今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

大使館にて

2006-03-31 17:24:07 | Weblog

昨日、大使館に行った時の話です。

「在フランス日本国大使館」があるのは、凱旋門から伸びるオッシュ通り。
ほら、写真中央に何気に凱旋門が見えてるでしょ?
日本大使館のすぐ近くにはサウジアラビア大使館。
矢印でそれぞれの国旗を示してみたんだけど、わかりにくいねぇ・・・日の丸。

大使館に入る際には身分証名書が必要なので、パスポートが手元に無い今は
他の証明書を持参になります。(滞在許可証とか。)
入り口窓口にて。わたしの前に若い女性があたふたしながらカバンの中身を探って
いました。どうやら身分証明書がカバンの中で行方不明になったみたいで、
中身を窓口の脇にひっぱり出してはカバンを覗き込んで探してました。
わたしに気付いて「すみません・・・」と息を押し殺したような小さな声で言うので、
こちらも軽く会釈すると、ようやく出てきた彼女の身分証明書。
 大使館の窓口係りさん「どういったご用件でしょうか。」
 女性「え~っと・・・パスポー・・・ 旅券課にィ~・・・」
 大使館の窓口係りさん「それでしたら、1番の窓口へどうぞ。」
そして彼女は1番の窓口の方へ。
わたしも同様にして身分証を見せながら「パスポートを受け取りに来ました」と。

窓口の列に並んでいると、さきほどの女性がわたしの二人前に居る。
そんなことより、もっと驚くことが・・・
2番の窓口で話し込んでる女性、スカートが捲くれ上がっている!!!
(なんで??なんで??どうしてこんなことになっちゃってるの??)
薄手のロングスカートの下にはいてる黒いタイツが、太ももの上のほうまで丸見えに
なっています。
この信じがたい目の前の現実も実に不可思議なのですが、さらに信じられないのは、
わたしの前に並んでいる若い女性二人のどちらも、このスカートが捲くれ上がって
いる女性に何も言ってあげないということ。
彼女たちは、見て見ぬフリをしているのでした。
わたしが特別あちこち見渡していたから目についたのではなく、もう、これでもか!
ってくら目の前に足がむき出しになっているので、誰でも目につきます。特にわたしの
直前に館内に入った女性は絶対。というのは、わたしが館内に入り1番窓口目指して
歩きだした時、隣の2番窓口に後姿で立つ女性のその現状が目に飛び込んで来たの
だから。彼女に見えて無いはずは無い。
(一体どういうこと??なんで誰も言ってあげないの??)

幸い、その場にいた来客全てが女性であり、唯一の男性であった大使館窓口職員さん
の方からはその女性の後姿は見えていない。
女性の話が終わって振り向いたところをすかさず捕まえて、耳元で小声で「すみません・・・
スカートが・・・」と教えてあげました。
こういう話は教えてあげる方も教えられた方もぎこちないものなので、その後は目を
そらして何も無かった風に装っていたワタシ・・・。
でもでも、それを言うまでの間、ドギマギしました。他に男性の来客でもあったら
どうしようか・・・ってね。

なんでわたしの前にいる二人の若い女性たちは何も言ってあげないんだろう??
って疑問に思って彼女たちを見ていた時、最初に入り口の窓口で出会った女性が
ハイヒールを履いてるのにすんごいガニ股で立っていることに気がついて、さらに
ビックリでした・・・。(小柄で容姿もかわいい人だったので、さらにびっくり。)

いろんな「???」がアタマの中をぐるぐる回って・・・なんだか不思議ワールドに突入
したような気分でした。
でもやっぱり一番の不思議は、なんでスカートが捲くれ上がっていたのかという事。
いくら考えてもわからない、不思議現象・・・(謎)

さて、大使館を出た後。わたしにはある目的があった。
その目的の現場へと向けて歩き始めた時・・・こんな車を発見。

これは Smart Car に広告が付いたバージョンです。
(これを買うだか借りるだかすると料金が安いんだとかって聞いたような・・・)
今回の広告主は、リスのマークでお馴染みの「Caisse d'Epargne」(銀行)です。
ライオン・キングの時は、車体の所々に毛がふさふさ付いてましたが・・・
今回は、リスのしっぽ&耳が付いてる。

↑コレが広告内容です。
2006年3月13日から4月11日までの期間限定の保険商品の広告。
で、常々思っていたのですが、この広告期間を過ぎてしまった後ってどうなるのかな?
(やっぱりレンタカーなのかなぁ?)

続けて↓こちらも目に飛び込んできました。

家のバスルーム内にて糞をする犬・・・。
「え?お宅ではしないの? パリ市もあなたの住む場所ですよ!」
という感じの内容で、つまり「公共の路上で飼い犬に糞をさせた場合、ちゃんと拾う
義務があります。拾わなければ183ユーロの罰金です。」というパリ市の広告。
こんなにお金をかけて広告を出し、さらに、場所によっては無料配布の袋まで
道路端に設置しているとか。それ全部税金です。
そんなことまでしても一向に減らない、路上の犬の糞。

「日本じゃこんなに犬の糞がある場所って見たこと無いでしょ!?」と夫に
いつも話すのですが、夫は「日本人は犬なんて飼って無いんだ」とかテキトーに
はぐらかそうとします。日本でも、昔は路上に犬の糞が沢山あったように思います。
でも、ある時期に「犬の糞は子どもが触ったりして危険でもあるから、ちゃんと
飼い主が散歩の時に回収しましょう」という運動をしていたように思います。
それと同時に野犬狩りも行われていたような・・・。(わたしが子供の頃の話です。)
これで危険な野良犬がいなくなり、飼い主のマナーも良くなったので、路上から
犬の糞が消えたんじゃないかと。
その話を夫にすると、へ~ぇ・・・と。 ←(「へ~ぇ」じゃないんだよ!へ~ぇ、じゃ!)

大昔のフランスでは、水洗トイレが無かったため、便器の中に溜まった糞尿をアパートの
窓から外へ向かって投げ捨てていたそうで、それを路上に水を流して洗い流して
いたという話を聞いたことがあります。いまだに、古い石畳の道の真ん中には
排水のための浅い溝が残っています。(それで古い道だなとわかるのです。)
この不潔さが、中世ヨーロッパにおいてペストの大流行を生んだとか。
そんな基盤の国ですから、犬の糞を拾いたくないという基本姿勢があっても不思議
では無いです。かたや、日本は江戸時代にはすでに上下水道を分けており、トイレは
汲み取り式で、溜まった糞尿は郊外の畑への肥料として売っていたんだそうで。
清潔度が違いますね。(それには湿度の差も関係があるのですが。)

でも、こういう写真を見せられると誰もが「オエッ!」と思ってしまう。
かといって、路上の犬の糞は減らないのです。
愛犬家のフランス人の皆さ~ん、お~い!

