今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

楽しく鉱物を学ぼう

2006-07-28 04:46:39 | Weblog
もうね、思いっきりベタなタイトルですね。(苦笑)
この時点で興味の無い人にとっては全くもって読むだけ時間のムダですからね。

さて、読み進めたいと思われるみなさんへ。

バイアリー・タークさんに焚き付けられて(?笑)、わたしも書いてみることにします。


↑こんな本が、あるのですね。
コレ、非常に面白いんです。とっつきにくいと思われてしまいがちな鉱物の
世界を、基礎知識のあまり無い人にでも楽しめるように書いてあるんです。
(この本のデータはこちらをどうぞ。)

中は一体どうなっているかというと・・・

まず最初に、7ページに渡るカラー写真が。
まるで鉱物標本を見ているようです。
(本文は残念ながら白黒です。)

そして肝心の中身はというと・・・

「そもそも鉱物とは何か」
基本中の基本ですねぇ~。
“鉱物”と言われてイメージできる範囲というのが、現代日本人にとって
かなり曖昧なのではないかと思うのですが、それをきちんと説明してくれて
います。付け足すとしたら、欧米諸国では鉱物学の歴史が長いので、
鉱物=「ミネラル」の、ミネラルの意味の範囲が非常にはっきりしているのです。
(一般的に受け入れられている言葉、とでも言うか。)

で、説明の仕方はどんなかと言うと・・・

こんな風に図解してあります。
文章も、適度な長さの章にまとめてあるので読みやすいです。

「鉱物」って言うとどうしても、岩の話とか、化学的な話とか、果ては地球の太古
の歴史に遡る話になってどうも入りにくいと思ってる人!
そんな人も楽しめる、こんな話題もあります。↓

一般によく知られている宝石もとりあげてくれているので、とっつきやすいです。

多少「石」に興味のある人なら、この本はすごく楽しめると思います。
子どもたちは夏休み。大人だって!!
「オトナの自由研究」に、こんな1冊いかがですか?

しかし、すでに“鉱物愛好家・初級”をマスターしてる人(たとえるなら、わたし)
にとってはこの本はちと甘い。なぜなら、すでに知っていることが沢山載って
いるので、新たなる知識の吸収になる部分が少ないから。
そんな“初級”を終えかけた人に、次なる課題を提示してくれる本があります。
またしても、著者はおなじく堀先生です。

ジャジャン!!

↑これです。
“--学”とタイトルにつくからには、やはり学術的な本なのです。が、しかし、
一般的な鉱物関連本とは比較にならないくらいに、読んでいて“楽しい”
のです。なんでかと言うと、とても平易な言葉で書かれていて、そして何より
堀先生が自分で感じたナチュラルな感性で、肩肘はらずにそのまんま表現
されているからです。なんだか、自分の学校の先生に説明でも受けている
ような気軽さで読めます。
(この本のデータはこちらをどうぞ。)

この本の最初にも、やはりカラー写真のページがいくつかあります。

でも、なんだか急に・・・地味な標本になってますね。(苦笑)

さて、気になる中身ですが・・・

↑こんなグラフとか、結晶から起こした図とかばっかりです。
これだけ見ると、なんだか急に面白くなっくなった感じがありますが、文章を
読んでみると、これがなかなか味があって面白いのです。「堀節(ほりぶし)」
とでも言いましょうか。
時々、激しくツッコミを入れたくなるのです。(苦笑)

ところで、ここまで読んでくれた人たちの中には、
何人か、この石↓を見たことがある人もいるでしょう。

透明な石です。文字や写真の上に置くと、あら不思議、2重にダブッて見える
んです。これ、方解石って言う石なんです。
わたしが鉱物の面白さにハマッたきっかけは、こういった、非常にわかりやすくて
楽しい石の魅力に触れたからなんです。
それが約10年前。。。
あの当時、「鉱物鑑定○級」っていう免許を取りたい!とホンキで思ってました。(笑)


鉱物がなぜそんなに人々を魅了するのか?
それは・・・人によって理由はさまざまだと思いますが、多分誰しも、鉱物の
作られた気の遠くなる時間に密かに思いを馳せているのではないかと。
地質学的時間。
地球の表面が構成された頃からのことです。
その時、まだ生き物はいなかった。
そんな中で、鉱物が生まれてゆき、ゆっくりと成長していったのです。

「楽しい鉱物学」にステップアップしたわたし。
欧州でもいろんな鉱物の産地があります。この本読んでたらね、もう、
いても立ってもいられなくなります。ハンマー持って今すぐ山へ行きたく
なります。しかしそれはさすがに不可能なので・・・
先日、いままでフランスで集めた石をよく観察してみました。
いままで抱えてきた疑問を解くためです。
そう、「火打石」に関する疑問。
これが今、なんとなく、解けつつあります。
そのうちに発表するので、興味ある人はオタノシミニ!

