今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

エクスのマルシェ ~ はちみつのお話

2005-04-22 18:40:59 | Weblog
17日に書きましたが、夫と口げんかになった後、こうしてカフェでコーヒー飲んでました。
(飲んでたのは夫だけで、わたしはマルシェを眺めながら恨めしいことばっかり言ってました。苦笑)
そうしてコーヒーでアタマを冷まし、頭痛も冷ました夫が、ようやく気を取り直した頃、わたしは交渉に入りました。そう、買い物交渉です。

ここに来るまでに、マルシェですでに「オリーブ油屋のおじさんの店」と「BIOのお店」と「カリソンのお店」と「はちみつのお店」をチェックしていたのです。わたしは買う気満々。でも夫には「はちみつ1瓶ならいいけど・・・」と言われていたのです。
わたしがかなり不機嫌なことを察知した夫は、なんとなく口調がおだやかになってきてる。しめしめ、あともう一押し。結局アレコレ話をした後、はちみつを2瓶買ってもいいよ、ということになったのです。やった~!

実際のところ、カリソンくらいお土産に買いたいって思いました。だって本場なんだし。パリで一度買って食べたことあるけど、このマルシェのお兄さんが試食させてくれたのはふんわりしてて美味しかったから。なんとなく、新鮮な舌触りって感じがしてね。味も、定番のメロンのもの以外にいちじくカリソンと、あともう一種類あった・・・。義父母もまたパリに来るんだから、その時いっしょに食べようよって夫に言ったけれど、ムダだった。試食の時には「うんうん、このいちじくのが美味しい」って自分も言ってたクセに。(わたしは定番のが一番美味しいと思ったけど。)

オリーブ油のおじさんの店では、オリーブとトマトの油漬け?を混ぜてペーストにしたのを売ってて、それをパンに塗って試食させてくれたんだけど、コレがまたすっごく美味しくって!こりゃ食前酒の時にちょうどいいぞ!と思うともう買わないわけにはいかないでしょう。でも、コレもダメでした。1瓶6.5ユーロだった。ちょっと高いかもしれないけれど、でもねぇ・・・。(その後、エクスのモノプリにて半額以下で似たようなのを発見。それを買う夫。)

BIOのお店では、ラベンダーの花のシロップを売ってました。ローズマリーのもありました。こういうのは今まで見たことなかったので欲しかったんだけど、「水で薄めて飲むんですよ」って言うお姉さん、でも試飲させてはくれないと言うので、夫は買っちゃダメと言うのです。理由は、試飲もさせてくれないなんて、きっとマズイからに決まってる、と。そうかもしれないし、でも、そうじゃないかもしれないじゃないか!!

このちょっと後に、夫が頭痛でキレたのです。
そして、どうしても欲しかったはちみつを買うことを許可してもらい、意気揚々とはちみつのお姉さんのお店へ向かったのでした。

パリ市内でもいろんな花のはちみつを売ってはいるけれど、沢山種類を揃えてるお店は案外少ない。(そういう店は値段が高かったりするし。)しかもわたしが好きなタイムとラベンダーは置いてる店が少ない上に、品薄だったりもする。だからエクスで買って帰ろう!というのは前から話していたことなのでした。夫はラベンダーのだけを買うつもりらしかったけど、養蜂のお姉さんを目の前にしてアレコレはちみつ作りの話を聞いていたら、やっぱりどうしても他のも買いたくなってしまうのですね、ワタシは。
今までいろんな植物のはちみつのラベルを目にしてきたけれど、ミントは見たことがない。ミントって蜜をあまり出さないとかナンとかで、生産量がとても少ないそうです。そう言われると、やっぱり味見してみたくなっちゃう。
結局、夫を口説き倒してラベンダー、タイム、ミントの3種類の瓶を購入。

パリに戻って、食べてみました。ラベンダーは今まで食べてたのとほぼ同じ味でしたが、他のは少しだけクセがある味。それもそのはず、タイムもミントも、近似種のほかの香草の蜜も混ざっているという話でしたから。(ラベルにも、2つ花の名前が書いてあるんです。)わたしはクセが少ないもののほうが好きなのですが、今回買ったはちみつも、野趣あふれる味でなかなかイケてます。

はちみつは長持ちするので、沢山あっても困りません。「ラベンダーのはちみつ」といっても、あの花の香りとは違った香りがするので、そういう驚きもはちみつの面白いところです。
はちみつには、とろ~りした液体状のと、クリーム状のと、かなり固い状態の3種類あり、後者2つは、とろ~りしてる蜜を冬の寒さに当てたりして加工したものだそうです。(もともとのはちみつは全てとろりとしているそうです。)
この固さの違い、用途によって使い分けると便利だと思います。
わたしは、ラベンダーのはちみつをバゲットに塗って食べるのが好きなので、ラベンダーのはクリーム状のを買います。(バゲットに塗る時、したたり落ちないから便利です。)紅茶に入れたりパンケーキなんかに塗ってたべる用のはとろりとした蜜を。(クリーム状のだと、パンケーキの表面が破れてしまうから。)固いのは・・・まだ買ったことが無いので、何に使えばいいのかわたしもわかりません。