そしてわたしは目的地へ向け、歩いて行ったのでした。(続く)


IC入り

2006-03-31 00:26:04 | Weblog

パスポート更新が完了したので、取りに行ってきました。

新型パスポート、どこがどう違うの?って思ってる人もいると思うので違いを説明。
まず、上の写真の中央部分に厚紙が入ってるように見える、これがICの入った
ページです。(厚さ1ミリ!)
従来のパスポートは、上着のポケットやズボンの後ろポケットに入れても違和感
なくぐにょっと曲がってくれたけど、コレはそうはいきません。
いずれにせよ防犯上よろしく無いので、パスポートはきちんとした場所にしまう
ことが大事ですね。

パッと見、何か変化があるかと言うと・・・

デザインは、ほぼ前と同じ。(写真右側が従来のパスポート。)
左側の新型パスポートには、下のほうに見慣れない記号がついてますね。
どうやらコレが「ICパスポート」を意味しているようです。
つまり、表紙を見ただけで一目瞭然なのですね。
両者、使用されている印刷インクなどに違いは見られるものの、デザインがほぼ
同じなので、そういう意味では全く違和感がありません。
ただ、硬く分厚くなっただけ・・・。

では、中身はどうかと言うと・・・

顔写真の入ったページの位置がわずかに移動しています。
そして、顔写真ページ全体に「ナナメにして見ると浮き出るホログラム」が仕込んで
あります。(あぁっ!ワタシの顔の上にさざ波がっ!!笑)

で、ちょうど真ん中のページに当たる部分に、例の「厚紙状態」のモノが挿入されて
おり、これがICページです

右ページがソレです。 (左ページに「26」とあるのは、ページ数です。)
全ページにわたり、一番下の部分(灰色でざっと塗りつぶした部分)に各人の
パスポート・ナンバーがパンチングされています。

ほとんど違和感は無いのですが・・・やはり、「旅券を曲げたり、ねじったり、重いものを
載せたり、衝撃を与えたりしないでください。」と書いてあると、ちょっとキンチョーしますね。
カバンの中に携帯と一緒に入れてて、うっかりそれを踏んじゃったとしたら・・・
携帯はなんとか無事かもしれないけど、パスポートのICページがバキッ!なんて
ことになっちゃうの~?って・・・(汗)
まぁ、それでもパスポートとしての役割は果たしてくれると言う話なので、大丈夫なので
しょうけれど。(なんのこっちゃ。)

ちなみに、パスポート受け取りに際して、このICチップに入っている情報を本人に
目視による確認をしてもらうことになっているそうで、わたしも実際に画面で見て
来ました。


サザエさんのストの理由

2006-03-30 16:20:59 | Weblog

昨日の夕方、このように底床を這い回っていたサザエさん。
(コケを食べておくれよぉ~ 嘆)
翌日こそは働いてくれると思ったのだけど・・・

一夜明けた今朝の様子。

ほら、見事にもぐってるでしょ?(汗) ←生きてますよ~


近くに寄ってみると、毛足までわかるくらいに石の上のコケが生長してます・・・


ホラ。すごいでしょ。
最低限のことしかしてない。これぞまさしく「フランス人」です。(笑)

わたしはなんと、不覚にも、「怠慢なフランス人巻貝」を購入したのであった・・・
ガーーーーン(汗)

今朝もいつもどおり、朝食をとりながら夫はテレビでCPEの話題を見る。
わたしは横目でサザエさんをチラ見する。
そして出勤前の夫、こんな状態のサザエさんを見ながら「CPEなら今すぐ解雇だ!
店に返してこい!」なんて言うもんだから、「CDI(終身雇用の正社員)なの~」と、
一応サザエさんをかばってみた。

しかし・・・
この尻拭いはワタシがするのだよ、サザエさん。
今日あたりでも、水槽丸洗いしなきゃならんかなぁ・・・
(何のために高いお金出してキミを導入したと思ってるんだい。)


サザエさんのストの理由をアレコレ考えてみました。
特に浮かばないのですが・・・
夫が気になることを言ってました。
サザエさんがストを起こす前の日あたり、なんと、プチ・コンが側面を這ってお仕事
しているサザエさんを「ぺこっ」と剥がしては落とし、剥がしては落とし・・・で
遊んでいたみたいだと。(汗) 3回くらいやってるのを見た、と言ってました。
(サザエさんのツノをくわえて引っ張り、剥がしてたらしい。おそるべし金魚の力!)
砂の上を這ってる貝をくわえるのならわかるよ、でも、壁面にピッタリ吸い付いてる
貝をだね・・・剥がすだなんてね・・・相当力が要るのではないのかい?
いくらヒマだからといって、貝で遊んじゃあイカンよ。
ちゃんとマスコットを入れてあげてるじゃないですか。コレで遊びなさい。

プチ・コンに玩ばれたことに怒りを表しているのか、恐れおののいているのか。
もしかして、やっぱり、コレがストの原因・・・?(汗)
またしても、プチ・コンめ!


サザエさんもフランス人

2006-03-29 16:58:16 | Weblog
昨日、水曜日にはフランス各地でストライキがあった。
パリでも多数のストがあった様子で、通勤などしないので公共交通機関を使わず
昨日一日を過ごしたわたしの目にも明らかに、「市役所のゴミ収集係がゴミ箱の中身を
回収に来ていない」ことや、スーパーの店員さんの顔ぶれがいつもと違うことなどで、
ストライキの一端を感じたのであります。
(ゴミ関連は、収集係のストかもしれないし、スーパーは、遠方の人が出社できなかった
ので近隣在住者が代理で出てたのかもしれないし。)

あ~、フランスってなんでこうストが多いんだろうか・・・と嘆いていたら、実は・・・
ウチでも密かにストライキを決行しているヤツがいた。
なんと、それは新入りのサザエさんであった・・・。

昨日は朝から全く動きもせず。
このように、砂の中に身を隠して(?)ずーっと夜まで。
死んでるのか?と一瞬疑ったけど、これはどう見ても「死に様」ではなく「隠れてる」
もしくは「寝ている」様子。ということで、静かにしておいてあげることに。。。

水槽を上から見たら、こんな感じ。↓

ホラ、ちゃんと砂の中に潜り込んでるでしょう?

これは一体どうしたことか。
腹痛による欠勤なのか、はたまた雇用形態に文句があって無言の抗議行動をしているのか。
(それとも単なる食べすぎか・・・?)
こういう時、「もの言えぬ生き物」は困りますね。何か言ってくれなきゃわかんないじゃん!
って思うけど・・・(汗)
一体何が原因でご機嫌ナナメなんだ~?

