今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

アンコール

2005-04-16 19:35:49 | Weblog
さきほど電話が鳴ったので受話器を取ると、義母からでした。正確には、2歳半の甥っ子から。「物置で見つけた救急車で遊んでいい?」と、舌足らずの声が聞こえてきます。一瞬???なワタシ。義母がすかさず解説。つまり、義父母の家で物置を見ていたら、わたしの夫の子供の頃のオモチャの救急車が出てきて、それで遊んで良いかという許可を求める電話だったのです。(しつけの一環として、いつもこうしているのです。まずは持ち主に頼んで、いいよと言われてから使う、と。)
でも生憎今日は夫が仕事の日。朝から出ているので、許可を求めるのは無理。なので義母が「じゃあ、今日は気をつけて壊さないように遊んで、明日また電話しようね。」と折衷案を。

甥っ子は電話が好きで、電話で「ボンジュール」と言いたがる。義母がウチに電話をかけてる時にも、横から出てきてわたしたちに挨拶したがる。今時の電話は手ぶらモードが付いてるから便利ですね。受話器を持つ夫の横からわたしも「ボンジュール」と甥っ子に返す。
「ぺこにもボンジュールって言う!」と言い出す甥っ子。いや・・・それはどうかなぁ・・・ぺこはボンジュールとは返してくれないでしょう。でも一応試してみることに。受話器をぺこに向け、「ピェールがボンジュールって言ってるよ」とぺこに話す。すると・・・
「ぺこっ!」
自分の名前を言う、ぺこ・・・。(なんて都合のいい鳥なんだ・・・苦笑)
「ほら、ぺこがボンジュールって言ってるよ」との義母の言葉に甥っ子はすっかり喜んで、「アンコール、アンコール」と。(日本人の耳には「アコ、アコ」という風に聞こえます。)

encore アンコールとは、「もっと!もっと!」ってことなんです。おやつをもっと欲しがる子が「もっとちょうだい!」っておねだりする時なんかに言います。(観劇の時には使いません。)
日本語ですっかり定着しているこの言葉、もとはフランス語から来ているんだけど、日本語のアンコールとフランス語の encore とは使われ方が違うので、どんな時に使うのかを覚える必要性があります。「もっと召し上がりませんか?」とすすめることもできるし、「またアナタなの!?」とたしなめることもできるし。使われ方は色々あるんですが、「Encore! Encore!」となるとやっぱり子どもじみた言い方になりますね。

で、「もっと!もっと!」と言われてしまったぺこ、もう一度「ぺこっ!」と言い、それ以後は「ぺこが疲れるからもうダメね」と甥っ子に話してきかせました。そうしないと、甥っ子の「もっと!もっと!」は永遠に続くから・・・。