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まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

路上での楽しみ

2005-10-12 00:05:51 | ほっと一息。
10月11日(火)。

今、妻子は、エディンバラから日本へ向う飛行機の上だ。子供を連れて長時間の移動は大変だ。でも妻も、日本に帰れることだし、イギリスへ来るときよりは、はるかに気が楽だろう。

さて、ウガンダでは、日本のトヨタ・ハイエースが「パブリック・タクシー」と呼ばれる主要交通機関となっている。車は白く塗られ、横に水色の線が特徴だ。

このパブリック・タクシーが、最近の僕とドライバーのマイ・ブームだ。タクシー・ドライバー達は、自分のタクシーのリア・ウインドウや、バック・バンパーに好きな言葉を書いて楽しんでいる。

中には、ファンのサッカー・チームの名前を書いてあったり、聖書やコーランの中の言葉を書いている。しかし中にはとんでもなく面白い連中がいて、渋滞や排気ガスで気が滅入る中、大笑いさせてくれる。最近笑った二つを紹介したい。

"Don't follow me. I'm also lost."
  (ついてくるなよ。俺だって迷ってるんだ。)

"Rich also crys"
  (金持ちでも泣く。)

今度もし笑えるのをカメラで撮ったら、また載せます。

感謝する犬

2005-10-08 01:55:48 | ほっと一息。
10月7日(金)、その2。

昨日、ホテルマネージャーの犬の耳血腫を手術した。
手術は成功。まだ部屋に閉じ込められているので、そのときの話でも書こう。

手術前まで、その犬はあまりの痛さに首をかしげ、僕には警戒心いっぱいだった。
ジャーマンシェパード、オス、8歳。耳はインド料理のサモサのようにパンパンに腫れ、熱を持っていた。この状態で一ヶ月我慢していたらしい。おかげで食欲もなく、やせている。こんな顕著な病状なのに、近所の獣医は診断出来ず、一回注射に来たっきりだそうだ。ウガンダの犬もかわいそうに。

注射による鎮静と麻酔で手術した。縫合のとき、麻酔も覚めかけていたので、皮膚を縫合針で貫く痛さに、その犬は悲鳴をあげ、抵抗した。

手術が終わり、痛いことをしたので嫌われて当然なのだが、それまで僕から逃げていた犬は、ふらふらの足で僕のところへ近づいてきて、体を寄せて挨拶した。
痛いのによく頑張った、と体を軽く叩いてやると、ふらふらとまた寝場所に戻って伏せの姿勢に戻った。

耳の中の圧力が抜け、痛くなくなったので、ずいぶん楽になったのだろう。しかし、犬は賢いものだ。自分で礼を言いに来るとは。僕も久しぶりに暖かい気持ちになった。

それはそうと、早くここから出せー!!マラリアはごめんだー!!
果てしない蚊との格闘は続くのであった。

論文のストレス

2005-09-04 23:18:56 | ほっと一息。
9月3日(土)。

今日は朝8時から9時までたっぷりテニス。
昼寝もして、一週間の疲れを十分癒すことが出来た。

午後になって電話があり、先週具合が悪くなって僕が家に見舞いに行った日本人学生が、修士課程を終えてガーナのNGOで研修をするので、持って行けない本などを我が家に持ってきた。

彼女は見違えるように元気になって、これからの仕事の希望に満ち溢れていた。

「私、ストレスに弱いのよねー。」
と笑っていたが、その時はコーヒーの飲みすぎと論文のストレスで胃を壊していて、本当に元気のない顔で別人のようだったのだ。

論文のストレス、恐ろしやー。

一年で終わりなんていいなあ。2年後の自分も論文のストレスで苦しむのだろうか?まあ、普段からコツコツ書いていくのが、きっとそうならない秘訣だろう。

新式のあいさつ

2005-08-11 06:38:26 | ほっと一息。
8月10日(水)。

ご無沙汰しております。
そろそろたまってきた変な写真を少しずつ紹介していこうかな。

エディンバラの夏の風物詩は、なんと言っても3週間続く祭りですが、まだ参加してないので、そちらについてはそのうちご紹介します。

今日の写真。

新式のあいさつ、ではなくて柔軟体操でーす。

巻き寿司ワークショップ

2005-07-18 22:16:00 | ほっと一息。
7月17日(日)。

今日は、博士課程を終えて帰国直前のガブリエル夫妻、研究で留守にしているルーカスの婦人、その息子ルイス、そして指導教官のエリック夫妻を家に招待した。

料理は天婦羅と、スモークサーモンを使った押し寿司、そして巻き寿司。
巻き寿司は、他の料理をあらかた楽しんでもらったところで、女性陣が集まり、知佐子が作り方を教え、ワークショップという感じだった。

その間男性陣は、ビートルズカラオケパーティー。僕がギターを弾いて、主にエリックが熱唱、ガブリエルも聴いて楽しんでいた。

天馬もルイスと遊べたし、みなさん巻き寿司の出来もなかなかで、久々に満足のいったパーティーだった。

しかし特筆すべきなのは、知佐子さんの英語の上達だ。容赦ないエリックのスピードにもついて行けているようでちゃんと英語で答えていたし、みんなに寿司の作り方を教えるとは、本当に上達したと思う。良かった、良かった。

ネパールからの手紙

2005-06-11 13:45:47 | ほっと一息。
6月10日(金)。

大学から帰って来たら、ネパールから一通の手紙が届いていた。
ネパールに住んでいたときの大家さんからだった。

数ヶ月前に、僕と住んでいたジリ村の村長が中心となって始めたお茶栽培はどうなったかと、近況報告も合わせて手紙を書いた。
すぐに返信が来て、お茶栽培は順調だし、皆も元気であるとのこと。