そして夕方に水槽側面を見てみると・・・

コケがこんなに増えてる!
でもよーく注目してください。下の方、つまりサザエさんが以前舐めてた辺りは
まだピッカピカです。つまり、このコケはサザエさんが通過した時にはまだちっこい苗
状態で、サザエさんは見向きもしなかったコケなのでしょう。それが今やこんなに立派
に成長して・・・(いや、嬉しくないけど。)
サザエさん通過地点はまだピカピカ、ということは、3日やそこらじゃ新しいコケは
生えて来ないということだと思います。

えーと、昨日はサザエさん欠勤につき、お仕事ぶりが写真に撮れませんでしたので、
その前にお仕事していた「跡」をお見せします。↓

写真真ん中あたりにある大きめの石の部分、なんだかうにうにとした線がうっすらと
見えますか?
実はコレが・・・「サザエさんが歩きながら食べた跡」なのです。

わかりづらいかもしれませんので、もう一枚。

見事に「左右往復運動」しながら芝刈り機状態でコケを取っていった様子がよくわかると
思います。(うにうにした線が、サザエさんがコケを食べて透明になった部分。
それ以外のちょっと白っぽく見える部分はコケがまだうっすらくっついてる部分。)


今朝のサザエさんの様子を見てみたところ、場所移動してまして、水槽前面の
砂との境目に張り付いてました。で、朝食を食べながら時々チェックしてたら、
徐々に砂の中へ沈みこんでいってる様子で・・・・・・・・(汗)オィオィ
しっかり仕事をしておくれ~
(1匹じゃ足りないのかな?)

パン・デピス

2006-03-28 22:45:52 | Weblog

月曜日にパン・デピスを焼いた。
Pain d'Epice と仏語で書きますが、日本語に直訳すると「スパイス・パン」となります。
一体何かと言うと、スパイス・はちみつ・ライ麦粉を使って作ったケーキです。

バリエーションはフランス国内各地さまざまあるようで、わたしが作っているのは
フランス菓子の本に載ってたレシピ、ディジョン市(Dijon)のものです。

「そうだ、昨日のパン・デピスをブログに載せよう・・・」と思った時、あることに
気がついた。それは・・・
「あれ? そういえば、一年くらい前の今頃、パン・デピスを焼いた記事を載せたこと
あるんじゃない?」
過去記事を見てみました。ありました、ありました。
約一年前のワタシの作った パン・デピス です。
(そっか、あの時はクッキング・タイマー使ってて、けたたましい音を鳴らしてた
んだっけ・・・笑)


一年前のわたしと比べて成長した点はあるのだろうか・・・?
変化を見てみよう。

変化その1: 「中身がぎっしり入ってる。」
  これは、一番最初に作った時に、たまたまドライ・アプリコットしかウチに
  なかったからっていうのもある。いや、たまたまドライ・アプリコットまるごと
  一袋あったがためにそれを消費しなければならなかったというのが実際。
  そして今回は・・・「いつかこれでパン・デピスを作ろう」と思って前もって
  去年買ってたセミ・ドライフルーツを使った。変色してた・・・。(汗)
  中身はぎっしり入っているが、“家にある古いものを使ってる”という点は
  まったくもって成長しておらず。(汗)

変化その2: 「オーブン・ペーパーを使っていない」
  去年はペーパーを型に敷いて焼いたけど、今年は使っていない。
  その理由は・・・つい先日、切れたから。(笑)
  ていうかねぇ、去年このパン・デピス作る時くらいに買ったはずだよ、この
  オーブン・ペーパー。それが今頃無くなるということは・・・1年で1箱。
  それって、遅くないかい?
  (わたしはそんなにまで料理をしない人間なのか? 汗)
  
パン・デピスは本当に久々に作ったので、もう1年前の新鮮な気持ちはすっかり
忘れてました。(グラサージュが乗ってただなんて完全に脳から消え去ってたし。)

一年経った今では、オーブン自体に付属の機能を使ってキッチン・タイマーが
利用できるほど成長したわたし。しかし、ぺこは相変わらずその「ピピッ! ピピッ!」
という機械音に反応して鳴くのでした。(笑)
「あれはニセモノの鳥なんだよ~」って言っても、ぺこにはわからない。

さてさて。
肝心のお味のほうは、1年経って成長したのでしょうか?
今回は茶色いお砂糖(sucre roux)を入れたので、味に微妙な変化が出たかも?
でも蜂蜜の種類だって違うし(今回はアカシア)、今回はフルーツぎっしりだし、
やはり味は変わって当然でしょうね。

今回、製菓用のアーモンド(無塩)を入れました。無塩なだけでなく、多分、干した
だけの(炒ってない)アーモンドなのかもしれません。食感がちょっとしとっとしてる
というか、噛むと歯にくっつく感じ。で、夫はコレを「ちょっと硬いような」と言って
ました。炒ったアーモンドはサクサクするけど、と。(確かにね。)
挙句、「アーモンドが大きすぎるんだよ。もっと小さく刻めば良かったんじゃない?」
などと言う。
オイオイ、夫よ。わたしはこの断面の「アーモンドがころころしてる姿」が面白い
と思って、丸ごとのアーモンドを入れたのだよ。
(「まるで薄切りのプラスティネーションのようで面白くないかい?」とは言わなかった
けどね。苦笑)←興味ある人は、「プラスティネーション」と入れて画像検索っ!
あ、脱線しちゃった・・・(汗)
話を味に戻します。

ドライフルーツ各種は、セミドライなのかどうか確信は無いものの、パックされた状態で
モノプリで売られてたのを見た時点で、「これは・・・完全に乾ききってはいないぞ」と
思えたので、=セミドライ ととらえて購入。実際に封を切って食べてみると、しっとり
柔らかな感覚のドライフルーツ。果物の甘みが濃縮されているけれど、しかしながら
水分は適度に残っている。これはまさにケーキ向け!
この中の「干しいちじく」がパン・デピス食べてて当たるとなかなか面白いです。
ぷちぷちっ! と種がつぶれる食感が楽しいのです。

やっぱり中身はこれくらいぎっしり入ってるほうがいいな~と思ったわたし。

義母が作ったパン・デピスはこれまた美味しくて、オレンジ・ピールだけが入ってました。
クリスマス市でパン・デピスを売ってる屋台に出くわした時には、ケーキ自体に
オレンジ味がついてるパン・デピスもありました。中にオレンジ・ピールなどは入って
いないのです。でもこれまた非常に美味しかったです。(ディジョンのだと書いてあり
ましたが、ディジョンのレシピにもいろいろバリエーションがあるのでしょうか。)


ルソーの描いた「パリのジャングル」(上)

2006-03-28 19:02:22 | Weblog

日曜日に「ルソー展」を観に行った時のこと。
メトロを乗り継いで会場のグラン・パレまで行く間、駅構内のあちこちでやたら目に
ついたのが、「Le Petit Prince」(星の王子さま)の演劇のポスター。
「星の王子さま」を演劇でやってるのを見て、果たして面白いんだろうかね?って話を
しながら、会場へ着いた。

