソンです。なんで同じ単語なんでしょうねぇ~?


ところで、「寒い冬に・・・」と言えば、ここで紹介した“ゆたんぽ”も冬の間は大活躍です。


ぺこのお遊び風景

2005-10-27 15:22:41 | Weblog

以前、ぺこが針金ハンガーで遊ぶのが好きっていうのを書いたことがあるけれど、今回はそのパワーアップ版を
ご紹介します。

洗濯物を干してる時などに、こうやってハンガーでぺこを遊ばせています。
最近はこのテのごっついハンガーも利用してます。このほうが安定感があるのでしょうね。(足で握りやすい。)
でも針金ハンガーの危うい動きも好きなぺこ。(ブランコの荒乗りが好きですから・・・)

向こうのハンガーにジャンプして、行ったり来たりしてます。

そして時にはこんなこと↓も・・・

(↑でも大丈夫。落ちないですよ。さすがは鳥・・・。)

あれれ?一体何を始めるのでしょうか?


おっと・・・ このまま上って行くようです。


「よいしょっ」 (上に到着っ。)


オィオィ、どこへ行くんだぁ~~~??? (横移動中。目線は何かを捕らえている様子。)


おっと、目的地到達かっ? (あっ・・・でも、そこに見えてるのは夫のぱんつ・・・汗)

なんと、目的地は夫の下着の中でした。
オマエはヘンタイかっ!!!

この後、下着のゴム部分の間に入って楽しそうにしてるぺこ。
でもフンをされては困るので(それに洗濯直後で湿ってるし・・・)、早々に移動してもらいました。
さ、今度は別のところで遊ぼうね。


今夜はエセ・エジプト・・・(笑)

2005-10-26 19:35:03 | Weblog
今夜は、昨日の夜友達と食べたエジプト料理を再現してみました!
(恐れることなくチャレンジするこの精神を、ホメてやって下さい。笑)

っていうかねぇ・・・、実は夕食の献立に困っていたのでした。
スーパーの中を彷徨うけれども良いアイデアは浮かばず。
「冷蔵庫の中には、昨日作ったツナ・ポテトサラダがまだ残ってるし、ゆでたいんげんもあるし・・・」なので、ヘタに大量の煮物など作れないのです。
「何か簡単に肉料理でもできたらいいいけれど」と思いつつも、最近ちょっとお肉離れしているワタシ。あまり肉料理を作りたい気分ではありませんでした。
「ウチに冷凍ミンチ・ステーキがあるから、あれを焼いて食べよっかな・・・」とまで考え方が落ち込んでしまった瞬間、わたしはなんと、ミンチ売り場の前に居ました。で、思いついた。
「冷凍ミンチより、フレッシュなミンチを焼いたほうが美味しいに決まってるじゃん。」
そしてさらに思いついた。
「そういえば、昨日食べたのって単なる棒状のミンチだった・・・。もしかして、作れるかも~?(←ちょっと能天気)」

そして作ってみたのがコレ。
ミンチにスパイスとお塩を混ぜて棒状にし、フライパンで焼いたのです。その上には、レンジでチン!して作った簡単トマトソースをのせてます。
(付け合せにツナとポテトのマヨネーズサラダ、ゆでたインゲン、残り物のクスクスを利用したサラダを添えてます。)
買ったのって、ミンチとトマトだけ。後は冷蔵庫にあった残りモノ。
でも夫は「おいしい~」と言って喜んで食べてました。なんて安上がりな夫でしょう(笑)

ちなみに、ミンチに入れたスパイスというのは、この間GETした「クスクス用ミックス」というもので、中には ナツメグ、コショウ、しょうが、にんにく などの粉が混ざって入っているようです。が、感じとしては単にナツメグの粉だけって気がします・・。これに塩と胡椒を足しただけです。
それを、熱くしたフライパンの上でジューッ!!と焦げ目をつけて良く焼いたのです。とにかく良く焼く。これがポイント。(お焦げの味が美味しいのです~)
途中、お肉から脂が出てくると焦げ目がつきにくくなるので、脂はキッチンペーパーなどで吸い取って捨てると良いかと思います。

