17日に書きましたが、夫と口げんかになった後、こうしてカフェでコーヒー飲んでました。
(飲んでたのは夫だけで、わたしはマルシェを眺めながら恨めしいことばっかり言ってました。苦笑)
そうしてコーヒーでアタマを冷まし、頭痛も冷ました夫が、ようやく気を取り直した頃、わたしは交渉に入りました。そう、買い物交渉です。
ここに来るまでに、マルシェですでに「オリーブ油屋のおじさんの店」と「BIOのお店」と「カリソンのお店」と「はちみつのお店」をチェックしていたのです。わたしは買う気満々。でも夫には「はちみつ1瓶ならいいけど・・・」と言われていたのです。
わたしがかなり不機嫌なことを察知した夫は、なんとなく口調がおだやかになってきてる。しめしめ、あともう一押し。結局アレコレ話をした後、はちみつを2瓶買ってもいいよ、ということになったのです。やった~!
実際のところ、カリソンくらいお土産に買いたいって思いました。だって本場なんだし。パリで一度買って食べたことあるけど、このマルシェのお兄さんが試食させてくれたのはふんわりしてて美味しかったから。なんとなく、新鮮な舌触りって感じがしてね。味も、定番のメロンのもの以外にいちじくカリソンと、あともう一種類あった・・・。義父母もまたパリに来るんだから、その時いっしょに食べようよって夫に言ったけれど、ムダだった。試食の時には「うんうん、このいちじくのが美味しい」って自分も言ってたクセに。(わたしは定番のが一番美味しいと思ったけど。)
オリーブ油のおじさんの店では、オリーブとトマトの油漬け?を混ぜてペーストにしたのを売ってて、それをパンに塗って試食させてくれたんだけど、コレがまたすっごく美味しくって!こりゃ食前酒の時にちょうどいいぞ!と思うともう買わないわけにはいかないでしょう。でも、コレもダメでした。1瓶6.5ユーロだった。ちょっと高いかもしれないけれど、でもねぇ・・・。(その後、エクスのモノプリにて半額以下で似たようなのを発見。それを買う夫。)
BIOのお店では、ラベンダーの花のシロップを売ってました。ローズマリーのもありました。こういうのは今まで見たことなかったので欲しかったんだけど、「水で薄めて飲むんですよ」って言うお姉さん、でも試飲させてはくれないと言うので、夫は買っちゃダメと言うのです。理由は、試飲もさせてくれないなんて、きっとマズイからに決まってる、と。そうかもしれないし、でも、そうじゃないかもしれないじゃないか!!
このちょっと後に、夫が頭痛でキレたのです。
そして、どうしても欲しかったはちみつを買うことを許可してもらい、意気揚々とはちみつのお姉さんのお店へ向かったのでした。
パリ市内でもいろんな花のはちみつを売ってはいるけれど、沢山種類を揃えてるお店は案外少ない。(そういう店は値段が高かったりするし。)しかもわたしが好きなタイムとラベンダーは置いてる店が少ない上に、品薄だったりもする。だからエクスで買って帰ろう!というのは前から話していたことなのでした。夫はラベンダーのだけを買うつもりらしかったけど、養蜂のお姉さんを目の前にしてアレコレはちみつ作りの話を聞いていたら、やっぱりどうしても他のも買いたくなってしまうのですね、ワタシは。
今までいろんな植物のはちみつのラベルを目にしてきたけれど、ミントは見たことがない。ミントって蜜をあまり出さないとかナンとかで、生産量がとても少ないそうです。そう言われると、やっぱり味見してみたくなっちゃう。
結局、夫を口説き倒してラベンダー、タイム、ミントの3種類の瓶を購入。
パリに戻って、食べてみました。ラベンダーは今まで食べてたのとほぼ同じ味でしたが、他のは少しだけクセがある味。それもそのはず、タイムもミントも、近似種のほかの香草の蜜も混ざっているという話でしたから。(ラベルにも、2つ花の名前が書いてあるんです。)わたしはクセが少ないもののほうが好きなのですが、今回買ったはちみつも、野趣あふれる味でなかなかイケてます。
はちみつは長持ちするので、沢山あっても困りません。「ラベンダーのはちみつ」といっても、あの花の香りとは違った香りがするので、そういう驚きもはちみつの面白いところです。
