今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

生たまねぎ?

2005-05-26 02:46:01 | Weblog
わたしの実家では、昔、母がよく「たまねぎのハム巻き」ってのを出してくれていた。これは当時のわたしたちの行きつけのステーキ屋さんが前菜として出していた品のパクリなんだけど・・・とっても美味しいのです。
で、それを作るにはたまねぎが必要。しかもサラダに使えるようなのが。

この日、なぜかむしょうに生のたまねぎが食べたくなったワタシ。生のたまねぎなど普段毛嫌いしているのにナゼ? でもそういう体の要求には答えるべきなのです。
ウチにあったたまねぎは少し古くなっていて、スライスしてみると部分的にスカスカッとしていたので使えそうにありませんでした。そこで、近所の八百屋さんへ・・・。
(いつもは安いスーパーで買ってるんですけどね。時間も無かったので一番近所に行くことにしたのです。)

八百屋さんにて「たまねぎください」と言う。するとお兄さんが「どのたまねぎ?」と言って、4種類くらい見せてくれた。う~ん・・・深く考えずに来ていたので、迷った挙句、「サラダにするんです。生で食べるんです。」って言ってみた。するとお兄さんは、「生食ならコレだね、oignon frais」って言って、この写真のような真っ白のを指差した。「oignon frais」って、生たまねぎってこと?(乾かしてないってことかな?)
これは前から見て気になってはいたけど一度も買ったことが無かった。今回は試すチャンスだと思って、買ってみることに。

葉から切り取ってみると、とたんに白い液体が沢山出てきた。
え?たまねぎって・・・そんなモノなんですか??
だって生のたまねぎなんて今まで切ったことなかったんだから。最初こそビックリしたものの、球根部分は至って普通のたまねぎだった。できるだけ薄くスライスして、水にさらす。
わたしは本当にこのたまねぎのツンツンした臭いが苦手なので、母はいつも水にさらすだけでオワリなのに、わたしはいつも「水にさらす→しぼる→水をとりかえる→水にさらす」を最低2回は繰り返していた。今回はさらにキョーレツそうに見えるので、結局5回くらい繰り返してみた。(こうなっては、たまねぎだか何だかわかったもんじゃない。けどやっぱりそれでもたまねぎの臭いは残っているのです。)

ソースを作る。これは簡単。日本では、母は○Pの出してる「フレンチ・ドレッシング(真っ白な色してます)」にトマトケチャップを少し混ぜて作っていた。
だが、フランスには「フレンチ・ドレッシング」なんてシロモノは無い。あるのは「ヴィネグレット(vinaigrette)」と呼ばれるものだけ。コレが一般的なドレッシングなのですが、マスタードが入っているので黄色い色をしている。ワタシが使いたいのは白い色をしたドレッシング。そこで探してみたら、ありました。「クリュディテ(crudite)=生野菜用」として売られているものです。これは白色です。これをケチャップと混ぜてみると、かなり近い味になりました。

これらをハムで巻いて食べます。
前菜として出す時には、大きめのお皿の周囲に丁度良い大きさに切ったハムをぐるりとドーナツ状に並べ、真ん中にたまねぎのスライスを置き、ソースを添える。そして各人がハムにたまねぎとソースを乗せ、くるっと巻いて食べるのです。日本では「ももハム」などを使っていました。

生たまねぎのお味はというと・・・?
普通のたまねぎより、より一層シャキッとしていたように思います。が、たまねぎって普通、加熱調理して食べてばっかりで今回本当に久々に食べたから、ハッキリ言って、比較できないというか、どんなだったか忘れちゃったというか・・・(汗)
葉っぱの部分もキレイだったので、後日とんこつラーメンの上にきざんで乗せて食べました。悪くなかったですよ。

ところで、日本でもこの白い「生たまねぎ」って売ってますか?

