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Today's latter

「白い花びら/愛しのタチアナ」~鑑賞

2012-11-30 23:59:59 | 映画~DVD鑑賞等
アキ・カウリスマキ作品で見逃していた作品がちょうどDVDになっていたので、鑑賞しました 

「白い花びら」あらすじ  gooより

田舎の村でキャベツを作ってつましく暮らすユハ(サカリ・クオウスマネン)とマルヤ(カティ・オウティネン)の夫婦。
貧しいながらも幸せな彼らの前に突然、都会から来たキザな中年男シュメイッカ(エリナ・サロ)が現われる。
シュメイッカは純粋無垢なマルヤを誘惑、彼女は口説かれるままに夫を置いて家出。
ところがマルヤは彼に夜の女として売り飛ばされ、辛い毎日が始まる。
いっぽう、ひとり残されたユハは怒りと悲しみに沈んでいた。
1年後、ついにユハは妻を探しに都会へ旅立つ。探し当てた妻はシュメイッカとの間に子供をもうけていた。
ユハはシュメイッカを殺して復讐を遂げると、自らも果てるのだった。


田舎で農業をしながら幸せに暮らしていた夫婦、年の差はあるものの幸せに夫婦。
田舎の暮らししか知らない妻が、都会の男を知った時の変貌ったら 
夫は、家電等取り入れて妻の気を引こうとするが、結局、都会の男に着いて行ってしまう。
小さな頃から面倒をみてきた妻、都会の男の故障した車を直してあげた人のいい夫への酷い仕打ち 
この映画は無声映画ですが、夫の怒りと絶望が、言葉ないほど表情のみで伝わってきました。
ラスト、ゴミ置き場で夫が最後を遂げるシーンは、胸に迫るものがありました。
今まで見たカウリスマキ作品の中で、一番の衝撃かも…


「愛しのタチアナ」あらすじ  gooより

60年代のフィンランド。40歳を過ぎて母親に頭が上がらず、毎日ミシンを踏んでいる仕立屋のヴァルト(マト・ヴァルトネン)は、中毒に近いほど好物のコーヒーを母親が切らしたことで堪忍袋の緒が切れた。
母親を押入れに閉じ込め、財布から金を盗んで外へ飛び出した彼は、修理に出していた愛車を受け取りに友人の修理工レイノ(マッティ・ペロンパー)を訪ねる。
同じく40を越した独身男の彼は、革ジャンを羽織ってポマードを髪に塗りたくりロックンローラー気取り。「行け、とジョニー・キャシュも言った」とのレイノの言葉で、田舎町の退屈な日常にうんざりした2人は奇妙な旅に出発する。
その途中で出会ったやせぎすのエストニア女性タチアナ(カティ・オウティネン)、小太りのロシア人女性クラウディア(キルシ・テュッキュライネン)を港まで車で送ることになったが、ヴァルトはコーヒーをひたすら飲み、レイノはウォッカをあおるだけで、寡黙な男たちは全然コミュニケートができない。
やっと着いた安宿でタチアナはレイノと、クラウディアはヴァルトと同じ部屋でひと晩過ごすことになったが、シャイで気が利かない男たちはさっさと寝てしまい、2組のカップルには何も起こらない。
やがて車は港に着き、別れを交わしたはずのレイノとヴァルトが船に現れた。
エストニアに渡る短い渡航時間の間にレイノとタチアナの気持ちは高まり、彼女が彼の肩にそろそろと頭を預けると、レイノはゆっくりと彼女の肩を抱く。
汽車でロシアを帰るクラウディアを見送ったあと、いよいよタチアナの家にたどり着いたが、レイノはここに残ると言う。
4人を乗せた車がコーヒー・ショップに突っ込む。
それは残らなかったヴァルトの心の揺れか。彼は家に帰ると、再び無言でミシンを踏み始めた。


どれだけコーヒー好きかってくらいコーヒーが出てきました(笑)
冴えない二人が旅に出て、女性と出会うも進展もないが、何故か憎めない二人
レストランの食券買うシーンとか、店員の対応が衝撃的に悪かったりと、お国柄も感じるロードムービー 
旅が終わり最初と同じ様にミシンを踏む、誰にでも自分自身の居る場所から出て見たいと思うそんな思いを描いたおとぎ話の様な映画でした 

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『灰とダイヤモンド』☆鑑賞

2012-11-27 23:59:59 | 映画~映画館鑑賞
渋谷・シアターイメージフォーラムで開催されている「ポーランド映画祭」にて
『灰とダイヤモンド』を鑑賞しました。
立ち見も出るほどの大盛況 
確かDVD化されておらず、映画館で鑑賞する機会もあまりない…
ずっと前から見たかった作品なので"見に行かなくては~"と思っていたら同じ思いの人がたくさん居たのですね~。

