今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

パン・デピスを焼いてみよう! -1- (素材)

2005-04-23 04:08:40 | Weblog
前回、「最近パン・デピスにハマッてきてる」と書きましたが、そうなんです、実はエクスの街で食べてからハマッてしまったのです。
ミラボー通りにあるモノプリ(スーパー)にて食料を買っていたところ、夫がふいに「そういえばパン・デピスって食べたことある?」と聞いてきました。確か二度ほど食べたことあったような気がするけれど、一度目のはマズかったのかな?記憶に無いぞ。で、その後ずーっと買おうとも思わなくって・・・、いつだったか義母の家にあったのをもらって食べて、それは美味しかったような。と1人であれこれ考えているうちに、買うの?買わないの?と夫が催促。(フランスの食べ物のことをわたしに教えたがる夫なのです。)こういうチャンスには、迷わず買う!(笑)

ホテルに戻って、夕食前に食べてみる。
う~ん、ウマイではないか!!しっとりしたパウンドケーキって感じで、どっしりした食感がなんともいえない。はちみつ70%って書いてあるだけあるなぁ。沢山食べたら太るんだろうか?なんて思いつつも、美味しさのあまり、ばくばく食べてしまいました。わたしが気に入ったのを見て夫も嬉しそう。

素朴な味がなんとも言えないこのパン・デピス。フランス語で Pain d'Epices って書いて、名前のとおりスパイスが入ったパンみたいなケーキです。なぜ「パン」なのか?はよくわかりませんが、夫が「材料にバターも油も入ってないから、パンなのかな?」ってなにげに言ってました。ホントのような、そうでないような・・・。
この素朴な味の正体が最初はわからなくって。何か美味しいものを食べるといつも、口の中で原材料を探ってみるんですが、今回は「もしかして黒糖?」って思いました。黒糖っぽい香りがなんとなくするんです。フランスで黒糖ってのは無いだろうから(普通は三温糖)、何だろう?
この味の正体、パリに戻ってレシピを見てはじめてわかりました。それはなんと、ライ麦でした。

大森由紀子さんの本に載ってたパン・デピスのレシピを見てて、「このライ麦って何だ?」と疑問に。和仏辞書を引くと seigle って書いてあります。(後で夫に言われてわかったんですが、パン・ド・セーグルと呼ばれる黒っぽいパンがライ麦のパンでした。)
ライ麦粉を探しに近所の品揃えの良さそうなスーパーへ行ってみました。しかし、無い!なんででしょう。(マイナーな存在?)夫の助言により近所のオーガニック食品店へ行ってみると、あっさり手に入りました。この写真がそれです。500gで1.35ユーロって、ちょっと高い・・・?(粒状態のを見せてもらったら、なんと、ぺこのエサとおんなじでした。ぺこのを奪えば良かったんだろうか・・・)

他に必要な材料でウチに無いものは「オレンジ・ピール、レモン・ピール」です。
他の本に載ってたパン・デピスのレシピも見てみると、そこに「本来はセミ・ドライのフルーツをミックスして使用するところを、日本では手に入りにくいのでフルーツのコンフィで代用します」と添え書きしてあった。ならば、今回わたしはコレを逆にして、ドライフルーツを使おう!
ということで、ウチにあったドライ・アプリコットを利用することにしました。
さぁ、作るぞぉ~っ。

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