夫の誕生日です。

2005-05-25 02:43:18 | Weblog
今日は夫の誕生日でした。
38歳です。
本日が誕生日であったことを、ここに報告します。(笑)
詳しくはまた、いずれ・・・。
(Mちゃん、プレゼントありがとうね。本人、とても気に入って着てます。)

インドな味

2005-05-24 02:16:20 | Weblog
前に行ったインド人街にて「タンドリー・チキンの素」を買っていたので、今回作ってみました。
(あ、インド人街の記事まだ書いてなかった・・・汗)

インド人のやってるレストランに行くと、必ず「タンドリー・チキン」っていうのがありますよね。すっごい朱色した鶏肉。アレがわたしは大好きなのです。生まれて初めてコレを食べたのは、大阪は心斎橋の、インド人がカレー作ってるお店でした。サイババみたいなおじさんがコックさんでした。
それはさておき。
ジュッと端っこが焦げるくらいに焼かれたタンドリー・チキンはこの上なく美味しいのです。タンドリーって言葉は「バーベキュー(=炭火焼?)」って意味らしいですね。お店で食べるタンドリー・チキンは色もすごいけど味もすごくて、マイルドなようで少し酸味があるようで、でも全体的には辛味があるんです。形容しがたい味。そして独特の香りがあります。インドの食材に疎いわたしが簡単にマネできる味ではないので、ずっと「素」を探していたのですが、あったあった、インド人街に!

瓶の説明書きは英語でした。さすが元・英国領土。でもかえって英語の説明だとわかりにくかったりして・・・(汗)←脳内英語衰退状態 フランス語の説明も見つけたけど、英語の半分以下の文章量。結局、両方を読んで理解することにした。
まず鶏もも肉を4本分用意。そこにタンドリー・ペーストやレモン汁やヨーグルト、塩を加え、7時間(!)ほど冷蔵庫でマリネ。(これが美味しさのヒミツか?)
夕食の時間に間に合いそうにないので、マリネ時間は5時間に短縮せざるをえなかった。(これで美味しさ7分の5か・・・?)
説明によると、この後オーブンにて焼くと書いてある。そして、たとえば食べ残したとしたら、次に食べる時にまたオーブンで焼いて温めなおすと書いてある。つまり、ここがポイントだったのです。レストランで出てくる、端がガリッと焦げたくらいのタンドリーは、多分オーブンで大量焼きしたものを、注文がきたら炭火焼して温めなおして出してくれていたのでしょう。炭火焼のほうが美味しいに決まってる。けどウチに炭火は無いので・・・。

5時間後にオーブンで焼いたのですが、鶏から脂が沢山出たし、タンドリー・ペーストもたくさん付いていたのでなかなかガリッと焦げるようには焼けませんでした。
それでも、美味しかった!!
レモンをチュッと絞って食べるんですが、このレモンの爽やかな酸味がまた合うんですね~。ごはんに絡めて食べると美味しかったです。あぁ、日本人・・・。

タンドリーチキンの素、って日本でも売ってるんでしょうかね?
フランスでも普通のスーパーには売ってなくて、いや、売ってるところもあるんですが、確か「○ギー」の製品で、タンドリー・チキンの素って書いて売ってる割には、作ってみるとカレーみたいな料理に仕上がるという・・・。(でもコレはコレで美味しかったんだけどね。)そういう、粉の商品ならありました。でも今回みたいなペーストは初めて発見。しかもレストランのとおんなじ味!・・・っていうか、レストランもきっとコレ使ってるんだ。

ぺこの水浴び姿

2005-05-23 01:53:48 | Weblog
1.5mほど離れたところからズームで狙ってみました。

水浴びする時、最初はまず「温度をみる」ところから始まります。
くちばしを水に入れたり、水を飲んだり、足をつけてみたりして・・・。
そして、しばらくの間もたもたして・・・
そしてようやく、エイッ!とばかりに水浴び開始。

そんなに勇気を振り絞らないと水浴びできないのか・・・?(謎)

パリで「KOINOBORI」 -フランス人考-

2005-05-22 01:27:22 | Weblog
パリでもよく日本関連のイヴェントをやってます。
今回は「子どもの日」ということで、5月中ブーローニュの森に沢山こいのぼりが設置されてるってことで、友達に誘われるがままに見に行って来ました。
夫は田舎から金曜の夜に戻って来て、土曜日には夜通しで仕事、そして今日(日曜日)の午前5時半に帰宅したのです。昼過ぎまで寝てました。そして・・・友達から電話で誘われたのです。断りきれず行くことにしたのですが、内心2人とも「疲れてるんだから家で寝てるほうがいいよぉ~」って思ってました。

