今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

自然妊娠が怖い

2008-01-09 07:36:00 | 妊娠エトセトラ

流産の大半が、自然に起こる流産ということらしい。
受精卵が正常なDNAではなく、遺伝子異常があるせいで正常に成長できず、胚や
胎芽の時点で死んで流れてしまうのが、自然流産。
妊娠を期待している人でないなら、もしも妊娠&自然流産したとしても、「あれ?いつもの
生理とはちょっと違うな」と思うだけで、全く何も気がつかないかもしれません。

これは自然の摂理、自然の選択。
強くて丈夫なものだけが生き残る。
こういった自然に起こる流産を、もし万が一、最先端の医療で食い止めることができた
としても、命をつなぎとめるのが必死な瀕死の胎児になってしまうのでしょう。

2度の流産を体験して思ったのは、遺伝子異常のある受精卵が2度も続けてできて
しまったのだなぁ…ということ。
もしも、次の妊娠の際にも同じように遺伝子異常が起きてしまったら???

流産した理由を知ることもできず、今となってはどうにもできませんが、そうはを行っ
た時に「組織検査」できていたら…と後悔が残ります。

先へ進むにつれ、普通に自然に妊娠をするということが怖くなってきました。

妊娠自体は、自然な方法で、たぶんできると思うのです。
ただ、またしても遺伝子異常のある受精卵(胚・胎芽)ができてしまうのではないかと
いう不安がどうしても拭い去れない。

遺伝子異常のある受精卵ができてしまうのは、私の年齢(35歳)も関係があるのでは
ないかと思う。
しかし、好き好んでこの年齢まで妊娠を先延ばしにしていたわけではない。
 2004年から、子供を持とうと思って行動を起こしていた。(32歳)
 2005年に一度目の流産。(33歳)
 2006年に二度目の流産。(34歳)
 2007年末にはじめての体外受精。(35歳)
子供を持とうと思ってから、もうすぐ4年になる。
当初は、34歳くらいまでには第一子を出産できるだろうと思っていた。
1度目の流産の後、すぐにでも双方の検査をしたいと思い、かかりつけの婦人科医
にそのことを話すが、早すぎますよと言われて却下される。検査したくてもさせても
らえず。そして2度目の流産を経て、不妊治療専門医と出会い、ようやく検査をする
ことができた。検査を希望してから実行できるまでに、実に2年かかった。

この4年の間にいろいろなことがあり、「自然に」妊娠することがだんだんと怖くなって
いった。


「組織検査」をして欲しかった

2008-01-09 07:13:01 | 妊娠エトセトラ
このカテゴリでは、他のカテゴリに入りきらない妊娠に関する話を書くことにします。

まずは、病院に対する不満の一つ。
「どうして組織検査をしなかったのか?」

流産をして「そうは術」を行った場合、胎盤などの組織を使って胎児の染色体に異常
があったのかどうかを調べることができるそうです。これによって、流産の原因が
わかることもある。日本のサイトを見ると、病院側が組織検査をするかどうかを
患者さんに聞いたりする場合があると書いてある。

私が2度目に流産をした時は、胎盤などを排出させる薬がうまく効かなかったので、
初めて「そうは術」を行った。つまり、この時には組織検査のチャンスがあった。
しかし、誰も何も言わずに施術をし、終わってしまった。

終わった後で、術後の状態確認のために病院に行った際に、この日担当の医師に
「どうして組織検査しなかったの?」と聞かれた…
どうして、って…誰もそんな話はしなかったからです。
日本で組織検査をやっていることはネットで調べて知っていたが、フランスでそういう
ことが普通に行われているのかという事までは知らない。それよりも、そういう事が
行われている病院であるなら、ちゃんと患者に「組織検査、やりますか?」とあらかじめ
聞くべきだと思う。
後になってから、施術担当者とは違う医師から「どうしてしなかったの?」なんて言われ
るとは予想すらしていなかった。

フランスの一般的な公立病院は、どこもこんな感じで、かなりお粗末。
まともに扱ってもらいたければ、しっかりお金を払って私立病院やクリニックに行か
なければならない。費用がバカにならないので、事前に高い私立保険に入っておく
のが良い。
ただし患者さんに重度な問題のある場合、検査や治療器具が整っているので公立
の大病院に行くことになるらしい。(ここは私立病院やクリニックも及ばないらしい。)