今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

Brie

2005-04-24 21:56:07 | Weblog
これ、Brie(ブリー)ってチーズです。昨日夫が職場からもらって帰ってきました。
(大きい切れ端がブリーです。その脇にちょこんとあるのは普通のカマンベール。)

カマンベールの弧の形から想像できるサイズと、ブリーの弧の形から想像できるフルサイズを考えてみてください。おっきいでしょ~? でも雰囲気はカマンベールとほぼ同じです。
こんな風にとろ~んとはみ出るくらいになっていると、美味しいです。よく熟成されてる、とでも言うんでしょうか。(キムチは「漬けが浅いほうが好き」「日にちが経ってるほうが好き」と人によって好みが違いますが、実はチーズもこれと同じです。人それぞれに好みの状態というのがあるようです。)

チーズって・・・日本で生まれ育ったわたしにとっては、アタマにまず浮かぶのはやっぱりプロセスチーズなんですよね。でもチーズって本来は工場内で作られてるものではなく、農家の納屋で寝かされていて、その原料は放牧されてる乳牛から取られたもの。牛は草を食べていますから、季節によって違う状態の草を食べることになります。すると、乳の味も質も、季節によって変わってくるそうです。そうして出来るチーズには、生産の時期やチーズの季節というのがあるようです。このあたりのことは詳しく知らないので書けませんが、わかったら、またいずれ。

サヴォワ地方の山へ夏のヴァカンスに行った時、3種類の牛が放牧されていました。それぞれに出す乳の質が違うらしく、出来上がるチーズも違う種類になるんだとパンフレットに書いてありました。食べてる草もどうやら違うみたいです。わたしの好きなAbondance というチーズの元を提供してくれてる牛さんたちと一緒に写真をパチリ。良い思い出です。
そうそう、ここでは搾乳は放牧中に行われていて、ちょうど移動式の健康診断の車に入って順番でレントゲン撮影されてるみたいな感じで、一頭ずつ車の中へ入り、搾乳され、反対側へと押し出されていました。完全なる流れ作業。でも、周囲は広々とした高原なので、全くイヤな感じはしませんでした。牛にとってはわずか数分の辛抱で、後はまたのんびり草が食べられるのですから。

Brie から思い出した、チーズのお話でした。