わたしは今回はじめてブーローニュの森に足を踏み入れたんですが、なかなか良い場所でした。森の北側に入ったんですが、入園料がわずかにかかったものの、子どもを遊ばせるのにうってつけの場所。遊具も沢山あって、ミニ遊園地って雰囲気。きれいに花が植えてある場所に、たくさんの「こいのぼり」が設置されていました。これをフランス人たちは「空飛ぶ魚 les poissons volants」って言ってました。そういう表現されるとちょっとねぇ~。(苦笑)
(写真の奥に写っている、温室のようにも見えるものは、鳥類園でした。インコやクジャクなどが中で飼われていました。)

こいのぼりを指して「アレは何なんだ?」と聞かれたので簡単に説明したら、それ以上はツッコまれなかったので、深い説明をするには至りませんでした。
皆アレを「魚」と言っていたので、「あれはコイという魚の形をしているのです。」と説明した。こちらでも熱帯魚店では「KOI(carp)」として売られているから、その道に詳しい人なら知ってる人もいるはず。でもワタシの周りのフランス人は、魚には無頓着な人ばかりなのであった・・・。
「koi-nobori」の koi は「魚の種類名だ」と説明した。で、nobori は何と説明しようか?旗ってイメージじゃないよね。ノボリって、あの、戦国武将が背中にくくりつけてたアレでしょう?となると・・・なんだろう?アタマの中には旗をかかげたジャンヌ・ダルクの姿が浮かんだ。あれ?やっぱり旗か? ということで、nobori は「旗だ(drapeau)」と説明した。
「魚の形をした旗」=「こいのぼり」?
なんとな~くスッキリしないけど・・・。
コレは何のため?と聞かれたので、「男児が生まれた際に、強く逞しく育って欲しいという願いを込めて初節句に祖父母が贈る風習があるのです。」と答えてみた。
ブーローニュの森では、棒1本につき1匹のコイがくくりつけられてて、日本でよくある「メザシ状態」の展示のしかたに似てる気がして、これはこれで日本の雰囲気が出ていたようにも思った。けどね、元々は数匹をタテに並べるでしょ?ヨコじゃないでしょう?

「昔は竹ざおの先にカゴをつけて家の入り口に立て、魔除けとして使っていた。それが今のこいのぼりのてっぺんにある、くるくる回る飾りの元です。」とは、もう10年以上も前に学校の民俗学の講義中に先生が言ってた話です。そんな、日本人でも普通知らないようなウンチクをフランス人にしたってしょうがないだろうって思ったけれど・・・しかし、「なんでこの魚の旗を使うの?」とは誰にも聞かれなかった。
なぜ「コイ」なのか?誰もそんな細かい点には興味無いのかな。いや、たとえ聞かれたところで正しい答えを言えるのかどうかは(謎)だけれど・・・。
ここでワタシが何を言いたいかと言いますとですねぇ、つまり、現代フランス人の無関心さ、なんです。今のフランス人たちは、昔からの伝統行事などすっかり忘れてしまい、廃れさせてしまい、闇に葬り去っていって平気なのです。だから他国の行事にも、見た目に見えるもの以上に感心を払おうとしない。そんな姿勢がわたしにはうかがえるのです。

フランスに居てとても残念に思うのは、各地をまわっても地方の村祭りやら行事、特産品というものが乏しいこと。日本だと、一度は廃れた地方行事ですら地域振興のため復活させたりもしますよね。ブルターニュ地方では、90歳くらいのおばあちゃん達が現役だった頃には、皆民族衣装を着て過ごしていたそうなのです。でも、その方達が1人亡くなるごとに、その伝統は、現在進行形で消えていってるのです。今の時代、伝統を守り受け継ごうという気持ちを持つ若い人たちは居ないのでしょうか。(日本ならば、時折着物が流行ったりもしますが。)