はちみつには、とろ~りした液体状のと、クリーム状のと、かなり固い状態の3種類あり、後者2つは、とろ~りしてる蜜を冬の寒さに当てたりして加工したものだそうです。(もともとのはちみつは全てとろりとしているそうです。)
この固さの違い、用途によって使い分けると便利だと思います。
わたしは、ラベンダーのはちみつをバゲットに塗って食べるのが好きなので、ラベンダーのはクリーム状のを買います。(バゲットに塗る時、したたり落ちないから便利です。)紅茶に入れたりパンケーキなんかに塗ってたべる用のはとろりとした蜜を。(クリーム状のだと、パンケーキの表面が破れてしまうから。)固いのは・・・まだ買ったことが無いので、何に使えばいいのかわたしもわかりません。
夫は、養蜂のお姉さんに「どうやって蜜を種類別に採ってるんですか?」と質問してました。これはわたしたちの間でしばらく疑問に思っていたことです。わたしは、ハチってテリトリーがあって、同じ巣のハチは同じ畑で行動するから・・・だと思っていました。そうかもしれません。ところが、真相はそれ以外のところにあったのです。
お姉さんは「それぞれ花の咲く時期が違うから、花が咲いてるところへハチを持っていって蜜を採るんです」と教えてくれたんです。
つまり、ラベンダーの咲いてる時期に、タイムの花は咲いてないということですね。それを上手くコントロールするのがけっこう大変だというお話でした。年によって気候が違うので、毎年同じ日に開花するわけじゃないし、時には違う花がほぼ同時期に開花してしまうことも。そうすると、蜜が混ざってしまう。
いろいろな理由が重なって、「生産量の少ない種類のはちみつ」というのが出てきてしまうんですって。
日本ではレンゲやアカシアが多いですが、これは田んぼでレンゲを沢山植えていたりするからでしょうね。(あと、中国からの輸入も多いですよね。)
最近はちみつが大好きになってきたワタシ。
実はこの直後から・・・パン・デピスにハマッていくのでした。
その話は、また次に。
(飲んでたのは夫だけで、わたしはマルシェを眺めながら恨めしいことばっかり言ってました。苦笑)
そうしてコーヒーでアタマを冷まし、頭痛も冷ました夫が、ようやく気を取り直した頃、わたしは交渉に入りました。そう、買い物交渉です。
ここに来るまでに、マルシェですでに「オリーブ油屋のおじさんの店」と「BIOのお店」と「カリソンのお店」と「はちみつのお店」をチェックしていたのです。わたしは買う気満々。でも夫には「はちみつ1瓶ならいいけど・・・」と言われていたのです。
わたしがかなり不機嫌なことを察知した夫は、なんとなく口調がおだやかになってきてる。しめしめ、あともう一押し。結局アレコレ話をした後、はちみつを2瓶買ってもいいよ、ということになったのです。やった~!
実際のところ、カリソンくらいお土産に買いたいって思いました。だって本場なんだし。パリで一度買って食べたことあるけど、このマルシェのお兄さんが試食させてくれたのはふんわりしてて美味しかったから。なんとなく、新鮮な舌触りって感じがしてね。味も、定番のメロンのもの以外にいちじくカリソンと、あともう一種類あった・・・。義父母もまたパリに来るんだから、その時いっしょに食べようよって夫に言ったけれど、ムダだった。試食の時には「うんうん、このいちじくのが美味しい」って自分も言ってたクセに。(わたしは定番のが一番美味しいと思ったけど。)
オリーブ油のおじさんの店では、オリーブとトマトの油漬け?を混ぜてペーストにしたのを売ってて、それをパンに塗って試食させてくれたんだけど、コレがまたすっごく美味しくって!こりゃ食前酒の時にちょうどいいぞ!と思うともう買わないわけにはいかないでしょう。でも、コレもダメでした。1瓶6.5ユーロだった。ちょっと高いかもしれないけれど、でもねぇ・・・。(その後、エクスのモノプリにて半額以下で似たようなのを発見。それを買う夫。)
BIOのお店では、ラベンダーの花のシロップを売ってました。ローズマリーのもありました。こういうのは今まで見たことなかったので欲しかったんだけど、「水で薄めて飲むんですよ」って言うお姉さん、でも試飲させてはくれないと言うので、夫は買っちゃダメと言うのです。理由は、試飲もさせてくれないなんて、きっとマズイからに決まってる、と。そうかもしれないし、でも、そうじゃないかもしれないじゃないか!!
