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『ペコロスの母に会いに行く』☆鑑賞

2013-12-01 23:59:59 | 映画~映画館鑑賞
森崎東監督作品の「ペコロスの母に会いに行く」を見に行きました 

当初の一番の目的は、加瀬亮さんが出演している、二番は森崎東監督作品である・・・って感じでしたが、
映画を見始めたら、素敵な作品で見て良かった~と思える内容でした 

あらすじ 

長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。
ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。
迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、ゆういちは断腸の思いで介護施設に預けることに。
苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっている母の様子を見て、彼の胸にある思いが去来する。(HPより)


まず、登場人物全員がとっても魅力的 
ゆういちさんも、介護という大変な状況ながら、友と語らったり趣味を楽しんだりと前向きで
母みつえさんにも言いたいことを言い、息子(孫)さんもおおらかで優しく
とても素敵な家族だな~って感じさせました。

他の介護施設の方や、介護仲間も明るくて、良い方ばかり。
特に随所に見られるハゲネタも、面白過ぎ 
ただそれとは反対にみつえさんが回想する、子供の頃や若いときに苦労した体験の数々は、
今現在は年を取りボケてしまったけど、人間の年輪を感じさせ、
ラストシーンのランタンフェスティバルの現像的な美しさの中で見せるみつえさんの少女の様な表情は、
年を重ねた事から生まれる素敵な表情で、とても感動的でした。

とにかく赤木春恵さん、原田貴和子さん、知世さんと女優さんが素敵でした
加瀬さんもメジャー作品もいいけど、こういう作品に出ている方が好きです 
酒乱で神経症の夫役を熱演していました。
そして、エンドロールに出ていたご本人の写真を見ると似ている気もします。

長崎の美しい風景や、食べ物、お店も見所の一つです 

市井の人々が懸命に生き、その家族の姿を素敵に描いた作品、
なんとなくファンタジーっぽい映画だな~とも思いました 
後半は、色々と自分と重ねてしまい涙止まらなかったです 
人ぞれぞれに何かを感じる深い作品だと思いました。

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