展覧会タイトルは「Le Douanier Rousseau  -Jungles à Paris 」で、Le Douanier とは
日本語訳では“税関吏”となっている。(パリの入市税関の職員だったらしい。)
彼が画家として活躍する以前の彼の職業が彼の名前に冠されて、あだ名として
用いられているらしい。「税関屋ルソー」とでも言うのかなぁ・・・。
“現役公務員画家”として画家の人生を歩みだしたルソーは、しばらくして早めに退職し、
本格的に絵に集中する生活を送り始めたようです。主な作品は、その「退職後」に描か
れたものだとか。
(ウィキペディアによるルソーの記述はこちらです。)

恥ずかしながらわたしは全く知らなかった、ルソーの過去。
彼は“おカタい”公務員で、日曜画家としてスタートしていた。しかもけっこうな
年齢になってから絵を描き始めている。
彼が魅了されたのは、異国の動物や、異国の植物たち。
パリでは植物園や動物園、博物館などで、そのめずらしい動植物たちの姿・形を
目にすることができる。(それは今でも同じだし、ルソーの生きていた100年以上前でも
そうだったらしい。)
ルソーがインスピレーションを得たのは、彼が何度も訪れたパリの植物園、そして
自然史博物館にある動物の剥製など。それから、数々の写真絵葉書など。
彼は生涯を通じて“海外旅行”をしたことが無かったそうです。
なのに、こんなにまで「異国」に魅了され、異国の風景を描こうとした。

「 Cheval attaqué par un jaguar (ジャガーに襲われる馬)」 1910

いやぁ・・・この絵、見てくださいよ。
真ん中には、ジャガーに襲われている白馬が描かれていますが、全くもって
「緊張感」のかけらもありません(笑)
獰猛なジャガーに噛み付かれて今にも死なんとしている馬が、「目がテン」だなんて・・・
(見てるこっちが目がテンになっちゃいましたよ、マジで。)

これは1910年の作品。
ルソーは1844年に生まれ、1910年に亡くなっています。晩年の作品ということですね。
で、1910年当時、彼は66歳だった。(筆の勢いが衰える年齢とは思えないけれど。)
目がテンになってる白馬に必死でしがみついているのは、獰猛なジャガーというより
むしろ「瀕死の年老いたジャガー」といった感じに見受けられる。
息も絶え絶えに 助けてぇ~ と言っているのはむしろジャガーの方ではないかと
思えるくらいに。(実際、ルソーは迫力満点で動物を捕らえるジャガーなど見たことが
無かったのでしょうから。)


で、ルソーの絵でいくつも気になった点があります。
そのうちの1つが、サイン。

(アンリ・ルソー)
先ほどの絵の右下に入れられたサイン。筆記体で丁寧に書かれているでしょう?
しかし、名前の下にあるヘビみたいな線は一体・・・?(汗)


「 Joyeux Farceurs (ご機嫌な“いたずら好き”)」 1906

こちらは、サルが数頭。リュウゼツランやライラックかと思われる植物に囲まれて
ナゼか掃除道具(熊手)や瓶(牛乳瓶だそうです)を持ってます・・・(謎)
絵の中央右寄りには、この写真ではわかりづらいですが、実は猛禽類が描かれて
います。(かなりヤル気なさげな猛禽類・・・。)

こちらの絵も、サインを見てみましょう。左下にホラ・・・

(アンリ・ジュリアン・ルソー)
ミドルネームが加わってます・・・。
毎回やたら丁寧に書かれているサイン。ピカソのサインなんかと比べてみてください。
ピカソなんて、サササッて2秒くらいで書いたようなサインですよ。
しかしこのルソーのサインは、短時間の間、息を止めて書いたかもしれない、曲がらないよう
気をつけながら書いたかもしれない、そんな“慎重さ”を感じさせる筆。
名前の下のうねうねの線が、こちらのサインでは「結び目」か何かのように見えます。


「 La Chermeuse de serpents (ヘビを誘惑する女性)」 1907

美術の教科書なんかでお馴染みのこの絵、とてもバランスの良くとれたステキな絵
だと思います。
画面下方(手前)に見える草や、白い斑入りの長い葉など、意匠化されて描かれた
植物たちは、クリムトなどの「意匠化」とは違って、むしろ古い宗教画などを思わせる
ような気がします。(“型”とでも言うのか。)
中世の宗教画やタピスリーなど、草はこんな感じです。
一見稚拙に見えるのですがそうではなく、バランスがよく取れていて、よく見ると
森の中に鳥が隠れているのも見えてくる。(こういう“お楽しみ”を発見するのが好きです。)
明暗のバランスも良く、画面に温度を感じます。

さて、またまたサイン・チェック!

(アンリ・ジュリアン・ルソー 1907)
またしてもミドルネーム入り、そしてうねうねの線付き。
さらにその下には「1907」と制作年も入っている。
相当丁寧に書かれたサインだと思われます。
右下にサインを入れるのは、特にこんな長いサインだとしたら、入れる前にまずは
「このへんから書き始めたらちゃんと入るかなぁ~?」って想像するところから始まる
と思うのですが、わたしはよくコレで失敗して、思った位置に書けずガックリくることも
あるのですが(笑)、ルソーさんはなかなかやりますね、きっちり収めてます。
しかも苗字である Rousseau の始まりの R をひときわ大きく書いています。
このあたり、わたしには、どうにも「自分の絵を一枚描き上げた満足感」のように
思えて仕方が無いのです。
アマチュア画家が、ある意味自己満足の境地に陥り、「やった!完成した!」と心の中で
叫んで入れたサイン・・・そういう風に見て取れる。
いや、コレは決して非難しているのではなくて、そんなルソーさんに温かみを感じる
のです。

彼は絵描きになる前は公務員で、普通の定年よりも早めに退職して画家として絵に
専念しはじめたらしいのですが、それでも、人生の後半に入ってから絵筆を取った人です。
同時代に活躍していたピカソなど、いかにもな「芸術人」たちとは違います。ルソーは
作品数が少ないようですが、それもまた、彼の人生を物語っているように思います。

(続く)

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<蛇足的補足>
本文中に「リュウゼツラン・・・」と書いてしまいましたが、やはり気になって
調べてみたところ、サンセベリア(チトセラン)という名の観葉植物として
日本にも入ってきているもののようです。
原産地は熱帯アフリカ。
写真を見たい人は、「サンセベリア」と入力して画像検索してみてねっ。


うちのサザエさんについて

2006-03-27 17:48:25 | Weblog

「サザエさん」の名が思わぬ誤解を生んでしまっているようなので、ここらで改めて
うちのサザエさんを紹介しますね。

本名は イガカノコ貝 と言います。
一般的に「サザエ石巻貝」という名称で熱帯魚店にて売られているようですが、
これは「サザエのようにツノを持った外見の、石巻貝に似た貝」という、全くもって
いい加減な名称のようです。
(「石巻貝」と「カノコ貝」は別物だそうですから・・・。)
汽水に生息する貝ということで、水槽内に塩を少し入れてやると長生きするらしいです。