こどもの日は、そのままフランス語に直訳されていた。だから今回のイヴェントも、子どものためのイヴェントとして行われていた。そこにワタシが「男児が生まれたら・・・」と説明したもんだから、その点にだけはフランス人たちも反応してきた。「男児ってことは・・・、女児のほうは?」ここで、ひなまつりっていうのがあるんだよ~と説明した。
ひなまつり(上巳の節句、って言うんですねぇ)では雛人形を飾り、ひなあられを食べる。こどもの日(端午の節句)にはこいのぼりや兜を飾り、ちまきや柏餅を食べ、菖蒲湯につかる。そういう行事の細かい部分までをも説明したかったんですが。だってね、こいのぼりだけが「こどもの日」じゃないでしょう? でも、目の前に「ちまき」も「柏餅」も無いし、とにかく説明するのに困りそうだから止めておきました。(真剣に、園内でちまきでも売ってやしないかと内心期待してたんだけど・・・涙)
日本だと、冬至に南京食べたりとか。正月明けに七草がゆを食べたりとか、昔はちゃんと意味のあった行事がいまだに残ってますよね。フランス人にこういう伝統・行事を説明するたびに、フランスが「大事なことを忘れた国」にも思えてくるのです。きっと昔は、フランスにもあったはず。と思うんですけど・・・。

帰り際に、森の入り口脇に特設の売店があったので立ち寄ってみたら、日本の方が日本の雑貨を売っていました。壁には「のれん」がかかっていて、その下では「招き猫」など沢山売られていた。フランス人はけっこう「のれん」に興味を持つ。コレは何だ?と。これは説明しにくい。感覚的にハッキリとは伝わらないのです。
「(布の存在感ではなく、)空間をさえぎることに意味がある。」
フランス人にとっては、布の存在こそに意味があるので、日本で普通にある、長さ30cmほどののれんの意味がわからないのです。長さが150cmくらいの長~いのれんだと、カーテンをイメージできるので理解可能らしいのですが。
日本人の「感覚」とは、とても微細な部分にまで及んでいて、しなやかで繊細で、目に見えないものまで見えるかのごとく感じてしまう。そういうことが当たり前な土壌で育ってしまった日本人にとっては、フランス人の感覚のほうが摩訶不思議にも思えてくるのです。

3番地

2005-05-22 00:24:49 | Weblog
パリには金曜日に戻ってきました。
義父母宅にいた間、夫とワタシはさんざんハネを伸ばし、(ぺこはカゴから出る時間が少なく窮屈そうにしてたけど・・・)古道具屋さんめぐりもしてきました。

パリ市内の古道具屋さん、古道具市はかなり値段がつり上げられています。それに比べると地方の古道具屋さんは、がらくたはがらくたなりの値段で売られているので、常識的な値段だと思うのです。(パリだと観光客相手にバカみたいな高い値段をつけてたりするので・・・)
田舎に行く人には、各地にあるエマユスと呼ばれる慈善団体の行う古道具市に行くことをオススメします。実はパリの古道具屋さんたちも、地方のエマユスを漁ってはめぼしいものを買い集め、パリで高値で売ってるのです。

エマユスで今回、わたしは茶色い素焼きの鉢(壺型)2個と、マスタードの壺(アンティークではないヤツ)を発見。夫は子供用のちっこい木製のイス?ベンチ?みたいなのを抱えて来ました。(とても小さく低いイスで、背もたれも無いものです。暖炉の前に座るのに使われていたのかも?)ベンチには値札がついてて、2ユーロと書かれていました。
エマユスはとにかく安いんですが、値札がついてない商品が多く、そういうモノは値があってないような物の場合がほとんど。がらくたすぎて、いちいち値段がつけられないのかも。(プラスチック製の古いプランターも売られてて、それらは3個くらいまとめて1ユーロだったりとか、ね。)
夫はさらに、旧式の赤い懐中電灯も発見。本人はえらく惚れ込んでしまっています。別にどうってことないけどね。大中とかでも売ってそうな感じの品。(あ、「大中」ってもう無い・・?)
合計5品目を持ってレジへ向かう。
「イスが2ユーロだから・・・、全部で10ユーロくらいかな?」全くのカンで、なんとなくそんなこと考えてるワタシ。しかし、レジにいる太っちょのおじさんは、いい加減そうにそれぞれを指差して、
「・・・、CINQ!(5ユーロ)」と言った。

・・・ハ?

