アキ・カウリスマキ作品で見逃していた作品がちょうどDVDになっていたので、鑑賞しました
「白い花びら」あらすじ gooより
田舎の村でキャベツを作ってつましく暮らすユハ(サカリ・クオウスマネン)とマルヤ(カティ・オウティネン)の夫婦。
貧しいながらも幸せな彼らの前に突然、都会から来たキザな中年男シュメイッカ(エリナ・サロ)が現われる。
シュメイッカは純粋無垢なマルヤを誘惑、彼女は口説かれるままに夫を置いて家出。
ところがマルヤは彼に夜の女として売り飛ばされ、辛い毎日が始まる。
いっぽう、ひとり残されたユハは怒りと悲しみに沈んでいた。
1年後、ついにユハは妻を探しに都会へ旅立つ。探し当てた妻はシュメイッカとの間に子供をもうけていた。
ユハはシュメイッカを殺して復讐を遂げると、自らも果てるのだった。
田舎で農業をしながら幸せに暮らしていた夫婦、年の差はあるものの幸せに夫婦。
田舎の暮らししか知らない妻が、都会の男を知った時の変貌ったら
夫は、家電等取り入れて妻の気を引こうとするが、結局、都会の男に着いて行ってしまう。
小さな頃から面倒をみてきた妻、都会の男の故障した車を直してあげた人のいい夫への酷い仕打ち
この映画は無声映画ですが、夫の怒りと絶望が、言葉ないほど表情のみで伝わってきました。
ラスト、ゴミ置き場で夫が最後を遂げるシーンは、胸に迫るものがありました。
今まで見たカウリスマキ作品の中で、一番の衝撃かも…
「愛しのタチアナ」あらすじ gooより
60年代のフィンランド。40歳を過ぎて母親に頭が上がらず、毎日ミシンを踏んでいる仕立屋のヴァルト(マト・ヴァルトネン)は、中毒に近いほど好物のコーヒーを母親が切らしたことで堪忍袋の緒が切れた。
母親を押入れに閉じ込め、財布から金を盗んで外へ飛び出した彼は、修理に出していた愛車を受け取りに友人の修理工レイノ(マッティ・ペロンパー)を訪ねる。
同じく40を越した独身男の彼は、革ジャンを羽織ってポマードを髪に塗りたくりロックンローラー気取り。「行け、とジョニー・キャシュも言った」とのレイノの言葉で、田舎町の退屈な日常にうんざりした2人は奇妙な旅に出発する。
その途中で出会ったやせぎすのエストニア女性タチアナ(カティ・オウティネン)、小太りのロシア人女性クラウディア(キルシ・テュッキュライネン)を港まで車で送ることになったが、ヴァルトはコーヒーをひたすら飲み、レイノはウォッカをあおるだけで、寡黙な男たちは全然コミュニケートができない。
やっと着いた安宿でタチアナはレイノと、クラウディアはヴァルトと同じ部屋でひと晩過ごすことになったが、シャイで気が利かない男たちはさっさと寝てしまい、2組のカップルには何も起こらない。
やがて車は港に着き、別れを交わしたはずのレイノとヴァルトが船に現れた。
エストニアに渡る短い渡航時間の間にレイノとタチアナの気持ちは高まり、彼女が彼の肩にそろそろと頭を預けると、レイノはゆっくりと彼女の肩を抱く。
汽車でロシアを帰るクラウディアを見送ったあと、いよいよタチアナの家にたどり着いたが、レイノはここに残ると言う。
4人を乗せた車がコーヒー・ショップに突っ込む。
それは残らなかったヴァルトの心の揺れか。彼は家に帰ると、再び無言でミシンを踏み始めた。
どれだけコーヒー好きかってくらいコーヒーが出てきました(笑)
冴えない二人が旅に出て、女性と出会うも進展もないが、何故か憎めない二人
レストランの食券買うシーンとか、店員の対応が衝撃的に悪かったりと、お国柄も感じるロードムービー
旅が終わり最初と同じ様にミシンを踏む、誰にでも自分自身の居る場所から出て見たいと思うそんな思いを描いたおとぎ話の様な映画でした