パリの水飲み場

2006-07-26 16:46:05 | Weblog

みなさん、パリ市内を歩いたことのある人ならば誰しもが一度は目にしている、
この緑色の物体。
冬は水が止めてあると思うんですが、夏場は常に水が流れ落ちています。
これ、上水道の水なのでちゃんと飲めるんですよ。
道行く人だけではなく、ハトまでも、ここで喉をうるおします。


こんな便利な水飲み場が市内に沢山あるんです。
それを指して夫が「Fontaine Wallace」と言いました。
ワ・・・ワラス(wallace)?
夫の説明によると、外国人のワラス氏が自費でパリ市内にこれを設置したんだ
ということでした。(マジ??)
かなり自信を持って夫が言うので、先ほどウィキペディアで調べてみました。
Fontaine Wallace  (水飲み場の説明:仏語)
Richard Wallace  (ワラス氏の説明:仏語)

お金持ちのリチャード・ワラス氏が寄贈者。
1872年に最初の水飲み場が設置されたそうです。

これからは、このお水を飲む時は、ワラスさんに感謝しなくっちゃ。


週末は “パリ海岸” へ?

2006-07-20 15:46:14 | Weblog
みなさま、今年もやって来ました、一ヶ月間限定の「パリ海岸」、
本日オープンです!!

フランス語で「Paris Plages (パリ・プラージュ)」と呼ばれるこのイヴェント、
今年で5回目になります。
セーヌ河岸にある道路を「浜辺」に改造してしまうという珍奇なアイデアが発端で、
毎年確実に改良・進化を遂げています。

ホラ、海岸と言うにふさわしく、↓ちゃんと砂浜が・・・!(笑)

こんな感じで、河岸に 2000 t もの砂が盛られているそうです。
ヤシの木まがいの木まであるでしょ?(笑)

最初の年は、この「砂浜ビーチ」とシャワー程度でした。
しかし、翌年からは「芝生ビーチ」が加わり、プールが加わり、歩行者用に
霧シャワー施設が加わり・・・そして有料でマッサージサービスまで!
(去年はこの時期に一ヶ月間帰国してたから様子を知りません・・・。写真は
一昨年のです。ごめんなさい。)

しかし、いくらフランス人にとってヴァカンスが大事だからといっても、
こんな大掛かりなことを無料で市民サービスしてくれるパリ市長はすごい。
今年もまた、ヴァカンスに行けないパリっ子たちが「セーヌの浜辺」に群がります。
ヴァカンスにつきものである「絵葉書」ですが、なんと!パリ・プラージュの
絵葉書
なんてのもあるんです。ヴァカンスでパリに来た人はこうして
「パリの浜辺を楽しみました」というハガキが出せるというわけです。
(↑凝ってますね。笑)

今年は姉妹ビーチ(?)として仏領ポリネシアが参加しているとかサイトに
書いてありました。一体どんなビーチになっているのやら!?
見に行ったら、またレポートしますね~。

Paris Plages の情報はこちらをどうぞ。(パリ市のサイトです。仏語。)

真夏のおさんぽ

2006-07-18 00:16:21 | Weblog

パリはここ最近、暑い日が続いてます・・・。
こんな暑い中、それでも夫とお散歩に行ってきました。
(だって、金曜~日曜までフランスは三連休だったのですから。)

日曜日の朝、「植物園にでも行こうか?」とわたしが言い出して、キマリ。
しかし、のんびり支度してたら出かけるのがお昼前になっちゃいました。
植物園に到着したらすでに正午前。日は高いです。

この敷地内には植物園の他に「自然史博物館」や「動物園」があるのですが、
自然史博物館には以前一度行ったことがあるけれど、植物園も動物園も
まだ行っていないのです。
動物園の入り口まで行ってみたところ・・・有料でしたので、止め。(笑)
それにね、暑いのできっと動物たちも日陰で寝転がってばかりいるはず。
目的の植物園のほうへ歩いて行きました。(ここですでに暑さにヤラレかけた
わたしたち。)
ようやく半日陰のベンチを見つけて腰を下ろしました。
(↑の写真の辺りです。)

ここは植物園内を縦断する大きな道になっていて、ジョギングする人や
お散歩する人が多かったです。もちろん、日陰のベンチはすべて占領
ずみで、どこのベンチでも暑さしのぎに人が座って休んでいました。

(ベンチに座った状態で、振り返って撮影。)
風が良く吹いていたので、日陰にいたらそれでも心地よかったです。
ただ、やはり気温は高かった。
このカエデの並木、切り方が変わってます。防風林のように活用している
からでしょうか・・?道を囲うアーケードのような形になってます。
中にはとんでもなく巨大な木もあり、樹齢何年なんだろう??とビックリするほど。
パリの公園の歴史は古いです。

ベンチに座ってわたしたちが眺めていたのは、こんな景色。↓

土も芝も、かさかさ乾いた感じでした。
植物園だからよく水が撒いてあって、湿度を感じるだろう・・・と思って来てみた
んですが、案外乾いてました。(汗)
都会のオアシスは厳しいのかもしれません。

誰も座る人のいない、日向のベンチ。

日陰のベンチは大人気なのに・・・。

植物園なのだから、「学びの場」です。 一応、ね。

水生植物のところにあった大きな蓮。
蓮の葉ってキレイよねぇ~。(パチリ)
右側に写っている2人の人物、コソコソしながら鯉にエサ撒いてました。
(もちろん、禁止行為。)

ヒネクレモノのわたしは、こんな角度↓から観察~。

こうして見ると、暑い日でもちょっと涼しげかな?なんてね。

このすぐ横に、「cucurbitacée(ウリ科)」なる立て札があり、さまざまな
ウリ科の植物が植えられてました。今まさに開花時期でした。
ズッキーニやかぼちゃなんかです。
しかし・・・なんでワタシはこんなマニアックな仏単語を知っていて、もっと
普通に知っておかなければいけない言葉を知らないんでしょうか(汗)
↑ヒネクレモノですから・・・。