楽天でも売られていました。
6匹で730円だそうです・・・(ウチのサザエさん1匹分の値段・・・汗)
10匹で990円・・・・・・。

こちらのサイトのページ後半部分にて、淡水水槽の貝類をいくつか見ることが
できますよ。
うちのサザエさんは「イガかのこ貝」として載ってます。(こちらの写真では黒いですが。)
そのすぐ下に、普通の「石巻貝」も載ってます。
サザエさん購入の際に、こちらのサイトの石巻貝の下に載ってる「レッドラムズホーン
にしようか一瞬考えたんですが、あまりに子沢山になられても困るのと、その名のとおり
赤く透けてる体がちょっとキモかったので止めました。
もともと一番最初は「ゴールデンアップルスネール」が欲しかったので、結局黄色の貝に
魅力を感じたのです。
なんかね、水槽内の動くアクセサリーって感じで。見ててカワイイです。
(なので、あえて黄色面積が多い固体を選んで購入しました。)


今日はお誕生日

2006-03-26 19:02:45 | Weblog

本日、3月26日、めでたく34歳を迎えました。

実は昨夜、夫に「サザエさん」の存在がバレまして・・・(汗)
水槽前面のかなり中央付近をうにうにとさまよっていたサザエさんに、さすがに夫が
気がついて、「なんだコレは!?」と声を上げました。
(夫はわたしと結婚して5年目になろうとしているので、もうこれくらいの事では驚きません。)
最初、(もう3年も前かな?)水草を買った時にくっついて来た貝を水槽内に発見した時
にはわたしもビックリして、そのまましばらく飼ってたらどんどん繁殖して・・・という
恐ろしい事態に陥ったことがあったので、夫は「貝とはいかなる生物か」ということは
すでに把握しているのです。
そして、その「貝」らしきものが、今まさに自分の目の前にいる・・・

夫はわたしに追求します。
「一体いつ買ったの!? いくらだったの!?」(←呆れ顔です。苦笑)
「実は水曜日にね・・・」と白状したものの、値段については頑なに沈黙を守り通した。
すると夫も慣れたモノで、そのうちに「いや~、10ユーロもしたなんてねぇ・・・」とボヤきはじめる。
わたしがついうっかり「そんな高いわけないじゃん!」と反論すると、夫がニヤリと笑う。
ハッ!しまった!夫のテにひっかかった・・・・・・(汗)
(誘導尋問、ですな・・・。)
またしても、貝のように固~く口を閉ざすワタシ。

いやいや、そんな痴話喧嘩の話では無いのです。
今日はお誕生日。
何をしようかな~?と二人で考えた末、美術館に行くことに。
(夫が「アンリ・ルソー展」に行きたがっていたので。わたしも行きたかったし。)
今日は「時計を夏時間に合わせる日」なので、昨夜寝る前にすでに、あらかじめ時計を
セットし直して寝ていましたから、いつもより1時間行動が早めな気分です。
つまり、本日の午前2時、フランスの公式な時間が1時間早まる(=午前3時になる)
のです。いつもどおりに朝起きてみたけど、なんだか時差ぼけ気分かも。自分の誕生日
なのに、早起きしちゃったからってわざわざパン屋さんへパン買いに行っちゃったしね・・・。
普通の人ならば「今日はゆっくり寝て・・・」という日なのです。体内時差調整をするのです。
でもわたしたちは違います。朝早くから支度をし、張り切って美術館へ!

会場の「グラン・パレ」に到着~。
まだ朝とは言え、一応少しは行列してました。
わたしたちも入場制限待ちの行列に加わり、しばしぼーっと↓入り口を眺める。

この写真の中央に、1900 という数字が見えますか~?
1900年のパリ万博会場として、このグラン・パレは作られたそうです。それで1900。
(彫刻の右下には、1899という数字とサインが。彫刻家のサインでしょうね。)

20分くらい待ち、ようやく入場。

入場券です。(日本のテレカみたいです。)

展覧会は、なかなか良かったです。
そしてちょっとした発見というか、空想が・・・。(これについてはまた今度書きます。)

展覧会を楽しんだ後、家に戻ってのんびりゆったり過ごしました。
食事は夫が作ってくれるし、ラクチンだ~(笑)

そして夜になり、テレビで何も面白い番組が無かったので、早めにベッドに入って
読書してから寝ることに。
読書後、時計を見ると23時近かったので、もうそろそろ寝よう・・・と思って目を閉じる。
(しかし、時計は23時だけど、昨日までの時間で言うと22時ってことだから・・・)

「眠くない・・・・(汗)」

そして、ウチに面した裏通りから、やたら話し声が響いてくる。
若者数人が飲みながら話をしている様子。やたら大きな声なので、寝室は防音加工の
2重窓なのに、防音加工されていない窓使用のトイレの方から音が伝わってくる・・・
さらに追いうちをかけるようにして、近々新月であることをなんとなく感じる・・・(体感です。)

これは、時差ぼけか?

さらにひどいことに・・・
23時30分に、なぜか突然電話が鳴り、ファックスが1枚流れてきた。
何なんだ一体~! 今、夜中だぞっ!
そう思いながらもベッドをぬけ出てファックスを見てみると・・・
「お誕生日おめでとう  ママン」と書いてある。(汗)
母よ、娘の誕生日を忘れて「あっ!」と思って、でも時差があるからまだ間に合うだろうと
日本時間の翌朝送ってきたことはバレバレなんだよ。しかも、こちらが夏時間に
切り替わって「いつもより1時間早く寝ていること」に気がついてないのよね。
(夜10時半頃だろうからまだ起きてるだろうと思ってFAXしてきたに決まってる。)
もうわたしには「おじーちゃん&おばーちゃん」は誰一人生き残っていないから、
真夜中のファックスだって心臓ドキリなんてしないよ~。

そんなこんなで、誕生日の夜は、寝つきの悪い夜を過ごしたのでした・・・。
(そして月曜の朝、非常にけだるい気分で起きました。)


週末は楽しく

2006-03-25 16:00:40 | Weblog

今日は土曜日。いつもの週末のはじまり・・・じゃあ無いんです。
明日、日曜日はワタシの誕生日なのだ~。
ということで、夫が朝からアレコレ支度をしてくれています。ふふふっ。

夫に料理全般を任せ、わたしはようやく訪れた「春」を謳歌するため、久々に中庭にて
「土いじり」をしました。小雨こそ時折降っていたけれど、気温は15度以上。もう春です。

すると、午前中にわたし宛に郵便物が2枚。
義家族からわたしへのお誕生日のお祝いカードでした。

どちらのカードにも甥っ子の「絵」が。
二つ並べて置くとカワイイです。

夫は朝から忙しくあれこれ料理の下ごしらえをしています。
何を作っているのかと言うと・・・「生パスタ」と「レモン・タルト」です。
つい数日前、KitchenAidのお料理の本(プレゼント!)が届いたのですが、その中に
パスタやタルト生地の作り方の載ったレシピが沢山入っていたんです。
それを読んで、やる気満々の夫。(KitchenAidを使ってみたいだけなんだと思うの
ですが・・・。)
今夜、まだ誕生日の一日前なのですが、「お誕生日ディナー」をやろう、と夫が
提案してくれました。メニューは「手作りパスタ&手作りタルト」です。
楽しみ~!