このちょっと後に、夫が頭痛でキレたのです。
そして、どうしても欲しかったはちみつを買うことを許可してもらい、意気揚々とはちみつのお姉さんのお店へ向かったのでした。
パリ市内でもいろんな花のはちみつを売ってはいるけれど、沢山種類を揃えてるお店は案外少ない。(そういう店は値段が高かったりするし。)しかもわたしが好きなタイムとラベンダーは置いてる店が少ない上に、品薄だったりもする。だからエクスで買って帰ろう!というのは前から話していたことなのでした。夫はラベンダーのだけを買うつもりらしかったけど、養蜂のお姉さんを目の前にしてアレコレはちみつ作りの話を聞いていたら、やっぱりどうしても他のも買いたくなってしまうのですね、ワタシは。
今までいろんな植物のはちみつのラベルを目にしてきたけれど、ミントは見たことがない。ミントって蜜をあまり出さないとかナンとかで、生産量がとても少ないそうです。そう言われると、やっぱり味見してみたくなっちゃう。
結局、夫を口説き倒してラベンダー、タイム、ミントの3種類の瓶を購入。
パリに戻って、食べてみました。ラベンダーは今まで食べてたのとほぼ同じ味でしたが、他のは少しだけクセがある味。それもそのはず、タイムもミントも、近似種のほかの香草の蜜も混ざっているという話でしたから。(ラベルにも、2つ花の名前が書いてあるんです。)わたしはクセが少ないもののほうが好きなのですが、今回買ったはちみつも、野趣あふれる味でなかなかイケてます。
はちみつは長持ちするので、沢山あっても困りません。「ラベンダーのはちみつ」といっても、あの花の香りとは違った香りがするので、そういう驚きもはちみつの面白いところです。
はちみつには、とろ~りした液体状のと、クリーム状のと、かなり固い状態の3種類あり、後者2つは、とろ~りしてる蜜を冬の寒さに当てたりして加工したものだそうです。(もともとのはちみつは全てとろりとしているそうです。)
この固さの違い、用途によって使い分けると便利だと思います。
わたしは、ラベンダーのはちみつをバゲットに塗って食べるのが好きなので、ラベンダーのはクリーム状のを買います。(バゲットに塗る時、したたり落ちないから便利です。)紅茶に入れたりパンケーキなんかに塗ってたべる用のはとろりとした蜜を。(クリーム状のだと、パンケーキの表面が破れてしまうから。)固いのは・・・まだ買ったことが無いので、何に使えばいいのかわたしもわかりません。
夫は、養蜂のお姉さんに「どうやって蜜を種類別に採ってるんですか?」と質問してました。これはわたしたちの間でしばらく疑問に思っていたことです。わたしは、ハチってテリトリーがあって、同じ巣のハチは同じ畑で行動するから・・・だと思っていました。そうかもしれません。ところが、真相はそれ以外のところにあったのです。
お姉さんは「それぞれ花の咲く時期が違うから、花が咲いてるところへハチを持っていって蜜を採るんです」と教えてくれたんです。
つまり、ラベンダーの咲いてる時期に、タイムの花は咲いてないということですね。それを上手くコントロールするのがけっこう大変だというお話でした。年によって気候が違うので、毎年同じ日に開花するわけじゃないし、時には違う花がほぼ同時期に開花してしまうことも。そうすると、蜜が混ざってしまう。
いろいろな理由が重なって、「生産量の少ない種類のはちみつ」というのが出てきてしまうんですって。
日本ではレンゲやアカシアが多いですが、これは田んぼでレンゲを沢山植えていたりするからでしょうね。(あと、中国からの輸入も多いですよね。)
最近はちみつが大好きになってきたワタシ。
実はこの直後から・・・パン・デピスにハマッていくのでした。
その話は、また次に。