ワタシと夫の目がテン。その瞬間、2人とも同じこと考えてた。
「もしかして、懐中電灯が見えなくて、カウントしてなかったんじゃ?」
いやいや、そんなことはないはず。ちゃんとテーブルの上に、よく見えるようにして置いたんだから。
(毎度こんな感じで、ビックリさせられるのです。)

そのすぐ後に、同じくエマユス内にて夫が古い番地プレートを発見。エナメルの感じが、なんとなく手作業っぽくて味がある。
大きく書かれた「3」の字。なんとなく笑えるのは、3っていう数字が持つイメージからか?
こういう、くだらないモノに夫は弱い。おじさんに値段を聞くと、「5ユーロ」と言う。
エ?さっき5品目買って5ユーロだったのに、コレ1個で5ユーロするの??
こんな矛盾はエマユスではよくあることです。最初のが安すぎた・・・と考えることにしてます。(笑)
5ユーロだって。(さっきの買い物と合わせて合計10ユーロじゃないの。)
ならば、買おうじゃないの。
何の目的も無く買ってしまった「3番地」の札。おじさんに「お宅、3番地なの?」って聞かれてしまった。いや・・・その・・・。「トイレかお風呂場のドアにつけたら面白いんじゃない?」なんて夫とテキトウな返事を返して立ち去る。実際、どこに設置するかはこれからの問題になるのです。

さて、どこにつけようか・・・

パリに戻ってから、その悩みは一瞬にして解消されました。
TGV&メトロでの長旅を終えたぺこを、帰宅してまず一番最初に開放してやるべく、鳥かごのセッティングをしていたとき、ふと閃いたのです。
そして、この写真の状態。

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ちなみに、TGVの中でぺこはずーっと大人しくしていました。
メトロへ乗り換えのため通路を移動していた頃から、雑踏の中でぺこは数回「キュイ~ィ?」とヘンテコな声で鳴いてました。一体どこなの?と不思議だったのかも。(ぺこには外が見えないようにしてあるので。)騒音だらけのメトロも難なくこなして、本当に良い子のぺこでした。

ロバ、大活躍 4

2005-05-21 23:56:18 | Weblog
ロバの敷地あたりで見つけた「うさぎ穴」です。
野うさぎは、昔学校で飼育当番をしていたあの白うさぎよりもかなり小さく、そして穴も小さめです。薄茶色してて、耳が短めでかわいいんです。

ロバの土地で、ロバに見守られながら駆け回る野うさぎ。
アイリスの茂みに生えてた雑草の花を摘んでいたら、急に何かが駆け出して行き、すんごくビックリしました。走り去った先を見ると、野うさぎの元気に跳ね上がる後姿が見えました。その話をしていたら、翌日に義父がまったく同じ場所で、全く同じ体験を。

去年の秋だったか、道端でうずくまって元気が無くなっていた子うさぎを保護し、ロバの敷地に放したことがありました。あの時は、そそくさとロバ小屋近くへ逃げ込んでましたが・・・もしかしたら。あの時の子うさぎかも・・・?

ロバ、大活躍 3

2005-05-21 23:48:51 | Weblog
これ、何だかわかりますか? じつは、ロバ堆肥なんです。
原料はナニ?ってヤボな質問はナシね。
枯葉やら何やらも一緒に混ぜ込んで、しばらく寝かせて(発酵もするのかも?)作るのです。
時々義父が混ぜているそうなんですが、掘り起こすとミミズがうにょにょ~っと出てきます。すんごい大きいミミズもいます。ミミズさんたちも堆肥作りに役立ってくれているのでしょうね。

堆肥、動物性のものは即効性があり、植物性のものはじんわり効いてくるそうですね。両方が混ざってるコレは、なかなかのスグレモノかもしれませんね。
義父母がパリに来る時に、これを時々持って来てくれます。去年は引っ越してきたばかりの頃に、コレを花壇に「土壌改良」のため大量投入し、その後しばらくは「田舎の香り」があたり一面に漂うことになってしまいました・・・。そして、ハエを招く結果に。。。(今年はイッキに使うこととは止め、地道に作業してます。)