夫は、養蜂のお姉さんに「どうやって蜜を種類別に採ってるんですか?」と質問してました。これはわたしたちの間でしばらく疑問に思っていたことです。わたしは、ハチってテリトリーがあって、同じ巣のハチは同じ畑で行動するから・・・だと思っていました。そうかもしれません。ところが、真相はそれ以外のところにあったのです。
お姉さんは「それぞれ花の咲く時期が違うから、花が咲いてるところへハチを持っていって蜜を採るんです」と教えてくれたんです。
つまり、ラベンダーの咲いてる時期に、タイムの花は咲いてないということですね。それを上手くコントロールするのがけっこう大変だというお話でした。年によって気候が違うので、毎年同じ日に開花するわけじゃないし、時には違う花がほぼ同時期に開花してしまうことも。そうすると、蜜が混ざってしまう。
いろいろな理由が重なって、「生産量の少ない種類のはちみつ」というのが出てきてしまうんですって。
日本ではレンゲやアカシアが多いですが、これは田んぼでレンゲを沢山植えていたりするからでしょうね。(あと、中国からの輸入も多いですよね。)

最近はちみつが大好きになってきたワタシ。
実はこの直後から・・・パン・デピスにハマッていくのでした。
その話は、また次に。

筒入りぺこ

2005-04-22 17:50:38 | Weblog
ぺこのオモチャにできないかな?と思って、大きな紙筒があったのを取っておいたら、夫がいつの間にか加工してカゴの中に取り付けてました。で、今ではこの筒がぺこのお気に入りになってます。
ラブバードは、野生の状態では木の穴に入って寝るそうなので、こういった筒やら箱やら袋なんかが大好き。

ちょっと買い物なんかに出かけてて、戻ってきたら大体いつもこんな状態です。
ぺこは一人のとき、いつも何をして遊んでるんだろう?
ビデオまわしっぱなしにして出かけてみたいよね、と夫と話してるんですが。ウチにはビデオカメラが無いので・・・。
(この写真は、部屋の入り口あたりから望遠で撮影。ぺこはわたしの様子をうかがってます。)

ぺこ

2005-04-22 17:41:21 | Weblog
今日のぺこの様子。 こんな顔してます。

本当はカゴから出てる状態で撮影したいんですが、昨日書いた理由により放鳥中の撮影はかなり難しいので、今回はカゴに入れたままの状態にて撮影してみることに。
カゴの真ん前に座ってカメラで狙っているので、ぺこは「出して~。遊んで~。」って気分になってます。体がちょっと膨れてますが、これは今朝ちょっと寒かったのと、少し興奮ぎみなのとでこうなってます。

ちなみに、右側にある黄色いトリのアタマはぺこの愛人「ぺこっと」です。(笑)
日本のお友達が送ってくれたんです。
(Mちゃん、ぺこは今でもブランコとコレで遊んでますよ~。ありがとう。)

お花

2005-04-22 17:27:04 | Weblog
これ・・・マーガレットだと思うんですが、昨日買ったんです。いつもの安売りのスーパーにて、一鉢4.99ユーロでした。写真だと小さく見えるかもしれませんが、鉢は径15cmくらいあり、葉の部分はひとかかえもあります。(と思うと、すっごく安いでしょ?)普通はこの4分の1以下の大きさのが同じ値段で売られてるんで、飛びついて買っちゃいました。
でも、困ったのがレジ。
まず、鉢にバーコードがついてないって言うんで、レジのお姉さんがもたもたする。バーコードが無いなら、コード番号か値段を手打ちすりゃいいじゃないかって思うんですが(値段は店内の看板にデカデカと書いてあるので)、看板についてたコード番号がどうやら間違ってたらしく、打っても通らない。その時、すでに夕方の5時。夫が「この店・・・朝から一度もこの花売ってなかったんだろうか?」と疑問の声を出す。確かに・・・。
アレコレやってもダメそうなので、わたしたちは「そこで待っててね」状態にされちゃった。で、並んでた人たちの買い物を次々にレジ打ちしはじめるお姉さん。
待つこと5分。
別のお姉さんがやって来て、スペシャルなワザでこの問題を解決してくれた。
「キュウリ2本、マッシュルーム2箱って打って。」
って別のお姉さんは言うのです。つまり、花の値段と同額の金額でなんとかつじつまを合わせて処理しようっていう考え。(野菜なら、残数確認などがいつも曖昧だからっていう理由で。)スゴイでしょ、この機転のきかせ方。こういう場合、日本だとどうやるのかな?
出てきたレシートには、買った覚えのないキュウリやらマッシュルームやらの名前が載ってます。「合計したら4.99になるハズですから」ってことわりのお言葉をいただいて、それでOKってことになった。(よーく計算しなおしてみると、花代として払ったのは合計4.96ユーロだった。ちょっと得した?)

日用品&食料の山と大きな花の鉢を持って帰る道々、夫はしきりに「なんでこんなに安いんだろう」ってそればっかり。しかも3サンチーム得しちゃったよ、って。3サンチームなんてカウントしなくってもいいじゃん、って思うけど・・・。
家に戻ってすぐナマモノを冷蔵庫に入れてるワタシをよそに、夫はいそいそと中庭へ出ていく。後で見てみると、鉢植えのビニールが外され、花が「ふぅ~っ」と深呼吸してるみたいな顔してた。
結局、一番嬉しがってたのは、我が夫・・・?
マーガレットは、夫もわたしも大好きな花なのです。