午後、わたしがお昼寝してる間に夫がパスタの麺を伸ばして切ってました。
伸ばすのも切るのも、機械です。なんかメッチャ楽しそうにやってます・・・(笑)
で、できた麺がコレ。↓

しばらく干しとくんだとかで・・・苦肉の策で、ハンガー利用・・・です。
(干す方法までは本に書いてなかったらしい。やたらくっつきやすい麺なのです。)

いつの間にか、タルトもパスタも完成してました。
乾杯は、わたしの希望でシャンパンではなく「甘口シードル」で。

手前にあるのは Brie と ミニReblochon チーズ。(どちらもスーパーのですが・・・)

シードルは、りんごの発泡酒です。
4.5度と、ワインなどよりも軽くグイグイ飲め、そして甘く優しい香り~。
色は「100%アップルジュース」な色です。

シードルのボトルに巻いてあるモノは・・・
お友達のT子さんが遊びに来てくれた時にお土産にもらったもので、シャンパンなどを
冷やしておくボトルクーラーです。本来は多分・・・ピクニックとか屋外で使うものなんだと
思いますが、ウチでは室内で利用してます(笑)
冷凍庫で凍らして使うので、保冷効果バッチリ!
シードルも、最後まで冷たく美味しく飲めました。
(T子さん、使ってるよ~。ありがとね~♪)

食前にまずシードルから始め、前菜としてアボカドを。
(あっ・・・何故か後ろに“柿ピー”がっ!! 笑)

さて、いよいよ夫のパスタをゆでます。
なんだかうどんみたいですが・・・

タップリ沸かしたお湯に投入!
ゆでる・ゆでる・ゆでる・・・・・・・・
何分経っただろうか?
けっこう長い時間ゆでた気がするのに、麺は一向にゆで上がった感じにならない。
「おかしいねぇ~」
夫が長時間ゆでるために火加減を小さくしたので、わたしが強火に戻してグラグラゆでる。
わたしが火をみてる間、夫は例の料理本を開く。そして・・・
「あっ! “5番”まで薄くしろ、って書いてあるよ~」などと言う。
薄さ設定が1~5番まであるらしく、2番から初めて5番まで少しずつ薄くしていくん
だそうで・・・「2番で伸ばす」という所までしか生パスタ生地作りのページには
書いてなかったらしいのです。しかし、この平麺を作るページには、ちゃんと
「5番まで徐々に薄くしていく」と書いてあったらしい。(そしてその後に、切断機を使って
細切りに・・・。)
夫は・・・極太の平麺を作ってしまった・・・(汗)
ま、太いだけであって味に変わりは無いだろうから、と夫をなぐさめ、麺をゆでるワタシ。

かなりの時間、ゆでました。
(15分くらいはゆでてたかなぁ・・・汗)
ようやく“アルデンテ”と思えるくらいになったので、気持ち早めに打ち上げました。
完成っ!

自分の好きな味で食べてみたかったので、パスタ・ソースはわたしが担当。
トマトと茄子をオリーブ油で炒め、バルサミコ酢風味で仕上げました。生バジルの葉
も入れてます。
お味のほうは・・・

ん~!美味しいっ!

麺のゆで具合は「ちょっとゆで過ぎ?」になっちゃいました。
(余熱でさらに加熱が進んだようです。)
しかしまぁ、打ちたての麺をその日にゆでて食べるのですから、美味しかったですよ。
ホント、うどんっぽい味って気がしました。(何故???)
わたしの作ったソースも、手前味噌ですがなかなかの味で、生パスタとよく合ってて
美味しかったです。

さて!お待ちかねの・・・デザートっ♪
夫が愛情込めて作ってくれた「レモンタルト」で~す。

一口食べてみて・・・「う~ん!!(激)ウマっ!!」
二人とも、顔を見合わせて叫びましたよ、「セ・ボン!」ってね。
生地から全て手作りすると、やっぱり美味しいね。
(ってワタシは何も作ってやしないけど・・・笑)


味には大満足!
でも・・・夫はこの写真には満足していない様子。
「この美味しさが、この写真では伝わらないじゃないか!」と言っております。
(のっぺらぼうで、美味しくなさそうに見えるらしい。)
ということで、記事内で美味しさを強調しておいてくれと言われました。(笑)

レモンを5個も使っており、かなり酸味が強いのですが、砂糖もかなりの量(200g?)が
入っているので、バランスが取れてちょうど良い味になってるんです。不思議~。
で、卵が・・・このタルト全体の卵使用量が、「8個」なんだそうです。バターもタップリ。
というワケで、かなりリッチなタルトです。
しかし・・・お互い、「太る」という言葉を忘れて食べてました。
お誕生日なんだから~♪ ってことで、まぁ・・・ひとつ。
(笑)

ちなみに・・・ここに登場しなかった「誕生日プレゼント」について疑問に思っておられる
みなさんへ。
実は、今年の誕生日プレゼントはちょっと変わっています。
(あ、サザエさんじゃないよ!笑)
来る夫の誕生日(5月)とわたしのを合わせて、4月末の連休に小旅行をすることに
したんです。その旅行が「二人の誕生日プレゼント」ってことで。
もうチケットも買い、ホテルも予約してます。
行き先は・・・「コルマール」です。
アルザス地方のとても感じの良い小ぶりな街で、“小ヴェニス”と呼ばれているんだ
そうで、運河があるらしいです。
というワケで・・・プレゼントはもうちょっと先なのです。


(続)サザエさんの様子

2006-03-24 16:31:02 | Weblog
今日もサザエさんは元気に活動中です。
(昨日撮影した写真をもとに、サザエさんの様子を書きますね。)

昨日と一昨日の様子を写真で比較。(「昨日=一昨日」、「今日=昨日」です・・・)

ちゃんとコケを食べてくれているのが、おわかりでしょうか?

実際にコケを食べている最中のサザエさんに直撃っ!