園内の街路樹になっていた、セイヨウボダイジュと思われる木。

看板がついてなかったので断言はできませんが、花の形からしてそうだと
思います。葉のような形のものから花が飛び出している、独特な形をしてます。
花が咲いて実が成った後は、これがタケコプターみたいな役目を果たして
風に乗って遠くまで飛ばされてゆきます。
でも、よく見る種類はこれよりもっと葉が大きくて花がもう少し小さめなんだ
けどな・・・。種類がいろいろあるのかもね。

無料で入れた植物園は、多分有料と思われる(?)温室部分が大々的に
改装中だったので、これくらいで勘弁してもらって、実は隠れた本命?
であった近くのモスクへ行きました。
前から夫をここに連れてきたかったのです。
パリにある大きな大きなモスク
とはいえイスラム教徒ではないので、お祈りではなく、お茶ですよ、お茶っ♪

モスクにあるレストラン・カフェです。
道路に近い側に席を確保し、ミントシロップとアラブ菓子を食べました。
アラブ菓子は緑色したお花の形をしていて、マジパンのようだったんだけど、
アーモンドではなくピスタチオでした。甘さもちょうど良くて美味しかったです。

わたしたちの座った席からまださらに奥の場所もあるのですが、ちょうど
昼時だったので・・・奥は食事の方が優先のようです。

前に来た時は午後3時くらいだったかな、この奥に見える中庭でお茶したん
だけれど。

ここ、低く仕立てられた木でちょうど良い木陰ができていて、沢山スズメが
飛び交う“なごみ系”なカフェなのです。
普通のパリのカフェのテラスでもスズメは足元に寄ってくるけど、さすがに
イスやテーブルの上にまでは来ないでしょ。でも、モスクのカフェなら近くに
来るんですよ、恥ずかしがる様子もなく。わたしたちが食べてるものの
おこぼれをねだりに来ます。
先ほどの植物園とは違って、ここの中庭は適度な湿気を感じました。
ちゃんと水が撒いてあるのでしょう。植物もいきいきしてましたし。

ここ、ハマムもあります。
食事とハマムのセットで58ユーロ・・・だったかな?そんなのもメニュー表に
載ってました。ウェイターさんに向かって、「これひとつください」なんて
言うんでしょうか?
・・とかナンとか考えてたら、わたしの目の前にあった窓から上半身ヌード
のおっさんが・・・!
(そこが、ハマムの休憩所でした。笑)
いや、安心してください。ちゃんと腰にタオルは巻いてありました。
窓全開だったけどね。

植物園とモスクは5区、パリ大学の近くにあるんだけれど、そこから歩いて
シテ島まで行き、そこでメトロに乗って帰宅。
暑かったし・・・疲れたぁ~。
でも途中でrue Monge(だったかな?)でEric Kayserのソルベを買って食べた
ので、少し涼をとれました。
チャレンジャーなわたしは「figue(イチジク)」のアイスを選択。
ケチンボーな夫は何も選択せず。2人で1個を分け合いました。
甘さ控えめなソルベで、しっかりとイチジクの味があり、満足満足♪

夏の散歩も、こんなオマケ付きなら悪くないよね。
(ソルベの写真なくってゴメンナサイ。淡いピンク色でした。)


出会いのための奇妙な場

2006-07-17 17:39:05 | Weblog

以前からずっと気になっていたお店に、ようやく夫と行ってきました。
その名も、「DROLE D'ENDROIT POUR UNE RENCONTRE
(出会いのための奇妙な場)
というレストラン・バー。 略して DEPUR だそうです。(笑)
こんな妙な店名がついているには理由があって、実はここ、ちゃんとした(?)
出会いの場」なんです。

お店にある用紙に、自分の性別、出会いたい相手の性別などを記入し、
店の壁に貼っておきます。で、それを見た人・書いた人同士が出会う・・・
ということらしいんですが。実際に利用したわけじゃないので実際どのくらい
効果的なシステムなのかは理解してません。
(店内写真など見てみたい人は、上の店名にお店のサイトをリンクしてるので
そこからどうぞ。音楽鳴ります。)

さてさて。
すでに“出会って”しまってるわたしたちは、大人しく食事だけです。(笑)
先週わたしが気分がもやもやしっぱなしだったので、気分転換に夫が
どこかで軽く食べようか?と言ってくれたので、ここに来たんです。
実際、良い気分転換になりました。

お店に入る時に他のテーブルを見てチェック入れてたこの料理↓、
これと、パナシェを注文。

(*パナシェ=ビール+サイダー)

写真が暗くってごめんなさい。。。実際かなり暗かったんです。
この、小さいグラスに入って出てくるお料理。なんて名前か忘れたんですが、
グラス1個単位で注文していくんです。2人なので5個くらい頼めばいいかな?
と思って注文したんですが、結果、半分くらいで2人ともダウン・・・。
でも美味しかったです。
なんていうか・・・ちょっと若者に戻った気分。(笑)

天井に取り付けられたコレ、なんて名前なのかな?ハネがぐるぐる回るやつ。
これがけっこうな速さで回ってました。


シレックス

2006-07-17 16:50:04 | Weblog
シレックスとは、フランス語で「火打石」です。 silex とつづります。
前にも書いたように、この言葉をはじめて知ったのは前回のグルノーブルの
旅先にて。以来、これはちゃんと調べてみる価値があるぞ~という興味が
沸々と沸いてきていたんです。まさかこんな早々に、こんな良いチャンスに
出会えるとは!