ロバ、大活躍 2

2005-05-21 23:28:38 | Weblog
ロバ小屋周辺の様子。
奥へ行くほど土地が低く落ち込んでいます。まるで谷底。
青い巨大な容器は雨水を貯めるためのもので、これがロバの飲料水。
冬の寒い朝はいつも義父が、表面に薄く張った氷を割りに来ます。そうしないと、怖がって水を飲まないんだって。不思議。(ロバは耳がとても発達しているので、視力はものすごく悪いらしい。だから、ほんのちょっとの「非日常」にすごく怯えるんだとか。人間には聞こえないような、地下の上下水道の音に驚いたり、氷があると水が飲めなかったり。)

前に書いたとおり、庭木も食べちゃうアヴァン。だから義父が「囲い」をしています。庭の半分までの敷地は放し飼い。それ以外の場所に行かないように、電線を張りめぐらせ、軽い電流を流しているんです。(ビニール紐みたいに見えるのがそれです。)今まで数度、ビリッ!!ときたことがあるらしく、以来ちゃんと学習し、どんなに草が食べたくてもこの線に触れるようなことはしないんだと。わたしもまだ触ったことありません。かなり刺激的だということです。(←夫の体験談。笑)

このロバの敷地内は、うさぎなど小動物の安全地帯となっているそうです。
庭のあちこちに野うさぎがいるんですが、たまにキツネが出たりするそうで、そういう時には野うさぎはロバ小屋へ逃げ込んだりもするらしいのです。ロバは大きいから、キツネも怖いのでしょう。
前にハリネズミの死んでるのを見たこともあります。血を出して死んでいたから、もしかしたらキツネの仕業だったのかも・・・。

ロバ、大活躍 1

2005-05-21 23:20:53 | Weblog
ここから向こうがずーっと、ロバの敷地です。
敷地内には小屋があります。(矢印の位置に小さく屋根が見えてます。)
小屋はくぼ地にあります。土地全体がでこぼこと起伏に富んでいて、右側に行くほど高く、左側に行くほど低くなっています。
雑草を刈り取るのは、ロバのアヴァンの役目。
でも植木も食べちゃうのが難点・・・。

雑草の花束

2005-05-20 02:40:11 | Weblog
義父母宅のロバの敷地を散歩していて、かわいい雑草の花をたくさん見つけたので花束にして義母に渡しました。
こんな感じです。

白い花は、日本では見たことが無いマメ科の花で、蔓がくるるんっと巻いてるのがかわいくって摘んでみたんですが、本当に折れやすい花で、花束に入れるにはかなり無理がある草でした。カラスノエンドウのマジェンタ色の花も一緒に加えています。
カラスノエンドウの実もあったんですが、これはまだ実っていなくてペッタンコでした。それでもなんとかタネを出して「マメ笛」にして吹いてみようとしたんですが、やっぱり音は出ず・・・。子どもの頃、よくこれで遊びました。夫も義母もそんなこと知らないと言ってます。フランスでは、やらないのかも。

野ばらの花

2005-05-20 02:34:05 | Weblog
村のあちこちで、このような感じで野ばらの花が咲いてるのを見かけました。
高速道路沿いにも沢山似たような花を見たので、きっとそれも野ばらでしょう。

野ばらの花の寿命もとても短いことが、今回わかりました。
摘んで2日後くらいにはもう花びらが落ちてましたから。
花びらの色も淡いピンク色で、それがいっそう儚さを際立たせているような気がしました。


田舎の花畑

2005-05-20 02:31:02 | Weblog
義父母の家に行くと、いつも必ず「お庭の散歩」と「近所の散歩」をします。
村の中を歩くと、あちこちに野生の花が咲いてて、これまたキレイなんです。
この写真に見える白い花は野生のマーガレットみたいな花で、コレとピンクのクローバーの花を摘んで花束にして義父母宅へ持って帰り、花瓶に生けました。空き地に生えてる雑草でかわいい花束ができるなんて、得した気分。