さ、みなさんもニセ・エジプト料理、作ってみませんか?
(ホンモノのはもっとお肉が柔らかかったんだけど、わたしが作ったのはお肉が固く仕上がってました。パン粉を混ぜたほうが良かったのかな。でも固くても美味しかったよ。)

万聖節と神無月

2005-10-26 17:15:25 | Weblog
ただいまフランスは、トゥッサン(万聖節)のヴァカンス真っ只中です。
学校は11月2日まで、10日間のお休み。

トゥッサンって言葉はフランスに来てから何度も耳にしていたけど、どう書くのかは深く考えたこと無かった。
けど今回、それが一体何なのかを調べるために(←今ごろ。笑)夫につづりを聞いてみたところ、toussaint と書くのだそうです。
toussaint.... ←よ~く見てください。
tous saint
そうなんです、これって tous + saint(全て+聖人)という意味になるのです!
(え?みんな知ってた・・・?汗)

フランスには各日に「その日の聖人」というのが決まっていて、例えばお菓子の名前にもなっているサントノレ(Saint Honore 聖オノレ)は5月16日。が、このトゥッサン(万聖節)の日、11月1日は「全ての聖人の日」ということらしいのです。

11月1日は万聖節で祭日、そしてその翌日の11月2日も実は祭日なのです。これは何の祭日かと言うと、DEFUNTS(デファン)となっています。ハテ?
辞書で調べてみると、どうやらこの日は「死者の日」ということのようです。故人を偲ぶ日、つまり日本のお盆みたいなもんですね。この時期は、お墓参りをする人が多いみたいです。(日本ほどでは無いようですが。)
しかもお墓参りには菊の花と決まってるのかどうか、この時期やたらと菊の鉢植えを売っています。そしてフランス人も「菊=お墓」というイメージだそうです。(日本も、白と黄色の菊はお墓や仏壇のイメージがありますよねぇ。)
なんでお墓に菊なのか?これは世界共通なのか?
実は菊の花は“とても花持ちが良い”ので、お墓に添えるのに重宝されたのでしょう。

万聖節で「全ての聖人」という言葉をイメージした時、ふっと頭の中に湧き出た言葉は「神無月」でした。
日本の各月に当てられた名前で、10月は神無月ですよね。
なぜ神が無い月なのかと言うと、日本全国全ての神様がこの時期出雲に集まって会議を開くから、と聞いたことがあります。そして出雲地方の人はこの月のことを「神有月」と言うんだとか・・・。

10月って、なんだか不思議な月ですねぇ~。

今夜はエジプト・・・

2005-10-25 16:37:40 | Weblog
今日は、友達と一緒におでかけしてきました。
彼女とはいつも「女同士のナイショの話」をするので(笑)、いつも夫抜きでお出かけです。
仕事を終えた彼女と夕方4時半に合流し、ショッピングを楽しみ、それら夕食へ。

セーヌ川を越えて、サン・ミッシェルへ。
この界隈は学生の街なので、メトロの駅を出ると大きな噴水の周囲に本屋さんがズラリ。そして細い迷路のような路地が何本も続き、その路地の両脇には沢山のレストラン。
「何が食べたい?」と聞く彼女。
「う~ん、今まで食べたことないものを試してみたいな」と答えるわたし。
本当はアフリカ料理なんて食べてみたかったんですが、このあたりはギリシャ料理、モロッコ料理、フランス料理、イタリア料理、そして中華に日本食が固まっています。歩き回ること10分。なかなか決められません。
「じゃあ、あそこに見えるCOUSCOUS(クスクス)って看板のお店に行こうか?」(クスクスとは、モロッコ料理です。)
そしてそのお店を目指して歩いていると、横から女性に声をかけられました。
「お客さん、ナニ人?ナニ語を話すの?」・・・レストランの呼び込みでした。
ちょっと面倒だったけど、ベラベラと何か話してくるので「彼女中国人、ワタシ日本人。英語とフランス語を話すよ。」と答えた。(実際彼女は中国人で、彼女とはいつも共通語の英語で話しているのです。)
すると「10.50ユーロのセットメニューがあって、食前酒もサービスで付いてます」って言う。
値段の安さに納得。さらにお店をよく見てみると、エジプト料理店。わたしはエジプト料理はまだ食べたことが無かったので、興味津々。で、結局そこに入ってみることに。