エトルタの岬を上って行く道で、沢山小粒のシレックスを見ていたので、
岬の上にたどり着くといてもたってもいられず、景色の写真撮影の後は
どっしりとしゃがみこんで、地面の観察&標本採取でした。(笑)

やっぱりこれは「何か」であろう、と思えるガラスのような質感を持つ石が
沢山転がっていました。

赤い丸で囲んだ部分には、半透明のガラスっぽい質感の小石があります。
水色の丸で囲んだ部分には、石表面と内部が別の質である、2層構造の
石があります。
最初、この2層構造の石に妙に興味を覚えたので、層がきれいなものばかりを
いくつか採取。そして、ついでにこのガラス質のものも1個だけ採取。
(それが、一番上の写真です。)


ホラ、沢山あるでしょ?

この地面を見た後で、この写真↓を見ると・・・

質感が似てるなぁ~と思うでしょ?
多分、間違いなく同じ種類の石です。で、これがやっぱりシレックス(火打石)
なのです。
(*わたしが化学的に試薬などで調べたのではないけど、多分合ってるよ。笑)

岬の下のほうで、大きめの標本も採取してきました。

全体的にガラスっぽい質感で、これはまさしく壁面に使われていた石と同質
であろうと思える。
注目していただきたいのは、欠けた部分がキラキラしてること。
いわゆる水晶の郡晶のようになってるんですね。
でも、このサイズなので・・・ルーペ無しの肉眼では、その結晶構造はどうにも
確認できず。(涙) 一定の形になってそうに思えるんですが、一体どんな
形なのやら。。。(この辺、道具があればもっと調べてみたいんですけどねぇ。)


ところで、シレックスの化学組成を調べてみたところ、
SiO2(二酸化珪素)でした。
で、ここでちょっとアレ?と思ったのは・・・これ、やっぱり、水晶と一緒だった
んですねぇぇぇぇーーーーー!
そしてさらに言えば、「めのう」とも一緒なんですよねぇぇぇーーー!
オドロキです。
(・・・鉱物界では至極当然のことなのかもしれないけれど。汗)
そしてさらに付け加えると、「めのう」は日本では“火打石”として使われて
いるんです。

Siについてはもっとお勉強が必要なんですが、O2についてはなんとなく
想像がつきます。
つまり、酸化物。有機物が長い年月を経て酸化したことによってできる物質
ですよね。ということは、わたしがグルノーブルで聞いた「古い海岸の堆積地層
の中の、海生生物の死骸がシレックスになった。」という説明は非常に納得
がいくのです。


エトルタの岬から、グルノーブル、果ては太古の海岸が見えた!!
ってな気分です~。(笑)

あ、シレックスに関して、また何か面白いことが判ったらブログに書きますね。
(こういう話に興味ある人って・・・・・・・・・いるのかなぁ~?汗)

バオバブ

2006-07-14 20:56:12 | Weblog

生えてきた小さな木が、バオバブとわかったら、すぐに抜いてしまわなければ
ならないのですよね・・・。とんだ災難になる前に。


(*コメント不可にしてます。)

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<追記>
ここ2~3日の間に、いくつかのブログ友達さんたちのブログ上にて、
わたしと同じような方向性を持つ意見を出されている記事を拝見しました。
少しずつ、勇気を持って書いてくださっている、という感じを受けました。
わたしというシナプスの発したシグナルの反応だというよりも、むしろ
ジダンというシナプスが発したシグナルへの反応だと感じます。
きっと、このシグナルは、テレビを通じて世界中の人々に届いているはず。
後は、勇気をもって、それぞれの中にいる小さな小さなジダンたちを
奮起させること・・・。

見た目には、多分何も変わらないのでしょう。
しかし、未来は少し変わるかもしれません。


シナプス

2006-07-14 00:59:54 | Weblog
今しがた書いたことをUPしていたら、新たに2人の方からコメントをいただいて
いるのを発見。嬉しいです。


シナプス。 神経細胞です。
刺激を伝達するしくみです。
シナプスは、発信側も受ける側も直接的には繋がっていないそうです。
その二つの間を、電気的もしくは化学的な物質が行き交って、信号を伝えている。

わたしたち人間がこのシナプスの1個1個だとしたら・・・
少なくとも、わたしの訴えたかったことが、3~4シナプスくらい先まで届いて、
そこからお返事が返ってきたんだな~という感じです。
(わけのわからん例えでスミマセン・・・ 汗)

わたしたちの気持ちは、繋がっていると思う。
直接的ではないけれど、このシナプスのように。
そして、誰かが少しでも疑問を投げかけたら、それに対してひとりひとりが
考えてみることもできるし、その意見に賛成したり反対することもできる。
でも、そうやっていきながら、みんなでこの一つの生命体のような社会を
もっと良いものにできたなら・・・。なんだか、そんな感じなのです。
人は、ひとりきりじゃ生きていけないなぁ、と。

移民問題

2006-07-14 00:21:40 | Weblog

ジズーの話題で引きずってごめんなさい・・・。
でも、どうしてもそういう気持ちを伝えたかったからです。
ジダンのファンの方たちの間では、わたしのように考えている人がけっこう
いらっしゃるということを先ほど知り、自分の考える方向性がおかしかった
というわけはないんだと思えてきて少し安心感もあるのだけれど。
とにかく、頭がぱんぱんです。ショートしそう。。。