わかりますか~? 口を開けたところと、閉じてるところ。そして歯も・・・
(ウチのデジカメ古いんで、これ以上良い画像は撮れなくて・・・ゴメンナサイ。)
これが昨日の午前中の様子。
この後しばらくほったらかしにしておいて、午後にまたじっくり観察しようと覗いてみたら・・・
サザエさんは大移動してました。

赤い○で囲んだところが、石の上に生えてきたコケです。
食べてくれるかなぁ・・・
(今までは、金魚鉢掃除の度に歯ブラシで擦ってきれいにしてました。)

で、午前中にお仕事していらっしゃった場所を夕方にまた見てみると・・・

さらに磨かれていました。
おわかりでしょうか、左半分がまるで禅寺の床のようにピッカピカになっております。
右半分は未処理の様子です。

サザエさん投入後、1日半が経過。
夫はまだ、「家族が増えたこと」に気がついていません・・・(汗)

サザエさんの様子

2006-03-23 20:17:11 | Weblog

ウチにやって来てからのサザエさんの様子です。
(これはまだ昨日の夕方の時点。)


プチ・コンのどアップ!(笑)  サザエさんは石の上に・・・

サザエさんのツノツノは、4本だと思っていたけれど・・・写真をよーく見たら、

緑色の矢印で示したのが、アクリル水槽側面に生えるコケ。
前回の水槽掃除の際にスポンジで擦り落としたんだけど、砂との境目は、あんまりいじると
砂がアクリルに傷をつけると思って、そ~っとやったのでキレイに掃除しきれませんでした。

昨夜はこんな感じで、この石周辺をうろうろしては、ビミョーに生えてると思われる
コケを食べてたサザエさん。
夜になって夫が帰宅しても、サザエさんには気がつきませんでした。 (ホッ・・・ 汗)

そして、一夜明けて。

水槽上の電気(植物育成用ライト)を点けて、水槽内にようやく「朝」が。

しかし、サザエさんはまだ寝ている様子・・・ (ぐー。ぐー。)
わかりますか?口が閉じてるんですよ、口が。そして、写真では判りませんが、動いて
ないんです。(なので寝てると思います。)
水槽の砂の表面ギリギリの所にうっすら緑色の線がありますね。
これが、前回掃除しきれなかったコケです。これを食べて欲しいんだけど・・・

2枚ほどフラッシュ撮影してたら、サザエさんが行動を開始しました。

みなさん、口が開いてるのが、わかりますかぁ~~~???
人間がごはん食べる時みたいに、ちゃんともぐもぐ口を動かしてるんですよ。
(しかも、ちゃんと歯があるらしい・・・)
触覚も、うねうね動いてます。

しっかり活動してるサザエさんを横目でチラ見しながらの朝食。
夫、全く気付いていない・・・


さぁて・・・いつ告白しようかな。(汗)


新しいタンクメイト

2006-03-23 16:13:14 | Weblog

我が家のニュー・フェイスの紹介です。
(って、ぺこじゃないですよぉ~!)
写真右側に見える定規の上にいる、黄色と黒の縞々の、わずか1cmほどの物体です。
コレが昨日買ってきた「サザエ石巻貝」です。
この大きさで、1匹5.3ユーロもした・・・ (←700円ぐらい)
(なんでキミはそんなに高いのだ!!!)

サザエというのは見た目からつけられたものと思われます。
ツノツノが、まさにサザエっぽい。
(一応、淡水魚水槽のコケ取り名人として知られているのですが、実は汽水性の
貝らしいので、淡水内ではあまり長生きしないとかいう記述をネットで発見しました・・・。
塩でも入れてみようかな・・・)

では、「サザエさん、入りま~す♪」   ポチャッ・・・!

水合わせなどせず、いきなり「ポチャッ」と投入しちゃいました。
サザエさん、最初はビックリして「裏返したアワビ状態」でしたが、そのうち落ち着きを
取り戻した様子。冷静になって“重力方向”を感じ取り、地面方向に足を伸ばして
起き上がろうとしています。

で、タンク内にお仲間が増えたプチ・コンはどんな様子かな~?と見てみると・・・

プチ・コンは何をそんなにビビッているのでしょうか(汗)
真剣に隠れてます。 ←コレでも、ね(笑)
この状態で、数分間出てきませんでした・・・ 何がそんなに怖いのか?
普段、水槽内にワタシがいきなり手を突っ込んでも怖がらないプチ・コンだけれど、
サザエさんのツノツノが見えて怖かったのかなぁ?
(確かに、強そうには見える。)

サザエさん、起き上がり完了。

「ふぅっ」と一息ついた泡ではありません。
どうやら、貝投入の前にしばらく空気中に出していた間に、殻のスキマに空気が入って
いたらしく、それが起き上がり途中で殻から出てきて、さらに足のあたりの粘液に
くっついたものと思われます。(泡は、写真を撮る寸前までは3連でくっついてました。)

しばらくして、ようやくプチ・コンも気を取り直した様子。

いつものように元気に泳いでます。(黄色い矢印の場所にサザエさん。)
一体、何が怖かったん?(謎)

さて、こちらが花屋さんで買ったホテイアオイさんです。↓

前回は、プチ・コンに根っこをズタズタにされた挙句、ホテイさん部分まで齧られて
しまい、大損害を被った後にお亡くなりになったホテイさん・・・
今回は別容器にて育てることに。
植物育成用ライトの光がちゃんと当たる範囲に置いたので、このままなら水だけでも
ちゃんと育つんじゃないかと予想してます。

昨夜、会社から戻った夫、ホテイさんを見て驚き、「いくらだったの???」
「まさか魚は買ってないよね!?」ときた。
(なので、サザエさんはまだ紹介してません・・・・ 苦笑)


寄り道しちゃった・・・

2006-03-22 23:39:15 | Weblog

凱旋門に近い場所にある日本大使館から戻る途中に、寄り道しちゃった~。
(↑計画的犯行。)

目的は、「公園を横切ること」「花屋を覗くこと」「魚屋(熱帯魚店)を覗くこと」です。
小雨が降っていたけれど、大使館を出た後、目的地へ向かってゴー!

まずは公園。
これは大使館のすぐ脇に入り口があります。
モンソー公園(Parc de Monceau)という古く大きな公園で、今はこのご近所に住むお金持ちな
人たちのお散歩の場、子供たちの遊び場、若者たちの憩いの場として活用されてます。
今日は雨降りなので人がほとんど居なかったけど、天気の良い日には人で賑わってます。
今日は、そんないつもの「ざわざわ」した人間の音ではなく、セイヨウクロウタドリ(merle)
の爽やかな鳴き声を楽しみながら歩くことができました。雨が少々降ってても、鳥たちは
元気に活動してます。
そしてなんと、ジョギングの人たちも元気に走ってた。。。
(大きな公園なので、園内でぐるぐる回ってジョギングする人がけっこういるのです。)

モンソー公園を出るとすぐ、「Monceau Fleurs(モンソー・フラワー)」という花屋の
チェーン店(の本店と思われる)がある。
フランス各地に散らばるモンソー・フラワーは、安い花屋さん。しかし花の質は各支店に
よってバラつきがあると思う。この本店と思われる、モンソー公園脇の大きな店が、
わたしが知ってる中で一番、売ってる花の質が良いし、とにかく安い。
パリの花屋さんの中では、ここが一番安いと思う。
気候の良い時期には、夫と二人でたまにモンソー公園までお散歩に来て、そしてこの
花屋を覗いてから帰宅するのがお決まりのパターン。
今日はなんと、あじさいの小鉢を大量に売っていた。(しかし、高すぎる・・・)
その脇に存在なさげにパック売りされていた水草に目が留まり、ホテイアオイを購入。
わたしは実はあんまり好きじゃない、コレ。でも夫が好きなんです。
そういえば・・・去年も確かコレを買って・・・(プチ・コンにヤラレたのだった。)
あの日も雨が降っていたなぁ、と↓1年前のことを思い出した。
2005年5月2日に記事にしてます。)
しかし・・・1年前にも似たような内容をすでに書いていた。
ワタシって進歩無いのね・・・(汗)
去年プチ・コンに丸坊主にされちゃったホテイさんは、あの後で別容器に移して
屋外にて静養させてみたけど、結局・・・とろけちゃいました。(汗)
さて~。今回は、大丈夫かな???

