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『肉体女優殺し 五人の犯罪者』『ねじ式』☆鑑賞

2010-08-04 23:59:00 | 映画~映画館鑑賞
現在、渋谷にて『石井輝男 怒涛の30本勝負!!』特集上映中  

石井監督の古い作品は結構見たけど、
晩年の作品は、今は無きシネラセットで見た『盲獣vs一寸法師』のみだったので『ねじ式』が見たくて渋谷へ  
原作のつげ義春も好きだし  


『肉体女優殺し 五人の犯罪者』 1957年

フランス座の人気ストリッパーが舞台上で殺された。
小道具の拳銃が、いつの間にか本物とすりかえられていたのだ。
新聞記者の西村(宇津井健)は、事件の裏に麻薬犯罪組織の存在を嗅ぎつけ…
(シネマヴェーラHPより)

1957年(昭和32年)、本当にここは同じ東京なのか  と思わせる街並みと、
宇津井健が若くて、最初分からなかった(笑)
私が宇津井健を知った時は、既におじさんだったからなぁ  
他にも有名な俳優さんが出演しているけど、やっぱり若過ぎて判別出来ず(苦笑)
映画はかなり良く出来た作品で、恋愛&アクション&ミステリー&エロ…と、
見所が満載なのにかなり上手くまとまっていて、とても面白かった   


『ねじ式』 1998年

内縁の妻との別居、自堕落な生活の末の自殺未遂、そして旅に出たツベは…。
売れない貸し本漫画化・ツベのどん底生活を描いたロードムービー。
夢と現実の間を行き交うつげワールドに、石井輝男が映像で迫る。
メメクラゲに刺され医者を探して彷徨い歩くシーンは、まさに原作そのものだ!
(シネマヴェーラHPより)

つげ義春の幾つかの短編が、オムニバス形式で構成されている。
以前見た『盲獣vs一寸法師』のお金のかかって無い作りに衝撃だったので、まず思ったのは、ちゃんとお金かけて作ってるなぁという(笑)
機関車のシーンは、明らかにジオラマ  だけど、それはそれで雰囲気が出ていて良かったなぁ  
浅野忠信もイメージと合っていて良かった。
冒頭とラストの暗黒舞踏は、石井節炸裂  で、石井作品でお馴染みの役者さんも出演している。
つげ義春の世界と石井作品特有のセンスが相まって、不思議な世界を不思議に感じさせない、飽きさせない作品になっていて面白かった  


追加 『天城心中 天国に結ぶ恋』『つげ義春ワールド ゲンセンカン主人』の感想→ 
    『地獄』『徳川いれずみ師責め地獄』の感想→ 


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