それでも、今ちょっとだけ触れておきたいこと。

W杯途中の出来事だったと思う。
パリで、移民と当局の間が加熱していたことを、ニュースが報じてました。
滞在の許可を得るための書類作成などの理由で、在仏外国人は警察へ
出向かなければならないのですが、その際に、前から扱いはひどかったん
だけど、本当に、ひどい状況だったらしいんです。それにガマンならなく
なった人たちがマスコミに訴えた・・・という雰囲気だったと思います。
実際にどうだったかと言うと、自分の順番を得るために3日3晩路上で
過ごして番取りをしていたと言うのです。それがたまたま、雷雨のひどい
頃のことだった・・・。
そんな中に、妊婦さんもいたんだとか・・・。

フランスは、先進国ではないのか?
フランスは、自由・平等・博愛の国ではないのか?
と、目を疑ってしまいます。

このようなことは、先のパリ郊外での暴動も含めて、来年の大統領選に
大きく影響してくるということだそうで・・・
(政治の道具にされてしまうわけです。)
古い記事ですが、良いものがあったので。↓暴動と大統領選に関する内容です。
http://www.jiia.or.jp/column/200511/09-shoukubosensou.html


かく言うわたしも、移民の1人、かな。
結婚する前は、警察へ行って、小雨の降る寒い中を1時間も外で並んで
待ってましたから。(中に入って、さらに1時間・・・。)
その後、チケット制に変わり、「まず、予約日と時間が書かれたチケットを
もらいに行く。予約日の時間きっちりに再びくれば、ほとんど待つことなく
自分の番がくる。」という制度に変わっていました。それ以後はわたしは
10年有効の滞在許可証を得たので状況を知らなかったのですが。
とにかく、わずか5年ほど前には、どこの国の人間であろうと、真冬の寒い日
にも外で待たされ、真夏の暑い日に暑い待合室で、蒸れる空気の中を待た
されていたんです。(当然、中には妊婦さんをはじめ、体調のすぐれない人や、
子連れの人も。それでも、その日に必ずやらなければならない手続きなので。)
ここまでの話は、がまんできます。フランスという国に住む権利をもらう
ためなのだから。しかし今回テレビで話題になっていた中で、「19区の
警察で3日間並んで待って、ようやく自分の番になったと思ったら、
“17区へ行ってください”と言われた。だから17区のほうに来たのに、
そこでは“それは19区へ行ってください”と言われてしまった。」という人
がいたらしいのです。フランスの役所に通った経験がある人ならば、
これはウソではないだろうと容易に判断することができるでしょう。

移民って・・・こういうことなんだ。と胸に刺さります。
日本にだって、沢山の移民の人がいますよね。
それによって、良くない影響も出ていますね。
でも、例えば、移民の受け入れ態勢が日本は非常に厳しくて、外国人である
というだけで、日本に長期滞在するのが非常に困難であるとか、そういう
ことは一般の日本人には見えてこないわけで・・・。
しかし、少しずつでもそこに目を向けていかなければ、真の国際的国家とは
言えないのではないかと。


現代のフランス国は、アメリカのように多民族国家になっています。
フランスに来た外国人夫婦がこの地で子どもを産めば、その子はもう
フランス人である権利を保有しているのです。(生まれた国で国籍が決まる。)
(だから、フランス領土のどこかにもぐりこんで出産をする女性もいるのだとか。)
いろんな問題を孕んでいるので、本当に難しいことだとは思うのですが、
フランスは多民族国家として生きているのですから、そのための解決策を
見出すことはフランスに課せられた大きな義務ですね。
そして、その多民族国家のサッカー選手が、ジダンです。


人間として生きる

2006-07-13 17:17:45 | Weblog

またしても、ジダンの件について、です。
(興味の無い人にもぜひ読んでいただきたいのですが、飛ばしてくださって
構いません。)


昨日の夜、ジダンのインタヴューが放送されましたね。
それを見て体が震える思いがしました。
ジダンは、人間としてきっちりと生きているな、と思えたからです。

職業上の名誉や栄光を守り通した代償として、自分の魂を売り渡したと
したら・・・
あの時に、グッと怒りをこらえて何もしないでいたら、多分そういうことになって
いたのではないでしょうか。

だから、サッカー選手、特にキャプテンとして、やってはいけない行動に出た
ことに対しての当然のペナルティは受けなければならないし、それはジダン本人
もインタヴューで「わかっていたけれど、」と話していましたから。
世界中のファンの期待を裏切ることがわかっていても、守り通したいものが
そこにはあったのだと思うのです。
では、それは一体何だったのか?
そこがとても大事だと思います。

ジダンが何を言われたのか、その内容がこの件を明らかにする際にとても
重要になってくるとは思うのですが、それとはまた別のところで、
「その内容がどんなものであれ、ジダン本人がとても傷ついて忍耐しきれない
くらいの心の痛みを受けるものだった」という現実があります。
痛みとは、相対的なものですから。
受ける人によって、その強さは違ってくると思います。

たとえば、「バカ」と言われてもわたしは平気かもしれないけれど、この言葉
一つで大きな傷を受けてしまう人もいるかもしれません。
問題は、その言葉の内容ではなく、言われた相手がどのくらい大きな痛みを
被ったか、という部分だと思うのです。
考え方によっては、イタリア・チームの選手にとって、彼が発した言葉は
さほど意味の無い、単なるからかいの言葉だったという風に見ることが
できます。
注目すべきは、その単語ではなく、痛みの強さではないかと思うのです。