花屋さんではホテイアオイ(3.5ユーロ)を1つだけ買い、そのまま外へ出て・・・
魚屋(←熱帯魚店です)へ直行っ!!!
う~ん。いつ来ても、いいねぇ。おさかなワールド。
しかし今回はちゃんと目的があるのです。それは「お魚を見てまったりすること」ではなく、
「コケ取り職人をゲット」なのです。
水槽のコケ掃除屋で有名なタンクメイトと言えば、エビ系、貝系、魚の一部。
プチ・コン水槽のコケ掃除役として入れるには、最適なのはこの場合、貝。
というワケで、貝を買いに来たのでした~。
あらかじめ、欲しい貝は大体決めていたものの、ちょうど売ってるかどうかもわからない
ので、何を買うかは行ってみてのオタノシミ状態でした。
欲しい貝とは・・・サザエ石巻貝。もしくはゴールデン・アップル・スネール。
しかし事前のネット・チェックにより、ゴールデン・アップル・スネールは「どちらかと言うと肉食」
だそうで・・・コケはあまり積極的に取ってはくれないかも、という危惧が。
(容姿はカワイイんだけどねぇ。)
というワケで、アレやコレやと考えつつ、魚屋(熱帯魚店です)へ足を踏み入れたワタシ。

さてー、結局何を買ってきたかと言うと・・・?
(以下、次号。笑)


日本国大使館へ

2006-03-22 23:12:06 | Weblog

小雨の降る中、在フランス日本国大使館へ行ってきました。
(パスポートの更新をしに、ね。)
いつもの場所~と思いながらも、思いっきり前を通り過ごしてしまった・・・

なんで別の場所に日本の国旗を立てるかなぁ。。。。
(つい、国旗の方に向かって歩いちゃうじゃないのよ。)
国旗の真下まで来て目の前にあるドアを見ると、そこにはご丁寧にも
「←日本国大使館は30m先です」
と張り紙がしてある。
そうだよそうだよ、そんなことくらい知ってるよ。こんな外観じゃなかったもん。
で、ワタシはそのお馴染みである大使館の前を平気な顔して通り過ぎてたって
ワケね・・・・・・・(汗)
(ホントの大使館はとってもとっても地味な外観なのです。)

30mかどうかはわからないけど、少し戻ったところにようやく「見慣れた場所」を発見。
相変わらず、地味~~~。
いつもフランス人のおっちゃんのガードマンがいる。
そして、いつも無言で「こちらへ来なさい」と合図され、手荷物検査を受けて入館する。
(このおじさんだってずーっと毎日同じ場所で働いてるんだと思うけど、なんで「コンニチワ」
くらい覚えられないかなぁ。謎)
ポケットに鍵とか金属類ジャラジャラ入れたままで金属探知機のゲートを通って、
身分証明書を提示しての入館。(あの探知機に意味はあるんだろうか?謎)

パスポート更新手続き。
窓口にて書類をもらい、記入し、顔写真&パスポートとともに提出。
1週間後に出来るそうな。
「その時に、118ユーロ、現金か小切手でお願いします。」と言われた。
横の張り紙を見て気になっていたこの額面、118ユーロ。
(大使館サイトではまだ110.29ユーロと、古い手数料が書かれている。)
別に値上げされて怒りはしないけど、サイトの手数料のページにも「平成18年3月20日から
ICパスポートの導入により、手数料が値上がりします。」という注書きくらいしてもイイ
んじゃないの?って思うんだけど。(あ~、なんか口うるさいオバサンみたいだね。苦笑)

現行のパスポートは、大使館に預けられる。
わたしはパスポートを更新に来て、パスポートを「大使館に置き去りにして」出ることに。
自分の国から発行された唯一正式な身分証明が、この1週間の間は宙ぶらりんに。
なんとな~く、自分自身が宙ぶらりんになったような、わずかな不安感が・・・。
(なぜだ~?)

パスポートって、日本に住んでた時には、たまーに出して見ては「これがあれば外国に
行けるんだ」って思ってた。なんか、日本の外と自分とを繋いでいる“へその緒”みたいな。
そして日本国外に住んでいる今は、パスポートが“日本人である証”であり、日本に戻る
ことができる重要書類。日本とわたしをかろうじて繋いでいる、これまた“へその緒”みたいな。

(あ、言っときますが、フランス人と結婚したからといって、国籍はまだ日本人ですよぉ~。
だからパスポートも日本のしか持ってないですよぉ~。)
↑よく聞かれる質問。


「ノー・コメント」という番組

2006-03-22 18:32:49 | Weblog

日本語のガイドブックでも「フランスのTV番組は面白くない」って書かれてたりするけれど、
確かにそうなんだけど、あちこちチャンネルを変えて見てたらそれなりに興味をそそられる
ものもちゃんとあるのよね。(わざわざ探してかなきゃ、つまんないドラマしか見られない
ってのは非常に残念だけれど・・・。)

中でも、コレはなかなかいいな~とワタシが思う番組を一つご紹介します。

それが、この写真の番組。
「 no comment 」
Euro News というチャンネルでのニュースの合間に放送されてます。
まさに題名どおり、解説一切ナシです。
その街の映像(音含む)を四角く切り取って持ってきてくれた、ただそれだけって感じ。
だけど、その街の「今」がダイレクトに伝わってくる気がする。

この映像は、ドイツでしょうね。
「 Magdeburg, Deutschland 21.03.06 」と書いてあります。(昨日の映像です。)
何のデモをしてるのか、解説が無いのでわかりません。
(横断幕に何やらドイツ語で書いてあるけど、わからない~)

こんな様子が1分ほど写され、また他の国の都市の映像に切り替わります。
ニュースの間の短い番組でつい見逃しがちだけれど、面白い報道の仕方だな~と。

国営放送のニュース番組だからといっても、やはり情報が一部の人の目で見て表現
されていることに変わりは無いので、純粋なる報道と言えるのかどうかは謎ですね。
そこにこの番組。
「情報を伝える」、「情報を得る」という意味を、改めて考えさせられます。