「白い花びら」あらすじ gooより
田舎の村でキャベツを作ってつましく暮らすユハ(サカリ・クオウスマネン)とマルヤ(カティ・オウティネン)の夫婦。
貧しいながらも幸せな彼らの前に突然、都会から来たキザな中年男シュメイッカ(エリナ・サロ)が現われる。
シュメイッカは純粋無垢なマルヤを誘惑、彼女は口説かれるままに夫を置いて家出。
ところがマルヤは彼に夜の女として売り飛ばされ、辛い毎日が始まる。
いっぽう、ひとり残されたユハは怒りと悲しみに沈んでいた。
1年後、ついにユハは妻を探しに都会へ旅立つ。探し当てた妻はシュメイッカとの間に子供をもうけていた。
ユハはシュメイッカを殺して復讐を遂げると、自らも果てるのだった。
田舎で農業をしながら幸せに暮らしていた夫婦、年の差はあるものの幸せに夫婦。
田舎の暮らししか知らない妻が、都会の男を知った時の変貌ったら
夫は、家電等取り入れて妻の気を引こうとするが、結局、都会の男に着いて行ってしまう。
小さな頃から面倒をみてきた妻、都会の男の故障した車を直してあげた人のいい夫への酷い仕打ち
この映画は無声映画ですが、夫の怒りと絶望が、言葉ないほど表情のみで伝わってきました。
ラスト、ゴミ置き場で夫が最後を遂げるシーンは、胸に迫るものがありました。
今まで見たカウリスマキ作品の中で、一番の衝撃かも…
「愛しのタチアナ」あらすじ gooより
60年代のフィンランド。40歳を過ぎて母親に頭が上がらず、毎日ミシンを踏んでいる仕立屋のヴァルト(マト・ヴァルトネン)は、中毒に近いほど好物のコーヒーを母親が切らしたことで堪忍袋の緒が切れた。
母親を押入れに閉じ込め、財布から金を盗んで外へ飛び出した彼は、修理に出していた愛車を受け取りに友人の修理工レイノ(マッティ・ペロンパー)を訪ねる。
同じく40を越した独身男の彼は、革ジャンを羽織ってポマードを髪に塗りたくりロックンローラー気取り。「行け、とジョニー・キャシュも言った」とのレイノの言葉で、田舎町の退屈な日常にうんざりした2人は奇妙な旅に出発する。
その途中で出会ったやせぎすのエストニア女性タチアナ(カティ・オウティネン)、小太りのロシア人女性クラウディア(キルシ・テュッキュライネン)を港まで車で送ることになったが、ヴァルトはコーヒーをひたすら飲み、レイノはウォッカをあおるだけで、寡黙な男たちは全然コミュニケートができない。
やっと着いた安宿でタチアナはレイノと、クラウディアはヴァルトと同じ部屋でひと晩過ごすことになったが、シャイで気が利かない男たちはさっさと寝てしまい、2組のカップルには何も起こらない。
やがて車は港に着き、別れを交わしたはずのレイノとヴァルトが船に現れた。
エストニアに渡る短い渡航時間の間にレイノとタチアナの気持ちは高まり、彼女が彼の肩にそろそろと頭を預けると、レイノはゆっくりと彼女の肩を抱く。
汽車でロシアを帰るクラウディアを見送ったあと、いよいよタチアナの家にたどり着いたが、レイノはここに残ると言う。
4人を乗せた車がコーヒー・ショップに突っ込む。
それは残らなかったヴァルトの心の揺れか。彼は家に帰ると、再び無言でミシンを踏み始めた。
どれだけコーヒー好きかってくらいコーヒーが出てきました(笑)
冴えない二人が旅に出て、女性と出会うも進展もないが、何故か憎めない二人
レストランの食券買うシーンとか、店員の対応が衝撃的に悪かったりと、お国柄も感じるロードムービー
旅が終わり最初と同じ様にミシンを踏む、誰にでも自分自身の居る場所から出て見たいと思うそんな思いを描いたおとぎ話の様な映画でした