日常に、こうした言葉による暴力は溢れていると思います。
中には、言った本人には全くそのつもりが無いという場合もあると思います。
しかし、言われた相手が傷ついたのだとしたら、それについて省みて、
「今後はもう少し気をつけなければ・・・」と思うのが望ましいと思うんです。
傷つく・傷つかない というのは、自分だけの価値観では判断できませんから。


今回のジダンの頭突き、マスコミの報道が(いつものことではあるけれど)
偏った方向性を作っていたように見えました。
そういった報道が主な情報源であるわたしたちは、どうしても、一方向ばかり
を見てしまいがちです。

ジダンの「1人の人間としての尊厳」を守るという点が最初から強調されて
おらず、それよりもむしろ職業であるサッカー選手としての面、名誉や
過去の経歴、最後の試合・・・という部分ばかりが注目されていたことを
残念に思います。

人間は、ひとりひとり尊い存在だと思うので。
そしてその尊さは、職業的立場を守り通すことよりももっと大事だと思うので。
これからのジダンの公的な立場が辛いものになるかもしれませんが、きっと
彼自身はそんなことよりも、自分と家族を守ることのほうが大事だったのでしょう。
(インタヴューでもそのようなことを言ってましたよね。)
なので、やっぱり、インタヴューを見た後でもわたしは、「正々堂々と
頭突き」してくれて、アッパレ!って思うんですよね・・・。
そして、正々堂々と(無茶な反論もなく)退場処分を受けたこともアッパレ!

ここで、テレビ局には、もう一度「人間として生きる上で一体何が大事なのか?」
ということについて、今、きっちり考える機会を持ってくれたなら・・・と
望むのですが。
ここ数年、テロ行為や紛争で、最低限の人権すら奪われている状況を
テレビで目に耳にすることが続いていますよね。この問題の解決につなげる
直接的な行為は、わたしのような小市民にはなかなかできることではない
のですが、たとえば、皆の少しずつの意識改革で何か変わっていけると
したら・・・なんてことを考えるのです。

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<さいごに>
イタリアのマテラッツィ選手が自分のした行為をもう一度よく考えて、真剣に
ジダンに謝罪をするのであれば・・・ 本当にそれを願うのですが。
今後、どうなるでしょうね。


ぺこのイライラの理由は・・・?

2006-07-13 00:47:16 | Weblog
最近、ぺこの無駄鳴きが増えました・・・(汗)
一体何なんでしょうか。 そういうお年頃?
特に夫がいる朝夕が激しいので、時々おしおきです。
でもなかなか思ったようには学習してくれません。

そんなこの頃、夫がふと言いました。
歯が生えかけなんだよ。」

エッ・・・?
ぺこは、鳥ですよ? 歯が生えるはずはない。
マジですかい?(汗)

ものはためし。
ぺこ本人に聞いてみました。

わたし「え~と、ぺこさん。歯は生えていますか?ア~ンしてごらんなさい。」
ぺこ「ア~ン・・・」

ア~ン・・・

あぁっ!?!?(驚)









そんなわけ、ないだろがっ!!!(怒)

ドカッ! 
(←ぺこに頭突きされた音)
(笑)
--------------------------------------------------

ぺこではありませんが、ニュースで、サルコジがドヴィルパンに頭突きしてる
新聞の風刺漫画の絵を見ました。フランス人、こういうの好きですねぇ。(苦笑)

エトルタ!(4)

2006-07-12 15:53:22 | Weblog

もどる

さて。 洞窟より先は海水があったので先には進めず。象の鼻岩の近くまでは
行けても、針の岩の近くまでここから向かうのはムリそうだと判明したので
引き返すことに。
先ほど歩いてきた、ぬめぬめ危険地帯の岩盤の上を歩いて返ろうとしていたら、
義父が岩肌を見て何か言ってます。
「あそこ・・・」と義父が指差した先には・・・↓

なんと、かもめの親子が! (春の抱卵の子ですね。)
親かもめの白い色も、子かもめの灰色も、ちょうど保護色になってて
岩肌にちょこんといるこの親子の姿は、発見しにくかったです。(子かもめが
小さな声でピィピィ鳴いていたのでわかりました。)

石ごろごろの浜まで戻ってきて、歩道を歩きます。
歩道の脇にはレストランや喫茶店が並んでるんですが、そのうちの1つが
こんな変わった建物・・・というか、船?でした。
かやぶき屋根が見えるでしょ?これ、船の上にこの屋根がくっついてるんです。
でね、こんな船が2つもあって、そのうち1つの中が厨房になってました。
まさに観光地!って感じですね(笑)
でね、その・・・かやぶき屋根の上を見てください。鳥がいるでしょ?ホラ。


ちっこいからよく見えないよ~ という人のために、ズームっ!

実はこちらも親子かもめでした。子が2羽見えますよね?
この親かもめ、観光客が飲食している場所まで飛んでいっては、エサを
ねだっていました。この店ではない、横の店のお客さんのテーブルに近づいて。
ちゃっかりしてますね~。
ちなみに、この鳥たちがいる船は閉まってるみたいでした。店の倉庫なのかな。
だからこうして安心しているのかも。

しかし、とにかくエトルタの町にはカモメが多い! そして、逃げない!