席に着いてしばらくすると、ウェイターがメニュー表を持ってきた。
しかしその中には先ほど聞いた「10.50ユーロのセットメニュー」が載っていない。友達が不審に思い、ウェイターに「メニューお願いします」って頼むと、別のカードを持ってきた。そしてそこには「セットメニュー(20時までのオーダー)」と書かれている。時計を見ると、19時58分。・・・ヤラレタ!
でも難なく注文を終え、10.50ユーロのセットメニューにありつけることができました。

肝心のエジプト料理はと言うと、これがなかなか悪くない。
まず食前酒とともに薄っぺらいエジプト・パンがカゴに盛られて出てきた。それを前菜として注文したディップにつけながら食べる。食前酒は、よく味わってみると白ワインにローズ・シロップを混ぜたカクテルと判明。(インド人はローズ風味が好きだけど、エジプト人もそうなのかな?)
メインのお皿には「牛ひき肉のトマトソース」を頼んだ。ひき肉に混ぜられた各種スパイスがうまく肉の臭みを消していて、半生のトマトソースと一緒に食べると美味しい。付け合せには、野菜と風変わりなお米が添えられていた。
デザートはエジプト菓子を頼んでみた。これはハチミツにタップリ漬け込んだパイ菓子で、アラブ菓子の系列と思われる。が、ここではタップリのホイップクリームが添えられて出てきた。無糖と思われるホイップクリームと一緒に食べると、お菓子の激甘感が薄らいで、案外美味しく感じる。

デザートとお勘定にかなり待たされたので、お店を出たらすでに夜9時を過ぎていた。よく食べ、よく話した。
で、店を出て数歩歩いたところで、さっき行こうとしていたクスクスのお店の前にきたので、つい友達に「あ、ここがさっきのクスクスの・・・」と言ってしまったところ、それを敏感に察知した呼び込みのお姉さんが「クスクス?クスクス?」と。なので慌てて「もう食べてきたから!」と言って立ち去った。
辺りはまだ沢山の人で賑わっていて、呼び込みのお姉さんたちもがんばってる。“夜はこれから”っていう雰囲気に満ちていた。

友達と別れ、家に戻ると夜10時近くになっていた。
すでに寝かされていたぺこも「ピピ!ピピ!」と鳴いて、夫とともにわたしを出迎えてくれました。

今夜はシチュー

2005-10-24 20:23:52 | Weblog

夕方八百屋さんに行ったら芽キャベツがあったので、夫が好きなことを思い出し、久々にシチューを作ってみることにしました。「芽キャベツとベーコンのシチュー」です。
しかし、久々とあって頭の中はいつも以上に“料理体勢”に入ってません。
以下、“わたし自身”と“心の声”の対談形式での「シチュー制作風景」をどうぞ。(笑)

「えっと、まず芽キャベツを煮始めないとね。」そう、これはちゃんと火が通るまで時間がかかるからね。
「それから、ルゥの支度をしないとね。」そうそう。これも肝心ですね。
「えっと・・・ルゥって、バターと小麦粉と牛乳でよかったカナ?」そうだけど、分量わかってるの?
「え・・・(汗)どのくらいかなぁ。」
ここでバターをザクッと切ってみる。
「ん~、もしかして、多すぎ?」そう、2人分なんだからね。
「えい!この半分にしちゃえ!」そんなアバウトでいいの・・・?(汗)
小鍋にてバターを溶かします。そして小麦粉投入・・・
「バラバラッ・・・(←テキトウにやってる。)」小麦粉の量、大丈夫???
「こんなもんかなっ。」ホントに大丈夫?
「あ、ちょっと足りないかも。(←慌てて少し足す。)」ほら~~~っ
小麦粉とバターを炒め、牛乳で少しずつのばす。
「コレね、前失敗したけど、とにかく泡立て器でかき回しゃイイのよねっ」そう、よ~く混ぜてね!
ルゥが出来ました。芽キャベツも半分くらい火が通った状態。
芽キャベツにビーフスープのキューブ(半個)を投入。
芽キャベツの鍋のスープを少し取り、ルゥの鍋に入れてさらにのばす。
「なかなか順調?(うふっ)」安心するのは早いよ・・・
ベーコンをカリカリに炒めつつ、大事なことに気が付いた。
「あっ!ニンジン入れるの忘れた!!」ほ~ら~~!!
慌ててニンジンを切る。(しかし、ちゃんと花形にするのを忘れない。)
ニンジン投入。そしてマッシュルームの土を払い落とす。
「付いてないようで付いてるのよねぇ、この土。」そうそう、ちゃんとキレイにしてね。
ニンジンと芽キャベツに爪楊枝を刺して、火の通りを見る。
「お、完璧!」いや、まだ早いって・・・。
最後にマッシュルームを入れ、ほどほど火を通す。スープをルゥのほうにさらに足しルゥを程よく薄めて、鍋に混ぜる。(ようやくシチューらしくなってきました。)
ここで味見。
「ん~、ちょっと何か物足りないかも。」そうかもねぇ。
「コショウ足そうかな。」それがイイかも。でもホントのレシピではどうなってるの?
「ホントのレシピなんて・・・実は一度も見たこと無いも~ん。(苦笑)」あ、そう・・・(汗)
というワケで、白コショウを少し足す。(見た目にはわからない。)
ベーコンにかなり塩がきいてるので、塩は足さなくてOKでした。
ほんの少し煮込んでとろみを出して、できあがり~!
これは、(カンでやってる割には)なかなかの出来なのでは?

