今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

タグ

2005-04-12 21:39:08 | Weblog
タグと呼ばれる、スプレーによる落書き。日本でも沢山ありますが、フランスでも沢山。もう、うんざりするほどに。
エクスの街を歩いていて、信じられないくらい沢山のタグを見ました。(↓のオリーブの木と泉の写真にも写ってますね。)
わたしは、今時こんなもんか・・・と思い、できるだけ写真に残らないように構図を選ぶことに必死でしたが、横で夫は四六時中「ホントにすごい。すごすぎ。」とばかり言ってました。田舎の古いきれいな街並みなのに、人通りの少ない箇所へ行けばいくほどタグだらけ。古いものの良さを尊重しないことへの腹立たしさでもあり、そして呆れた驚きでもあり。

このタグの存在をどう見るのか。

わたしにはどうにも「犬がオシッコかけてる」ようにしか見えない。犬が自分の縄張りを主張するために電柱にオシッコかけるけど、あれとおんなじ。ウチの近くでも仏語でアレコレ書いてあるらしく、夫が言うには「オレのシマだから来んな!」とかスラングで書いてあるって。でも文法的に間違って書かれてるって。こんなとこ来て落書きするヒマあるなら学校行けよ!と思うわたしたち。(苦笑)

夫の友達が以前、「タグ見てたら、街が生きてる!ってカンジがするのよ」って言ってた。その意見にはかなり反発したくはなったけれど、「タグ」と「路上芸術」の違いってなんだろうかと思うとだんだんわからなくなってきたので、自己処理できないことは言わないことにした。きれいな落書きで、人の目を潤すものであるのなら許されるのでしょうか?どうなんでしょうか。パリの街を歩いていると、犬の糞尿だらけ。犬の散歩をしてる人が犬にオシッコさせてるのは普通の風景。それとタグの差って、雨で簡単に洗い流されるかどうかってことだけかな。

パリ市内では、路上のタグは市役所の人の手によって、市民の税金によって消されていきます。(街並みを保護する決まりがあるから。)だからそれほど目立たないけれど、放置しておけばものすごいことになってるハズ。エクスの街でそれを目の当たりにし、ビックリしました。
でも、古い木の扉の上に、これでもか!ってくらいにびっしりとタグが書かれているのを見たとき、これって・・・ある意味「新旧合作か?」とも思ってみたり。
あぁ・・・イカンイカン。

南仏といえば、オリーブ!

2005-04-12 21:18:41 | Weblog
そう、南仏といえばやっぱりオリーブ。オリーブの木があちこちにありました。これは期待を裏切らずで、とっても嬉しかったです。
街を散策中に、あちこちのアパートのちょっとした所に植えてあるのを見かけたり、窓辺に小さなオリーブの鉢植えを置いていたり。オリーブの木はパリでもよく鉢植えで見かけるけれど、それとは違う。もっと普通にさりげなく存在しているのが、エクスのオリーブの木たち。とても大きな木もありました。
パリのは、借りてきた猫みたいでなんとなく寂しい。細くって、「ホントはここはボクの居場所じゃないんだよ」ってさりげなく主張してるみたいで。

オリーブの開花時期やら実りの時期など全く知らないので、この泉のうしろに植えてある2本のオリーブの木にたくさん黒い実が付いていたのを見た時はビックリしました。4月上旬なのに!ってね。
最初に気が付いたのは夫でした。泉の中にたくさん黒いモノがあったので、なんだろな~?と2人で覗き込んでいたときのこと。夫が突然に「あぁ、上のオリーブが落ちたんだ・・・」と。いつもはカンの鈍い夫も、この時ばかりは冴えてました。(笑)
(オリーブの木の下のほうにはミモザの細い枝が出ていて、黄色い花が満開です。)

ところで、オリビエ Olivier っていうのはフランス人の男の子の名前でよくありますが、これって「オリーブの木」という意味の単語とおんなじです。(女の子だとオリビア)
先に書いたマロニエは、marronier と書きます。
olive + ier = olivier
marron + ier = marronier
こういう風に書くと、わかりやすいですよね。オリーブに ier と付けて、そのまんま木の名前になってるんです。フランス語って、そんな仕組みで名詞が作られてることが多いです。だからたとえばイチゴの苗のことをなんて言うのかわからなくっても、イチゴ=フレーズ fraise だと覚えていれば、フレジエー fraisier と口から自然と出てきます。

4頭のイルカ

2005-04-12 21:01:31 | Weblog
エクスの街の中で、おそらく一番知られている噴水がコレ。日本語で「4頭のイルカ」という名前のとおり、イルカの彫刻がついてます。
古い街並みの、1車線ほどの細い通りの交差点にあるこの噴水、300年くらい昔に作られたものなんですって。そんな古いものが、サラリとさりげなくあちこちにあります。
この噴水はパンフレットとかにもよく載っているので、エクスの街に行く前にすでにどこかで写真を見かけた人もいるのではないでしょうか?最近フランスで公開されていた映画「BOUDU」(ドパルデュー主演)の中でも映ってました。エクスが舞台になってる映画です。

後ろにある緑美しい木はマロニエ。新しい葉の色がとってもステキです。
今はまだ濃い黄緑色ですが、もう少し葉が伸びてくると鮮やかな緑色になります。そして秋には大きな爆弾みたいな実を落とし、中からゴロゴロと茶色い栗の実を路上に転がします。
この実がまさに栗で、食べてみたくなるんですが、これは食べられないんだそうです。なんでかな?毒があるから?よくわかりません。「なんで?」って義母に聞いても、ハッキリした返事は返って来ず。なんとなく昔から「これは食べられないのよ」って言われて育ってきたんでしょうね。(同じ栗でも、シャテニェと呼ばれるのは食用の栗だそうです。)
フランスには、このマロニエの木があちこちにあります。街路樹で、しずく型の葉が放射状に7枚ほど付いてるヤツデのような雰囲気の葉を見かけたら、それがマロニエ。一度覚えるとすぐ見分けがつくほど独特な葉の形をしてます。

エクスと言えば! カリソン

2005-04-12 07:05:47 | Weblog
エクスといえば、カリソンというお菓子が有名ですね。
泊まったホテルの近くに、こんなカリソンのお店がありました。
お店のウインドウで見つけたのは、カリソンの抜き型。どうやって使うのかな~?
生地を真ん中に入れて、バーを押すと上へニョキッと押し出されてくるとか?
(結局、店の中には入らなかったので、ガラス越しに撮影。)