(これ、随分と近くから撮ってます・・・。)
まるで銅像ですね。 威風堂々。

かもめーのすいへいさん♪
 って歌がありますが、なんだか水兵さんぽく
ビシッと背筋のばして遠くを見回してる感じに見えません?上のかもめさん。

ところで、後でパンフレットを見てわかったんですが・・・
これってフランス語で「mouette(一般的な、かもめ)」では無いらしいです。
日本語では多分どちらもカモメだと思うんですが・・・ 普通のカモメと比べると
大型の種類になるそうで、くちばしの先がちょこんと赤いのが特徴。
で、フランス語でこの鳥を「goéland」と言うそうです。(仏和辞書には、“mouette
よりも大型のかもめ”とありました。)
そしてこの鳥、ヒナ時代は灰色もこもこで、青年期はなんと、ごま塩模様
なんです!(実際に、ごま塩が飛んでるのを一羽だけ発見しました。)
パンフによると、ごま塩の青年期がなんと、4年も続くそうです。

goéland (argenté)大人の姿の拡大写真がここにあります。
青年期の姿の拡大写真はここにあります。
ちなみに、mouetteの写真はこれです。

そんな、かもめの多い町ですが、町の風景は至って普通なのです。
どこにでもありがちなフランスの田舎町、といった感じ。↓


町の中心部です↓

煉瓦造りの建物が目立つけど、海辺の町!って感じではありませんね・・・。
でもココ、海岸にものすごく近いんですよ。
ホラ、山の上に岬の教会がちょこんと見えるでしょ?
その教会の下、この写真の左半分を占めている倉庫みたいな建物、かつての
市場だそうです。そして戦時中には米軍の看護所として利用されていたそうです。
今はお土産屋さんなんかが沢山入る場所になってました。

夫がボソッと、「ここ、イギリスが近いからイギリスっぽいレンガ造りの建物が
多いのかな~?」と言いました。(す・・・鋭いかも・・・。)

そんな町を歩いてて、ずっと気になっていたのがコレです。↓

レンガは、納得がいきますが・・・この乱雑に切られた石はナニ?

ほら、こちらも↓

↑コレです。

これね、やっぱり silex(シレックス=火打石)でした。
(観光パンフにも載ってて、そう説明が書いてあります。)
パンフには、この町の建築は「アングロ=ノルマンドのネオクラシック様式」
(du néoclassique à l'anglo-normand)だと書いてあります。やはり英国の文化と
ノルマンディーの文化が入り乱れているんですねぇ。あとは、木の梁が壁に
露出しているコロンバージュ(colombage)も、この地方でよく目にしました。
(コロンバージュは、コルマールの旧市街を歩いた時にガイドさんに教えて
もらった言葉。)エトルタの町には、その他にも多彩な建築様式が入り混じっ
ているとパンフに書いてあります。

もう一つ、ノルマンディー地方で時折目にする建物は・・・これ。
chaumière(ショーミェール)と呼ばれる、↓こんな屋根の家。

つい日本の記憶があるので、茅葺(かやぶき)だとばっかり思っていたんですが、
いま辞書を引いてみたところ、「わらぶきの家」と書いてあります。
なるほど。茅ではなく、麦わらなのでしょうね。

本当はこれから、例のルパンの「奇巌城」を書いたモーリス・ルブランの生家が
ミニ博物館になってるという場所へ行きたかったのですが、もう夕方になって
きていたし、わたしも頭痛がしてきたので、今回はパスすることに。
義母に「また来ようね!今度は泊まりで!」と言ってみたら、義母も嬉しそうに
「うんうん、また来よう!ゆっくりね!」って。(海辺好きな義母です。)
ルブランの生家は、次の機会におあずけです。

車をとめていた場所へ戻ってきました。そしてみんなでアプリコットを食べました。
(来る途中で寄った村で買ってきてたんです。)
すると・・・
バクリ!とかぶりついた義父が、義母に「あなた、そんな食べ方しちゃダメでしょ!」
って怒られてました。(笑)
「そんな食べ方するとシミがつくんだから・・・」と言う義母。
「シミなんてつくもんか、こぼしてないんだから」と言い訳をする義父だけど、
Tシャツにはしっかり果汁が垂れてました。(苦笑)

義父、言い訳もできません。素直に怒られながら、義母にシミを拭いて
もらってました。(孫が見てなくてヨカッタね、おじーちゃん。笑)
ふいてあげながらも、「こんなのを食べる時には、ちゃんと半分に割って
食べなきゃ。あんなかぶりついて食べるなんて・・・。」と、義母のお説教は
まだ続いてました。そんな様子をパチリ。

さて、GPSをパリにセットして・・・帰りましょ。

そしてこの景色。
実は、義父がGPSをセットするために停車した時、窓から撮ったんです。
運転中は窓の外を流れるように過ぎてゆくのでなかなか撮影できなくって。
(こんな麦を刈った後の麦わらで、あの屋根とかを作ったんでしょうか・・・?)


義父、お疲れの中を2時間半ほど運転してくれて、無事にパリ市内に戻って
きました。日帰りだったけど、楽しい旅でした!