良い知らせに、すっかり安心して返信を書いていなかった。
そこで大家さんは届いたかどうか心配になって、もう一通書いてくれたというわけ。
「今度ネパールに帰って来たら、新しくトイレも作ったから、是非家に泊まってください。でも、来る前に前もって知らせてください。」
と、ネパール語で書いてあった。

文字を通してでも、ほっとする瞬間。さっそく返信することにしよう。
写真は従姉妹と一昨年に訪れたときの、大家さんの写真。真ん中の人ではない。左だよ。

休養

2005-06-06 07:35:25 | ほっと一息。
6月4日(土)。

朝起きると雨が降っていたので、テニスにも行かずそのまま寝ることにした。
若いときのように、寝ても寝ても寝たりない。
中学や高校のころの部活できついトレーニングで疲れた時のように、よく寝れた。

この週末は分厚い英語の「免疫学」には手も触れたくなかったので、ユリさんに借りている、村上春樹の「海辺のカフカ」を読み始めた。
疲れたときの小説はいい。全く違うことに夢中になれる(面白い本であれば)。

しばらく読んでうとうとすると寝、起きるとまた読み始める。
夕方に一度家族3人で買い物に行ったが、それ以外は一日中ゆっくりそんな風に過ごした。

今まで恥ずかしながら、これほど全神経を学問の関係に向けたことはなかった。
作曲で長時間集中していても、脳からエフェドリンが出ている状態で楽しかったし、疲労といえば、あとは部活や山、牧場、獣医の仕事で肉体的に疲労困憊したことしかなかった。
肉体的に疲れることについては経験豊富なので、コントロールしたり、予測したり出来るけれど、頭脳がどれほどの負荷に耐えうるかということについては、全く予測の尺度を持ち合わせていなかったし、オーバーロードした時どのようになるかも経験がなかった。
そういう意味で、今回は貴重な経験になった。

ユリさんから電話がかかってきて妻と話していたが、彼女にもそういうことはあったらしい。
PHPから出ている林望氏や、発展途上国で長年活躍されている獣医師の某先生など多くの方が、博士課程の大変さ、それからいずれ気がついたら道が開けていた、というような共通した表現をしている。
多分、自分だけではない。その道を行く人の多くが体験したことを、自分も通過している途中なのだと思う。皆さんには心配をおかけしてごめんなさい。

キレる文化

2005-05-15 22:40:08 | ほっと一息。
5月15日(日)。

今日は何かと面白い日でした。
朝8時から9時まで、エリベルトとヘラルドと一緒にテニス。

午前中ベルトを買いに駅前に行って、駅近くの芝生で大勢の人がアザラシのように寝そべって日向ぼっこしてるので、僕たちも参加しました。そよ風も吹いて気持ちよかった。
天馬は最近自立心が出てきたのですが、一人で人々の間を縫って歩いていって、気持ちのいいところに座っておやつを食べていました。今まではバイバイと手を振ればあわてて追いかけてきたのに、今日は平然と、バイバイしてました。気持ちよかったんだね。

夜は日本人6人と、日本語を話すイギリス人数名で、手打ちうどんパーティーをしました。
今回は、圧倒的に芸術家系が多かったです。新しい出会いがたくさんで、いい刺激になりました。
そこで早稲田大学に留学していた音楽大好きなクリスが、日本のキレる文化について学んだと話してくれました。

日本はバブルがはじけてから不況とともに落ち着いてきたけど、それまでは我慢して頑張る文化が美しいとされていたので、ぎりぎりまで精神的に追い詰めてしまってキレるケースが多かったという内容。

ついつい本気で頑張って自分を追い詰めてしまう、それ、大いに当てはまるなあ、と反省しました。そこのあなた、何人か今笑ったでしょ?
しかしその場にいた日本人達は、皆さんちょっと風変わりで、久々に面白い人たちに囲まれたな、という感じでした。

先週結構キてたからね。ホントいい息抜きになりました。

ホルヘ?

2005-05-14 21:51:28 | ほっと一息。
5月14日(土)。

今日は、チリ人とメキシコ人家族の2組を家に招待して、日本食パーティーをしました。
チリ人家族は、チリで野生動物のジステンパーウイルスを追う疫学博士課程のヘラルドと、奥さんのジェシカ、1歳の娘マイラの3人。
メキシコ人家族は、隣に住んでいる情報学博士課程のエリベルト、奥さんのパトリシア、3歳の息子エイブラハムの3人です。

ヘラルドと僕は大学で知り合い、奥様方3人は、大学のウーマンズクラブという英語教室つきサークルで知り合いました。当初の狙いは、奥様方の英語の練習の場を作ることでした。
母国語が違うので、英語で話すしかありません。それにイギリス人と話すと、相手のスピードが速すぎて分からないけれど、英語が第2言語の人同士話せば緊張しなくてよいからです。

いろんな人たちと付き合っているけれど、子持ち家族同士だと、子供の面倒を見ながらという感覚が同じなので気楽です。

一番おかしかったこと。
僕の名はこうへいといいますが、初対面のエリベルトに「コーヘイ」と自己紹介したら、「何で日本人なのにそんな名前なの?」ときかれました。
??
よく聞いてみたら、メキシコで一般的な名前、「ホルヘ」と勘違いしていました。みんなで大笑い。

大人たち同士も、子供達同士も仲良くなって、来週みんなでハイランドへ行くことになりました。