あらすじ  

一九四五年五月八日、ポーランドのワルシャワ。町のはずれの教会のそばに、二人の男が待ち伏せていた。
党地区委員長シュツーカを殺すためだ。見張りが車の接近を叫んだ。銃撃。車の男達は惨殺された。
シュツーカの車は遅れて着いた。《こんな殺人がいつまで続くのか》通りがかりの労働者達は彼に詰問した。
--夕方、街の放送塔がドイツの降伏を告げた。殺人者達は落ち合う。
見張りの男は町長秘書だった。町長主催の戦勝祝賀会がホテルである。
二人の男、アンドルゼイ(アダム・パウリコフスキー)と若いマチェック(ズビグニエフ・チブルスキー)はそのホテルへ行く。
彼等はロンドン派の抵抗組織へ入り、独軍と戦った。
解放後は町長やワーガ少佐の指令で反党地下運動に従う。シュツーカが部下とホテルに現れ、マチェックは始めて誤殺に気づく。
隣りに部屋をとった。誤殺した男の許婚が男と寝るのを見た。バーに美しい給仕クリスチナ(エヴァ・クジイジェフスカ)がいた。
アンドルゼイは少佐に呼ばれ、暗殺の強行を命ぜられる。ソヴェトから帰国早々のシュツーカは息子が心配だった。死んだ妻の姉を訪ねる。
少佐の住む家の大佐夫人だ。引取られた息子はワルシャワ蜂起以後、生死不明だった。ホールで歌が始り、誰もいないバーでマチェックとアンドルゼイは酒に火をつけ、死んだ仲間をいたんだ。
アンドルゼイは朝四時に任務でワルシャワへ発つ。《それまでに殺す。連れてってくれ》マチェックは頼んだ。彼はクリスチナにいう、《今晩十時、部屋で待つ》相手にされぬ。町長秘書は酒飲みの老新聞人にささやかれた、《町長が新政府の大臣になる》出世の機会だ。盃を重ねた。
宴会場には町長も到着した。マチェックの部屋の戸が叩かれた。クリスチナだ。
《貴方なら後腐れがないから来たの》女は話す、両親は戦争中死んだと。
町長秘書は泥酔し、老記者を連れ宴会場へ押入った。マチェックは女と時を過す。愛し合っていた。
男はいつも離さぬ黒眼鏡のことを話す。ワルシャワの地下水道にいたのだ。二人は外へ出る。雨が降りだし、教会の廃墟に雨宿りした。
女は墓銘を読む。《……君は知らぬ、燃え尽きた灰の底に、ダイヤモンドがひそむことを……》ノルウィドの詩だ。
普通の生活がしたい!死体置場には今日殺した二人の死体があった--。
保安隊が反党派の残党を捕えた。その中の不敵な少年はシュツーカの息子だった。
マチェックはホテルの裏で女と別れるが、同志を見かけ、思わず便所へ隠れた。《裏切って女と逃げるのか》アンドルゼイはいう《そんなら俺がやる》--マチェックは引受けてしまう。
宴会場では町長秘書が消火器の液をまき散らし町長から見放された。
マチェックは息子に会いに行くシュツーカの後をつける。
ふりむきざま、乱射した。相手が抱きついてきた時、祝賀花火が一斉に揚った。--マチェックは荷物をまとめ、クリスチナに別れを告げた。《行ってしまうの?》夜明けだった。
宴会の流れはまだ続いている。マチェックは同志の出発を物陰で見た。
アンドルゼイからも見放された町長秘書が、彼にすがろうとする。
逃げるマチェックは保安隊にぶつかった。追われ、撃たれた。
ホテルでは町長や伯爵や大佐夫人達が亡霊のようにポロネーズを踊っていた。
クリスチナは立ちつくしている、涙を流して。
マチェックはいつか町はずれのゴミ捨場を獣のようにうめき、笑いながら、よろめきはっていた。
ボロ屑の中で、最後のケイレンがくる。汽車の響きが遠ざかった。


ギリギリに映画館に到着したので、久しぶりに座布団をひき通路で鑑賞しました

大国に挟まれずっと翻弄されるポーランドの悲哀、若者のマチェックの姿が重なりました。
チラシには"ポーランド映画を知らしめた傑作"という解説がついていましたが、
確かにそうだと思いました。
一つのホテルでそれぞれの人生が折り重なるシーン達、そこには諦めと虚無の空気が流れる…
人生をやり直そうとした青年がむかえたラストシーンが、衝撃でした。
一つ一つのシーン、登場人物がどれも深くて…見ごたえありました。