おまけ画像。

信号で止まってた時に、向こうに見える凱旋門を撮ろうと思ったら・・・
おばあちゃんに横切られてしまいました。(苦笑)
“1人ビートルズ”なおばーちゃん。


エトルタ!(3)

2006-07-11 22:19:13 | Weblog

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さっきまで、↓の、岬の上の教会前にいました。

岬を下りて、反対側の岬(針の岩のほう)へ近づいて来たのです。
今から「干潟を歩こう!」です。
しかし・・・

近づいてみたら、ここは干潟というか、岩場でした。
地面のように見えるのは岩盤です。
で、写真左側は・・・砂浜・・・ではなく、実はごろごろした丸い石ころの浜
でした。ビー玉サイズからアップルマンゴーくらいのサイズの石まであらゆる
大きさの石。でも、どれも同じ質のようでした。なぜ砂浜ではないのか?(謎)
そして、断崖絶壁がやたら縞々ですねー。なんででしょうか・・・?

とにかく、針の岩の近くに行ってみることに。

↑ほ~ら、岩盤でしょ?
緑色のはぬめぬめした海草です。この上を歩くと滑りそうでキケンなので、
岩盤の乾いた岩肌部分を探して歩きました。
奥に行けば行くほどぬめぬめだらけで、文字通り「足の踏み場も無い」状態。

ホラね。↓ 足の踏み場も無いくらい・・・ぬめぬめ。


ところで、ココ、上を見ても・・・ しましま・・・

下を見ても、しましま・・・
縞々は続くよ、どこまでも・・・

なんでしましまなんだっ!!!

原因究明のため、しましまを観察してみました。

明らかに「層」になってますね。
わたしのカンでは(←笑)、多分これは、古い海岸の泥の堆積層なのではないかと。
泥か砂と思える地層の間に、黒っぽい石の層が入ってますよね?
これ・・・実は、先日グルノーブルに行った時に、これと似たようなのを
見てきたんです。その時にガイドさんに説明してもらったのがまだ記憶に新しい
わたしと夫。あの時の、「silex」という言葉がアタマに残っていました。
silex(シレックス) ・・・火打石のことだそうです。
ガイドさんは、「太古の海生生物の死骸が石化したもの」だと説明して
くれました。
このエトルタの海岸のしましまが、本当にシレックスだとしたら・・・
これは非常に納得のいく説明となります。
ぬめぬめの果てで、しましまの謎を解き明かした夫とわたし!
(ちょっとだけ、探検隊員な気分。笑)

行ける所まで行ってみよう!と歩き出したのですが、案外すぐ行き止まって
しまいました。(汗)
象の鼻の岩の手前にあった洞窟あたりでもう先へ進めなくなったんです。
これがその洞窟です。↓

写真には写ってませんが、右側に穴がぽっかり開いていて、そこの中へ
入って行けると書いてありました。でも、潮が満ちてくる○分だか○時間だか前
に戻って来なければいけない、とあったので、行くのを断念しました。
(あの洞窟の先には一体何があったのでしょうか・・・?気になります。)
洞窟の中は天井が低いらしくて、160cm以上身長がある人は身をかがめた
状態で歩かなければならないそうです。(わたしと義母は大丈夫。笑)

義父母や夫がその穴の方を見ている間、わたしは・・・こんなところを見てました。

なんでしょうか、この不思議なモノたちは!!
つやつやしてます。そして、写真には写ってませんが、水滴をしたたらせて
いました。あやしい・・・。
夫が「くらげ(méduse)でしょ。」って言います。
 えぇ!? く・・・くらげ?? そんなことは無いでしょう・・・
くらげと言われてよーくよーく考えてたら、わかりました。
正解は、いそぎんちゃくでした。(笑)
でもなんで赤と緑があるんでしょうか? やっぱり謎だーーー。

つづく


エトルタ!(2)

2006-07-11 21:33:03 | Weblog
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息を切らせながら登ること、約10分。教会のある岬の上に到着~。
針の岩がよく見えます。(そして干潟もよく見えます。)
↓岬の上に建つ教会です。(入り口は堅く閉ざされていました。)

教会を、ぐるり一周してみることに。

先ほどの写真の反対側です。
後ろ側には馬が3頭いました。観光客用ですね。
この教会、雨どいがえっらい大きいなぁ・・・って思ってよく見てみたら、なんと、
魚の形になってました~。↓

本当にモデルが魚なのかどうか、ちょっと自信が無いですが・・・。
(ムツゴロウあたりでしょうか?)

ぐるり一周し終えて再び教会の正面側に戻ってきたら、なんと、撮影の現場
に出くわしました。↓

ファッション誌用の写真かなぁ・・・?
黒づくめの服装のモデルさんが、カメラマンさんの前でポーズきめて立って
いました。全く気が付いてなかった時のわたしは、教会の真ん前に行って
みようと思っていたので、ちょうどカメラマンさんの右側背後からモデルさん
のいる方へと歩き進めてしまい、アッ!と思って気が付いて引き返したんです。
すると、アシスタントの方が「Thank you !」と。
実は、上から2枚目の写真にすでに、この位置に黒服のモデルさんが
立ってるのが写ってたんです。わたしが撮影と気がついていなかっただけで。
撮影は短時間で終わったので、終了後にカメラマンさんがいた位置に行って
みました。レンズの向こうには一体どんな景色が・・・?

こんな景色でした。↓

な~んか、モデルさんが・・・(汗)ですが。
雲が放射状に伸びてて、とてもきれいでした。

わたしが1人でおさんぽしてた間、義父母と夫は・・・

家族団欒してました。(笑)

つづく