でも、雑草と売ってる切花には決定的な違いが・・・それは、
「雑草は花の寿命が切花に比べると極端に短い」「雑草の花は夜になると閉じ、朝にまた開く」という違い。
野生の花って面白いですね。花粉が夜露に濡れないようにするために毎夜花びらを閉じてるってワケなんですが、なんで切花はそういう能力が無くなったんでしょうか。園芸品種に改良された時点で操作選別されていたってことかな。

雑草のような野草を茶花として用いたりしますけど、花の寿命の短さ、夜に閉じる性質などが「数時間だけの茶席のために」生けるというのと「侘び寂び」の感性とに合致しているってことですね。

田舎はいいぞ 4

2005-05-20 02:20:53 | Weblog
田舎はいいですよ~。
というのも、なんせあちこちが緑でいっぱいだから。
義父母の家のお庭も緑でいっぱい。芝生や庭木があるからだけど、それだけではなく、ロバの敷地方面には沢山の雑草が。(雑草好きなワタシ。)
雑草って言ってもね、バカにしちゃいけませんよ。じっくり見るとカワイイんだから!

しゃがみこんで見ると、こんな感じ。
背丈の高いボーボー茂る雑草は品が無いように見える場合が多いですが、このような背丈の低いコンパクトな雑草は、芝生的な価値があるように思います。

さて。義父母宅あたりでよく見かけるこのような三つ葉には、テンテン模様がついてます。これ、日本では見たことなかったので、最初に発見した時にはビックリしました。何?このテンテン?ってね。日本でも同じの見たことある人がいたら、教えてください。
ちなみに、この三つ葉には小さな黄色い花が咲きます。
一緒に写ってる白い花を夫は「パクレット(paquerette)」と呼んでます。辞書で調べてみると、日本語では「ヒナギク、デージー」と訳されています。デージーの野生種ってことでしょうか?
もうちょっとちゃんと調べてみないとわかりませんね、このテの名前は混同されてることも多いから。

アードワーズ 3

2005-05-19 21:04:01 | Weblog
さて、このアードワーズ、建築材料に使われるのはもちろんなのですが、それ以外にも活躍しています。

アードワーズは硬度の低い石なので、石同士をこすり合わせて線を描くことができるのです。この性質を利用して、昔は学校でノート代わりの石版として利用していたそうです。B5サイズくらいの板状のアードワーズを各人が学校でノートとして使っていたようです。鉛筆の代わりに、同じくアードワーズの破片を使って文字を書きます。
で、消す時にはどうするのか?
水で簡単に消せるのです。ツバでもつけて拭くのが手っ取り早いですが、学校ではスポンジ状のものに水を含ませて拭いていたそうです。で、そのスポンジ状のものというのが・・・どんぐりの木にできる「虫こぶ」だったそうです! なんと・・・。そういう生活が、夫のおじいさんの世代までは本当に当たり前のことだったようで、夫の父親の世代でも石版は使っていたそうです。(夫の父親の世代では、石版+チョーク&スポンジに変化していたようです。)
昔、アニメの「トム・ソーヤの冒険」の中で石版にチョークで書いてるシーンがよく出てきてて、それがすごく印象的だったんですが、その原型がこのアードワーズの石版だったのです。

今もフランスの文房具店ではアードワーズの石版を売ってます。しかし、今ではチョークで文字を書くんです。お店のディスプレイや八百屋さんで値段表示なんかに使われる時には、白いペンやペンキで書かれている場合もあります。
石で石に字を書くほうが、味があってイイと思うけど・・・。

この青灰色の石をモチーフにしたお菓子も作られていて、この地方のお土産用として売られています。(比較的新しい地方菓子です。)

夫が言ってたんですが、「アジサイを雨どいの下に植えると、アードワーズの青い色のおかげでより青い花が咲く。」と言うらしいのです。西洋のアジサイはもともとピンクの種類だと思うので、この話ちょっと怪しげですが、アードワーズが青い色を与える元になってるというのもウソっぽいですよね。一つだけ確実と思われるのは、「雨どいの下=湿度が高い場所」ということで、湿り気の好きなアジサイを植えるにはうってつけの場所、ってことでしょうね。