正直、言葉にうまくならないほどの衝撃を受けた、私の中では忘れられない映画となりました。


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『教授とわたし、そして映画』☆鑑賞☆トークショー

2012-11-26 23:59:59 | 映画~舞台挨拶(加瀬亮関連等)鑑賞
『ホン・サンス/恋愛についての4つの考察』で上映されている『教授とわたし、そして映画』上映後に行われた
加瀬亮さんとホン・サンス監督のトークショーにシネマート新宿へ行ってきました  

あらすじ 

<第一章 呪文を唱える日>30代の映画監督ジング(イ・ソンギュン)は、アート系の作風が影響してかなかなか映画を撮れないでいた。現在は生活のため、大学の恩師ソン教授(ムン・ソングン)の口利きで映画学科で教えている。そんなある日、ソン教授から飲み会に誘われ、飲み会までの時間をつぶしていると先輩に出会う。ソン教授がカネをもらって別の講師を昇進させたと噂があると聞かされたジングは、飲み会で酔った勢いでソン教授に絡んでしまう……。
<第二章 キング・オブ・キス>ジングが映画学科の学生だった頃、同じ学科のオッキ(チョン・ユミ)に恋をした。最初は嫌がっていたオッキも、まんざらでもない様子であったが、実はオッキはソン教授と秘密の関係を持っていた。3人の三角関係を知るのはオッキだけ。そんな冬のある日、オッキの部屋の前で彼女を待って一晩過ごしたジングはやっと部屋に入れてもらい、そのまま結ばれる……。
<第三章 大雪の後に>大雪の翌日、映画学科のソン教授が講義のため教室に入ると、生徒は誰もいない。やがて、オッキとジングがやって来た。教授が何か質問はあるかとふたりに聞くと、ふたりは“恋愛とは何か?”“愛とは何か?”と思いがけない質問をぶつけてくる。ソン教授はその普遍的な質問に真剣に答えるのだった……。
<第四章 オッキの映画>オッキは若い男と年上男との三角関係で得た経験をもとに、それぞれの男と年の瀬から正月にかけてアチャ山を訪れたデートを映画にして、自らの恋愛を検証し始める……。


普段あまり韓国映画を見ないので、ホン・サンス監督作品も初鑑賞でした 
しかし、テレビドラマの韓流イメージとは違い、分かりやすいようで複雑なストーリー、ズームを多様したカメラアングルで、興味深く鑑賞出来ました 
カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で人気があるのが納得出来る作風でした 


上映後は、ホンサンス監督と通訳さん、加瀬さんが登場 
加瀬さん、カジュアルなファッションで、『アウトレイジビヨンド』の舞台挨拶の時より(詳しくはこちら)髪も伸びてました。
相変わらず、色が白くて線が細い 


加瀬さんが、初めてホンサンス監督作品を鑑賞したのは、ニューヨークの友人宅との事 
その後、他の作品も鑑賞していて、是非、監督の作品に出演してみたいとの事でした 
監督も、加瀬さんを「美しい人」と称し、自分の作品に出演してほしいと話していました。
加瀬さん、照れて顔が真っ赤になっていました(笑)

驚いたのは監督の脚本の話で、毎朝、その日の撮影分を書いてスタッフに渡すとの事 
司会の方もその辺りに驚いて、色々と突っ込んでいましたが、監督曰く「色々と試しましたが、僕にはそのやり方が合っているので…」と話していました。
加瀬さんも、普段の映画は、先に脚本があり撮影もラストシーンから撮ったりして、色々と"計算"して演技をしたりするけれども、
そういったやり方だと"計算"出来ない…アッパス・キアロスタミ監督の時も色々とぶつかり合いがあり、
海外の監督との撮影は、色々と刺激になるので出てみたい…と話していました 

話も盛り上がり30分位色々とお話が聞けて、韓国映画にも色々とあるのだと、
加瀬さん、是非にも海外の監督作品にも出演してほしい  と思った日になりました 


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エアロビ!

2012-11-20 23:59:59 | リズム運動
毎週火曜は、職場の施設で、エアロビクスをしています 

最近、家でストレッチやヨガのまね事などしておりますが、
やっぱり音楽に合わせて体を動かすのは楽しいです 

特に普段動かす事のない筋肉や、手足をバラバラに動かすのは、脳の働きも良くなるような(笑)

地道に続けていきたいと思います 

コメダ珈琲店~荻窪店

2012-11-17 23:59:59 | カフェ
荻窪南口にある「コメダ珈琲店」に行ってきました 

荻窪って、気づくと色んなお店がありますね  なんか、いいな~ 

ハンバーガー 380円 



昔からあるパン屋さんのハンバーガー、懐かしい味 
結構、大きい 

ブレンドコーヒー 400円 お豆つき



こちらも、他のカフェとは違う味だな~…少し薄め

ミニシロノワ―ル 390円





パリッとしたデニッシュに、冷たいソフトクリームが絶妙 
美味しかったです 


新しい店内、静かで落ち着いていて、ゆっくり出来ました 


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