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『ぼくのエリ 200歳の少女』鑑賞

2010-08-07 03:24:02 | 映画~映画館鑑賞
ぼくのエリ 200歳の少女』(スウェーデン映画)を鑑賞した   
と言っても水曜の話だけど…、銀座テアトルシネマでの上映、かなり混んでいた  


あらすじ

1980年代、ストックホルム郊外に母親と2人で暮らす12歳の少年オスカーは、学校で陰湿な苛めにあい苦痛で孤独に満ちた毎日を送っていた。
ある日、アパートの隣りに謎めいた少女エリが越してくる。
毎晩のように中庭で顔を合わせ仲良くなった二人は、寝室の壁越しにモールス信号を送り合うようになり、オスカーはエリに恋心を抱く。
その頃、町では喉を切り裂かれ血を抜き取られるという猟奇的な殺人事件が起きていた…

異色なバンパイア映画  
雪深く閉塞感を感じる冬の北欧が舞台  


(以下、愚痴です) 


ぱっと見は、主人公の孤独で美しい少年と、バンパイアの少女の禁断の恋…と思われたが、
実際に私も予備知識が浅くて見に行ったので、最初はそう思っていたが、
見ていると、正直、話の辻褄が合わない事が多くて、
例えば、エリが「私は女の子じゃないけどいいの  …」と言う所とか、
見終わった後に映画の中で、そこの問題がクリアーになってない と思ったら、
エリの着替えのシーンでモザイクが掛かっていたのだが、
実は、そのモザイクにこの映画の根本を揺るがす真実が隠されていた事を知り、
結構映画に関しては心の広めな私でも「なんだとぉ  じゃあ、この副題は何なの  」と叫ばずには居られなかった  
思いっきり、副題で観客を誘導しているのだが  

調べると、色々と映倫とかとのやりとりがあり、結果こうなってしまったらしいけど、がっくりだな~  
こんな事、ほんとに有るんだなぁ…と怒りと切ない気持ちになった  

子役の二人は、繊細な役を完璧にこなしていて、とても魅力的だったし、
映画の中の疑問は無視して、"血みどろ版・小さな恋のメロディー"的に見れば、それはそれで愉しめるかも…
でも、この映画には、見た人が"恋愛"では括れない、深い意味を感じずにはいられない魅力があるんだよなぁ…
そうして真相を知ろうとすると、結果、モザイク問題が判明して、日本の映画上映ってなんなの 
せめて、始めから断っておいてよ…、この副題って確信犯かよ…とか、映画そのものではなくて、
日本の上映スタイルにがっくりしてしまったのであった  

原作は、とても良いらしいから原作を読んでみようかなぁと思う  

とにかく、この映画は、普段、与えられたものをボーっと見ている私にとっては衝撃的な映画であった。


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