夫が帰ってきました。わたしのシチューを見て感激してます。
夫が食べた感想は、「うん、バッチリ!おいしいよ~。」でした。
あ~、ヨカッタ・・・。(ホッ)


ティム・バートンの新作 -映画タイトルについて-

2005-10-24 17:21:44 | Weblog

ティム・バートンの新作、「コープスブライド」を観てきました。
(日本語のタイトル、英語をカタカナにしただけですが、なんかヘンですねぇ・・・)

実はメトロの駅でのポスターがずっと気になっていたんです。ティム・バートンはやっぱりアニメじゃないとね!
(映画の内容に関しては、知らない人はそれぞれに検索してみてね~)

う~~ん!!と、久々のバートン・ワールドを堪能してきたワケなんですが、劇場からの帰りに、なんと、我が夫が「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」さえも観てないと言う事実が発覚!! この度の映画がやけに気に入った夫、「エトランジ・ノエルも観てみたいな、」と言い出したのです。
「エトランジ・・・?」 何そのタイトル!?
(↓仏語版ポスターです。)

仏語タイトルを日本語に直訳すると、「ジャック氏の奇妙なクリスマス」となります。
原題「The Nightmare Before Christmas」をそのまま仏語に直訳すると「Le cauchemar avan le Noel」となり、さらにそれを日本語にすると「クリスマス前の悪夢(のような出来事)」となります。
こうして見ると、仏語の場合は“直訳でいいんじゃないか”って思うんですけどねぇ。(日本語の場合、カタカナ表記で原題そのままを表したことによって“ナイトメア”という響きが強調されて良かったんだと思います。)
フランス語で新たにタイトルをひねり出そうとする点は、ふた昔前の日本の映画界を思わせます・・・。

話は戻り、今回の映画のこと。
今回もまた、仏タイトルは変えられてしまっているのでした。
上のポスターを見てください。原題「Corpse Bride」が「Les Noces Funebres」となっています。
英語タイトルの日本語訳は「死体の花嫁」で、仏語タイトルの日本語訳は「死婚式」とでも言うのでしょうか・・・(銀婚式とか金婚式とかみたいな感じね。それとも「死の世界の結婚式」かなぁ)
仏語タイトル、今回の場合は悪くは無いんですが、原題をそのまま仏語に直訳すると「la mariee mortuaire(死者の花嫁)」ってなると思います。その場合・・・もしかしたら語感(音の響き)がイマイチなのかもしれません。
映画制作者がつけたタイトルの意味を重んじるのか、それとも原題の音の響きを重視し、かつ意味を損なわないように自国語でタイトルをつけるのか、その点ですね。(言葉は、その意味内容と同じくらいに音の響きが大事ですよね。)

今回は、仏語タイトルは悪くないって思ったんですが、対して日本語のタイトルは・・・イマイチを通り越してますねぇ。
もっと何か、イメージを強調する感じのタイトルがつけられないものでしょうかねぇ。